米音楽誌Rolling Stoneで5点満点を獲得した、世界の音楽シーンを牽引し続けるトップ･プロデューサー、カニエ・ウェストの5thアルバム。アルバムリリースまで、毎週金曜日に「G.O.O.D.Friday」として新曲を発表してきたカニエですが、1曲単位で聴いてきた楽曲も、アルバムで通して耳にするとまた新たな魅力を放つから不思議。Mike Oldfield「In High Places」の印象的なフレーズを使った厳かな「Dark Fantasy」やKing Crimson「21st Century Schizoid Man」ネタの「Power」、Aphex Twinの「Avril 14」の感傷的なピアノのメロディラインを引用した「Blame Game」など、今回もネタ使いは絶妙。他にも、カニエ・コネクションとも言うべき豪華ゲストを従えた「All The Rights」、Jay Z、Rick Ross、Nicki Minajといったまさにモンスターなラッパーをフィーチャーした「Monster」、ショートムーヴィーの世界観が凝縮した孤高の輝きを持つ｢Runaway」、エキセントリックなオートチューンに引きずり込まれる「Lost in the World」、ラストのGil Scott Heronの「Comment No. 1」を引用した「Lost In The World」まで、アルバム全体から放たれる圧倒的な存在感にただ呆然。早くもクラシック・アルバムのクオリティ。

世界で最も有名なヒップホップ・グループ、ブラック・アイド・ピーズの6作目のスタジオ・アルバム！リード・シングルは「The Time (Dirty Bit)」で、1987年のBill MedleyとJennifer Warnesによる大ヒット曲、「(I've Had) The Time of My Life」（映画『Dirty Dancing』挿入歌）使いで早くも往年の音楽ファンから反応が！さらにシックの「My Forbidden Lover」ネタの「Fashion Beats」といい、アルバムの中身も前作の大胆なエレクトロ路線を踏襲したアゲアゲなサウンドで、どんなに売れ線と揶揄されても、こりゃ仕方ないぜと思えるくらいにキャッチー過ぎる内容。今回もシングル・ヒット連発は間違いなし！

今年大ブレイクを果たし、さまざまなメディアで取り上げられている女性ラッパー、ニッキー・ミナージ！コスプレちっくな奇抜なファッションを使ったイメージ戦略でティーンのハートをがっちりつかみ、鼻にかかったキュートな声ながら、男顔負けのガツガツとマクしたてるラップでヘッズたちもみんなNickiに夢中！アルバムには、女性ラッパーとしては異例の大ヒットを記録したリード・シングル「Your Love」から、R&B風の「Right Thru Me」、ウィル・アイ・アムとコラボした「ラジオスターの悲劇」ネタで話題の｢Check It Out｣、スウィズ・ビーツのBPM早めなビートをバックに、あのエミネム相手に、負けず劣らずのパワフルなフロウを披露した「Roman's Revenge」、ドラムンベース調の「Save Me」などバラエティ豊かで、Nickiのイメージにぴったり！

アルバム・リリース毎に、必ずといっていいほど、大ヒット・シングルを飛ばすフロリダのMC、フロー・ライダーの待望のニューアルバム。話題沸騰の1stシングル「Turn Around (5,4,3,2,1)」（邦題：お前にターン・アラウンド(5,4,3,2,1）」、デヴィッド・ゲッタを迎えたメガヒット曲「Club Can't Handle Me」などシングル収録のほか、アルバムにはエイコン、ラザ・モーガン、リュダクリス、グッチ・メインらがゲスト参加。今年のクリスマスから年末のフロアはフロー・ライダーがオイシイところ、根こそぎ持って行きまっせ〜！

伝説のスポーツカー、フォード・マスタングからインスパイアされたパワフルな5.0リッターエンジンをモチーフに作られたニューアルバム！前作『Brass Knuckles』から2年ぶりとなるニューアルバムには、既にiTunesチャートでスマッシュヒットを記録している「Just a Dream」とDutchがプロデュースした派手なアップチューン「Tippin' In da Club」がリード・シングルで、ネリーお得意の、メロウサイドとアゲアゲサイドの2面性が効果的に使われております。さらに彼の代表曲であるケリー・ローランドとのデュエット「Dilemma」の続編曲も収録！

アイドル的な人気がありながら、独特のプロデュース・センスで玄人筋も認めるラッパー、ソウルジャボーイ・テレムが4thアルバムをドロップ！ゲストには50セント、トレイ・ソングスといったビッグネームから、ネットを中心に話題を呼んでいるリル・B、アラブ、エスター・ディーンら気になる面々が参加。

音楽、ファッション、トレンドを遂にリードするアーバン・カルチャーのカリスマ、ファレル・ウィリアムズが引きいる新感覚バンド、N★E★R★Dの4作目となるアルバム！2010年初頭、マイアミのスタジオで完成させた20曲を聴き返し、自らダメ出し。全てを白紙の状態に戻し完成させたのが 約2年半振りとなるスタジオ・アルバム。グラミー受賞プロデューサー・グループNeptunesを主体にし、ヒップホップを更に高いレベルのバンド・サウンドに作り上げた彼らが、またもや音楽シーンに衝撃与えることマチガイなし！

クラブ、ヒップホップ、トラディショナル・ラップ、ロック・ポップ、スタイルと制限無く自由なスタンスで完成させた、天才キッド・カディのセカンド・アルバム。前作がリスナーを彼の夢の世界に引き込むような内容でしたが、本作は根っから暗く、彼の現実にリスナーを引き込むという対極的な位置付けとなる作品ということで、派手さはないものの、いつの間にか頭ん中を占領してくるようなサウンドスケープにどっぷり。

帝王、ジェイ・Zのヒストリーを網羅したベスト盤。彼のキャリアを彩るヒット曲満載。しかもこの限定バージョンは、ハード・カヴァー・ボックスに麻を使用したスペシャル・パッケージにJay-Z自身がデザインしたダイアモンド・サインをフィーチャー。未発表写真等を掲載した100ページに及ぶモノクロのコーヒー・テーブル・ブックを同梱。プレゼントにも！

グッディ・モブのメンバーであり、デンジャー・マウスとの異色ユニット、なーるず・バークレーでの活躍でも知られる“天然ソウル・マシーン”こと、シーロー・グリーンのニューアルバムが完成。過激なタイトルでありながら往年のソウル･サウンドを髣髴とさせる洗練された1stシングル「Ｆ**k You」は公式字幕ビデオが動画サイトで1,000万回超えの再生回数を誇る人気っぷり。この曲を手がけているのは、今最も注目を集めるシンガー、ブルーノ・マーズということで話題沸騰！

Zeebraも最近好きな白人ラッパーの1人に挙げていた、インディアンの血を引くアラバマのラッパー、Yelawolfがメジャーデビュー！Gucci Mane、Rittz The Rapperらが参加。将来有望株です。

今年頭にリミックス、ビートジャッキン含め大流行した「Beamer, Benz Or Bentley」収録のロイド・バンクスの3rdアルバム、遂にリリース。50 Cent、Tony Yayoはもちろん、Pusha T、Akon、Jeremih、Raekwonらが参加！

MCバトル出身の実力者、Cassidyの4thアルバム。今回はCassidy自身がプロデューサーとしても深く関わっており、気合の入った作品。Swizz風トラックをVynylzが提供した「One Shot」、The Gameをフィーチャーしたマイクリレーが熱い｢All Day All Night｣などCassidyの乾いたラップにズバっとハマるカッコイイ曲多し。

ヒューストンの人気ラッパー、Slim Thugのニューアルバム。ローカル支持率No.1のラッパーZ-Roをフィーチャーした「Gangsta」や話題の新人ラッパーB.o.Bを迎えたメインストリーム仕様の「So High」など、あの独特のヌメっとした低音ヴォイスで懐深くフロウしており、すこぶるカッコ良し！リリース・ラッシュで埋もれそうですが、必携です。

キューバをルーツに持つマイアミのラッパー、Pitbullのスパニッシュ･アルバム！欧州でメガヒットを記録しているオーストラリアのYolanda Be Coolの｢We No Speak Americano｣をサンプリングした「Bon Bon」など収録。怒涛のスパニッシュ・ラップが炸裂する四つ打ちクラブ･バンガーやコミカルな高速トラックまで最後まで一気に楽しめる1枚。

Trill Entertainmentからファミリー勢ぞろいコンピが登場！獄中にいるLil Boosie、Webbieの二大看板はもちろん、Lil Phat、Lil Trill、Mouse、Foxらももちろん参加！サビ部分がニューオリンズ・ファンクのコール＆レスポンスのようなグルーヴを感じさせるリード・シングルの「Turn the Beat Up」、Webbieの3rd用に作ったと思われる「My People」なども収録。

テネシーのホワイト・ラッパー、Haystakの新作は2枚組！リード・シングルは「So What」で、お馴染みのシンギン・ラップと哀愁トラックが心にしみる1曲。トラックリストはまだ未定ですがWaka Flockaのあの曲のビートを使った「White Boy Music」は収録される？

Three 6 Mafiaの2人がいつまでたってもニューアルバムを出してくれない間に、Juicy Jのミックステープ・プロジェクトだったCut Throatシリーズと同タイトルの新たなコンピがProject Patをエグゼクティブ・プロデューサーにリリース。参加するのはThree6 Mafia、Project Pat、Lil Wyteといったファミリーはもちろん、Twista、Slim Thugといった面々もフィーチャー。

ウェッサイ・シーンを代表するアーティストの1人、ダズ・デリンジャーのニューアルバム！ゴリゴリ・ハードなストリート・シット｢I’m Hard｣、重量級ウェッサイ･ファンク「Gott Damn!!!」、Playaz CircleのDolla BoyとKuruptをフィーチャーしたサウス・トラック｢X’sposed 2 Tha Game｣など収録。ゲストには盟友スヌープも。

高速ラップと美メロ＆ハーモニーによるメロウなサウンドで日本国内でも人気の高い“ボーン・サグスン・ハーモニー”の未発表曲や未発表テイク、CD未収録曲などを収録した日本オリジナル編集盤。

大ヒット作『Injection』でオナジミなフランスのG・ファンク・シーンが誇る人気プロデューサー／トークボクサーのDogg Masterの最新作は、同じフランスのプロデューサーBusta Brownとのコラボ盤で、以前発表したDJEとのアルバムに近いインスト中心。とは言え、トークボックス・ファンには玉乱、ザッピーな内容です。

フランス・Gスタ・プロデューサーDJ AKとSCCのBig Prodejeがジョイント・アルバムをリリース。プロデュースを手がけるのはDJ AKということで、王道Gファンク・チューン満載。LVもゲスト参加しており、SCCファンも必携の1枚となるはず。

リッチモンドのラッパーでKali Famのメンバーとして活躍していたラッパー/プロデューサーのErk Tha Jerkがソロ・アルバムをリリース。ノーコーストでメランコリックでソウルフル。R&Bファンにも響きそうな女性コーラスが印象的な「How Do You Love Me」や官能的なトラック「Right Here」、漂うような電子音が心地よいミッド・チューン「Favorite Song」、哀愁メロウ「I Know」など、歌心溢れるスムースな楽曲ばかり。

LAを拠点に活動している弱冠19歳のフィメール・ラッパーのデビューEP。プロデューサーはPacific Divisionら。ロックやエレクトロもミックスしたスタイルで、Kid Sister好きにもオススメできます。

天才プロデューサーAlchemistとMadlibの実弟でソロ作品でも定評の高いOh NoがGangrene（壊疽）というデュオ・ネームでフルアルバムを完成。ゲストにはStones ThrowファミリーのGuilty Simpson、MED、Raekwon、Fashawnといった実力派MCも参加！玄人受けしそうな1枚！

前作『The Takeover』、片割れAmp Liveのソロ・アルバムも好評だったベイエリアのユニット、Zion Iの通算7枚目のアルバムがGost Dust Mediaからドロップ！ルーツレゲエをスモーキーに色づけた「Many Stylez」、エレクトリックでトリッピンなサウンドにレイドバックしたラップが乗る「North Star」など生楽器を使ったスタイリッシュなトラックにエレクトロやレゲエやダブの要素を散らしたニクイ作品。

既に世界的な注目を集め、今後の展開も続々決定している要注目アーティスト、Soft Lipa。今作は、彼の最新作にして2010年台湾のグラミー賞にヒップホップ・アーティストとしてはじめてノミネートされることとなったヒット作。日本人人気クラブ・ジャズ・アーティスト、Jabberloopとのコラボ・アルバムも同時期に発売され、注目が急激に高まる中で緊急リリースが決定。ボーナス・ディスクとしてJabberloopとのコラボ・アルバムからリミックス曲を収録。このアルバムでしか聴けないスペシャル・ミックスです。

オハイオのラッパーCopywrtieの約3年ぶりとなる新作！Sean Price、Crooked I、RJD2、!ｌlmind、Khrysis、MHz、Camo Tao、Dilated Peoplesなどなど、サポート陣営もお馴染み＆玄人好みの激シブ・メンツが揃い踏み。

洗練された流麗なメロディーに太いドラムスがボトムをまとめるアーバン・ソウル・ヒップホップで人気のドイツ・アンダーグラウンド・ヒップホップ・グループMOMENTENからJ.R.とPH7がタッグを組んだJ.R. & PH7のセカンド。Slum VillageのElzhi やDlated PeoplesのEvidenceをはじめ、Edo G、Trek Life、Rasco、Buff1などなど…、超強力な布陣で臨む意欲作！

人気コンピ『In Ya Mello Tone』シリーズでも話題になっていたニュージーランド・シーンのドン、SoulChefのファースト・アルバム。Nieve、Hydroponikz、Nicholas Smalc from Vitium、Noah King、Need Not Worryなどラッパーが多数集結。

瀬戸智樹とDJ ChikaによるユニットCradleが、ヴァイオリン、フルート、ベース奏者らを迎えたプロジェクト、Cradle Orchestraのセカンド・アルバム。今年3月にこの世を去ったGURUとのコラボレーション曲の他、De La Soul、オランダのGiovanca、Speech、Aloe Blacc、Camp Lo、Pismo、Substantialら、大物アーティストをゲストに迎え、よりクオリティの高い作品を完成。

『24 HOUR KARATE SCHOOL』』で日本のヒップホップ・ファンにもその名を知られるようになったSki Beatzが全面プロデュースし、専門誌などで大絶賛されたCurren$yの最新アルバム『Pilot Talk』の続編。リード曲「Michael Knight」でさらに中毒者増殖中。

ワシントンDCの若手ラッパー、Tabi Bonney。本作には、Raheem DeVaughn、Esetelle、Pusha T(Clipse)、Curren$y、Waleらが参加。

Ski Beatzの『24 Hour Karate School』に参加していたハーレム出身のラッパー、Smoke DZAのデビューアルバム。現在、Curren$yやBig K.R.I.T.らとSmokers Club Tourの真っ最中で、ますます注目度アップ。

『Pilot Talk』が話題のラッパーCurren$yが所属するレーベルJETSのニューカマー、ニューオリンズ出身のラッパーTrademarkDa Skydiverのアルバムが3タイトル到着。話題のプロデューサーSki Beatzも参加。

シングル「Number 1」のヒットで知られるMC/プロデューサーTinchy StryderのIslandからの第2弾、通算3枚目となるニューアルバムが発売。 Tinie Tempahをフィーチャーした「Gangsta?」、USで成功を収めたシンガーTaio Cruzを迎えた「Second Chance」など収録。ゲストも豪華でかなりUSでも話題を呼びそうな1枚です。

アルバム累計セールス150万枚以上のフランス・ヒップホップ界のドン的存在のBoobaの新作は、マイアミ録音でUSからDiddy、T-Pain、Akon、Ryan Leslieと大物ゲストをフィーチャー！

紅一点Tulisaと彼女のいとこDappy、幼馴染のFaserの3人成るUKシーンの人気グループ、N-Dubzの3rdアルバム。マルチな才能を持つ彼らの新作はLAとマイアミで3週間以上かけてレコーディングし、オックスフォードで1ヶ月以上の時間を費やし、ミキシングとマスタリングを行った力作！Salaam Remi、The Runnersなどがバックアップ。

BBC Sound Of 2010に選ばれた英のダグナム出身の白人MC、DevlinことJames Devlinのメジャーデビューアルバム。鬼気迫るラップとライム使いの迫力に圧倒されまくり。Giggsをフィーチャーした「Shot Music」や緊迫した雰囲気のビートに吐き出すように言葉を綴る「Brainwashed」、壮大でドラマティックな「Runaway」など収録。

UKグライム・シーンの中心的グループ、Roll Deepが全英No.1ヒット・シングル「Good Times」「Green Light」を引っさげニューアルバム投下！プロデューサーはRoll DeepのメンバーであるWileyとDJ Targetの他、外部からはRoots Manuva、Bashyらの作品で知られるToddla T、KanoやTinchy Stryderなどを手がけたグライム系プロデューサーDaVinCheらを起用。

今年2月に交通事故により夭折したトラックメイカー、Nujabesを追悼し、彼と縁の深いアーティストが集結し、トリビュートアルバムを作成。参加アーティストはCalm、clammbon、Emancipator、Five Deez、Pase Rock、Specificsなど。