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0 people agree with this review 2024/07/05
力強くても良いから美しい響きのハイドンが聴きたい。ドラティ、アンセルメは少しニュアンス不足、クレンペラーは繊細さに欠け、クイケンなどの古楽器演奏は悪くはないが現代楽器の演奏を好む。C・デイヴィスは昔聴いたが記憶にないが高評価を与えている人もいる。このアーノンクールは美しさの点でマイナス、フォルテなどいかにも外面的で強く聴きつらい。このパリ交響曲はベームやヨッフムの録音で聴きたいが残念ながら録音はない。好きな82番の熊は、今のところマタチッチがベストで最近聴いたフェレンチークがその次ぐらい。アーノンクールの演奏手法は、モーツアルトでもベートーヴェンでも皆同じで飽きがくる。
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0 people agree with this review 2024/07/04
このCE28-5571が単品のCC35ー3166の再発か、全集のCC30−3361(未聴)の再発かは不明だが、CC35とは音の違いがはっきりしている。音のこまやかさ、音色等、CC35が勝っているが音に少しに硬さがあり高音部は艶があるものの若干金属的に聴こえる。半面、CE28は音色は劣るが音に柔らかさがあり、高音部も柔らかく伸び全体にニュアンス豊かに聴こえる。私の安価な装置では、聴いていて曲想に気持ちが乗っていくのはCE28のほうである。多分、アナログ的な音の柔らかさでニュアンスに差が出ているのだと思う。
0 people agree with this review 2024/07/03
このCE28−5585はCC35ー3170の再発盤でなく全集CC30−3357の再発CDであるとのこと。音、音色の違いは聴いてすぐ分かる。CC35は音が緻密で丁寧、かつ音色も豊かである。CE28は、(ナチュラルで直接的な迫力が良い)との評があり、確かに迫力はあるが音が太目で音圧も高い、それがナチュラルかどうかといえば、わたしはとってつけた迫力と感じ、また聴いていて疲れる。小生はCC35に軍配を挙げたい。オリジナルLPは英ALPでなく仏FALPで貧困の小生も持っていた。ただし、ニュアンス等はCDとは全く違う。会場の雰囲気があり後部座席で聴いているかのようで、終楽章のオケの響きは吹きすさぶ風のごとく鳴り響き、すばらしいことこの上なく、ワルターもカラヤンもベームも吹っ飛ぶぐらいである。あの音、あの感激は一生忘れないだろう。CC35が良いかCE28が良いか、AUDITEがよいかは再生装置によるかもしれない、と断っておこう。
この2曲の弦楽四重奏曲の中でも1、2を争う名演だと思う。リズム、間、メロディーの詠わせ方等、どれをとっても抜群の出来で、バリリSQ、スメタナSQ、ジュリアードSQ、タカーチSQ等もこれほどの演奏を残していない。音の良いのも演奏に輪をかけている。この団体は後期の四重奏曲にも名演があるがそれ以上の出来栄えと評して良いかも。この2曲のずば抜けた名演CDだと思う。小生、作品18の2番も好きなのです。
フランクのみの感想。今回キングのK35Y1014と音を比べてみた。音の鮮明さ、高音部の伸び等このPROCがはるかに勝っており、しかもウィーンフィルの弦の艶も再現された素晴らしいCDである。キングCDは柔らかい音で鮮明度もあり、これだけ聴けば満足かもしれないが、心打つ音の演奏はこのPROC盤である。PROC盤を聴いた後ではキング盤はやぼったく聴こえてしまうほどすぐれたCDである。演奏の深さ等も今回改めて認識した次第である。
オリジナルはフンガロトンだろう、LP時代に少しお世話になったことがあるが、お世辞にも音が良いと思ったことはない。CDがコロンビアから発売になって正解だと思う。PCMだが音は意外にもアナログ的で柔らかい。82番の(熊)にはマタチッチの名演があるがそれに次ぐだろう。ハイドンといえども古楽器より現代楽器の演奏のほうが表現力が大きく私は聴きやすい。(クイケンの古楽器も捨てがたいが。)マタチッチのほうがテンポと間にゆとりがある分演奏は上だが、フェレンチークもこれだけ出来れば申し分なく優れた演奏と言えよう。94番も同様。
0 people agree with this review 2024/06/30
再録のステレオの4番、5番もイマイチだったが、このモノラルはステレオ以上にスケール感に乏しくこじんまりして味わいにも欠け価値の低い演奏である。エロクエンスプレスで少し聴きやすくなったが演奏は変わらず、バックハウスとしてはかなり低い演奏である。5番など、シューリヒトとのルガーノでのライヴに比べれば雲泥の差であり2曲とも余り価値のない演奏だ。
期待外れの演奏でした。褒める方もいれば、私のように低い評価を与える人もいます。わたしは自分の感性を信じざるを得ません。この5番を聴いてゲルギエフに興味が失せました。
シューベルトのヴァイオリンとピアノのための音楽は昔から好きである。ソナチネやデュオも良く、特に(幻想曲)は素晴らしい音楽だ。なので、ブッシュ、シゲティに始まりシュナイダーハン、チョン・キョンファ等多く聴いてきた。ぜひ聴いてみたいのがマルツィだが未聴。ただシュナイダーハンはイマイチだった。このカプソンはお勧めである。大げさになることなく柔らかい響きでニュアンスも申し分ないが、欲を言えばもう少しきりっとしたところがあればと思う。イブラギモヴァの録音があるのかな。今のところ、ベストはシゲティである。シューベルトの音楽は、救いがたいほど孤独、寂寥で心打つが哀しい。
メヌエットが行進曲のように聴こえるのはこの指揮者のいつもどうりの手法だが、抵抗感を覚えざるを得ない。もっと美しくニュアンス豊かに演奏できないものか、と思ってしまう。その点、今でもワルターはすばらしい。
0 people agree with this review 2024/06/29
1番が星5,2番が3。1番がトップクラスの名演で、遅いテンポで味濃く彫り深い音がドイツの青空に響き渡るようである。2番は遅いテンポが災いしてややのっぺりとした印象を与え、特に終楽章はついていくのが辛いと感じる。ここは、シューリヒトやクーベリック・BPOのような明るい解放感が欲しいと思う。
演奏は星5で問題ないだろう。仏LPのFALPでも聴いたが音、ニュアンス等どのCDでもLPの再現は不可能である。それは良いとして、CE28-5585はこのCC35の再発なのか、ご存じの方教えてください。CE28シリーズは、ベートーヴェンでもCC35の再発だったりCC30の再発だったり、またはブラームスなどCE28がオリジナル盤である場合もあるようだけど良く分からない。どなたか宜しくご教示ください。
0 people agree with this review 2024/06/28
シューマンの全集は10種以上集めたが、今もって2番も序曲もこの演奏を凌駕する演奏に出会っていない。カラヤンの2番はこのシューリヒトの模倣であるが中味が伴っていないのは当然。3番(ライン)と共に本曲のベスト演奏と思っている。特に(序曲、スケルツォとフィナーレ)にこの指揮者の抜群のセンスの良さが出ている。モノラルながら音は良く、デっカの5枚組CDも所持しているし、LPの英LXT、米LLでも持っていた。
しっとりと落ち着いたモーツアルトの演奏で、これだけ聴ければ何も言うことはありません。商業主義の臭いのしない演奏で誠実かつ音楽に溢れた美しい演奏だと思う。録音はやや古くなったもののアナログ的な美しい音で今でも十分通じます。ベートーヴェンの録音がないのが寂しい。
0 people agree with this review 2024/06/26
私はこのグールドの(皇帝)に全く違和感はなくすんなり受け入れ、聴いていてこの曲の優れた演奏の一つだと思った。1番の演奏がベストだと思うが、それにに次ぐ良い演奏で、テンポ、リズム等ストコフスキーとも息が合っている。15種位の(皇帝)を聴いてきたが、ベスト5に入れても良いと思っている。ただ録音が古くなったせいか、ピアノに今一つ輝かしさに欠けるのが惜しまれる。最近聴いたINGRID JACOBYの5番も聴お勧めしたい。
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