CPOレーベル

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  • ヒラー:交響曲ホ短調、交響曲ハ長調

    ドイツ・ロマン派のオーケストラ曲を開拓する「cpo」らしい好企画、フェルディナント・ヒラーの交響曲集。ドイツ・ロマン派の時代にピアニスト、指揮者、教育者としても高い声望を誇ったヒラー。唯一生前に出版された交響曲ホ短調と、未出版のヘ短調(作品整理番号 HWV.2.4.4)をカップリングしたCDのリリースから1年、続編が登場します。
     メンデルスゾーンが「この世で最も愛らしい」と称賛した『ホ短調 HWV.2.3.4』は、第2楽章では気まぐれな舞曲風の表現、第3楽章には行進曲を取り入れています。『ハ長調 HWV.2.4.6』は40年後の作品で、重厚な不協和音による幕開けや、リズムを曖昧に変化させることで生まれる浮遊感が印象的。葬送行進曲風のモチーフや狩りのファンファーレなど、多彩なアイデアが盛り込まれています。古典派からロマン派にかけての管弦楽作品を数多く手がけているグリフィスの指揮で。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ヒラー(1811-1885):
    ● 交響曲ホ短調 HWV.2.4.3
    ● 交響曲ハ長調 HWV.2.4.6

     フランクフルト・ブランデンブルク州立管弦楽団
     ハワード・グリフィス
    (指揮)

     録音時期:2024年4月29日〜5月3日
     録音場所:フランクフルト、Konzerthalle Carl Philipp Emanuel Bach
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • 長き時を経て蘇る、アントン・ライヒャの交響曲

    ベートーヴェンと同い年で、1785年から89年にかけてボンの宮廷楽団では同僚でもあったアントン・ライヒャ(アントニーン・レイハ)[1770-1836]。現代では木管五重奏曲や弦楽四重奏曲によって主に知られていますが、「cpo」は近年の研究成果を取り入れた交響曲全集録音を開始します。
     ライヒャ初期の管弦楽作品の多くは、没後の遺品整理の際に価値を見出されず、出版の機会を逸してしまいました。2020年の生誕250周年を前に、パリの図書館に眠っていた楽譜や資料の本格的な調査・研究が始まり、未出版作品の年代特定や楽譜の復元が進んでいます。ここに収められた交響曲(第1番)はボン時代の作品で、第3楽章では3小節や5小節単位の不規則なフレーズが頻繁に現れ、終楽章では見事なフガートが用いられています。また、終生にわたり改訂を重ねた序曲ニ長調では、当時としては珍しい5/8拍子を用い劇的な感情描写を行っています。長大な半音階の導入部を持つハ長調の序曲では緻密に計算されたメロディが鮮やかに重なり合い、ドラマティックな展開を見せます。(輸入元情報)

    【収録情報】
    ライヒャ:
    1. 交響曲 ニ長調 AJR I:17
    2. 序曲 ニ長調 AJR I:8a
    3. 序曲 ハ長調 AJR I:2

     ミュンヘン放送管弦楽団
     ヴァレンティン・エーゲル
    (指揮)

     録音時期:2024年9月19,20,23,24日
     録音場所:ミュンヘン放送、第1スタジオ
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • 弦楽のためのイギリス音楽 第5集

    「cpo」レーベルの意外な人気シリーズ『弦楽のためのイギリス音楽集』。第5集も前作に続き、ホルストの娘イモージェンを含む6人の作曲家の作品を紹介します。
     イモージェン・ホルスト[1907-1984]の『不運な旅人』はトマス・ナッシュの小説を題材に、様々な場面を多彩な音楽で描いた作品です。イギリス民謡への深い愛情が込められており、伝統的な舞踊(モリス・ダンス)の親しみやすいメロディが随所に息づいています。ゴードン・ジェイコブ[1895-1984]の作品は17世紀の劇中音楽のテーマを基にした12部からなる変奏曲。ユージン・グーセンス[1893-1962]の『小幻想曲(Miniature Fantasy)』は作曲者の自宅周辺の穏やかな雰囲気を反映した、優しくのびのびをした明るさを持った小品です。ドロシー・ハウエル[1898-1982]の2曲は静と動が対照的で、弱音器(ミュート)をつけた弦楽が独特な響きを醸し出します。バルフォア・ガーディナー[1877-1950]は指揮者ジョン・エリオット・ガーディナーの大叔父。彼が書いた弦楽五重奏曲の終楽章を友人パーシー・グレインジャー[1882-1964]が弦楽合奏用に編曲した作品ではワーグナーへのオマージュも現れます。ウィリアム・マサイアス[1934-1992]の作品は途切れることなく演奏される3つのセクションで構成されており、力強い前奏曲、静寂なアリア、そしてフーガのように楽器が追いかけ合う快活なフィナーレへと繋がります。(輸入元情報)

    【収録情報】
    1. I.ホルスト:不運な旅人(1929-30)
    2. ジェイコブ:ヘンリー・パーセルのエアによる変奏曲(1930)
    3. グーセンス:小幻想曲 Op.2(1911)
    4. D.ハウエル:弱音器をつけた弦楽のための2つの小品(1926)
    〜夜想曲/常動曲
    5. B.ガーディナー:弦楽のための楽章ハ短調(1901, rev.1936)(グレインジャー編、1949)
    6. マサイアス:前奏曲、アリアとフィナーレ Op.25(1964)

     プフォルツハイム南西ドイツ室内管弦楽団
     ダグラス・ボストック
    (指揮)

     録音時期:2026年1月27-29日
     録音場所:Johanneshaus Niefern-Oschelbronn
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • ベートーヴェンと同時代を生きた
    「チェロのパガニーニ」ロンベルクの室内楽を古楽器で!

    チェロ奏者・作曲家のベルンハルト・ロンベルクは1767年、ミュンスター司教に仕える音楽家の家系に生まれました。「チェロのパガニーニ」と称賛されるほどの卓越した技巧を身につけたロンベルクは、この楽器の改良に大きく貢献し、新たな演奏技法も開拓しました。その演奏はベートーヴェンの創作にも大きな影響を与えたとされています。同様に優れたヴァイオリニストだった従兄のアンドレアスとは生涯にわたって共演し、多くの聴衆から喝采を浴びました。兄弟でボンのケルン大司教・選帝侯の宮廷管弦楽団に所属し、ヴィオラのベートーヴェンを交えて弦楽四重奏曲を演奏することもあったようです。ベートーヴェンとの交友はその後も続き、ベートーヴェンの交響曲第7番や『ウェリントンの勝利』の初演に楽団に加わったとされています。作曲家としては数曲の交響曲に加え、自らの楽器であるチェロを中心とした協奏曲や室内楽などを残しています。このディスクにはチェロを伴う3曲の室内楽作品が収録されています。
     ト長調の五重奏曲は、アレグロとロンドの両端楽章の間に舞曲楽章と緩徐楽章を置く四楽章構成で、演奏時間30分ほど。5つの楽器がみなソリスティックに活躍し、古典派の協奏交響曲を凝縮したような趣があります。フルートと弦楽三重奏のためのディヴェルティメントは技巧的で華やかな旋律や抒情的で優美な旋律が次々と出てくる単一楽章のポプリ(メドレー)風の作品。各楽器の対等な扱いや、ピツィカートの効果的な使い方などが印象的です。大三重奏曲は、プロイセン王ルイ・フェルディナント王子の妹の夫でチェロを演奏したというアントン・ラジヴィル侯爵に献呈されました。時にヴァイオリンとヴィオラが伴奏に回ってチェロを引き立てる場面も見られます。
     フライブルク・バロック・オーケストラやカメラータ・ケルンでフルート奏者を務めるドイツのヒストリカル・フルート奏者カール・カイザーが結成した「アルディンゲロ・アンサンブル」は、古典派やロマン派の室内楽を古楽器を用い、当時の演奏様式で演奏するアンサンブルです。ここでは、卓越した技巧と親密なアンサンブル、優れた音楽性で作品ごとに異なる個性を浮かび上がらせるすばらしい演奏を披露し、魅力あふれるロンベルクの室内楽作品を生き生きと蘇らせています。
     ジャケット絵画:ウィリアム・シドニー・マウント[1807-1868]『初心者』(1847年)(輸入元情報)

    【収録情報】
    ロンベルク:
    1. フルート、ヴァイオリン、2つのヴィオラとチェロのための五重奏曲ト長調 Op.1-3
    2. フルート、ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのためのディヴェルティメント ト長調 Op.40
    3. ヴァイオリン、ヴィオラとチェロのための大三重奏曲ヘ長調 Op.8

     アルディンゲロ・アンサンブル
    (古楽器使用)
      カール・カイザー(フルート)
      アンネッテ・レーベルガ(ヴァイオリン)
      ゼバスティアン・ヴォールファールト(ヴィオラ)
      アンナ・カイザー(ヴィオラ:1)
      マルティナ・イェッセル(チェロ)

     録音時期:2021年5月26-28日
     録音場所:ドイツ、ノルトヴェイル、カトリック教会
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • パーセルの偉大なる先駆。
    17世紀イギリスの作曲家ヒングストンの弦楽合奏組曲集

    1599年から1606年の間にヨークで生まれたジョン・ヒングストンは、父親が聖歌隊長を務めるヨーク・ミンスターの教会で音楽教育を受け、その卓越したオルガン演奏で第4代カンバーランド伯フランシス・クリフォードの目に留まり、伯爵の楽団の演奏家となりました。その間、1621年から1623年にかけてロンドンに送られ、宮廷オルガニストのオーランド・ギボンズの下で音楽教育を受けています。1643年に主君が死去してカンバーランド伯爵家が廃されるまで仕えていましたが、ピューリタン革命を経た王政復古後には英国宮廷に職を得て死ぬまでその職を全う。生涯独身を貫き、音楽にすべてを捧げ、イギリスの音楽家の地位向上や音楽界の発展に尽力したとされます。教育者としても優れ、晩年のヒングストンの下からはジョン・ブロウやヘンリー・パーセルが出ています。
     現存するヒングストンの作品のほとんどは、オックスフォードに残された7冊のパート譜集に収められており、その大部分は様々な楽器の組み合わせによる合奏曲です。自由な形式による「幻想曲(fantazia)」の後に様式化された舞曲が続く構成を取り、特に幻想曲の部分にヒングストンの独自性が現れています。若きパーセルによるヴィオラ・ダ・ガンバ合奏による「ファンタジア集」には、ヒングストンの音楽の強い影響が指摘されています。
     この録音では、当時のイギリスで室内楽の主流だった様々な音域のヴァイオル(ヴィオラ・ダ・ガンバ)を中心に、ヴァイオリンやオルガンを加えた形で演奏。当時としても珍しい編成だったというバス・ヴァイオル3本による組曲(04)の深い響きは独特です。
     古楽アンサンブル、エコー・ドゥ・ダニューブの名称は、17世紀後半のオランダで活躍したドイツのヴィオラ・ダ・ガンバの名手ヨハン・シェンクの曲集「ドナウ川のこだま」から採られています。創設者のクリスティアン・ツィンケは、ヤープ・テル・リンデン、ライナー・ツィパーリング、フィリップ・ピエルロに学びました。彼らはヨーロッパ各地の音楽祭に参加し、「cpo」「NAXOS」「ACCENT」などのレーベルに数多くの録音を行い、高い評価を得ています。重要な作曲家ながらなかなか日が当たらなかったヒングストンの才能を現代に知らしめるエコー・ドゥ・ダニューブによるこの録音にご注目ください。
    ジャケット絵画:ピーター・クラースゾーン[c.1597-1660]「ガラス玉のある静物」1634年(輸入元情報)

    【収録情報】
    ● ヒングストン:幻想曲を伴う組曲集


    01. 6声の組曲 第2番ヘ長調〜トレブル・ヴァイオル2、テナー・ヴァイオル2、バス・ヴァイオル2
    02. 組曲 第3番イ短調〜ヴァイオリン2、バス・ヴァイオル、オルガン
    03. 5声の組曲 第1番ヘ長調〜トレブル・ヴァイオル2、 テナー・ヴァイオル2、バス・ヴァイオル
    04. 組曲 ト短調/ト長調〜バス・ヴァイオル3
    05. 組曲 第8番ニ短調〜ヴァイオリン、バス・ヴァイオル、オルガン
    06. 5声の組曲 第2番ト短調〜トレブル・ヴァイオル2、テナー・ヴァイオル2、バス・ヴァイオル、オルガン
    07. 組曲 第1番イ短調〜ヴァイオリン2、バス・ヴァイオル、オルガン
    08. 組曲 ハ短調〜バス・ヴァイオル2
    09. 組曲 第6番ニ短調〜トレブル・ヴァイオル2、バス・ヴァイオル
    10. 6声の組曲 第1番イ短調〜トレブル・ヴァイオル2、テナー・ヴィオル2、バス・ヴァイオル2、オルガン

     エコー・ドゥ・ダニューブ(古楽器使用)
     クリスティアン・ツィンケ(ヴィオラ・ダ・ガンバ、音楽監督)

     録音時期:2022年3月1-4日
     録音場所:ドイツ、ギーセン、ペテロ教会
     録音方式:ステレオ(デジタル)

  • テレマン演奏のスペシャリスト集団が奏でる管楽アンサンブル作品集、第3弾!

    数多くのテレマンの作品を録音しているオーストリアの古楽器オーケストラ、オルフェオ・バロック管弦楽団の管楽奏者たちが結成した「オルフェオ管楽アンサンブル」による序曲(管楽組曲)録音の第3集です。
     テレマンは管弦楽によるフランス風序曲(組曲)を数多く書きましたが、弦楽器を伴わない管楽合奏の作品も残しました。組曲と序曲は複数のオーボエ、コルノ・ダ・カッチャと通奏低音という編成によるもの。冒頭に行進曲を持つ『組曲 TWV.44:13』は2つのアリアの優美さが際立っています。『組曲 TWV.44:7』はより高度な技巧が要求され、7分ほどを要する序曲は変化に富み、続くロンドー、サラバンド、メヌエット、ブーレもそれぞれの舞曲の特徴が活かされています。『序曲 TWV.44:12』は、上記2作と比べるとより保守的な構成ながらメヌエットのリズムに特徴が見られます。
     アルバム冒頭の行進曲は軍楽隊での演奏を想定したもので、6声部からなる短いながらも祝祭的な作品。この行進曲にはフランクフルト時代の自筆譜が残されており、神聖ローマ皇帝カール6世とエリーザベトの間に生まれた後継者レオポルトの誕生を祝う行事の一環として行われた射撃競技会のために作曲された可能性があると言われています。
     管楽器のためのトリオ・ソナタ2曲は室内での演奏を想定したもの。各楽章にフランス語のタイトルが付けられ、優美な旋律と親密な掛け合いなどフランス的な特徴を持つ一方で、教会ソナタを思わせる4楽章形式や不協和音を伴う協奏曲風の緩徐楽章などイタリア音楽の特徴も併せ持っています。各国の音楽の特徴が組み合わされた繊細かつ強靭なテクスチャーはテレマンならではのものです。
     2つのトリオ・ソナタの間に挿入された『メヌエット TWV.40:110』は、2つのホルンのための作品で、曲集『忠実な音楽の師』に収録されています。
     現代古楽演奏のトップ・グループのひとつであるオルフェオ・バロック管弦楽団は、テレマンの録音に関しては他の追随を許さないほど多数かつ貴重な録音を発表し続けています。この録音のような管楽器中心の録音では「オルフェオ管楽アンサンブル」と称し、同楽団の首席オーボエ奏者のカリン・ファン・ヘールデンが音楽監督を務めています。同楽団の主要メンバーのひとりである倉林麻貴子がファゴットで、また、オーストリアを中心に活躍するマリンバ奏者で世界的に珍しいマリンバ四重奏団「ウェーヴ・クァルテット」のメンバーでもある内山詠美子がパーカッションで参加しています。
     ジャケット絵画:ジャン=ルイ・ドゥマルヌ[1752-1829]『平原の市場』(18世紀後半)(輸入元情報)

    【収録情報】
    テレマン:
    1. 行進曲 ヘ長調 TWV.50:F43
    〜2つのホルン、3つのオーボエ、ファゴットと打楽器のために
    2. 組曲 ヘ長調 TWV.44:13〜2つのオーボエ、2つのコルノ・ダ・カッチャとファゴットのために
    3. 組曲 ヘ長調 TWV.44:7〜2つのオーボエ、2つのコルノ・ダ・カッチャと通奏低音のために
    4. トリオ・ソナタ ニ短調 TWV.42:d11〜2つのオーボエと通奏低音のために
    5. メヌエット TWV.40:110〜2つのホルンのために
    6. トリオ・ソナタ ハ短調 TWV.42:c4〜2つのオーボエと通奏低音のために
    7. 5声の序曲 ヘ長調 TWV.44:12〜2つのオーボエ、2つのコルノ・ダ・カッチャと通奏低音のために

     オルフェオ管楽アンサンブル(古楽器使用)
      カリン・ファン・ヘールデン(オーボエ、指揮)
      フィリップ・ヴァグナー、エリーザベト・バウマー(オーボエ)
      シュテファン・カッテ、イェンス・プリバーノウ(ホルン)
      倉林麻貴子(ファゴット)
      アンネ・マリー・ドラゴジツ(チェンバロ)
      内山詠美子(パーカッション)

     録音時期:2020年7月26-29日
     録音場所:オーストリア、リンツ城、バロックの間
     録音方式:ステレオ(デジタル)

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