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Review List of ユローヂィヴィ 

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     2015/07/31

    戯曲をオペラにするときの不自然さがなく、プロコフィエフの作曲技術が光っている。

    演劇的な台詞とオペラの歌芝居としての連続、自然な流れがある。

    登場人物たちの台詞や歌、その背景の風景が見事に音楽で描かれている。

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     2015/07/25

    交響曲第3番は大変美しい音楽だが単純な構造で出来ているので時に単調に聴こえる時がある。

    シモノフはその弱点を感じさせず感情も過度に込めずに音楽的な美しさを引き立てている。

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     2015/07/25

    パーヴェル・コーガン指揮によるラフマニノフ。

    全体的に流す感じであっさりしているが美しいメロディーはしっかり歌っている。

    1990年の録音だが音質がもうひとつだ。

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     2015/07/24

    ソヴィエト時代、オペラ歌手として国際的な活躍をしたオブラスツォワ。

    『イル・トロヴァトーレ』のアズチェーナのような役がイメージとしてあるが、『サムソンとデリラ』のデリラのセクシーな表現にも惹かれるものがある。

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     2015/07/22

    この録音は声楽曲を愛する人にとって大切な1枚になるに違いない。

    またロシア語を学んでいる人にも聴いてほしい。

    スヴィリードフの美しい音楽。そしてそれを生んだエセーニンの詩。

    エセーニンの詩の素晴らしさが音楽に繋がっている。

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     2015/07/08

    素晴らしい。

    シチェドリンの歌劇『左利き』は全2幕で演奏時間は約2時間。

    シリアスとユーモアが混じりあった面白い音楽でロシアの民族音楽の要素も入っている。

    原作はレスコーフの小説。レスコーフ原作のオペラと言えばショスタコーヴィチの歌劇『ムツェンスク郡のマクベス夫人』がまず頭に浮かぶが『左利き』はレスコーフの最も知られた作品でロシア人で知らない人はいないという。

    ちなみにシチェドリンにはオペラではないが、レスコーフの小説をもとにした『封印された天使』という作品もある。

    アルバムのジャケット写真はワーグナーの歌劇『さまよえるオランダ人』を連想させるが、ブックレットにあった舞台写真はロシア民話の世界を舞台にしたようで舞台の映像を観てみたくなった。

    個人的にゲルギエフの指揮の良さがいまいちわからなかったが、この録音を聴いて素晴らしさに気付いた。ゲルギエフの一番の名盤ではないだろうか。

    ライブ録音でお客さんもこの作品の誕生に沸いていることが感じられる。

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     2015/07/06

    シノーポリの情熱的な指揮が目に浮かんでくる。

    時に宗教曲ということを忘れてオラトリオかオペラの一場面を感じさせる。

    冒頭のコントラバスの低音が強く耳に残り、何度も聴き返してしまった。

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     2015/07/01

    歌劇『道化師』からプロローグを16人の歌手で聴きくらべが出来る興味深い1枚。

    1911〜58年までに録音されたもので79分めいいっぱいに収録されている。

    1958年以降の録音を集めて第2弾を出してほしい。そんな企画がもしあったら最近はバリトンとして舞台に立つドミンゴのプロローグも入れてほしい。

    ルッフォとベキ、ゴッビ、デル・モナコによる録音では練習番号17の2小節前から楽譜にはない笑いを入れている。

    ストラッチャーリによる録音はポイント、ポイントで微妙にテンポを変えて歌っていて、練習番号12のあたりは若干音符を離れたりと全体的に歌というより語りで表現しているのが素晴らしい。

    1930年代から録音技術が向上してオーケストラの伴奏もしっかり聴こえるようになってくる。

    テノールのマリオ・デル・モナコによる録音はライブで音が悪い。プロンプターの声が入っていることから公演でプロローグも合わせて歌ったのだろうか

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     2015/06/23

    エドガルドを歌うタリアヴィーニが少し弱いように感じた。

    第三幕の有名なアリアのあたりなど時々クセのある歌いかたをするのが気になった。

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     2015/06/22

    録音が古いためかオーケストラの音が雑に聴こえる。

    カラスもアルフレードを歌うアルバネーゼも発声がこもっていて、はっきりしていないように感じる所があった。

    第三幕でのカラスのヴィオレッタの表現にはハット思わせるものがある。

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     2015/06/19

    ボニングのかどのとれた演奏はなんとも聴きやすい。

    ミルンズのリゴレットが演劇性を歌唱に込めようとしているのはわかるが少しくさいというかくどい感じがする。

    第1幕のリゴレットとジルダの美しい二重唱はまるで器楽曲のようだ。

    サザーランドのジルダはその透明感ある声が一途さや健気さを表現している。

    パヴァロッティの若く明るい声はマントヴァ公爵にぴったりで悲劇を引き起こすもとなのに全く罪がないように聴こえてしまう。

    スパフチーレを歌うタルヴェラは登場場面は短いものの強い印象を与えてくれる。

    チェプラーノ夫人という第1幕に登場するちょい役をキリ・テ・カナワが歌っている。

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     2015/06/19

    はじめのうちゴッビが少し一本調子に感じられた。

    特に第1幕第2景でのリゴレットとジョヴァンニのやり取りでお互いの話の内容を聞く前に反応して歌っているようで違和感があった。

    しかし第2幕になってジルダが慰みものにされたと知った後に父親としてマントヴァ公爵に訴えかけるあたりからが素晴らしい。

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     2015/06/08

    『チェロ協奏曲』ではロストロポーヴィチとロジェストヴェンスキイによる作品に対する理解、共感が感じられる。時おりトランペットも活躍する。

    『ヴァイオリン協奏曲』はコンドラシンによるスケールの大きく荒々しい指揮と鋭いコーガンのヴァイオリンによるテンションの高い演奏で圧倒された。

    『フルート協奏曲』はフルートという美しさや優雅さをイメージさせる楽器で厳しさを表現しようとしているように感じた。

    ヴァインベルクはチェロ、ヴァイオリン、フルートのために2曲づつ協奏曲を作曲しており、その他にトランペット協奏曲とクラリネット協奏曲が1曲づつある。

    今回は収録されていない残りの5曲の協奏曲についても商品化を待ちたい。

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     2015/06/06

    ピアノを習い始めた人におすすめしたい作品が並んでいる。

    バッハ、ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマンといった作曲家の作品をピアノ教育で用いるが、音楽理論や演奏方法など堅苦しいことに気をとられず気楽に美しく楽しい作品を演奏し喜びを味わうことが音楽をする出発点であると思う。

    ここに収録されているチェレプニンの作品はその目的にふさわしいと思う。

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     2015/06/05

    どの曲も初めて聴くのにどこか懐かしい。

    バラライカやアコーディオンを含む民族楽器のオーケストラが伴奏をつとめる。

    ロシアならではの、けだるさを感じさせるようなもの寂しい歌も収録されているが、休日の夕方に幸福や心安らぐ時間をつくってくれる1枚と言えるだろう。

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