1970年代初頭のブリティッシュ・ハード・ロック・シーンからその後のNWOBHMムーヴメントまでを駆け抜けたトリオによる3作目。
メタリカや日本の人間椅子らがカヴァーした「ブレッドファン」やビッグ・ジョー・ウィリアムスの「ベイビー・プリーズ・ドント・ゴー」、ドラマティックな「ペアレンツ」などトニー・ボージのギター・リフが牽引する個性的なサウンドが炸裂する作品。アートワークはロジャー・ディーンが手がけた。オリジナル発表年：1973年

新ドラマーにピーター・チャールズ・ブートを迎えて制作された通算4作目は彼らの最高傑作との呼び声も高い名盤。
トリオ編成の臨界点に達したかのような強烈なエネルギーを放出しながら緻密なアレンジも聴かせる完成度の高い作品。デビュー前のヴァン・ヘイレンもプレイした表題曲を始め、メタリカがカヴァーした「脳手術の失敗」や「リヴィング・オン・ユア・オウン」などのちのヘヴィ・メタルのルーツとも言える名曲ばかりを収録。オリジナル発表年：1974年。

その後長きに亘ってバンドの屋台骨を支えるスティーヴ・ウィリアムズがドラマーになって発表された通算5作目にしてMCAレコーズでの最終作。
アイアン・メイデンもカヴァーした「アイ・キャント・シー・マイ・フィーリング」やアンディ・フェアウェザー・ロウ作の「アイ・エイント・ノー・マウンテン」、彼らの代表曲のひとつである組曲「ナポレオン・ボナパルト」などを収録。より洗練されたサウンドは多くのファンの支持を得た。オリジナル発表年：1975年。