巨匠シャルル・ミュンシュは生涯に3度来日しましたが、その最後にして唯一フランスのオーケストラと共演した1966年10月の東京公演が、NHKによりステレオで録音され、その音源が残っていました。曲は彼が得意とした3篇ですが、東京公演の演奏にふれられるのは、思いがけないニュースと申せましょう(『海』のみモノラル)。
変幻自在なドビュッシー、フランス的な典雅さに満ちたフォーレも絶品ですが、驚くべきは今年(2019年)が生誕150年のルーセルの交響曲第3番。物凄いエネルギーと力に満ちた、まさに爆演。終楽章など、しばしばミュンシュの咆哮が聞こえ、オーケストラも異常に白熱します。まるでロックのような交響曲で、この場にいたら、さぞや興奮したであろう一端を味わえます。(販売元情報)
【収録情報】
1. ドビュッシー:交響詩『海』
2. フォーレ:組曲『ペレアスとメリザンド』
3. ルーセル:交響曲第3番ト短調 Op.42
フランス国立放送管弦楽団
シャルル・ミュンシュ(指揮)
録音時期:1966年10月8日(1)、10月20日(2,3)
録音場所:東京文化会館
録音方式:モノラル:1、ステレオ:2,3/ライヴ
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日本語帯・解説付