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Review List of ほんず内閣総理大臣 

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  • 7 people agree with this review
     2013/02/04

    みなさまの高い評価に興味をひかれて購入。聴いてみて、驚くとともに大変感服。素晴らしい演奏です。全体の印象は「スタンダード」という語に尽きるでしょうか。安定したテンポで音楽はしっかりした足取りで進み、楽器のバランスも絶妙に整えられ、堂々たる響きでクライマックスが築かれます。かつてお酒のコマーシャルで「何も足さない、何も引かない」というのがありましたが、この演奏はまさにそういう感じじゃないかな。余計な思い入れや無駄な力瘤は一切なく、しかし十分にパワフルで抒情も美しい。全ての曲がいかにもブラームスの魅力たっぷりで、存分に堪能いたしました。収録されている全ての曲が、どれも甲乙のつけがたい立派な出来栄えです。アンセルメのブラームス、確かに先入観的に疑問を持って聴こうとしない人が多いでしょう。私もその一人でありました。ただ、若干言葉を足すと、「アンセルメのブラームス」に疑問なのではなくて、アンセルメと言えばスイスロマンド管弦楽団とのコンビにほぼ限られますから、要は「アンセルメ&スイスロマンドのブラームス」に疑問ということでしょうね。このコンビが得意なフランスもの、そしてバレエ音楽。それらに表れた特色である明晰さ・明るさ・軽やかさをイメージしてしまって、ブラームスには合わないなと決めてかかっていたのでしょう。でも、アンセルメはそれらのレパートリーにはそうした特徴が必要だからそういうアプローチをしたまでで、基本、曲の要求するものをしっかり再現するというのがアンセルメの音楽なのですね。だからここでのブラームスは、低弦の重い響きを基礎にして成り立つピラミッド型バランスの充実したサウンドで鳴り響きます。ブラインドならきっとアンセルメ&スイスロマンドだとわからないんじゃないかな。アンセルメの懐の大きさ、芸の風格を痛感し、先入観に縛られていた自分を大いに反省しました。録音は良好。若干混濁が感じられるような気はしますし、また低域にはブースターでもかけたようなやや不自然な強調を感じます。ただ、鑑賞にはもちろん問題はなく、基本的に良好な音でこの名演群を楽しめます。大いに推薦。特にアンセルメをフランスものだけで評価してきたみなさん、ぜひお聞きください。この大指揮者の実力、大いに感服することと思いますよ。

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     2013/02/03

    文句なしの名演、名盤。冒頭からいかにもヤナーチェクの特徴がぷんぷんする音楽で、マッケラスさんはそれを実に力強く展開させてゆきます。地元云々とかいうことを抜きにしても、ここでのチェコフィルは張りとつやのある魅力的な響きで、これまた実にすばらしい。声楽陣も結構でしょう。いかにもスラヴっぽい発声が入るのもまたこの曲ならいいんです。録音も超優秀。バランスもレンジも大変しっかりしたもので、我が家のポンコツ装置でも朗々と鳴り響き、何の不満もありませんでした。このディスクはこれ1曲40分でおしまいですが、もうこれで十分。余計なカップリングなしでOKです。満足度100%。でも一点だけ言っておくと、訳詞が載ってないんだな。それは欲しかったですねぇ。

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     2013/02/01

    大町先生のブルックナー、確固たる自信に満ちた演奏です。テンポはやや遅めでびしっと決めて、勢いに乗って走っていくことなどありません。各楽器のバランスや音量の加減も、実によく整理され作り上げられたもの。かつてヨーロッパで培った経験が、この日本の(ローカル)オケへの指導という意味も込めてしっかりと表出された、そんな出来栄えではないでしょうか。正直なところ、オケは力不足です。弦楽器は響きが濁って美感を欠き、不満が多いと言わざるを得ません。金管も音色が汚れ、特に第4楽章では疲れてきたのか破綻が目立ってきます。そして全体に表現力において踏み込みが浅いようであります。N響とか都響とかなら数段ハイレベルの出来になったんじゃないですかねえ。惜しまれます。録音はだいたいいいですが、やや混濁してこれもちょっと美しくない。でも、「特別な記録」の域を超えて、なかなかに立派な、一種風格がある演奏だと思いました。

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  • 2 people agree with this review
     2013/01/29

    有名なディスクですが、位置づけは案外難しいかもしれませんね。たとえば有名なミュンシュの演奏に伍するような名演かといえば、きっとそこまでは高い評価はないでしょう。じゃあ特に取り柄のない駄演かといえば、これも決してそんなことはない。マルケヴィッチという「鬼才」が、フランスのちょっと癖のあるオケを指揮した、そのコンビネーションの「妙」が売り物というところではないでしょうか。その意味では結構楽しめる、興味深いディスクであると思います。ミュンシュが聞かせる噴き上げるような情熱的演奏ではなく、一方、アバドやインバルらのような突き放した感じもなく、雰囲気作りよりかは楽想の味付けというか表情付けにひょいっと「ひねり」が入ったりする、その味わいが結構ですね。だからちょいとひねった「幻想」が聴きたい方は、これ、なかなかいいですよ。録音も優秀。鑑賞に何の問題もなし。フィルアップの序曲は特に何とも。でも、仕上がりは美しいです。

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  • 1 people agree with this review
     2013/01/29

    ずいぶんとゆっくり目のテンポ。とりあえず各楽章のタイミングを書いておきましょうか。順に、12:44、15:37、19:30、12:35、15:31、で合計76:08となっております。で、この演奏はどういう演奏か。「鉄1tと羽毛1t、どっちが重い?」というひっかけなぞなぞがありますが、この演奏は「羽毛1t」というところであります。前述のタイミング(テンポ)に示されるように、全体の進み方は重く、若干沈んだ印象であります。しかし、表情付けや楽器のバランス、さらにオケの響きなどは必ずしも重くはなく、破壊力や衝撃度は薄いなあ。そして全般に変化に乏しい感じはします。感情的な起伏はずいぶんゆるいね。総じてゆったりしみじみ、そんなところがありますかねぇ。その辺の感想が「羽毛1t」なのであります。重いんだけどそれは密度の濃いもののせいで重いのではなく、全体の集積のイメージが重い、ということですな。ルイージさん、音楽の持つ「重み」をどこか伝えきれない演奏があります。こんな感じの我が想い、みなさまに伝われば幸いです。(-_-) なお、HMVさんは「ライヴ」としていますが、ライナーにはその旨の記述はなく、ライヴらしいノイズもありません。

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     2013/01/29

    強力なソリストを揃え、シカゴのオケとコーラス、そしてラテン男のバレンボイムという組み合わせですから、さぞや立派な演奏になるだろうとは期待できるところであります。で、その期待通り、ハイレベルの出来栄えであります。でも!名演ではないんだなあ。「レクイエム」といいながらほとんどオペラみたいなこの曲ですが、そういう雰囲気はあまりなし。まさしく「レクイエム」というつもりで厳かに臨んだのかな。それがなんだかどうも煮え切らない結果に終わった原因ですかね。特別目立つ欠点はないのですけれど、劇性と拡がりにやや欠ける印象があります。ソリストではマークが不調かねぇ。音程がやや定まらない。あとはいいかな。録音は優秀。ずしんとくる大太鼓にはしびれますぜ。トータル、「ハイレベルだけど名演ではない」というところで察してください。

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  • 4 people agree with this review
     2013/01/28

    ヒストリカルですので、まずは音について。ややヴェールを被ったような感じで鮮明さは今一つですが、レンジは広く、バランスもしっかりしていて、オケ全体をよくとらえています。鑑賞には何の問題もありません。さて、演奏。速めのテンポで、そしてずいぶんダイナミックな演奏です。速いですけれど、焦っているような感じや素っ気なさはなく、むしろそれぞれの部分部分はかなり丹念に表情づけがあって、手抜きなど一切なし。また、ダイナミックですけれど乱暴さは全くなく、楽想に応じて必然的な高揚であり、充実した力を感じます。要は、大変な力演にして奥の深い名演奏。コンセルトヘボウのうまさも大したものだなあ。特に金管群のすごいこと。パワフルさも凄いけど、それよりも音色の整い方と美麗さに驚嘆。このコンビがせめてあと10年続いていたら、本当に最強になっていたんじゃないかなあ。つくづく惜しまれます。

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  • 1 people agree with this review
     2013/01/26

    ものすごく極端なダイナミックレンジで収録されていて、弱音部に合わせるとクライマックスでは近所から苦情が出て家に放火されそうな物凄い大音響になります。なのでぼちぼちのヴォリュームで聴くほかなし。但し、演奏そのものの表現的な振幅はさほど大きいものではなくて、まっとうです。姿勢はストレート、まっ正直。ロシア人でもスヴェトラーノフ大先生のような重量級でもなく、フェドセーエフ先生のようなスピード感もない。また、バーンスタインの芝居っ気もなければ、バルシャイの凝縮感、ヤンソンス(新)の「美」もない。悪い意味ではなくて目立った特徴はない感じかな。この曲、ロシア人指揮者が振ると、戦争とか社会主義とかに関わって何か想起してしまう「記憶」のようなものがあるんですかねぇ、どうも素直に没入できない「何か」があって、名演奏が少ないように思います。ロストロポーヴィチもロジェストヴェンスキーも、前述のフェドセーエフも、ディスク上では期待外れでした(もっとダメなドミトリエフやヤブロンスキーなんかもあります)。それらに比べればこの演奏はまだまだずっと良い出来だと思います。曲に秘められたる「想い」が掘り起こされず伝わってこないのが不満ですが、少なくとも音響面では相当破壊力がありますぜ。ま、ご興味がおありならお薦めします。名演の一として挙げる自信はありません。なお、解説書では1966年の録音となっていますがもちろん間違いでしょう。その頃デジタル録音はないし(ちゃんと「DDD」の表記あり)、1998年のリリースらしいからきっと1996年の録音じゃないかな?

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  • 3 people agree with this review
     2013/01/26

    これまたすばらしいライヴ。なんといっても見事なのはブラームス。力強くもまた繊細で、この曲の魅力を存分に味わわせてくれます。第2楽章が絶品ではないでしょうか。オケは弦の一部にちょっと弱いところが見えますが、ま、そんな欠点でもありますまい。エルガーは大曲で、かつてショルティやプレヴィンでも聴きましたが、いま一つ魅力的とは思えないかなあ。その印象はこの演奏でもあまり変わらなくて、大きな流れを作るのは難しい気がします。でもお客さん(地元民)は大喝采ですな。ま、ディスク全体の満足度は大変高い、結構なライヴです。録音は良好で、優秀と言ってもいいかな、マスもよくとらえ、細部もしっかり。レンジも広くて結構です。ブラームスだけでも十分価値があります。

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     2013/01/26

    冒頭から力強く、なかなか快調に音楽は進みます。但し、ところどころで妙なアッチェレランドがかかって、一部のフレーズが編集ミスで飛んじゃったかと勘違いするくらいの極端なところもあって、いささか落ち着かない部分もあります。オケはしっかり付いていっていますから、気まぐれの加速ではないんでしょうけれどね、ちょっと不安定に聴こえるな。それさえ抜かせば、全般的に気力のある、確かな技術と意欲のある好演ではないでしょうか。声楽陣も結構でしょう。録音は、若干レンジが狭く、特にフルオーケストラでの盛り上がりがいまいちで、やや物足りない。第10番のアダージョはオケが交代。下手をすると不気味になっちゃう曲ですが、抒情性を活かしたもので、こちらも好演です。さあ、最後に言っておかなくちゃいけないのは面割。ディスク1は交響曲第3番の第1〜5楽章、ディスク2が交響曲第3番の第6楽章と第10番のアダージョ、という面割です。たいがいの人はお気づきですね。交響曲第3番の第4〜6楽章は連続して演奏することとなっておりまして、5楽章と6楽章でディスクを分断するのが愚行であることを。そして、あの美しく充実した気分で終わる第6楽章の直後、極めて短いインターバルでまるで雰囲気の違う(地獄を覗き込むような)第10番のアダージョが始まってしまうことの不条理に。常識的には、どうしてもこのカップリングにするのなら、ディスク1に第10番のアダージョと第3番の第1楽章、ディスク2に第3番の残り全部、というパターンが当然でしょう。このディスクの製作者は音楽に何の愛情も関心もない人なのでしょうか?このシリーズでは、第9番と第1番が一緒の2枚組になっていますが、実はそれぞれが1枚ずつに収まっていて何のために2枚組にしたのかわからないというケースもあります。一体どういうことなのでしょうね。演奏は十分水準に達していますが、製作者がどうしようもないボケナスのようなので、減点。泣けますなあ。

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     2013/01/25

    これまでお二方から大変に高い評価が寄せられております。チャイコフスキーの交響曲第4番大好き男である当方としては、残念ながらそこまでいい演奏だとは感じませんでした。演奏の傾向としては、開放的であるよりかは内向き、走ることなく落ち着いた歩み、迫力よりかは味わいで勝負、こんな感じでありましょう。各楽章の性格分けがいささか不十分で、特に気分的なコントラストがついていないように思います。個人的な好みとしては、ドラマティック&ダイナミック志向なので、少し物足りないなあ。但し、そうしたものに背を向けたという点で、逆にユニークなタイプでもあり、なかなかに侮れない演奏ではあります。第2楽章が白眉でしょう。心に染みる哀感があります。皮肉にもフィルアップのオペラ小品がどれも絶品。名演であります。録音は良好。いま一つさえない気もしますね。以上、あくまでも個人的好みからの個人的意見。

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     2013/01/25

    今までどなたもレビューを出していませんが、これは実にいいディスク!大いに楽しみました。かつては映像でも出ていたガラ・コンサートのライヴです。冒頭は『タンホイザー』序曲。ベルリンフィルの地力を活かして実にしっかりした出来栄え。なんだか感激してしまったなあ。次いで第2幕のアリア。その次は『ローエングリン』第2幕のエルザとオルトルートのやりとり。内心の部分が全くすれ違っている二人の歌が何ともうまく表現されています。それから『マイスタージンガー』前奏曲。アバドさんにしては幾分重く鳴らしております。ラストは『ワルキューレ』から、第1幕ラストと「騎行」。どの曲もとても余裕綽々、ライヴゆえの緊張感よりも、むしろガラ・コンサートという場の雰囲気を演奏者自身も楽しんでいるかのような、「どうです!いいでしょう!」という愉悦が溢れてくるようです。歌手もみな結構。スチューダーとマイヤーは手の内に入ったレパートリーで安定感抜群。ターフェルはヴォルフラムはともかく、彼がザックスを歌うなんて考えられませんが、若い感じのザックスでこれまた結構。イェルザレムはちょっと声が荒れて美感を欠きますけど、ま、力強いジークムントでいいんぢゃないかな。これらの曲のどれも、アバド&ベルリンフィルで全曲盤が欲しくなるなあ、というくらい魅力たっぷりの、まさしく楽しめるワーグナー・アルバム。録音は優秀。大いに推薦。

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     2013/01/22

    名物演奏にして伝説のディスク、初めて聴きました。周知のことでしょうけれども、特徴をまとめておきましょう。@楽譜は独自の「改訂版」。ノーヴァクであれハースであれ、我々がよくなじんでいるものと随所に違いがあり、普通に聴いていると「ありゃっ?!」と驚く個所は多々あります。そういう意味での違和感、もっと言えば「ノリが断ち切られる」個所がありまして、安心して音楽に身をゆだねられない感じがあります。A残響のないデッドな録音。音質自体は悪くはないのですが、響きがないことで余韻も消えてしまい、どこか落ち着かない気分です。というまず2点から、この曲になじんでいる人には大いに違和感があることでしょう。一方、この曲を初めて聴くという人は、これで慣れるともう他の演奏(ディスク)に違和感が生じてしまい、今後の「ブルックナー交響曲第8番人生」に悪影響が出ます。といふことで、これは誰にでも薦められるものではありませんな。あくまでも、「世評名高いクナッパーツブッシュ&ミュンヘンフィルのブルックナー交響曲第8番はどんな演奏なのだろう?」という興味をお持ちの方にだけ薦められるものだと思います。そのクナッパーツブッシュの指揮は、一言で申しますと「自然体」というところではないでしょうか。どこにも力瘤のない、どこにも神経質なところのない、一種鷹揚な姿勢であって、それがこの演奏に大らかな雰囲気を与えています。緊張感や劇性はなく、比較的穏やかな流れのうちに曲は進みます。なので、カリスマ指揮者が聴き手を強力に引き付けていくような演奏を期待すると、はぐらかされます。やっぱり、この巨人指揮者の最晩年の境地をうかがう、そういう位置づけのディスクじゃないかなあ。この曲の名演をその後私たちは実演でもディスクでもずいぶんたくさん手に入れたと思います。個人的には特別に感動はございませんでした。「そうかー、こんな演奏だったのかー」という感想です。

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     2013/01/22

    こちら、大変よい出来栄えです。大いに気に入りました。テミルカーノフさん、ライヴではなかなか曲者ぶりを発揮していろいろやらかしてくれるのですけれども、このディスクはセッション録音ながらそうした雰囲気があって、充実感たっぷりです。よく歌い、適度に荒れ、この曲に求める要素がしっかり表現されています。ラフマニノフの憂愁と耽美を存分に発揮させ、抒情と迫力を兼ね備えた会心の演奏です。フィルアップの「ヴォカリーズ」はしみじみじっくり歌い、これもよい出来。録音も優秀。久々に聴いて大いに感心したディスク、お薦めいたしましょう。

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     2013/01/21

    「オネーギン」の2曲が1972年録音で、あとは1967年の録音。音質は優秀です。まだまだ闘気・覇気ともに旺盛な時期のカラヤンの演奏です。全般に重心の低い重い感じのスタイルでして、「イタリア奇想曲」と「オネーギン」はそれが曲の魅力をいま一つ引き出していないですな。「スラヴ行進曲」と「1812年」はかえっていい感じ。曲の持つ一種の陰鬱さがにじみ出ております。「ロメジュリ」はカラヤンにぴったりかな。悲劇感はなく、豪奢で外向的な演奏。ま、総じてハイレベルな出来栄えではありますが、カラヤン色の強い演奏でそこに不満がないわけではありません。なお、ドン・コサック合唱団はすごい声だね。チベットの坊さんたちの読経みたいな感じですぜ。

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