ハインリヒ・シュッツ


ハインリヒ・シュッツ作品集(11CD+1DVD)
ハンス=クリストフ・ラーデマン&ドレスデン室内合唱団


ラーデマンがドイツのCARUSレーベルで進めてきたシュッツ・シリーズの第1巻〜第8巻にDVD1枚を加えたボックス。79ページの欧文解説書(Booklet)と67ページの原語歌詞(Libretto)が封入されています。

シュッツゆかりの地でもあるドレスデンで、カントールの家系に生まれたハンス=クリストフ・ラーデマン[1965- ]は、1985年に設立されたドレスデン室内合唱団の指揮者として若い頃から活躍、合唱団・合唱指揮者双方の名声を高め、現在、どちらもドイツ合唱界の重責を担う存在として高い評価を受けています。 このセットは、ラーデマンとドレスデン室内合唱団のライフワークともいうべきシュッツのシリーズの第1巻〜第8巻、計11枚のCDを集めたもので、ソリストには澄み切った声で人気の古楽ソプラノ、ドロテー・ミールズが参加するなど話題にもなりました。また、Disc8では、ヴィオール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)の名手、ヒレ・パールが、友人や弟子などと結成したヴィオール合奏のためのアンサンブル「シリウス・ヴィオールズ(ザ・シリアス・ヴァイオルズ)」が加わるなど豪華な布陣も見逃せません。

「ドイツ音楽の父」と題されたDVDの内容は、ラーデマンや多くのシュッツ研究者達の話から、幼少時イタリア留学を経て亡く成るまでのシュッツの生家、暮らした場所絵画や演奏、音楽と美しい風景を織り交ぜながらシュッツの生涯をふりかえるというもの。字幕は英語とドイツ語で、収録時間66分の興味深い映像作品です。

【シュッツの音楽】
バッハ以前のドイツ音楽で最も重要とされるハインリヒ・シュッツの音楽は、ガブリエリやモンテヴェルディらイタリア・バロックの華麗で劇的な要素と、後期フランドル楽派の対位法的な技巧を、ドイツの教会音楽の伝統の中に巧みに結合させたもので、さらに言葉の意味を徹底的に掘り下げたヴォルフも真っ青のテキストへの配慮をも窺わせるという見事なもの。
プロテスタントの精神を音楽に深々と投影したという意味では、バッハと並び、歴史上最高の音楽家と呼べる存在と言えるでしょう。
約500曲に及ぶ作品を残したシュッツですが、その創作については、大きく3つの時期に分けることが可能です。

第一期は、ヴェネツィア留学での複合唱様式体得を生かした時期で、1627年頃までの作品がこれに該当します。代表作は、『ダビデ詩篇曲集』(Disc10-11)、『イタリア語マドリガル集』(Disc3)、『カンツィオーネス・サクレ』(Disc6-7)など。

第二期は、1628〜29年に再び訪れたイタリアで接したモンテヴェルディに代表される劇的な朗唱様式と激昂様式からの影響によって始まります。この時期はまた凄惨な三十年戦争によってドイツの人口が3分の1(!)にまで減少したといわれる悲惨な時代で、シュッツ作品の演奏にも、少ない人数で演奏できるよう凝縮されたスタイルが採用されているのがポイント。代表作は、『音楽による葬送(ドイツ・レクイエム)』(Disc4)、『十字架上のキリストの7つの言葉』(Disc8)、『クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルテ』(Disc9)など。

第三期は、三十年戦争終結の年である1648年から始まります。様々な経験を積み、熟達した作曲
技法を身につけていたこの時期のシュッツの作品には多彩な要素が見出されます。代表作は、『ガイストリッヒェ・コーア・ムジーク』(Disc1-2)、『ルカ受難曲』(Disc8)など。(HMV)

【収録情報】
Disc1-2 (83232)
● ガイストリッヒェ・コーア・ムジーク(宗教的合唱曲集/29曲のモテット) op.11, SWV.369-397

 ドレスデン室内合唱団
 カペラ・サジラリアーナ・ドレスデン
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2006年11月24-28日、2007年2月27-28日 ドレスデン、ルカ教会

Disc3 (83237)
● イタリア語マドリガル集 op.1, SWV.1-19

 ドレスデン室内合唱団
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2010年6月10-14日 ドーナ、聖マリエン教会

Disc4 (83238)
1. 葬送音楽(ドイツ・レクィエム) op.7, SWV.279-381
2. 私は蘇りである SWV.464
3. 嘆きの別れ SWV.52
4. Gutes und Barmherzigkeit SWV.95
5. Ich hab mein Sach Gott heimgestellt SWV.94
6. Das ist je gewisslich wahr SWV.277
7. 哀悼の歌 SWV.419

 ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 ヤン・コボウ(テノール)、他
 マティアス・ミュラー(ヴィオローネ)
 ルトガー・レミー(オルガン)
 ドレスデン室内合唱団
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2011年5月2-8日 ドレスデン、ラーデベルク

Disc5 (83239)
● 宗教的歌曲集(12のドイツ語モテット) SWV.420-431

 イレーネ・クライン(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 セバスティアン・クネーベル(オルガン)
 ドレスデン室内合唱団
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2009年10月21-25日 ライプツィヒ

Disc6-7 (83252)
● カンツィオーネス・サクレ op.4, SWV.53-93

 フラウケ・ヘス(ヴィオローネ)
 ルトガー・レミー(オルガン)
 ドレスデン室内合唱団
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2012年2月13-17日 ドレスデン、ラーデベルク

Disc8 (83253)
1. 十字架上のキリスト最後の7つの言葉 SWV.478
2. われを憐みたまえ、おお主なる神よ SWV.447
3. ルカ受難曲 SWV.480

 ヤン・コボウ(福音書記者:テノール)
 フェリックス・ランプ(キリスト:バス)
 フェリックス・シュヴァンテ(ピラト:バス)
 トビアス・メスガー(ペトロ:テノール)、他
 ヒレ・パール(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ルトガー・レミー(オルガン)
 リー・サンタナ(テオルボ)
 ザ・シリウス・ヴィオールズ
 ドレスデン室内合唱団
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2012年4月17-21日 ドレスデン、ラーデベルク

Disc9 (83254)
● クライネ・ガイストリッヒェ・コンツェルテ 第1部 op.8, SWV.282-305

 ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 ウルリケ・ホフバウアー(ソプラノ)
 ダヴィド・エーラー(アルト)
 アレクサンダー・シュナイダー(アルト)
 ゲオルグ・ポプルッツ(テノール)
 トビアス・マスガー(テノール)
 アンドレアス・ヴォルフ(バス)
 コルネリウス・ウーレ(バス)
 フェリックス・シュヴァンズケ(バス)
 ステファン・マース(テオルボ)
 マティアス・ミュラー(ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
 ルトガーレミー(オルガン、指揮)
 2012年9月20-25日 ザクセン、トリニティ教会

Disc10-11 (83255)
● ダヴィデ詩篇集 op.2, SWV.22-47

 ドロテー・ミールズ(ソプラノ)
 ルイーゼ・ヴァルネンブルク(ソプラノ)
 ダヴィド・エーラー(アルト)
 シュテファン・クナート(アルト)
 ゲオルグ・ポプルッツ(テノール)
 ドビアス・マスガー(テノール)
 シュテファン・マクラウド(バス)
 フェリックス・シュヴァンズケ(バス)
 ドレスデン室内合唱団
 ドレスデン・バロック・オーケストラ
 ハンス=クリストフ・ラーデマン(指揮)
 2012年10月14-17日 ドレスデン、ラーデベルク

DVD
● 「ドイツ音楽の父(Der Vater der deutschen Musik)」

指揮者ラーデマンや多くのシュッツ研究者達の話から、幼少時イタリア留学を経て亡く成るまでのシュッツの生家、暮らした場所絵画や演奏、音楽と美しい風景を織り交ぜながらシュッツの生涯をふりかえります。(輸入元情報)
 収録時間:66分 カラー、16:9 言語:ドイツ語、音声:PCMステレオ 字幕:ドイツ語、英語
 NTSC、Region All
 (C):2015 ARTHAUS MUSIK GmbH

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