"ジャズの王様"ルイ・アームストロングと"ファースト・レディ"エラ・フィッツジェラルドによる56年録音の大ヒット作『エラ・アンド・ルイ』の翌年に再び共演した続編作品。オスカー・ピーターソン・トリオとドラムスのルイ・ベルソンのバックを従え、「サヴォイでストンプ」や「アイ・ウォント・ダンス」等の名曲を軽快に楽しく仕上げている。

40年代から活動を始めた、アメリカの名ジャズ・ヴォーカリスト、エタ・ジョーンズの、名門Prestige移籍後60年にリリースした代表名盤。「Don't Go To Strangers」のヒットで一躍有名に。プロデューサーは、ルディー・ヴァン・ゲルダー。テナー/フルート奏者Frank Wess、ピアニストRichard Wyands等が参加。

60年代後半から70年代初頭の楽曲カバーで構成された71年リリースの傑作。ビートルズの「Here Comes The Sun」や、ボブ・ディランの「Just Like A Woman」、多くの人がカバーしているジェリー・ジェフ・ウォーカーの「Mr. Bojangles」など、大名曲達が、圧巻の歌唱で全てニーナ・シモンのものとなっている。

2000年以降、ジャズ文化が花開くオーストラリア出身の歌姫、キンバ・グリフィスの3管ギター入りコンボの伴奏による2015年の自主製作アルバムが、待望のアナログ化。アンサンブルも含め軽やかで洒落た雰囲気を湛えながら、丁寧に歌詞とメロディーを紡ぐ歌唱は、硬派なハードバップ演奏によりチャーミングに際立つ。ハートフル&ムーディーな傑作。

魅惑のシルキー・ヴォイス、カラブリア・フォーティーの2019年作品。ピアノのロジャー・ケラウェイ、ドラムのピーター・アースキン率いるピアノ・トリオにストリングスオーケストラが参加、各曲にゲストをフィーチャーした究極のラブソング集。圧巻はカラブリア自身のアレンジ、ギターカルテットのバックでしっとり歌い上げる「Waltz For Debby」。