MELOCLASSIC

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  • 東ドイツにおける伝説的ソ連のピアニスト 1953-1960

    ソ連のピアニスト好きのみならずピアノがお好きな方々全員にたまらない2CD。モスクワ音楽院の門下生である4人のピアニストが東ドイツで行った録音が収録されています。
     圧巻はニーナ・エメリヤノヴァ[1912-1998]。彼女は、1915年生まれのスヴィヤトスラフ・リヒテル、1916年生まれのエミール・ギレリスと並んでソ連の1910年代生まれのピアニストを代表する一人ですが、極めて卓越したピアニストでありながら国際的な活躍をせず、録音もほとんど知られておらず、専ら名教師(母校モスクワ音楽院の教授を長年務めた)としてばかり知られていました。ですのでこのベルリンでのラフマニノフのピアノ協奏曲第3番の録音は大変貴重。ややピアノの遠い録音でも彼女の高度な技術と女性的な情熱溢れる強い表現意欲が良く伝わってきます。伴奏が巨匠ヘルマン・アーベントロートというのがまた凄い!
     タチアナ・ゴルドファルブ[1914-1964]も強烈。ウクライナのオデッサ生まれ。モスクワでゲンリヒ・ネイガウスに学び大きな影響を受けましました。1937年のショパン・コンクールで第9位入賞。しかし程なくして第二次世界大戦が勃発。戦後も西側に出ることはありませんでしました。1958年からジョージア(グルジア)のトビリシ音楽院で指導にあたり、さらに49歳の若さで亡くなってしまったため、幻の名ピアニストになってしまいました。この1955年のチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番は実にスリリング。これぞソ連のピアニストと言うべき強靭なゴルドファルブのピアノが、じっくり腰を据えたフランツ・コンヴィチュニー指揮のオーケストラと何度もぶつかり合い、こうした競争タイプの協奏曲も実に楽しいもので、そしてこの録音を聴くだけでゴルドファルブの名前は確実に頭に刻み込まれることでしょう。
     レフ・オボーリンとタチアナ・ニコラーエワについては多くを語る必要はないでしょう。オボーリンがヘルベルト・ケーゲルと共演したベートーヴェンの『皇帝』協奏曲、ニコラーエワがオトマール・スイトナー指揮のシュターツカペレ・ドレスデンと共演したモーツァルトのピアノ協奏曲第22番は、どちらもそれぞれだけで大きな話題となるお宝音源といえるでしょう。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第3番ニ短調 Op.30

     ニーナ・エメリヤノヴァ(ピアノ)
     ヘルマン・アーベントロート指揮、ベルリン放送交響楽団
     録音:1953年11月15日 東ベルリン(放送用セッション)

    ● チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調 Op.23

     タチアナ・ゴルドファルブ(ピアノ)
     フランツ・コンヴィチュニー指揮、ベルリン放送交響楽団
     録音:1955年4月21日 東ベルリン(放送用セッション)

    ● ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』

     レフ・オボーリン(ピアノ)
     ヘルベルト・ケーゲル指揮、ベルリン放送交響楽団
     録音:1960年10月23日 東ベルリン(放送用セッション)

    ● モーツァルト:ピアノ協奏曲第22番変ホ長調 K.482

     タチアナ・ニコラーエワ(ピアノ)
     オトマール・スイトナー指揮、シュターツカペレ・ドレスデン
     録音:1960年10月30日 ドレスデン(放送用セッション)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ハンス・リヒター=ハーザー/ドイツでのピアノ・リサイタル 1948-1970

    ピアノ・コンサート

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    ドレスデン生まれの名ピアニスト、ハンス・リヒター=ハーザー[1912-1980]はベートーヴェン弾きとして名高く、残された録音もベートーヴェンがとても多く、これにブラームスが続きます。しかし彼のレパートリーは独墺系に留まるものではなく、もっとたくさんの作曲家を聞きたいというファンの願いは強くありましました。
     このCDでは、ウェーバーの素敵なピアノ・ソナタ第2番、シューマンの交響的練習曲、ショパン、リスト、ドビュッシー、そしてスクリャービンも収められ、この名ピアニストに広く接することができます。もちろんブラームスのピアノ・ソナタ第3番は極めつけです。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ウェーバー:ピアノ・ソナタ第2番変イ長調 Op.39
     録音:1953年7月20日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● ハイドン:アリエッタと20のヴァリエーション イ長調 Hob.XVII:2
    ● ショパン:演奏会用アレグロ イ長調 Op.46
     録音:1953年5月18日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ブラームス:ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調 Op.5
     録音:1954年11月5日 フランクフルト・アム・マイン

    ● ベートーヴェン:幻想曲ト短調 Op.77
    ● リスト:6つの慰め
     録音:1960年1月20日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● モーツァルト:ロンド イ短調 K.511
    ● ベートーヴェン:アンダンテ・ファヴォーリ ヘ長調 WoO.57
    ● シューマン:交響的練習曲 Op.13
     録音:1970年12月4日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ドビュッシー:喜びの島
     録音:1958年11月14日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ドビュッシー:2つのアラベスク
     録音:1960年2月25日 バーデン=バーデン(放送用セッション)

    ● スクリャービン:ピアノ・ソナタ第10番 Op.70
     録音:1957年10月14日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

    ● スクリャービン:悪魔的詩曲 Op.36
     録音:1948年12月15日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

     ハンス・リヒター=ハーザー(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ステファン・アスケナーゼ/ドイツでのピアノ・リサイタル 1952-1968

    ピアノ・コンサート

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    ステファン・アスケナーゼ[1896-1985]は、当時オーストリア=ハンガリー帝国領だったレンベルク(現在のウクライナのリヴィウ)生まれのピアニスト。レンベルクは元々ポーランド王国の都市でポーランド文化も色濃く残っており、アスケナーゼはポーランド生まれのショパンを敬愛しショパン弾きとして一世を風靡しました。一方で彼は帝国の首都ウィーンで学んだことでオーストリアのピアニストの性格も強く、ポーランドのピアニストのように祖国愛を前に出したショパンでも、フランスのピアニストのように華麗なショパンでもなく、しっとりとした情感に満ちた深みのあるショパンを奏でました。二度の世界大戦に巻き込まれたため最も活躍したのは1950年代で、この頃DGが彼を起用して集中的にショパンを録音しています。しかし99歳で亡くなる頃には知る人ぞ知るピアニストになってしまいました。
     この2CDには全盛期のアスケナーゼのショパンがたっぷり収録されています。練習曲 Op.10は昨今のショパン演奏からすると地味に感じられるかもしれませんが、落ち着き払った上品な味わいが素晴らしいもの。夜想曲はまさに月夜のロマンティシズム。そうしたアスケナーゼの特色は、おそらく商業録音では残さなかったラヴェルの『高雅で感傷的なワルツ』でなお一層顕著。明るく色彩的なラヴェルの音楽が夜の光に照らされたように妖しく光っています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ショパン:12の練習曲 Op.10
     録音:1959年12月1日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

    ● ショパン:夜想曲集
     夜想曲 変ロ短調 Op.9-1
     夜想曲 変ホ長調 Op.9-2
     夜想曲 ロ長調 Op.9-3
     夜想曲 ヘ長調 Op.15-1
     夜想曲 ト短調 Op.15-3
     夜想曲 ロ長調 Op.32-1
     夜想曲 変イ長調 Op.32-2
     夜想曲 ト短調Op.37-1
     夜想曲 嬰ヘ短調 Op.48-2
     録音:1962年2月2日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ショパン:ポロネーズ 嬰ヘ短調 Op.44
     録音:1952年4月26日

    ● ショパン:ワルツ集
     変ニ長調 Op.64-1『小犬のワルツ』
     嬰ハ短調 Op.64-2
     変イ長調 Op.34-1『華麗なる円舞曲』
    ● シューマン:クライスレリアーナ Op.16
     録音:1955年9月9日  ハンブルク(放送用セッション)

    ● ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ
    ● ソレール:ソナタ 嬰ヘ長調 R90
    ● ソレール:ソナタ 嬰ハ短調 R21
     録音:1968年5月5日 ベルリン(放送用セッション)

     ステファン・アスケナーゼ(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • 伝説的フランスのピアニスト

    ピアノ作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    フランスのピアニスト、マドレヌ・ド・ヴァルマレート[1899-1999]とモニク・アース[1909-1987]の1960年前後の録音を収録。特にド・ヴァルマレートの録音が貴重です。
     ド・ヴァルマレートはパリ近郊モントルイユの生まれ。1907年(つまり8歳くらい)からパリ音楽院で徹底した英才教育を受け、1911年にはイシドール・フィリップの門下生となりました。1913年には音楽院の一等賞を受けています。両大戦間には国際的に華々しく活躍していました。第二次世界大戦中はフランス国内に留まらざるを得ず、第二次世界大戦後はエコール・ノルマルやグルノーブル音楽院などで教職に就いたとはいえ、あまりにも録音が少なく幻の中の幻のピアニストでした。ちなみに彼女はマルセイユに住み、100歳の誕生日を迎えた5日後に亡くなっています。粋で洒落たサン=サーンスのピアノ協奏曲第2番も素晴らしいのですが、ド・ヴァルマレートの美質はモーツァルトのジュノーム協奏曲の方がよく表れているといえるでしょう。これほどに柔らかく夢見心地のモーツァルトのピアノは他にありません。
     モニク・アースは、パリ生まれでラザール・レヴィ門下の名高いピアニスト。ERATO録音のドビュッシーとラヴェルの網羅的な録音は今日でも名盤として親しまれています。フランス音楽を得意とする一方、アースはモーツァルトも素晴らしく、「Meloclassic」から発売された過去のCDでも洗練されたモーツァルトを聴かせてくれましたが、室内楽の録音は珍しいところ。パスキエ三重奏団と共演したピアノ四重奏曲は今一つ冴えない録音にもかかわらずパリ流モーツァルトの洗練美を堪能できます。そして彼女がおそらく商業録音を残さなかったフランクの交響的変奏曲も貴重です。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番ト短調 Op.22

     マドレヌ・ド・ヴァルマレート(ピアノ)
     アンドレ・オードリ指揮、フランス交響楽団
     録音:1959年7月11日 マルセイユ(ライヴ)

    ● モーツァルト:ピアノ協奏曲第9番変ホ長調 K.271『ジュノーム』

     マドレヌ・ド・ヴァルマレート(ピアノ)
     エリック・ポール・ステクル指揮、RTFフィルハーモニー管弦楽団
     録音:1962年8月20日 パリ(ライヴ)

    ● フランク:交響的変奏曲

     モニク・アース(ピアノ)
     アントン・ケルシェス指揮、アムステルダム芸術月間管弦楽団
     録音:1964年1月5日 アムステルダム(ライヴ)

    ● モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番ト短調 K.478
    ● モーツァルト:ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.493
    ● モーツァルト:ピアノと管楽のための五重奏曲変ホ長調 K.452

     モニク・アース(ピアノ)
     パスキエ三重奏団
      ジャン・パスキエ(ヴァイオリン)
      ピエール・パスキエ(ヴィオラ)
      エティエンヌ・パスキエ(チェロ)
     フリッツ・フィッシャー(オーボエ)
     ヴァルター・トリープスコルン(クラリネット)
     ヴェルナー・ビュットナー(ホルン)
     ヘルベルト・アントン(ファゴット)
     録音:1956年7月2日 ルートヴィヒスブルク(ライヴ)

    ● ラモー:ガヴォットと6つのドゥーブル
    ● F.クープラン:神秘の障壁
    ● F.クープラン:ティク・トク・ショク

     モニク・アース(ピアノ)
     録音:1950年5月13日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ヴィルヘルム・ケンプ/フランスでのピアノ・リサイタル 1955-1961

    ピアノ・コンサート

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    20世紀ドイツの偉大なピアニスト、ヴィルヘルム・ケンプ[1895-1991]がフランスで行ったリサイタル2種のライヴ録音(ただし拍手はまったく入っていません)。
     ブザンソンでの録音ではやはりベートーヴェンの作品109が当然のことながら大家の見事な演奏。しかしここで一番の驚きなのはリスト。ケンプはリストをいくらか商業録音で残していますが、『エステ荘の噴水』はこれまでなかったのではないでしょうか。きらめく水の戯れを美しいモノクロ映像で撮影したようなドイツ的幻想味の色濃い演奏は大変魅力的。
     サン・マロでの録音はほぼ全部ドイツもの。ひたすらケンプの得意な曲が続く至福の時間が味わえます。なおどちらも冒頭に短い放送アナウンスが収録されています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
    ● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.109
    ● シューベルト:ピアノ・ソナタ第13番イ長調 D.664
    ● リスト:詩的で宗教的な調べ〜葬送
    ● リスト;巡礼の年 第3年〜エステ荘の噴水
    ● ブラームス:幻想曲集 Op.116

     録音:1955年9月2日 ブザンソン(ライヴ)

    ● ヘンデル:シャコンヌ ト長調 HWV.435
    ● バッハ/ケンプ編:シチリアーノ(フルート・ソナタ 変ホ長調 BWV.1031から)
    ● バッハ/ケンプ編:目を覚ませと声が私たちを呼ぶ
    ● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第18番変ホ長調 Op.31-3
    ● ブラームス:ロマンツェ ヘ長調 Op.118-5
    ● ブラームス:間奏曲 変ロ短調 Op.117-2
    ● ブラームス:間奏曲 ハ長調 Op.119-3
    ● シューマン:交響的練習曲 Op.13

     録音:1961年7月21日 フランス,サン・マロ(ライヴ)

     ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • アンドール・フォルデス/ドイツでのピアノ・リサイタル 1950-1968

    ピアノ・コンサート

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日

    販売終了

    アンドール・フォルデスのベートーヴェンを中心とした録音を集めています。アンドール・フォルデス[1913-1992]はハンガリー、ブダペスト生まれのピアニスト。若くして成功を収め、欧州楽旅に出ていたところで第二次世界大戦が勃発、米国に移り1948年には市民権も得ました。しかし戦後の活動は欧州ことにドイツが中心です。1950年代初頭の録音では、いかにもハンガリー系らしく気合の入った前へ前へと進む快演を披露。1968年の録音になると、明快さはそのままに音楽に深みがグッと増しています。フォルデスの弾くドビュッシーは珍しいでしょう。ドビュッシーにありがちな曖昧模糊とした雰囲気を一掃したキッパリサッパリした演奏で、まるで解像度が上がったようなドビュッシー。これもたいへん面白いものです。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調 Op.79
     録音:1950年10月26日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

    ● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第9番ホ長調 Op.14-1
    ● シューマン:トッカータ ハ長調 Op.7
     録音:1952年10月20日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

    ● ベートーヴェン:創作主題による32の変奏曲ハ短調 WoO.80
    ● リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
    ● ドビュッシー:2つのアラベスク
    ● ドビュッシー:レントより遅く
     録音:1968年4月3日 ブレーメン(放送用セッション)

     アンドール・フォルデス(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ポルディ・ミルトナー/ドイツでのピアノ・リサイタル 1955-1959

    ピアノ・コンサート

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    「Meloclassic」によるポルディ・ミルトナー[1913-2007]の第2弾。ポルディ・ミルトナー(ポルディはレオポルディーネの愛称)はウィーンの生まれ。14歳の時のデビュー公演がチャイコフスキーのピアノ協奏曲第1番だったというのだから驚きです。天才少女として名を馳せ、十代から華々しい活躍を成したのですが、ナチによるオーストリア併合の際にユダヤ人音楽家たちとの関係の深さが問題視され亡命を余儀なくされました。最終的にアルゼンチンに移住。戦後はヨーロッパでの活動も再開していますが、華々しい活躍はできませんでした。フランクフルト音楽大学やマインツ大学で教職に就きながら長く現役を続けたものの、残された録音は片手で収まる程度。「Meloclassic」が発掘するまで忘れ去られていました。
     ミルトナーはウィーン音楽院でモーリツ・ローゼンタールの夫人ヘドヴィヒに学んでおり、19世紀風の自由に印象を羽ばたかせるピアノ演奏を受け継いでいます。テンポの変動の激しい伸縮自在な演奏が音楽に生命力を吹き込んでいます。簡易収納紙ケースを使用。

    ※ケース裏面の曲目で、悪魔的暗示 Op.4-4 の作曲家がスクリャービンと間違って表記されています。ご了承ください。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ショパン:ワルツ 変ニ長調 Op.70-3
    ● ショパン:ワルツ 変イ長調 Op.42
    ● リスト/ローゼンタール編:スペイン狂詩曲
    ● ローゼンタール:ウィーンの謝肉祭
    ● スメタナ:ポルカ第2番イ短調
    ● スメタナ:ポルカ第3番ヘ長調
    ● スクリャービン:練習曲 変ニ長調 Op.8-10
    ● スクリャービン:練習曲 嬰ニ短調 Op.8-12
    ● プロコフィエフ:悪魔的暗示 Op.4-4

     録音:1955年12月9日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● リスト:オーベールの『ポルティチの物言わぬ娘』のタランテッラによるブラーヴラ風タランテッラ
    ● フランク:前奏曲、フーガと変奏 Op.18
    ● プーランク:ナポリ組曲

     録音:1959年11月19日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ドビュッシー:映像 第1集
     録音:1955年12月8日 ブレーメン(放送用セッション)

     ポルディ・ミルトナー(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ジョン・オグドン/ルートヴィヒスブルクでのリサイタル 1967

    ピアノ・コンサート

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    英国のピアニスト、ジョン・オグドン[1937-1989]は、1962年の第2回チャイコフスキー国際コンクールピアノ部門で第1位をウラディミール・アシュケナージと共に受賞し、それに続いて1960年代から1970年代初頭にかけてヴィルトゥオーソ・ピアニストとして目覚ましい活躍をしたピアニスト。しかしその後心身の不調に陥り、さらには52歳で亡くなってしまったことで、彼の本領を示した録音は多くはありません。
     この1967年のルートヴィヒスブルクでのライヴ録音(ただし拍手はまったく含まれません)ではオグドンならではの豪快さと知的さが融合した音楽が楽しめます。このCDでは、オグドンが商業録音を残さなかったショパンの作品25の練習曲が貴重。ベートーヴェンのハンマークラヴィーア・ソナタはRCA録音のちょうど2か月前のもの。モノラルながら音質はまずまず良好。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● バッハ:半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903
    ● ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29番変ロ長調 Op.106『ハンマークラヴィーア』
    ● ショパン:12の練習曲 Op.25


     ジョン・オグドン(ピアノ)

     録音:1967年7月8日 ドイツ、ルートヴィヒスブルク(ライヴ)
     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ヤーラ・ベルネッテ/ドイツでのピアノ・リサイタル 1961-1971

    ピアノ・コンサート

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    ヤーラ・ベルネッテ[1920-2002]のたいへん貴重な録音集。ヤーラ・ベルネッテは米国ボストンの生まれ。本名はヤーラ・バーネット・エプスタイン。彼女の叔父ホセ・クリアスはブラジルに移住したロシア生まれのユダヤ人で、リストの弟子マルティン・クラウス(クラウディオ・アラウの師匠としても知られます)に学んでいます。クリアスは姪の才能を見抜き英才教育を施しました。その甲斐あってベルネッテは天才少女として名を馳せ、十代から合衆国とブラジルで人気を博しました。1955年、パリで欧州デビュー、以降活躍の場をドイツを中心とした欧州とブラジルに移します。ドイツでも彼女は人気でベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏会で何度か協奏曲を演奏しています。その後1972年から1992年までハンブルク音楽院で指導に当たり、ブラジルに戻っています。
     ヤーラ・ベルネッテが残した録音は僅かですが、数年前に1969年にDGに録音したラフマニノフの前奏曲集が復活してピアノ・マニアを喜ばせました。このCDには1960年代前半、ベルネッテ40代前半の充実した演奏が収められています。高い技術力を持ちながらそれを誇示するのではなく、バランスの良い音楽を作るタイプのピアニストで、味わい深い演奏が聴けます。簡易収納紙ケースを使用。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● バッハ:パルティータ第2番ハ短調 BWV.826
     録音:1961年1月4日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● モーツァルト:幻想曲 ハ短調 K.396
     録音:1962年1月24日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● シューマン:蝶々 Op.2
    ● ヴィラ=ロボス:ショーロス第5番
    ● ヴィラ=ロボス:道化人形
    ● ヴィラ=ロボス:カボークロの伝説
    ● グァリニエリ:黒人の踊り
     録音:1964年2月25日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● プロコフィエフ:ピアノ・ソナタ第3番イ短調 Op.28
     録音:1971年10月6日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

     ヤーラ・ベルネッテ(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ヨゼフ・シゲティ/フランスでのリサイタル 1956-1958

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    大ヴァイオリニスト、ヨゼフ・シゲティ[1892-1973]の2種のライヴ録音を収録。1956年のプラドでの演奏会の会場はサン・ピエール教会で、夏のプラド音楽祭での演奏会と思われます。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタが3曲、しかも伴奏はミエチスラフ・ホルショフスキ。まさにシゲティらしい味わいの気迫の篭った演奏。拍手は収録されていませんが楽章間では聴衆の物音が聞こえ、またK.304の前にシゲティが調弦する様子も収録されています。
     1958年のアニエール・シュル・オワーズ(パリから北へ40キロほど)の有名なロワイモヨン修道院でのライヴ録音は、シューベルトとブラームスというドイツ・ロマン派のヴァイオリン・ソナタに加え、後半はヒンデミット、ストラヴィンスキー、ヴェーベルンという意欲的な曲目。シゲティはこれらの商業録音を残していますが、ライヴ録音というのが貴重。日本ではシゲティというとついバッハ、ベートーヴェン、ブラームスの印象が強いのですが、彼にはモダニストの顔もあり、それを実感できます。シューベルトの後に拍手が収められています。
     放送アナウンスメントに加え、シゲティの長めのインタビューが2種収録されています。日本人にとって嬉しいことに、シゲティはどちらのインタビューでも1953年3月の来日に言及しており、特に1955年のインタビューでは日本での活動について詳しく述べています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.378
    ● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
    ● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ト長調 K.379


     ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
     ミエチスラフ・ホルショフスキ(ピアノ)
     録音:1956年7月17日 フランス、プラド(ライヴ)

    ● ジェイムズ・ファセットとのインタビュー(1954年12月26日 ニューヨーク)
    ● ハワード・ネルソンとのインタビュー(1955年11月11日 ケンブリッジ)

    ● シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 D.384
    ● ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第1番ト長調 Op.78
    ● ヒンデミット:ヴァイオリン・ソナタ ホ長調
    ● ストラヴィンスキー:協奏二重奏曲
    ● ヴェーベルン:4つの小品 Op7


     ヨゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
     ナウム・スルスニ(ピアノ)
     録音:1958年4月27日 フランス、アニエール・シュル・オワーズ(ライヴ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ロマン・トーテンバーグ/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル 1958-1970

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    伝説的な名ヴァイオリニスト、ロマン・トーテンバーグ[1911-2012]の貴重な録音集。ロマン・トーテンバーグはポーランド中部のウッチ生まれのヴァイオリニスト。モスクワとワルシャワで育ち、ベルリンで高名なカール・フレッシュにヴァイオリンを学びました。1938年に米国に移住、市民権を得て亡くなるまで70年以上を過ごしました。彼は欧州でも米国でも同時代の作曲家の作品を積極的に紹介したことで知られます。また米国ではヴァイオリン教師としても高名でした。
     不思議なことにトーテンバーグは、商業録音を残しているにもかかわらず、長く録音が顧みられることがなく、フレッシュ門下の極めて優秀なヴァイオリニストにもかかわらず幻のヴァイオリニストになってしまっていました。トーテンバーグの素晴らしさは1958年のバッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番の一つだけでもはっきり理解できるでしょう。音そのものに気が漲っており、しかも演奏に崩しがなく、圧倒的に立派なバッハが鳴り響いています。一方シューベルトでは洒落た柔らかい歌いまわしが魅力的。若い頃に共演したことのあるシマノフスキでは、透明かつ温かみのある音色でじっくり聴かせます。ブラームスの第3番はロマン色の重みを脱ぎ捨てた近代感覚の演奏で新鮮な印象を与えます。これらの録音を聴けば、なぜこれほどの立派なヴァイオリニストが長年録音で聴けずにいたのか不思議に思わざるを得ないでしょう。ちなみにトーテンバーグの愛用のストラディヴァリウス(6億円の価値があるといいます)は1980年に盗難に遭い、彼の死後2015年になって発見されて遺族の元に戻り、ニュースで広く報道されました。
     1970年のシューベルトとシマノフスキはステレオ録音。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV.1001
     録音:1958年3月5日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番イ短調 BWV.1003
     録音:1963年2月23日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● シューベルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 D.574
    ● シマノフスキ:アレトゥーザの泉 Op.30
     コンラート・リヒター(ピアノ)
     録音:1970年1月26日 ハンブルク(放送用セッション/ステレオ)

    ● ファリャ/コハンスキ編:スペイン民謡組曲
     リヒャルト・ベックマン(ピアノ)
     録音:1958年3月5日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ドヴォルザーク:ヴァイオリン・ソナティーナ ト長調 Op.100
     ノラ・クレンク(ピアノ)
     録音:1964年1月8日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.108
    ● ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ ト短調
    ● バルトーク/セーケイ編:ルーマニア民俗舞曲
     コンラート・リヒター(ピアノ)
     録音:1968年5月31日 エットリンゲン(ライヴ)

    ● ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調 Op.4
     マリア・ベルクマン(ピアノ)
     録音:1963年2月22日 バーデン=バーデン(放送用セッション)

     ロマン・トーテンバーグ(ヴァイオリン)

     モノラル録音(シューベルトとシマノフスキを除く)
     簡易収納紙ケース

  • クリスチャン・フェラス/ドイツでの楽旅 1954-1961

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    クリスチャン・フェラス[1933-1982]の20代の頃のヴァイオリン協奏曲が4曲。いずれも若きフェラスならではの瑞々しい美音と勢いのある弾きっぷりが堪能できます。カール・ベームやヘルベルト・フォン・カラヤンといった大御所からも重用されたフェラスですが、シュトゥットガルトの名匠ミュラー=クライとの相性がとても良く、1954年のベートーヴェンでも1957年でのチャイコフスキーでもフェラスは気持ちよく伸び伸びと演奏して本領を発揮しています。ことにチャイコフスキーの第3楽章ではフェラスの自由自在なヴァイオリンをミュラー=クライが絶妙に受け止めスリリングにまとめています。
     一方1959年のハンブルクでのブラームスは、ハンブルクの巨匠シュミット=イッセルシュテットの指揮する端正なオーケストラに乗って、フェラスもじっくりとスケールの大きな演奏を繰り広げています。第2楽章でのフェラスの美音は絶品。フェラスはプロコフィエフのヴァイオリン協奏曲第1番は商業録音を残していないでしょう。このフランクフルトでの演奏は海賊CDで1度出たことがあるだけで、フェラス・マニアにはお宝的録音。パリ時代のプロコフィエフのモダニズムを鮮やかに引き立てつつ、フェラスの瑞々しい音色が作品に潤いを与えています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.61
     ハンス・ミュラー=クライ指揮、南ドイツ放送交響楽団
     録音:1954年3月22日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.35
     ハンス・ミュラー=クライ指揮、南ドイツ放送交響楽団
     録音:1957年3月28日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77
     ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、NDR交響楽団
     録音:1959年2月9日 ハンブルク(ライヴ)

    ● プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19
     ディーン・ディクソン指揮、ヘッセン放送交響楽団
     録音:1961年3月10日 フランクフルト・アム・マイン(放送用セッション)

     クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • クリスチャン・フェラス/ハンブルクでのリサイタル 1951-1964

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    クリスチャン・フェラス[1933-1982]が10代末から30代初頭にかけてハンブルクで放送のために録音したヴァイオリン演奏集。いずれも伴奏はピエール・バルビゼ[1922-1990]。1950年代の彼らの演奏は、フェラスの青年らしい溌溂とした生命力と向こう見ずなまでの自信を11歳年上のバルビゼがしっかり支えた名演ばかり、特に1951年、フェラスがまだ18歳のドビュッシーとフランクでは、フェラスの若く優秀だからこそ可能な飛び切りの新鮮さに聴き惚れるほかありません。フェラスが弾いたモーツァルトのヴァイオリン・ソナタは商業録音ではなかったかもしれません。美音を自在に繰り広げるフェラスはもちろんのこと、ピアノの比重が高いだけにバルビゼが一流のモーツァルト弾きであったこともよく分かります。1964年になるとフェラスの成熟が顕著で、落ち着いた風格が増しています。もっともラヴェルのツィガーヌではバルビゼともども最後に猛烈な追い込み聴かせます。
     ドイツの放送局でも録音の優秀さには定評あるNDRの録音だけに、いずれもモノラルながら年代としては上々の音質を保っています。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ドビュッシー:ヴァイオリン・ソナタ
    ● フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調
    ● クライスラー:ベートーヴェンの主題によるロンディーノ
    ● クライスラー:ウィーン奇想曲
     録音:1951年11月26日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ長調 Op.13
     録音:1953年11月6日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● ミヨー:屋根の上の牛
    ● ディニーク/ハイフェッツ編:ホラ・スタッカート
    ● クライスラー:ボッケリーニの様式によるアレグレット
    ● シャミナード/クライスラー編:スペインのセレナード
     録音:1952年11月23日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● クライスラー:美しいロスマリン
    ● クライスラー:愛の喜び
    ● サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
    ● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454
     録音:1955年3月16日 ハンブルク(放送用セッション)

    ● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 K.305/293d
    ● サン=サーンス:ハバネラ Op.83
    ● ラヴェル:ツィガーヌ
    ● サラサーテ:アンダルシアのロマンス Op.22-1
    ● ヴィエニャフスキ:華麗なるポロネーズ第1番ニ長調 Op.4
     録音:1964年10月26日 ハンブルク(放送用セッション)

     クリスチャン・フェラス(ヴァイオリン)
     ピエール・バルビゼ(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ピーナ・カルミレッリ/協奏曲録音 1963-1967

    ブラームス(1833-1897)

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    イ・ムジチのトップだったことで知られるピーナ・カルミレッリ[1914-1993]のブラームスとプロコフィエフの協奏曲。2016年に「Meloclassc」が発売した2枚組CDが、イ・ムジチのカルミレッリとは異なる彼女の素晴らしい魅力を明らかにしてヴァイオリン・マニアの話題になりました。今回のCDでは彼女の協奏曲を聴くことができます。ブラームスでは細めながらニュアンス豊かなヴァイオリンが魅力的。そしてまさかのカルミレッリの弾くプロコフィエフの第1番。何と柔らかく温かいプロコフィエフでしょうか。近現代音楽を得意にしたエルネスト・ブールの色彩豊かな伴奏も見事。しかもプロコフィエフはステレオ録音というのが嬉しいところです。(輸入元情報)

    【収録情報】
    1. ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.77


     ピーナ・カルミレッリ(ヴァイオリン)
     エーリヒ・シュミット指揮、ベロミュンスター放送管弦楽団
     録音:1963年1月27日 チューリッヒ(放送用セッション)

    2.プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.19

     ピーナ・カルミレッリ(ヴァイオリン)
     エルネスト・ブール指揮、バーデン=バーデン南西ドイツ放送交響楽団
     録音:1967年1月17,18日 バーデン=バーデン(放送用セッション)(ステレオ)

     録音:モノラル(1)、ステレオ(2)
     簡易収納紙ケース

  • ミリアム・ソロヴィエフ/フランスでのヴァイオリン・リサイタル 1959-1966

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    「Meloclassic」は過去2回ミリアム・ソロヴィエフ[1921-2004]のCDを発売し、生前から忘れ去られてしまったこの名ヴァイオリニストを改めて世に知らしめました。ミリアム・ソロヴィエフはサンフランシスコ生まれのヴァイオリニスト。ニューヨークでルイス・パーシンガーに学び、さらにベルギーでカール・フレッシュにも学んでいます。順調に思えた彼女の人生でしたが、1939年暮れ、妻と不仲になった彼女の父親が彼女を含めた家族を銃撃した末自殺、彼女の母と妹が死亡するという悲惨な事件に襲われました。それでも彼女は立ち直り、第二次世界大戦後は活動拠点を欧州に移し、ウィーン・フィルやベルリン・フィルなどの演奏会にも出演。ですが1970年代に入ると早々に第一線を退き後進の育成に取り組みました。
     ソロヴィエフのヴァイオリンは気品ある美音が魅力的で、歌い回しも洒落ています。シューベルトの幻想曲ではしばしば共演したジュリアス・カッチェンがピアノ。1966年のパリでの演奏会は彼女の本領がよく表れており、溌溂としたモーツァルト、ズバッとしたボウイングが清々しいヴィヴァルディ(有名な終楽章が素晴らしい仕上がり)、抑えた情感で美しさが映えるブラームス、そして気合の入ったイザイと、どれも見事です。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● シューベルト:幻想曲 ハ長調 D.934


     ミリアム・ソロヴィエフ(ヴァイオリン)
     ジュリアス・カッチェン(ピアノ)
     録音:1959年9月27日 フランス、アニエール・シュール=オワーズ(ライヴ)

    ● ブラームス:ヴァイオリン・ソナタ第2番イ長調 Op.100
    ● イザイ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番ニ短調 Op.27-3『バラード』
    ● ヴィヴァルディ:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 RV.31
    ● モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ 変ロ長調 K.454


     ミリアム・ソロヴィエフ(ヴァイオリン)
     クリスティアン・イヴァルディ(ピアノ)
     録音:1966年10月20日 パリ(ライヴ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • リリア・ダルボーレ/ドイツでのヴァイオリン・リサイタル 1939-1955

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    リリア・ダルボーレ[1911-1988]の貴重な録音集。リリア・ダルボーレ(リリアはエミーリアの愛称)はイタリア、ナポリの北に位置するサンタ・マリーア・カープア・ヴェーテの生まれ。ローマとペーザロで学んだ後、1929年から1932年までカール・フレッシュに師事。以降、彼女は祖国イタリアとドイツを中心に活動。第二次世界大戦直後が彼女が最も活発に演奏活動をしていた時期で、若き日のセルジウ・チェリビダッケとウィーン、ベルリン、ローマで共演しています。また1959年にはローマ三重奏団を結成、室内楽でも高い評価を得ました。彼女はローマのサンタ・チェチーリア音楽院で長く教職を務め、1982年にはイタリア政府から勲章を授与されています。
     ダルボーレのヴァイオリンはいかにもフレッシュ門下生らしい、華美を戒めて作品の内側に踏み込もうとするもの。その美質はたとえばシベリウスと彼の弟子であるマデトーヤの2つのソナティーナのようなしみじみした作品で顕著です。一方で1939年の若い頃の録音では難曲パガニーニの無窮動を鮮やかに弾き切っています。名伴奏者として知られるフーベルト・ギーゼンの伴奏も見事。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● シューベルト:ヴァイオリン・ソナタニ長調 D.384
    ● コレッリ:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 Op.5-1

     録音:1955年3月26日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● シベリウス:ヴァイオリン・ソナティーナ ホ長調 Op.80
    ● マデトーヤ:ヴァイオリン・ソナティーナ Op.19
    ● パルムグレン:ロマンス

     録音:1953年11月20日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● タルティーニ:アダージョ
    ● タルティーニ/ギーゼン編:コレッリの主題による7つの変奏曲

     録音:1951年4月10日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

    ● ヴィヴァルディ/レスピーギ編:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 RV.10
    ● パガニーニ:無窮動
    ● フィオッコ:アレグロ ト長調
    ● パラディス:シシリエンヌ
    ● ラヴェル:ハバネラ形式の小品

     録音:1939年4月1日 シュトゥットガルト(放送用セッション)

     リリア・ダルボーレ(ヴァイオリン)
     フーベルト・ギーゼン(ピアノ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • 伝説のヴァイオリニストたち〜演奏会ライヴ録音

    ヴァイオリン作品集

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥2,519
    会員価格 (税込)
    ¥1,965
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥1,890

    伝説的女性ヴァイオリニスト3人のライヴ録音を収録。いずれもお宝録音。このCDで一番注目すべきはミシェル・オークレール[1924-2005]。パリ生まれのオークレールのズバッとした気っ風のいいボウイングと妖しいまでに艶やかな音色の絡み合った音楽にはカリスマがあり、ことに日本では今でも根強い人気があります。彼女が弾いたサン=サーンスとラヴェルは、どちらの曲も録音は初めてではないでしょうか。この1960年のライプツィヒでのライヴ録音は音がやや遠めなものの2曲とも素晴らしい演奏。『序奏とロンド・カプリチオーソ』は自信に漲り溢れた快演。しばしば技巧的にバリバリ弾かれる『ツィガーヌ』も彼女の手にかかるとクラクラするような香り高さに包まれます。指揮者は31歳になったばかりのハインツ・レークナー。
     やはり日本で根強い人気があるローラ・ボベスコ[1921-2003]はモーツァルトのヴァイオリン協奏曲第5番を得意にして録音も数種残していますが、ここではモーツァルトで高い評価を得たハンブルクの巨匠シュミット=イッセルシュテットとの共演というのが嬉しいところ。ボベスコの優雅で気品のあるヴァイオリンと、シュミット=イッセルシュテットの指揮する折り目正しく格調高いオーケストラがピタリと合い、この上ない調和が生まれています。
     ブスターボ[1919-2002]は米国、ウィスコンシン州のマニトワックに生まれ。天才ヴァイオリン少女と注目を浴び、ニューヨークでも成功、欧州ではウィレム・メンゲルベルクをはじめとする大指揮者たちと共演、さらにヴォルフ=フェラーリからはヴァイオリン協奏曲を献呈されています。しかし第二次世界大戦後はナチへの協力の嫌疑で米国で活動できなくなり、欧州で活動を続けたものの、比較的早期に第一線を退きました。パガニーニのヴァイオリン協奏曲第1番はブスターボの十八番で、「Meloclassic」からは1959年ミュンヘンでの録音がCDになっていました。この1966年パリでのライヴ録音も絶好調、彼女の可憐で繊細な魅力が楽しめます。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● パガニーニ/ヴィルヘルミ編:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調 Op.6


     グィラ・ブスターボ(ヴァイオリン)
     オトマール・ヌッショ指揮、ORTF室内管弦楽団
     録音:1966年5月19日 パリ(ライヴ)

    ● サン=サーンス:序奏とロンド・カプリチオーソ Op.28
    ● ラヴェル:ツィガーヌ


     ミシェル・オークレール(ヴァイオリン)
     ハインツ・レーグナー指揮、ライプツィヒ放送交響楽団
     録音:1960年1月31日 ライプツィヒ(ライヴ)

    ● モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第5番イ長調 K.219『トルコ風』

     ローラ・ボベスコ(ヴァイオリン)
     ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮、NDR交響楽団
     録音:1965年5月2日 ハンブルク(ライヴ)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

  • ダニール・シャフラン/ドイツでの楽旅 1957-1973

    *チェロ・オムニバス*

    Ponta2倍

    価格 (税込)
    ¥3,619
    会員価格 (税込)
    ¥2,702
    発売日
    2020年12月15日
    まとめ買い価格(税込)
    ¥2,702

    繊細で洗練された美しさと高度な技術で今なお人気の高いソ連の名チェリスト、ダニール・シャフラン[1923-1997]のドイツでの録音。目玉はブリテンのチェロ・ソナタ。この作品はブリテンと交流の深いムスティスラフ・ロストロポーヴィチのために書かれ彼が初演したもので、シャフランの演奏した録音は今回初めて世に出るものでしょう。シャフランの美学に貫かれたブリテンはこれまた絶品。その他はシャフランの得意とする作品ばかりで、いずれもロシアでの録音もありますが、ドイツの放送局の優秀な録音で聴くシャフランは彼の美質がより明瞭に聴いてとれます。協奏曲2曲は東ベルリンでの放送用録音。シャフランの弾くドヴォルザークのチェロ協奏曲は1978年の録音が出ていますが、ここでの30代のシャフランの演奏は颯爽とスマートで気品に満ちています。ハンガリー生まれの指揮者カール・フォン・ガラグリの伴奏とも相性が良く、名盤あまたのドヴォルザークのチェロ協奏曲の中でも傑出した演奏といえるでしょう。カバレフスキーのチェロ協奏曲第1番は作曲者自身の指揮。シャフランとカバレフスキーは1954年にこの曲を録音(最初の録音)しており、後にカバレフスキーは協奏曲第2番をシャフランのために書き、彼が初演しました。
     簡易収納紙ケースを使用。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● フランク/デルサール編:ソナタ イ長調(原曲 ヴァイオリン・ソナタ イ長調)
    ● プロコフィエフ:チェロ・ソナタ ハ長調 Op.119
    ● ストラヴィンスキー/ピアティゴルスキー編:イタリア組曲
    ● ブリテン:チェロ・ソナタ Op.65


     ダニール・シャフラン(チェロ)
     アントン・ギンスブルグ(ピアノ)
     録音:1973年5月24日 ドイツ、シュヴェツィンゲン(ライヴ)

    ● ドヴォルザーク:チェロ協奏曲ロ短調 Op.104

     ダニール・シャフラン(チェロ)
     カール・フォン・ガラグリ指揮、ベルリン放送交響楽団
     録音:1957年11月10日 東ベルリン(放送用セッション)

    ● カバレフスキー:チェロ協奏曲第1番ト短調 Op.49

     ダニール・シャフラン(チェロ)
     ディミトリ・カバレフスキー指揮、ベルリン放送交響楽団
     録音:1963年3月16日 東ベルリン(放送用セッション)

     モノラル録音
     簡易収納紙ケース

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