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1967年のデビュー以降数々の作品を発表し、12回のグラミー賞受賞、3回のアメリカン・ミュージック・アワード受賞、2つのカントリー・ミュージック・アワード受賞を含む幾多の音楽賞を受賞し、全米のみで3,000万枚のアルバム・セールスを記録し、ロックの殿堂入りも果たす、まさに「アメリカ」を代表するアーティスト、リンダ・ロンシュタット。黒い髪と大きな瞳、そして艶のある歌声で世界中から愛され、幅広いジャンルのアーティスト達からも愛される歌姫だ。
彼女が1977年に発表した通算8作目となるアルバム『Simple Dreams』は、彼女のその輝かしいキャリアの中でも最も成功したアルバムとして知られている名作だ。この作品は当時29週にも渡って全米チャート1位を独走していたフリートウッド・マックの『Rumours』を抜いて全米アルバム・チャートNo. 1に輝き、また全米カントリー・チャートでも同じく15週にわたって1位を独走していたエルヴィス・プレスリーの『The King』を抜きNo. 1を記録、全米のみで300万枚を超えるセールスを記録し、彼女にとっては5作連続でプラチナム・ディスクを獲得するアルバムとなった。グラミー賞では「Best Recording Package」を受賞した今作は、全米のみならずオーストラリアやカナダでも1位を獲得し、ヨーロッパ各国でもチャート上位を記録し、全世界から愛されるアーティストであることを証明している。
まさにクラシックな名盤として知られるこのアルバムには、全米チャート5位を記録したバディ・ホリーの「It's So Easy」や、全米ポップ・チャート3位とカントリー・チャートで2位を記録したロイ・オービソンの「Blue Bayou」（この曲は発表翌年となる1978年に「Record of the Year」と「Best Pop Vocal Performance Female」部門を受賞）といったヒット曲に加え、ウォーレン・ジヴォンの「Poor Poor Pitiful Me」やザ・ローリング・ストーンズの「Tumbling Dice」といったファンの間でも非常に人気の高い楽曲が収録されている。また、リンダと並びカントリー御三家として知られるドリー・パートンもトラディショナル・バラード「I Never Will Marry」に参加、素晴らしいハーモニーを聴かせてくれているのも、今作のハイライトの一つだろう。
この名盤のリリースから40年という記念すべき年を迎える2017年、今作が40周年記念エディションとして生まれ変わる事となった。最新リマスター音源を使用したオリジナル収録楽曲に加え、ボーナス・トラックとして「It's So Easy」、「Poor Poor Pitiful Me」、そして「Blue Bayou」のライヴ音源を追加収録した、全13曲入り1枚組仕様での発売となる。この3曲のボーナス・ライヴ・トラックは、1980年に米TV局HBOが放送したコンサートからの音源であり、オーディオ・トラックとしては今回が初出の楽曲となっている。
リリース情報
■リンダ・ロンシュタット『Simple Dreams (40th Anniversary Edition)』
輸入CD（8122.793423）：2017年9月15日発売
輸入LP（8122.793421）：2017年9月15日発売
[収録曲]
01. It's So Easy
02. Carmelita
03. Simple Man, Simple Dream
04. Sorrow Lives Here
05. I Never Will Marry
06. Blue Bayou
07. Poor Poor Pitiful Me
08. Maybe I'm Right
09. Tumbling Dice
10. Old Paint
11. It's So Easy (Live) *
12. Blue Bayou (Live) *
13. Poor Poor Pitiful Me (Live) *
* bonus tracks
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