映画『つやのよる』(行定勲監督)の主題歌として先行リリースされ、フィリー・ソウル・マナーにのせて艶やかな「和」の官能世界を展開した「ま、いいや」を筆頭に、全国のお茶の間に向けて人類の喜怒哀楽をジャジーに放り込んだ西友のCMソング「地球が一回転する間に」や、小林旭のカヴァー曲「宇宙旅行の渡り鳥」や、「SOUL BROTHER「やさぐれファンク“渋谷路地裏編”」Remixed by MURO」など、60〜70年代当時の任侠映画のような昭和テイストを継承したCKBの世界観を極めた1枚。ルーツ再訪でファンを泣かせた前作『ITALIAN GARDEN』からわずか1年で、曲調、アレンジともに多彩な変化を遂げたCKBの懐の深さにも改めて唸らされた名作です。