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TOP > My page > Review List of 一人のクラシックオールドファン
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1 people agree with this review 2009/11/02
先日SP盤でワインガルトナー指揮VPOでベートーヴェン交響曲第8番を聴く機会に恵まれました。演奏は本CDと同じソースであり往年はベートーヴェン交響曲演奏解釈では権威者であったワインガルトナーが特に9曲中比較的彼の演奏スタイル性格に合った穏やかな寛ぎ表情を持った第8番をVPOを振って1936年収録したものです。第1楽章出だし瑞々しくそしてペースを落して後半ゆったりと約7分間、次の3分の第2楽章は反復無しで早め、第3楽章約4分はホルンは良く録れていますがもう一つティンパニーが弱く感じました。最終楽章はやや一本調子な処もありますが弦掛合いではもたつきとまで思われる程の鷹揚さをみせて8分が過ぎました。今でこそ交響曲全集を出す指揮者が多いのですが約70年前の世情環境を勘案すればある意味「普遍的な」演奏記録と思いますし我々の世代でも過去の演奏であるこういった演奏感想を次世代に伝えるのも我々のファンとしてだけでなく義務近いものと思う様になってきている昨今であります。他の収録曲は聴いておりませのでOKランクと演奏はさせていただきます。
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0 people agree with this review 2009/11/01
第1番が1937年、第3番が1936年録音のカップリングの国産別盤で私は聴いています。ワインガルトナーのブラームス交響曲演奏でも感じたことですが強引さ・大袈裟さが無くこのベートーベンは殊にVPOなのか曲そのものに語らせるというアプローチが結構成功している様です。テンポは速めと言っても忙しさは無く何か品格に触れる思いがします。演奏自体に「凛」とした一本通ったアイデンティティが比較的事なかれ演奏家と批判されるワインガルトナーにはあるのでは? この二つの交響曲については往年VPOの音もティンパニーが遠いがちゃんと聴けます。なお、タイムは第1番は@6’44A6’11B3’23C4’15、第3番「英雄」は@14’12A15’07B4’11C11’27であります、往年の交響曲全集の一端を聴く時を過ごすのもいいものですね。そして私たちオールドファンも本当に偶々しか聴かないSPを通しても洩れ聴く最早普遍的ともなりつつある伝統的演奏といつたもののへの気持ちを次世代へ伝えるべきなのでしょう。
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1 people agree with this review 2009/11/01
1962年BPOとのベートーベン交響曲第9番「合唱」は楽壇帝王のスタート?に相応しい充実した仕上がりになっており、前後何回か収録された同全集物と比べてもその抜群さは周知の通りです。カラヤンはBPO共演でDGへの収録を前述の如く何回かしていますが私の手元タイムデータを見ますと本盤1962年は@15’28A11’00B16’25C6’22D17’32、1976年盤は @15’27A10’15B16’57C6’29D18’06 、1983年盤は@15’32A10’19B15’53C6’07D18’13となっており演奏自体段々とより豪華になって来たものの時間のかけ方にはほとんどブレがなくカラヤンのしっかりしたスタンスが窺えます。DGへは東京ライブ盤やその他VPO、VSOとの共演が独唱者メンバーを都度替えてCD、DVD盤になっているようで勿論私は全てを聴いたわけではありませんが時期的には一番充実しようとしていた1962年収録の本盤が気に入っており更に本盤は仕様改善で最高ランク近くに期待されるものと思っております。
1962年BPOとのベートーベン交響曲第9番「合唱」は楽壇帝王のスタート?に相応しい充実した仕上がりになっており、前後何回か収録された同全集物と比べてもその抜群さは周知の通りです。カラヤンはBPO共演でDGへの収録を前述の如く何回かしていますが私の手元タイムデータを見ますと本盤1962年は@15’28A11’00B16’25C6’22D17’32、1976年盤は @15’27A10’15B16’57C6’29D18’06 、1983年盤は@15’32A10’19B15’53C6’07D18’13となっており演奏自体段々とより豪華になって来たものの時間のかけ方にはほとんどブレがなくカラヤンのしっかりしたスタンスが窺えます。さてこの盤に添付のリハーサル盤ですが第九の演奏をカラヤンのダミ声?でオーケストラと共同作業で指揮者の想いを入念にそれも具体的に指示して行く様子が抜粋ではありますが聴けます。途中カラヤンが開けっ放しのスタジオのドアを閉めに行くマメさも微笑ましいです。LP当時は非売品として購入点数獲得者に配布されたものです、演奏も素晴らしいです。
0 people agree with this review 2009/10/31
先日SPコロンビア原盤でギーゼキング、ワルター/VPOによる本盤収録の「皇帝」を聴く機会がありました。本演奏は1937年収録でまだ当時まだベテランの域には達していないギーゼキングがワルターの器の中で実に粒そろいのタッチでストレートに弾いている演奏でワルターの方もVPO・・・時にユダヤ勢力が一時追放される一〜二年前の燃焼度を上げているような伴奏で晩年のワルターには聴けない演奏であります。第1楽章やや弦の音が裏方ティンパニーの音を遮り勝ちですがカデンツァを含め約19分はまたたく間、続く楽章は約6分のタイムですが管楽器音が前面に目立ち次の約8分の最終楽章・・・元気な出だし、第1楽章ではかき消され気味のティンパニーもしっかり聴こえばっちりです。いずれにしても今から70年以上前の世情環境演奏にもかかわらず颯爽として音質も素晴らしく入っており本CDもそれに準ずると思われます。第4番は聴いていませんが多分ベームの指揮はがっちりとしかつこの穏やかな協奏曲にむしろ合っているギーゼキングにはより適しているのではと勝手に推察する次第です。私の好きな演奏家がそろった盤であります。
1964年クリュイタンス来日時には大阪・中之島のフェスティバル・ホールでも演奏したその写真が同ホールロビーに掲示(勿論他の例えばモントゥー、カラヤン・・・等も)されていたのですが昨年くらいから改築工事に同ホールは入り掲示写真はどうなったのかなぁと思ったりしていました。さて、クリュイタンスの演奏する幻想交響曲は現在四種の盤があるようです。私は1958年頃PHOとスタジオ録音したLP盤,CD盤をイージー?に聴いていましたが全体ジェントルマン的・・・多分にオーケストラの性格にも因って・・・な印象を持っていました。ところが機会あって本盤を聴いて勿論ライブ故の興奮度満載で時に微細なミスもなんのその特に第4,5楽章の不気味さというかその厚ぼったい色彩感は正しくクリュイタンス/パリ音楽院Oなんでしょうか。とにかくPHO盤とは違うしタイム的にはPHO盤@13’53A6’23B16’24C4’41D9’20で一方1964年ライブ分は@13’22A6’32B15’29C4’28D8’59 と余り変わらないのですが後者ライブ分は始めから何か切羽詰った意思の感じが盛り込まれているようで正直私には暑苦しい処もありました。長く聴く分には結構前者スタジオ録音分が良く曲の切迫感を味わうのには後者ライブ盤が凄くフィットしているのでしょう。どちらも素晴らしいですね。
0 people agree with this review 2009/10/30
第1番が1937年、第3番が1936年録音のカップリングの国産別盤で私は聴いています。ワインガルトナーのブラームス交響曲演奏でも感じたことですが強引さ・大袈裟さが無くこのベートーベンは殊にVPOなのか曲そのものに語らせるというアプローチが結構成功している様です。テンポは速めと言っても忙しさは無く何か品格に触れる思いがします。演奏自体に「凛」とした一本通ったアイデンティティが比較的事なかれ演奏家と批判されるワインガルトナーにはあるのでは? この二つの交響曲については往年VPOの音もティンパニーが遠いがちゃんと聴けます。なお、タイムは第1番は@6’44A6’11B3’23C4’15、第3番「英雄」は@14’12A15’07B4’11C11’27であります、往年の交響曲全集の一端を聴く時を過ごすのもいいものですね。
本盤はバーンスタインが亡くなる約2カ月前1990年タングルウッドでBSOを振ってのライブ録音です。ベートーヴェン交響曲の方ですが全体には充分時間をかけた演奏となつており彼自身がこの曲への「別れ」をしているような感じもしないではありません。というのは私のカウントで正確ではないかも知れませんがタイム的には@16’22A9’48B10’29C8’06となっており1957年同じBSOとの@11’35A7’59B6’48C6’34、1964年NYPOとの@14’36A9’10B9’29C9’04そして1978年VPOライブ@14’15A8’46B8’59C7’04などと比べ(その他1958年NYPOとのトータル38’00の盤もHMVカタログにはあるようです) 反復部分の有無を勘案しても群を抜いているようです。第1楽章幾分勿体つけてじらすようにゆっくり特に弦を美しくそして大仕掛けで主部へ突入・・・慌てません、第2楽章は意外と葬送への思い入れはアッサリ目で一つの楽章として・・・多分彼はこの曲全体に対する別れをと思った次第の演奏・・・ただやっぱり終わりの方は万感迫る感じ、トリオを二回挟む第3楽章主部との間の安らぎと二回目トリオへの凄いエネルギーそして最終楽章は噛み締めるように「間」をもって緩急間の引っ張りっこでその揺さぶりは異常直前・・・この曲をたたき起こしている感じです。重苦しい演奏もさすが曲が終わると即万来の拍手・・・。万人受けする演奏ではありませんがこれも正しく人間の声なのでしょう。貴重な記録とは思います。
0 people agree with this review 2009/10/29
飛ぶ鳥を落す勢いのP.ヤルヴィの又またレパートリー増やしのCDリリースで今回は既発2006年録音のブリテンのものと2008年収録分今回初のホルスト「惑星」であり後者が注目される処となりましょう。ヤルヴィのオーケストラ使い分けの一例盤でもありますね。演奏は性能向上著しいシンシナティ交響楽団の色彩感チェックにどうしても重点を置いて聴きましたが、そのサウンドはプロコフィエフの交響曲のようにはピッタリマッチしていたかと言うと必ずしも・・・。さてタイム的には火星から順番に6’58,9’31,3’56,8’01,10’00,5’55,7’55となっており金星、土星が幾分長めになっております。有名な木星は大構えにせず淡々と運んでおりますがとにかく「宇宙」という神秘性を全体にもう少し打ち出して欲しい・・・少し現実感あるアメリカ製らしさが・・・・実はその辺りが本当はミソなのでしょうがそこまで私には今回捉える能力が無く・・・そのデリケートでシャープなサウンドの中に見え隠れしたように聴きました。個人的好みから当面OKランクとさせて下さい。
私はLPでBPOを振っての第1番、第4番カップリングのものとBRSOを振った第1番、第3番カップリングCD盤(1979年頃収録)を聴いております。どちらも味わい深いもので決して勿論大向うに受けを狙った演奏ではない・・・彼のシューマン交響曲に確固とした位置付けを維持しているものです。ややBPOの方に鋼鉄的響きというか「強さ」が認められますが両曲に共通してその自然に流れる抒情性が殊に第1番ではその「喜び」と「穏やかさ」が汲んで見れる様です。タイム的(CD本演奏第1番@11’35A7’36B5’48C9’47)にも無理な処はありません。本盤第2番の方は未聴(タイムだけは分かりましたので参考までに申しますと@13’02A6’56B10’09C9’00となっております)ですので多分私の好みでは本盤「最高」としたい処をワンランク落しておきます。
私はLPでBPOを振っての第1番、第4番カップリングのものとBRSOを振った第1番、第3番カップリングCD盤を聴いております。どちらも味わい深いもので決して勿論大向うに受けを狙った演奏ではない・・・彼のシューマン交響曲に確固とした位置付けを維持しているものです。ややBPOの方に鋼鉄的響きというか「強さ」が認められますが両曲に共通してその自然に流れる抒情性が殊に第1番ではその「喜び」と「穏やかさ」が汲んで見れる様です。タイム的(CD本演奏第1番@11’35A7’36B5’48C9’47)にも無理な処はありません。本盤第2番の方は未聴ですので多分私の好みでは本盤「最高」としたい処をワンランク落しておきます。
0 people agree with this review 2009/10/28
クーベリック/BRSOとのシューマン交響曲は旧盤BPOを振った延長戦以上の演奏と私には思われた分もあります。アプローチはどちらも多分同じなのでしょうがオーケストラのサウンドも含めた資質の違いから来る要素はあるとして概括すれば新盤・・・と言ってももう何れも三十年以上前の録音・・・の方が包容力が大きい感じがしました。第4番旧録音はLPで聴いているのですがその時はかの大名演フルトヴェングラーが同BPOを振ったものと比較してそれなりに納得が行っていたので今回のBRSOとの新盤は余計な物をそげ落しながら曲のロマン性を強調した演奏に聴きました、タイム的には@11’38A4’22B5’48C7’26であります。第3番「ライン」の方は旧盤は33分余、新盤は@10’11A6’15B6’12C6’29D5’50の35分弱の手元データとなっております。ホルンの出だしなどいよいよ始まるぞといった感でのスタートなのですが少しマイルドさが前面に・・・。それでも新旧どちらでもこれだけシューマンの交響曲に耳を傾けさせる指揮者は貴重な存在でありました・・・私には・・・。最高盤ランクにさせていただきます。
クーベリック/BRSOとのシューマン交響曲は旧盤BPOを振った延長戦以上の演奏と私には思われた分もあります。アプローチはどちらも多分同じなのでしょうがオーケストラのサウンドも含めた資質の違いから来る要素はあるとして概括すれば新盤・・・と言ってももう何れも三十年以上前の録音・・・の方が包容力が大きい感じがしました。第4番旧録音はLPで聴いているのですがその時はかの大名演フルトヴェングラーが同BPOを振ったものと比較してそれなりに納得が行っていたので今回のBRSOとの新盤は余計な物をそげ落しながら曲のロマン性を強調した演奏に聴きました、タイム的には@11’38A4’22B5’48C7’26であります。第3番「ライン」の方は旧盤は33分余、新盤は@10’11A6’15B6’12C6’29D5’50の35分弱の手元データとなっております。ホルンの出だしなどいよいよ始まるぞといった感でのスタートなのですが少しマイルドさが前面に・・・。それでも新旧どちらでもこれだけシューマンの交響曲に耳を傾けさせる指揮者は貴重な存在でありました・・・私には・・・。最高盤ランクにさせていただきます。なお、本盤は仕様改善もされております。
1 people agree with this review 2009/10/28
私はミュンシュ/RPOの別盤でこの盤のビゼーと同演奏のものとチャイコフスキーの「フランチェスカ・ダ・リミニ」セットのものを聴いておりました。ビゼー交響曲をミュンシュは別にFSROと1966年に収録しております。さて、こちらの1963年録音のRPOとの盤はオーケストラの響きというかイギリスの楽団故か骨太なFSROとのものよりもう少しアッサリしたものでそれが好き嫌いの分かれ目になる場合があるかもしれません(逆にフランチェスカ・ダ・リミニの方はそれが幸いして執拗さよりラインのフォルムを磨いたように仕上げて分かり易い表現結果となっているように聴きました)。とにかく直截なミュンシュ・・特に晩年激しさも加わった点から思えば貴重な演奏とは思います。本盤ゲルハルト指揮の「アルルの女」は未聴ですのでOKランク止まりとさせて下さい。
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