Vol.5 HIBIYA COTTAGEをつくる人々

日比谷の街を楽しむ人達のHUB(拠点)として あらゆる女性の興味に応えられる 「HIBIYA COTTAGE」に期待しています

多くの女性たちが「HIBIYA COTTAGE」を魅力的な本屋にすべく力を注いでいます。そんな彼女たちがこの本屋に込めた思いを紹介していく本コーナー。 第5回目は、東宝株式会社で「日比谷シャンテ」の運営に携わる安武美弥さん。「HIBIYA COTTAGE」が入居する「日比谷シャンテ」は昨年開業30周年を機に、大幅なリニューアルをおこないました。変わりゆく日比谷の街への思い、そして「HIBIYA COTTAGE」への期待をお伺いしました。


―― 2017年、「日比谷シャンテ」は30周年を迎え、開業以来最大規模のリニューアルをおこないました。どのような思いでリニューアルに踏み切られたのでしょうか。

安武:ビルとして外観や設備をリフレッシュする必要性は、かねてより社内で検討されていました。
開業30周年という良いタイミングであったことと、同じ時期に「東京ミッドタウン日比谷」がオープンしますので、街自体も大きく変わっていきます。そこに合わせてのリニューアル計画でした。 大規模なリニューアルになりましたが、街との調和を意識しすべてを新しくしたわけではありません。

既存のお客様は“変わらないシャンテ”が好きとおっしゃってくださる方が多くて。そういうお客様は30年前に日比谷でOLをされていて、家庭に入って、子育てを終えて、また観劇や映画がきっかけで日比谷に遊びに来られて……というように、ご自身の思い出を日比谷の街やシャンテに重ねられているような方が多いのです。本当にありがたく、大切にしなければと思っています。

もちろん新規のお客様にも、新しいシャンテの魅力を打ち出し、沢山の方々にファンになっていただきたい。
そういう感謝とおもてなしの気持ちを今回のリニューアルに込めました。 観劇や映画など従来のシャンテらしいエンターテインメントの香りを残しつつ、雑貨や身の回りなど、お買い物がしやすい新しいお店を増やしています。
日常使いから夜需要にも応えられるように飲食フロアも強化し、今まで以上にランチやお仕事帰りに寄ってもらえるようになることを目標にしています。




―― 実際フロアを歩いて、すっかり綺麗にリニューアルされていてびっくりしました。ただ、空気感と言うか、ゆったりとした過ごしやすさは昔のままですね。

安武:だいぶ雰囲気は変わりましたが、大人の女性が寛げるあたたかみのある空間は変わっていません。
シャンテのB2階は地下鉄・日比谷駅から直結して、利便性もあがりました。隣の「東京ミッドタウン日比谷」とも地下で繋がっています。


―― 変わりゆく日比谷の街への思いをお聞かせください。

安武:「日比谷シャンテ」を運営する東宝は、1932年ここ日比谷の地で映画館や東京宝塚劇場を開場し、日比谷を映画・演劇の街としてしっかり耕してきた自負があります。もちろん日比谷が商業やオフィスの街として栄えることも大歓迎ですが、それに負けないエンターテインメントの街ということをもう一度打ち出していきたいと思っています。
「東京ミッドタウン日比谷」内にオープンする「TOHOシネマズ日比谷」は13スクリーンという都内最大級のシネコンですし、単館系の良質な作品を上映している「TOHOシネマズシャンテ」をはじめ、「東京宝塚劇場」「日生劇場」「シアタークリエ」少し離れてますが 「帝国劇場」 といった劇場が軒を連ね、まさに日比谷ブロードウェイともいえる街になっていくのではないでしょうか。



―― 日比谷にオープンする本屋、「HIBIYA COTTAGE」への期待をお聞かせください。

安武:日比谷の街を楽しむ人達の、「HUB(拠点)」のような存在になってくださるのではないかと思っています。
例えばエンターテインメントを楽しむ人が、「HIBIYA COTTAGE」に行けば、更に興味を深められる本に出会えたり。
反対に「HIBIYA COTTAGE」で映画や演劇に興味を持った人が、実際に劇場へ足を運んでくれたり。
もちろん、エンタメ以外にも、ファッションやビューティーなど、あらゆる女性の興味に応えられる場所になりそうなので、いろいろ一緒に日比谷を盛り上げていけそうだなと思って期待しています。
イベントなども、ぜひ一緒にやりたいですね。 ゆくゆくは「HIBIYA COTTAGE」が注目して、魅力を発信してきた作家さんの作品が劇場で上演されるような、そういう逆パターンがあっても素敵だなと思っています。



―― これからの街の変化がとても楽しみです。お話をうかがって、日比谷の街にかける思いの強さをひしひしと感じました。

安武:不思議なのですが、日比谷という名前の地名(住所表記)はどこにもないのです。
「日比谷シャンテ」の住所も、千代田区有楽町です。でも、日比谷という名前はしっかり根付いていて、大切にされています。
なんとなく上品な大人の街というイメージもありますしね……。

これから「東京ミッドタウン日比谷」がオープンして、来街客が増えて賑やかになって、オフィスワーカーも増え、商業も発展して……となっていくのでしょうが、たぶん他の大きな街の喧騒とは違う賑わいになるのではないかと思っています。
この大きな変化をきっかけに、「街を楽しくしていこう」という機運が日比谷に関わる人達の中で高まってきています。
“チーム日比谷”じゃないですけど、会社の垣根を越えて、独自の街の賑わいを一緒に作っていけたらいいなと思っています。



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