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2012/10/18
以前書き込んだ者ですがデータ的なものを今回追加させていただきます。スーク&ルージチコヴァのコンビによるバッハのヴァイオリン・ソナタ六曲収録は1963年から1998年までに四回もおこなっております。マァ、それだけある種この曲への誇りを持っている事なのでしょう。本盤は1986年録音でスーク57歳、ルージチコヴァ59歳と、個人的にはこの曲を弾くには結構年齢もとった両名と思ったのですが端正なバッハを又々の共演で聴かせてくれています。勿論現代楽器によるものなので巷に溢れる同曲ソナタとは趣きを異としています。録音上のことなのか若干チェンパロが出しゃばりの感じがますがスークの醸し出す端然精緻さと上手くブレンドして全体として「凛とした」、分り易いしかも結果過不足ない演奏となっており普遍的な盤として置いておきたいものです。四回録音の各曲トータルタイムをメモしておきましょう・・・1963年録音→第1番(14’29),第2番(15’00),第3番(19’55),第4番(15’12),第5番(19’06),第6番(16’46)、1969年録音→第1番(15’53),第2番(16’52),第3番(19’25),第4番(20’06),第5番(21’49),第6番(17’29)、1986年録音本盤→第1番(14’45),第2番(15’36),第3番(17’59),第4番(19’49),第5番(21’23),第6番(16’35)、1998年録音→第1番(14’16),第2番(15’15),第3番(17’12),第4番(20’10),第5番(21’05),第6番(17’37)。(タイムについては盤により多少異なる場合があります)