トム・ハレル新グループ”Something Gold, Something Blue”始動


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アンブローズ・アキンムシーレ、チック・コリア“ ヴィジル”のチャールズ・アルトゥーラを迎えたトム・ハレルの新グループ“Something Gold, Something Blue”始動

2007年にHigh Noteと契約、第一作をリリースして以来、その都度異なるバンド、コンセプトを見せる現代屈指のクリエイター、トム・ハレルの最新作が登場。

自己のレギュラーバンドに、エスペランサ・スポルディングを加えた2ベース作品、鬼才マーク・ターナーを迎えた2管作品、そして前作では、ラヴェル、ドビュッシーの楽曲をアレンジした作品と、その挑戦には驚くばかりですが、本作もまた新たなプロジェクト“Something Gold, Something Blue”での作品発表となりました。

ウゴンナ・オケグォとジョナサン・ブレイクという不動のリズム・セクションを土台に、今回は、アンブローズ・アキンムシーレを迎えた2トランペット編成。実にアキンムシーレとトム・ハレルは、このたびの第64回ダウンビート・マガジンのクリティックス・ポールのトランペット部門のトップ・アーティスト。加えて、チック・コリアのヴィジルにも参加し、一躍その存在が知られたチャールズ・アルトゥーラを迎えた編成というのですから、それだけで期待に胸も高まります。

トム・ハレルの構想/アレンジのもと、モチーフが絡み織りなされ、大きな枠組みの曲構成がなされていくのは従来通り。各楽器のヴォイスを独立して活かしながら共鳴させるなど、テーマのハーモニーの綾にも緻密な計算がされています。それでいて音楽に理由もなくゾクゾクさせられるのには、楽曲の構想の面白さと各メンバーに自由なスペースがあり、そのスペースを自在に活かし発展させるアーティストの才能がほとばしるから。特に、M6をはじめ確固としたコード進行/ リフによるアンサンブルとソロが拮抗して行く演奏には、トム・ハレルの真骨頂が見えます。また注目は、4曲目にオメル・アヴィタルをフィーチャーしているところ。ここでオメルはウードで参加。中近東のアラヴィックな旋律を全面に取り入れた演奏は作品の世界を拡張。エスニックなムードが色濃く底に流れる展開にあって、ウード(+ベース+ドラム)のトリオとトランペット&フリューゲルのソロ、またギターのソロが絡みあい、描き上げて行く壮大なサウンドは音で描く絵巻のようでもあります。

10月、ヴィレッジ・ヴァンガードに、このバンド・コンセプト“Something Gold, Something Blue”で出演も決定。バンド・メンバーは、アキンムシーレの代わりにデイヴ・ダグラス、ドラムがジョナサン・ブレイクでなくE.J.ストリックランドになるようですが、事実上リリース発表の意味もかねてのライヴとなる様子。NYのジャズ・シーンにおいて常に新しいものを創造し続けるトム・ハレルからやはり目が離せません!

収録曲


01. Circuit
02. Travelin’
03. Trances
04. Delta of the Nile
05. Keep On Goin'
06. View
07. Body and Soul
08. Sound Image
09. The Vehicle

Tom Harrell (tp,flh)
Ambrose Akinmusire (tp)
Charles Altura (g)
Ugonna Okegwo (b)
Johnathan Blake (ds)
Omer Avital(oud on M4)


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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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