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Review List of 盤鬼hmv15 

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     2012/12/25

    演奏はとても良い、やや前のめりな傾向が有るにせよ勢いが感ぜられ生気に溢れている。じゃじゃ馬パリ管を巧く掌中に収める手腕も堂に入っている。クレジットによると’70年収録,ロケ地:Salle Wagram,BE:P-Vavasseurとなっているが、この国内盤はエナジーバランスに少々難が有ると思わざるを得ない。混濁感も無く見通し良い明快な響きはパリ管の個性そのものだとは思うのだが、如何せん腰高で分厚い響きが薄い。低弦の風を思わすようなかなり低い音域は其れなりにしっかり出てはいるのに…、いわゆるmid-bassの音域が薄い、それが上記の印象に繋がっているのだろう。ReMEは邦人だが、斯様なバランスの根拠は彼自身の単なる好みによるものなのか、それとも我が国音楽ファンの平均的な嗜好を十分に検討した結果なのだろうか?

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     2012/12/24

    今ではRPO-30BOXセットの一枚として既に馴染み深い当盤、演奏・録音とも秀逸な出来栄えである。2年位前に所用で関西方面に滞在の折、大阪日本橋のとある中古オーディオショップの店頭で偶然耳にしたのがキッカケであった。ところで毎回くどいように再生環境のセッティングやらチューニングとやらを書き立てて実に恐縮なのだが、最近はレヴューに目を通す度に「小生も含め果たしてどれだけの方々がCDから(あるいはSACDとても)内包された情報をどれだけ取りこぼし無く引き出せているのだろうか?」とフト思う事が多い。調整後のbefore&afterではないが、然して期待した変化を示さないものも有れば驚く程の豹変ぶりに狂喜する場合も間々有る。それは裏を返せば、パッケージに記録された情報量が元々少ないか豊富であっても十分に引き出せていなかったという事を意味する。そうした観点から小生は自戒も含めなるべく時間を掛け聴き込んでから評価するよう心掛けてはいるつもりである。それでも過去の評価の中には訂正したいものも有ってHMVシステムの都合上書替え出来ないのが辛く残念でもある。話が少々逸脱してしまったが、どうか御容赦頂きたい。さて当盤は目を瞑って聴いていると恰もコンサート会場に居るような錯覚を催す程のリアルなイメージを呈示してくれる。昔日の談であるが、かの五味康祐氏が「レコード芸術に於いては個々の審美眼と再生手法に基き、そのイメージの再現こそに最も意を払うべきであり、詰るところ各人の美学の問題に帰するものである。」と喝破されていたように記憶する。音楽にも造詣が深くオーディオにも精通していた如何にも氏らしい論評であり、当時【原音再生】一点張りの風潮に一石を投ずるものであった。BOXセットなら一枚が百円にも満たない信じられぬ安値、一般庶民の其れなりのオーディオセットでも此れだけのリアルイメージが得られる時代、天国の五味氏もさぞや歯軋りしつつ羨ましい眼差しを向けていることだろう。

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     2012/12/19

    リヴィングステレオ60BOXと同時購入、微妙なニュアンスの差に興味津々といったところか。内容の素晴らしさについては既に多くの方々により語り尽されている感が有り、敢えて蛇足とも思えるコメントは差し控えたいと思う。ところで先のLS-60BOXセットにも感じ取れたのだが、「芸術は時代を映す鏡のひとつなのだなぁ〜!」とつくずく思い知らされた。使用されたMICの銘柄によるキャラクター差とかセッティング/アレンジメントの違い、或いは採用されたレコーダーに至るまでの収録機材など、即ち当時の関係者が掲げるコンセプトの違いがそのままこれ等BOXセットに表れているような気がする。一例として、LSセットの方は概ね客席の前から中頃辺りで聴いている感じだが、こちらは指揮台か更に少し下がった位置で聴いているような感じ(指揮者の耳には斯様に聴こえるであろうという推測に基ずく)である。小生は二階席を含む後方席でホールトーンも味わいつつ聴くのが好みなので、ややダイレクトに過ぎるのでは…という感覚は有る。しかし、「ちょっとONかな!?」と思える箇所が時折出現するも、押しなべて遠近感・拡がり感・鮮鋭感は傑出しており充分満足できる仕上がりである。それと、こちらの方がやや乾いて潤いに欠けるような印象を持った。更に付け加えるとするなら、低・中・高域のエナジーバランスが物によっては少々高域寄りに感じられたことだ。これは元音源の質の良し悪しというよりもリマスタリング手法の違いに起因する差異と思われる。いずれにせよ、この秀逸なる二つのBOXセットは当分の間小生の心を捉えて離さないだろう。

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     2012/12/17

    諸兄絶賛の嵐に違わぬマストアイテムだと思う。前回買い損ねたので本当に嬉しい再発であり、おまけに内容からは俄かに信じられぬ最安値、申し訳ない程である。今更つまらぬ御託を加えたところで二番煎じは目に見えているが、このBOXから得た大いなる驚きと喜びを抑え切れない。「王様の耳はロバの耳!」ではないが、思わず「LS-60BOXは音の宝石箱や〜!」と叫びたくもなる。聴き終えて「やぁ、参った参った」とSPに向かってブラボーの拍手をする自分がいた。米国の国力が充実し輝いていた時期であり生み出される音にもそうした気風が漲っている。印象深いものは…と言われても迷う程多くてキリが無いのだが、ダフニスとクロエ,フランク交,ペトルーシュカなど…、それとA・フィードラー/BSO(pops)やM・グールドのバンドとか…数え上げれば…、それ程内容が極めて濃いということ。未購入の方は是非!強く御奨めする。とにかく再生環境をベストに調整できれば本当にブッたまげる位に仰け反るプレゼンスが得られること請合い(ホンマにワクワク・ドキドキ・ブラボー!でっせ)。最後に、当時の有能なるBE諸氏(表記はRE:レコーディングエンジニア)に敬意を、現代に見事に甦らせたReMEに最大級の賛辞を贈りたい。

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     2012/12/15

    同コンビによるマ・メール・ロァ&ラ・ヴァルスの出来が思いの外好いので期待して聴いた。結果は「まあ、こんなもんかなぁ〜?!」と少々複雑な気持ちに終わった。ラトルは毎度の事ながら繊細且つ緻密に音を紡いでゆく。CDカットレヴェルが低めなのも大きなDレンジを活かしたいが為ではあろう。しかしながら聴感上は圧倒的な盛り上がりをそれ程得られなかった。音場は大変明晰で見通しが良くオケも良く反応しているが、合唱がやや心許なく聴こえる。もう少し奥まった所で夢幻的にフワ〜ッと拡がる響きも欲しい。収録元音源かマスタリングどちらに起因するのかは判らないけれど、今一歩煮え切らないもどかしさを感ずるのも事実。一寸話は逸れるが、当CDを聴いていてL・Slatkinの事がふと過った。そういえば両者とも棒捌きは一流で統率力に長けているし、緻密・清澄・明快を基本に幾分すっきり・さっぱり系で処するところなど共通点が何となく有るような…。

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     2012/12/08

    オーディオ機器の再調整に伴い久々に引っ張り出して傾聴してみた。以前のBox-setでリマスターも’88年と’98年の同内容の代物、違うのは外箱と価格だけ、それにしても円高の御利益も加わってか随分と低額になったものだ。聴き終えた印象としては当時とあまり変わらぬ結果に終わった。演奏評価は満点なのだが相変わらず中低&低域が薄いのが唯一難点と云える。音質補正しようにもCDに情報が含まれていない、或いは極めて少ないだけに如何ともし難いもどかしさが残る。担当BEの技量と見通しの良い響きから鑑みても、元凶はオリジナル音源よりもリマスタリングの拙さに起因するものと思われる。近頃はラヴェルもドビュッシーもSACDで発売されているようだが、こと音質に不満な者には「其方を買え!」ということなのだろう、如何にもEMIらしい商魂だとボヤキたくもなる。確かに限界は有るが16bitCDにも改善の余地はまだまだ山積しているというのに…。DSD変換による最新リマスター、それもセンスの好いスタッフによる驚きの回答を期待しているが、此方の見通しは限りなく不透明というか暗いというに等しい。

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     2012/11/18

    再生環境を再調整し念入りに追い込んだとはいえ、在庫のCDを次々と取り出し再度傾聴するのは結構骨の折れる作業である。とは言え、良い意味で思わぬ変貌を遂げる盤に接するとそんな苦労も吹っ飛んでしまう。当盤も好い印象を得た物の一つである。購入当時はヨッフム盤等に比しテンポといいキレといい些か鈍重な感が否めず、諸兄の評価も今一歩であったのに何となく頷いていたのが全くウソの様である。何と云ってもライヴ特有の空気感を捉えた録音が良い。ライヴであり観客で満たされていたとは思うが、大変残響成分が多く、これも楽友協会大ホール特有の響きなのかもしれない。今のところ小生の演奏評はshefさんの評に近い。敢えてコメントを加えるとすれば、絶妙なテンポの揺らしや鋭い切り込みをさり気無く興に任せた様な素振りで聴かせる処など、やはり練達の技でありVPOとの相性の良さが成せる業であると思える。

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     2012/10/31

    ’98年アムステルダム、Waalse Kerkにての20bit録音である。オリジナルの弦楽四重奏と共にこのG・Mahlerによる弦楽合奏版も大変気に入っているが、ここでの演奏は四重奏をそのままscale-upしたような感覚で、その一糸乱れぬアンサンブルは俊敏な反応とキレの良さを見せ、一点の曇りや濁りも無く晴れやかに響き渡り、やや明るめの傾向ながらその澄み切った輝かしさは何とも抗し難い魅力を放っている。この好印象を支えているのはやはりセンスの良いBEによる好録音に因る処が大きい。因みにレーベル元でも高音質を標榜し、Audio File Seriesと銘打ってリーフレットの表紙裏にはtechnical dataを列記している程である。この力の入れようは米TELARCとどこか似通った処が有って興味深い。そうした背景も有り、当時の廉価盤ブームの頃に入手したCDの中でも印象深いものの一枚である。

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     2012/10/27

    小生所有のCDはこの’06年発売の廉価盤Basicsシリーズである。その後も’10年’12年と新装発売され続け、レーベル元でも「後世に聴き継がれるべき名演奏を絶やすわけにはいかない」という意気込みがあるのだろう、是非とも存続されるよう願って已まない。ところで以前に他レーベル同曲盤のレヴューに寄稿したことがあるが、その中で或る方が「同曲といえばチェコ歴代の名指揮者による演奏という固定観念の図式に…(中略)評論家推薦の名盤を墓場まで持って行くおつもりですか?…」と語っておられた。事の真意は測りかねるが、人夫々の思い入れと感性を否定するようなニュアンスの発言や己の価値観を押し付けるかのように受け止められる発言はこのレヴュー欄の趣旨に反するのではないだろうか。少々逸脱してしまったが本題に戻ろう。さて、当盤はオケを一塊と捉え全体を俯瞰しつつも各パートの微妙な掛け合いも大変良く判る程に微細な音まで聴き取れる。肝心のシンバルやティンパニ等の打楽器群も要所をしっかりと締め、その存在を際立たせながらも決して出過ぎることは無い。斯様にこのCDは演奏内容といい録音品質(リマスターも含め)といい非常に高度な仕上がりとなっている。しかも収録年は’67年であり、先の他レーベル盤(’93年収録)に比しても驚くべき仕事ぶりである。この年代からして名匠C・Strubenの手になるものと思われるが、廉価盤ゆえ詳細なクレジットが記載されておらず確認できない。当盤こそ【温故知新】と呼ぶに相応しい基準足り得る立派な内容を誇る秀逸盤として一聴の価値が有ると思う。

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     2012/09/30

    BE:C・Moorfoot氏による収録がなかなか好い。【ペトルーシュカ】の演奏は純音楽的でもなく、バックの踊り子たちへの配慮で設定したテンポという風でもなく、何か観客に紙芝居の絵を見せながら情感たっぷりに得々と話を読んで聞かせている、と云った風情がピタッと来る。命とも云える色彩感の表出が見事であり、次の【中国の〜】でもその効果は最大限に発揮されていると思えた。VPOの柔軟な反応には驚かされたが、この団体は指揮者との相性による出来・不出来が結構ハッキリするようだ。

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     2012/09/30

    う〜ん!概ね高評価であるが、この演奏の良さをまだまだ十全に捉え切った内容であるとは言い難い。クレジットに目を通すとBEはDeccaの3人衆であり、違った時期に各曲を分担して収録したようである。と云うのも各曲の録音には微妙なニュアンス差が厳然として在り、流れと云うか気脈の通貫と云うか全体の統一性に欠けた感がどうしても拭えないからだ。それら各曲を取り纏めて編集した物のリマスタリング工程でも如何ともし難かったのではなかろうか。もっと自然で透徹した深い響きが捉えられたはずであり、結果として折角の好演に水を差すことになったが、このBE3人衆の顔ぶれからすればこれが限界の力量と諦めざるを得ないのが如何にも悔しい思いである。当然のことながら☆5は演奏の評価に対してのみ。

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     2012/09/29

    タイケの【旧友】を聴きたく購入したのであるが、これは久々に御機嫌なCDであった。欧州に重きを置いた曲目内容は小生にとっては有難い。演奏は確かに素晴らしいが技巧的に上回るバンドはまだまだ在るだろう。しかし、この大規模とも思えぬ編成でこれだけ緊密感のある演奏を格調高く繰り広げる団体はそう多くは有るまい。むろん個人技は水準以上のレヴェルを確保してはいるが、チームとして機能した場合何倍もの実力を発揮できそうな可能性を秘めた団体と見た。隊員を統率・牽引するリーダー(指揮も?)の力量も大したものだ。演奏形態は行進曲の御手本とも云えるほど実に堂に入ったもので、壮麗であり格調高い。しかも、実際に行進できるようなテンポを取りつつも決して鈍重にはならず、颯爽とした軽快感を得られるのが大きな美点と云える。

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     2012/09/27

    mejiさんのレヴューを参考に入手。仰せの通りP-Con.#3は出色であったが、氏の的確な論評と審美眼には感服する外ない。P-Con.#1,#2も高品質な録音で普通に接すれば不満は感じられないのだが、#3を聴いてしまうともういけない、微妙なニュアンスの差に愕然とする。扇状(放射状というべきか)に展開するパースペクティヴや定位、オケとピアノの絶妙なバランス、会場の空間の揺らぎみたいなものの再現が至って自然なのである。一言で云えば会場の全てを融合一体化して眼前に在りのままを提示してくれる、と云った風なのだ。拙宅のとても恵まれているとは云い難い再生環境であってもそれが判別できる。御大K・W氏の手掛けた優秀録音に接する快感と感動を諸兄も是非味わって頂けたら…と思う。

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     2012/09/16

    楽友協会大ホールは響きの良さで遍く知られているが、こと収録となると中々手強い会場であるらしい。事実、当地で収録されたセッションでライヴ盤も含め小生の御メガネに叶っているものはそう多くない。その中でこのPrevin/VPO一連の演奏はかなりの成果を上げているのでは…と思う。当盤も程良い距離を保った特上席で聴き入っているかのように鮮明かつ豪快に響き渡るが、節度を失い品位を貶めることは決して無い。奥行感と実体感が秀逸な収録があってこそ味わえる結果であり如何にもテラークらしい仕上がりとなっている。2曲とも優秀競合盤が犇めく中、各人贔屓の盤も挙げればキリも無い程と思うが、小生にとっては結構出番の多い愛聴盤となっている。

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     2012/09/16

    1番から4番まで破綻無く安定した展開を見せ、ゆったり安心して聴き通せる好演である。映画音楽的・ハリウッド的とのコメントも見受けられるが云わんとする意味合い(真意)が良く解らない。恐らく3番だけがJ・Lock氏の担当した収録と思われるが、他に比べ音場が少々狭まりピアノの響きもやや硬質でボディー感も減退し全体に精彩を欠くような気がしてならない。せっかくの好演であり期待していた3番だけに全てをK・Wilkinson氏で通して欲しかった。2・3番ほど取り上げられることの無い1・4番でさえも、最後までワクワク感を持続させてくれる演奏はそう多くはないと思う。スタンスから言えば中庸的かもしれないが決して安全運転といった安っぽいものとは一線を画す。それにしても40年も前の収録とは信じ難い高品質な収録である。もしも劣悪な音源しか残されていなかったならば(勿論マスタリングの問題も避けては通れないが…)、これらの演奏は今以て不当な評価に晒され続けていただろう。

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