ブルーノ・ワルター[1876-1962]が最晩年の1957年〜61年にかけて残したステレオ録音は、彼の膨大なディスコグラフィの中でも最重要の演奏であり、長い音楽活動のさまざまな経験と深い洞察とが結実した、録音の「世界遺産」級の名盤ぞろい。特別に組織されたコロンビア交響楽団との緻密なリハーサルとセッションを積み重ね、音響効果の優れたアメリカン・リージョン・ホールで最新鋭の機材・技術で収録されたステレオ初期の名録音です。それらを1998年以来21年ぶりに新規リミックス&リマスターし、2020年度第58回「レコード・アカデミー賞」特別部門・特別賞を受賞した『ブルーノ・ワルター全ステレオ録音SA-CDハイブリッド・エディション』(全7巻・2019〜20年発売)からの分売です。
ワルターとコロンビア響によるブルックナー録音の最後の作品で、交響曲第7番が内包する流麗なロマンティシズムが、ワルターの造形感覚とマッチした陶然たる美演が繰り広げられています。第2楽章に打楽器が入らないハース版のストイックな響きも晩年のワルターによるブルックナー解釈に相応しいものでしょう。(メーカー資料より)
【収録情報】
● ブルックナー:交響曲第7番ホ長調 WAB107(原典版、ロベルト・ハース校訂)
コロンビア交響楽団
ブルーノ・ワルター(指揮)
録音時期:1961年3月11,13,19,22,27日
録音場所:ハリウッド、アメリカン・リージョン・ホール(在郷軍人会ホール)
録音方式:ステレオ(アナログ/セッション)
SACD Hybrid
CD STEREO/ SACD STEREO
[オリジナル・レコーディング]
トーマス・フロスト(プロデューサー)
[オリジナル・アナログマスターテープからのトランスファー、DSDリマスタリング(2019年)]
アンドレアス・K・マイヤー、ジェニファー・ナルセン(マイヤー・メディアLLC/ニューヨーク、スワン・スタジオ)
日本独自企画 日本国内のみの発売 2019年DSDリマスター ジュエルケース仕様