【インタビュー】ザ・マジック・ナンバーズ『アウトサイダーズ』


【インタビュー】ザ・マジック・ナンバーズ『アウトサイダーズ』


ストッダート&ギャノン2組の兄妹によるUKの実力派カルテットバンド、ザ・マジック・ナンバーズ4年ぶりの5thアルバム『アウトサイダーズ』発売を記念して、バンドのフロントマンでもあるシンガー/ギタリスト、ロメオ・ストッダートにインタビューを行ないました!

◇   ◇   ◇

― HMVオンラインでのインタビューは今回が初めてですよね? マジック・ナンバーズについてロメオさんからご紹介をお願いします。

HMVのインタビューにワクワクしてるよ。僕たちマジック・ナンバーズは2組の兄妹からなっていて、自分たちが愛する方法でロックンロールを演奏してるよ。

僕はリードシンガー、作曲&ギタリストのロメオだよ。性格的には凄くのんびり屋さんなんだけど、100%音楽に身を委ねている。それが僕の人生さ。僕は音楽で人を感動させたい、みんなが曲だけでなくバンドも信じるようになって欲しいんだ。

― ニューアルバム『アウトサイダーズ』の発売おめでとうございます。4年ぶりですよね。なぜ一旦活動を休止しようと思ったのでしょうか?また、なぜこのタイミングで新作をリリースしようと思ったのですか?

前のアルバムが4年も前だなんてクレイジーだね。その間忙しくて、他のアーティストのために曲をレコーディングしたり。僕はマンチェスターのレン・ハーヴューという特別なアーティストのために曲を作ってたよ。それはまさに”愛の労働”だったね。一方で妹のミシェルは「Pieces」っていう2枚目のソロアルバムをリリースしたり。

というわけで、この『アウトサイダー』をみんなに届けるのが待ちきれなかったよ。それは新しいものを紹介するだけでなくて、本当にバンドの音とエネルギーを捉えているからね、特に作詞作曲の部分で。

― アルバムのタイトル「アウトサイダーズ」にはどういった思いを込められていますか?

曲の気分や歌詞を反映したタイトルへのロマンスがあるよ。実際、音楽や自分達の生活の中で僕らが創り出すもの以外のいかなる状況にも属していないような気がしてる時は、僕たち自身の道を歩むのにすごく役立っているんだ。社会の不適応者、拒絶反応と孤独のための愛の歌。ルールに従うのが難しく、いわゆる普通の生活では失敗してしまうような人たちへの頌歌だよ。

― レコーディング中のエピソードを教えてください。

このアルバムの制作は本当に楽しかった。アルバムの中でその雰囲気を感じることができると思うよ。イーストボーンのEcho Zooスタジオでプロデューサーのデイヴ・リンチ(Dave Izumi Lynch)と作業するのが何よりの時間だったよ。彼は僕らの仲間のひとり。すべては彼とのスタジオ作業のおかげだと思う、作業がとても早くてね。すべての意思決定が自然で、本能に基づいている。何ひとつやり残したことはないよ。

来年には別のアルバムに取りかかるつもりだということは間違いないね。スタジオにいるソングライターとしての僕の時間を鼓舞し、他のアーティストをプロデュースして、自分が作りたいものについてもっと学んだよ。

― 日本のボーナストラックとして収録されているカヴァー曲について教えてください。

ニール・ヤングの「レッキング・ボール」は僕のお気に入りの曲で、この曲のエミルー・ハリスのヴァージョンが特にお気に入り。ボブ・ディランもニールも僕の好きなシンガーソングライター。数年前にライヴでディランの「アイ・シャル・ビー・リリースド」をカヴァーしてたんだけど、いい機会だからってことで今回スタジオでやってみたんだ。

アンジェラが歌っている「パパ・ワズ・ア・ロデオ」は美しいね。彼女は本当に素晴らしい声を持ってる。ささやくように歌っているときは特にね。カヴァー曲の中でも僕のお気に入りさ。

― 素敵なアートワークですね。コンセプトは? 今作のアートワークにはどのような意味やメッセージが込められていますか?

「Sniffin Glue」(イギリスで最初のパンクファンジン)の様な初期のUKファンジンのDIYパンクスピリットにインスパイアされたんだ。僕は特にあの美学が好きなんだ。若々しく、楽しくでも力強くて、勇敢な感じ。友達のニーヴ・マーレイ(Niamh Murray)が作ってくれたブックレットも好きだよ。それぞれの曲のためのイメージを明確にしておきたかったんだ。


7/6、7 ザ・ワイルド・ハーツのアコースティックライヴにゲスト出演!


― マジック・ナンバーズの音楽はどんなものに影響されていますか?音楽、バンド、その他の芸術など何でもいいので教えてください。

パティ・スミスの自伝「ジャスト・キッズ」は、僕がこれまでに読んできた中でも最も感動的な本だよ。彼女は信じられないほど素晴らしい。あと、プリテンダーズもまた好きになったよ。クリッシー・ハインドはいまだにエネルギッシュだね。ほかにも、サン・ラ、スティーヴィー・ワンダー、ニール・ヤング、ジミ・ヘンドリックスには常に影響を受けてる。

ティム・ハーディン、メアリー・マーガレット・オハラ、ジュディ・シル、シャングリラスみたいな60年代ガールズクループにも影響を受けてるね。まだまだあるよ。ボ・ディドリーや50年代ロックンロール、哀しみのベラドンナ。ケンドリック・ラマー、カート・ヴァイル、ジェームス・スザラプスキーの「Heartworn Highways」ってところかな。

― マジック・ナンバーズは2組の兄妹から成り立ってますよね?兄妹の良い部分、悪い部分は?

良い部分も悪い部分も100%全て自分自身だよ。それが現実、常にね。やってくるのも全て良いことも悪いことも。

― 最近どんな音楽を聴いていますか?

よく聴いてるのは、レン・ハーヴュー、ザ・ゴート・ローパー・ロデオ・バンド、ペネローペ・アイスルズ、トゥルーディ&ザ・ロマンス、ハンギング・スターズ、カット・ワームス、キング・ギザード & ザ・リザード・ウィザードかな。

― 2005年にフジロックで来日してますよね。日本はどうでしたか?何か日本での思い出を教えてください。

日本にまた行くのが待ちきれないよ。恍惚とさせるんだ。それが全てさ。フェスとその時に会った素晴らしい人達を覚えてるよ。フランツ・フェルディナンドのツアーで会ったファンの人たちからの写真をまだ持ってるよ。彼らがプレゼントしてくれて、絶対忘れないよ。

僕らの夢の一つだったフジロックも愛してる。日本のステージで日本語を話すのを手伝ってくれた人と友達になったよ。いつもタイムトラベルのように感じるよ。日本にいると何だか未来にいるような感じだね。その感じが好きなんだ。

― マジック・ナンバーズの今後の目標を教えてください。

もっとレコーディングしなきゃ。時間を無駄にしないようにね。旅を楽しんで、どこへでもツアーに行くよ。存分に楽しんで最高のバンドになるよ。素晴らしいライヴバンドとしてみんなの記憶に残れるように心と魂を音楽に注ぎ込むよ。僕はバンドを愛してるし、みんなにも愛してもらいたいな。

― 日本のファンへメッセージをお願いします。

やっとみんなに会うために日本に行ける。すごくワクワクしてる。僕らはみんなのために今までで最高の演奏をするよ、必ずね。沢山の愛を。



Outsiders


収録曲
01. ショットガン・ウェディング
02. ライド・アゲンスト・ザ・ウィンド
03. ランナウェイズ
04. スウィート・ディヴァイド
05. ウェイワード
06. ザ・キーパー
07. ドリーマー
08. パワー・ラインズ
09. ロスト・チルドレン
10. シング・ミー・ア・レベル・ソング
11. パパ・ワズ・ア・ロデオ (日本盤ボーナストラック)
12. アイ・シャル・ビー・リリースド (日本盤ボーナストラック)
13. レッキング・ボール (日本盤ボーナストラック)


The Magic Numbers(ザ・マジック・ナンバーズ)

2002年、ロメオ、ミシェルのストッダート兄妹とショーン、アンジェラのギャノン兄妹により結成。2005年、デビューアルバムとなる『ザ・マジック・ナンバーズ』を発売。このアルバムは全英アルバムチャートTOP10入りを果たし、ダブルプラチナセールスを記録。

マーキュリー・アワーズ、NMEアワーズなど様々な賞にノミネート、全国ツアーではブライアン・ウィルソン、ニール・ヤング、ザ・フレイミング・リップス、ソニック・ユースらとの共演を果たし、フジロックファスティバルへの出演も話題となった。

2006年2月には日本武道館で行なわれたフランツ・フェルディナンドの来日公演のオープニングアクトを務め、初の単独公演も行なう。11月には2ndアルバム『ゾーズ・ザ・ブロウクス』をリリース。2010年、3rdアルバム『ザ・ランアウェイ』をリリース。同年、ロメオはエドウィン・コリンズのアルバム『ルージング・スリープ』にゲストミュージシャンとして参加。

2014年、4thアルバム『Alias』をリリース。そして2018年、約4年ぶりとなる5thアルバム『アウトサイダーズ』を5月11日に発売。

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