ガフィガン&ルツェルン響/ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』、他


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ベートーヴェン:交響曲第9番『合唱』、ブラームス:悲歌
ジェイムズ・ガフィガン&ルツェルン交響楽団


1806年創設のスイス最古のオーケストラ、ルツェルン交響楽団とその首席指揮者として欧州楽界の注目を集める気鋭のジェイムズ・ガフィガンとのベートーヴェン『第九』の登場です。2017年のオリヴァー・シュニーダーとのピアノ協奏曲全曲を演奏・録音する「ベートーヴェン・プロジェクト」の成功を受けて今回の録音が実現しました。
 2011年からルツェルン響の首席指揮者を務めるガフィガンは、アスペンでジンマンに学び、クリーヴランドやサンフランシスコでヴェルザー=メストおよびティルソン・トーマスのアシスタントを務めて研鑽を積んだ俊英。ルツェルン響の評価を著しく高め、2022年まで契約を延長したほか、オランダ放送フィル(チャレンジ・クラシックスでプロコフィエフの交響曲全集が進行中)、ケルン・ギュルツェニヒ管の首席客演指揮者の任にもあります。
 このアルバムでは「革命」をコンセプトとしており、第1曲目にルツェルン交響楽団創立と同時期に作曲された『フィデリオ』から『囚人の合唱』。この合唱の歌詞には、『第九』のシラーの詩をほのめかす、というよりほとんど同様な意味の歌詞が挿入されています。2曲目はブラームスの『悲歌』。原題は「Nanie」といい、古代ローマで人の死に際して哀悼を表す歌の意。ブラームスの友人であった画家のヘンリエッテ・フォイエルバッハがこの世を去った時、その死を悼んで作曲した作品です。この曲もシラーの詩によった内容の深い慈しみ溢れる作品です。しかし、友人の「死」を悼むだけのものではなく、「力強く乗り越えて生きていく素晴らしさ」を湛え、高らかに謳いあげた作品でもあります。
 そして3曲目は名曲『第九』全曲。3度も書き換えて、苦心の末に生まれた『フィデリオ』は、その後の『第九』への芽生えを感じさせる唯一の歌劇であり、『第九』も深い苦悩の末に完成したものです。「真の喜びはまさに苦悩の中から生まれる」というこのプログラムに込められた、大変意味深いアルバムです。10月リリース予定のアントニーニ指揮バーゼル室内管、一足先に発売されたミヒャエル・ザンデルリング指揮ドレスデン・フィルと、今年はピリオド様式を積極的に取り入れた個性的な『第九』をリリースしてきたソニー・クラシカルですが、このガフィガン指揮ルツェルン響の演奏は、21世紀のシンフォニー・オーケストラが取組むべきスタンダードなベートーヴェン解釈の在り様を追求したものといえましょう。(輸入元情報)

【収録情報】
1. ベートーヴェン:歌劇『フィデリオ』Op.72〜囚人の合唱『おお、なんという自由の嬉しさ』
2. ブラームス:悲歌 Op.82
3. ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125『合唱』


 ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)
 エカテリーナ・セメンチュク(メゾ・ソプラノ)
 マウロ・ペーター(テノール)
 ハンノ・ミュラー=ブラッハマン(バス・バリトン)
 チューリッヒ・ジング・アカデミー
 ルツェルン交響楽団
 ジェイムズ・ガフィガン(指揮)

 録音時期:2018年6月5-9日
 録音場所:ルツェルン・カルチャー・コングレスセンター(KKL)
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
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※表示のポイント倍率は、ブロンズ・ゴールド・プラチナステージの場合です。

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