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TOP > My page > Review List of ほんず内閣総理大臣
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1 people agree with this review 2012/08/09
ショルティさんが亡くなるほぼ2か月前の演奏で、ラストコンサートとはまさにその通り。また、第5番のライヴとしては、映像も入れると三つ目になりますな。さて、いつもながらのショルティさんのマーラーです。設定したテンポをきっちり守って、メリハリをしっかりつけたダイナミックな演奏です。オケはもともと優秀なオケですから、名技はあまり感じないにしても、立派なマーラーを演奏しきりました。ですけどねぇ、聴いて感動したとか、そういうことはないんだよなあ。まさに機械が定められた速度で運動を進めてゆくようで、楽想に合わせた(そこから発する感情に合わせた)伸縮がないんだな。だから音楽は実は(音量を別にすれば)ずいぶんと平板。正直、もっと演奏のしようがあるんじゃないかな、と思った次第。録音は良好。そんないいというほどではないかな。このディスク、第5番の名演ということではなく、一種の記録として私は受け止めました。
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0 people agree with this review 2012/08/07
時間表記に明らかなように、スーパーゆっくり演奏。ですが、レヴァイン・バーンスタイン(ACO)・大植英次らのように、こういうゆったりものを近頃ずいぶん聴いてきましたので、特に違和感もなし。もしこの演奏に違和感があるとするならば、それはところどころにある楽器のバランスの方でしょうかね。通常弦が出るところで出てこない、打楽器がガンとなるところで鳴らない、とかね。その辺が指揮者の固有の感覚なのか、ライブ故のミスなのか、実は判断がつきかねて評価しづらいところです。また、激しいドラマもなく、結構淡々と(茫洋と)音楽は進んでゆき、どこか他人事のような音楽で、おそらくは多くの人が第9番に期待する感動と力とをこの演奏は欠いているのではないかな。私個人は高い評価はしかねるといふところです。オケは、このテンポでよくやっているなあ。なかなか立派な技量です。録音は良好。
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0 people agree with this review 2012/08/06
交響曲は「ずしっ」とくる重い演奏。個人的にはこの交響曲第2番が、チャイコフスキーの交響曲の中で最も魅力がないと思うのですが、どうやらそれは多くの演奏が腰高に騒々しく演奏してきたせいなのかな、といろいろと思案いたしました。このフェドセーエフ先生のように落ち着きを持って重くやってくれれば、特に第4楽章も軽薄な印象もなく、手ごたえを持って聴けた次第。なかなかに面目一新でした。『眠れる森の美女』もまた「ずしっ」と重いスタイル。実際にバレエで踊るのでなければ、これでいいんぢゃない。意外にへヴィー級の一枚で、それなりに堪能しました。録音は優秀。なお、交響曲の第4楽章のテーマは、どうしても「黒ヤギさんからお手紙着いた♪」のメロディーに聞こえますな。
0 people agree with this review 2012/08/05
コルンゴルトのオペラ『死の都』。いろんな人の音楽が聞こえてきて、なかなかに面白い。プッチーニあり(『蝶々夫人』風)、R=シュトラウスあり(いろいろ)、レハールあり、マーラーあり、特に「音色」(響きではなくて)にこだわりの作曲家らしい印象かなあ。管弦楽のその魅力に大いに魅かれます。また、旋律美も大変な魅力で、美しい歌が随所にあり、なかなかに聴き惚れます。但し、ドラマの作り方としては今一つ盛り上がらないような気もするなあ。さて、コロ様ファンの私としては、これは珍しいレパートリーながら絶対に外せないところ。パウル役のテノールがほとんど出ずっぱりのようなオペラで、実演では大変な負担でしょうけど、それがコロ様なのだからファンとしてはたまりません。まだ重くなる前のやや軽めの美声で、高音もバッチリの実にすばらしい歌に大いにしびれました。もうこれだけで大満足。ラクソン、プライ、ネブレットらの歌もよし。指揮はベテランのラインスドルフ。プッチーニなんかでは感心しなかったのですが、これは鮮やかでいい出来栄えでしょう。まあ、とりあえず、みなさま、聴いておくんなさいな。特にマーラーやR=シュトラウス好きの方は、何の違和感もなく聴けると思いますよ。魅力的なオペラ、他の演奏でも聴きたくなります。
7 people agree with this review 2012/08/05
このディスク、大変な名演ではないでしょうか。みなさまおっしゃる通り、合唱の超充実ぶりが決定的。声質・音程・声量、どれもこれも完璧で、こんな素晴らしいコーラスはめったに聴けるものではありません。そしてそのコーラスに触発されたのか、ベルリンフィルもまた実に見事な演奏ぶり。アンサンブルが優れていることはもとより、心からモーツァルトの「レクイエム」に奉仕しているかのような、精妙な姿勢の音楽づくりだ。もちろん、この成功はムーティの指揮にもよるのでしょうけれど、すべての演奏者がこの曲の演奏に音楽家(芸術家)としての全能力を傾注したかのような素晴らしい完成度です。最後の「アヴェ・ヴェルム・コルプス」も見事な美しさ。録音も優秀。傑作ディスク、大いに推薦いたします。
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1 people agree with this review 2012/08/05
いかにもドイツの巨匠による気宇壮大な「ミサ・ソレムニス」。特に前半、クレドまでは大きく外へと広がってゆく開放感が、響きの重厚さを伴って、圧倒的な空間を築きます。見事な充実感で、素晴らしい演奏です。もちろん後半も悪いわけではありませんが、曲調のせいですかね、ほどほどといふくらいで、前半の印象が強く残ります。この演奏で特筆すべきは合唱のものすごさ。ウィルヘルム・ピッツ大先生の指導の成果著しく、この演奏の成功の大要因であります。オケも立派ですぜ。若干古めかしい音色がしますが(チャルメラ的オーボエ!)、なかなかにいい味でござんすねえ。クレンペラーの遺産としてこれは屈指の名演でしょう。あ、なお、独唱者も結構。録音も良好にて不満はありません。
1 people agree with this review 2012/08/04
これはライヴではなく、セッションを組んでの録音のようですね。ライナーノートのどこにも「ライヴ」との記載はありません。ソフトで出回っている(BSで放送もされましたが)映像とは、ひとまず別なものというわけですな。ステージでの「フィデリオ」はいかにも実演らしい白熱ぶりが伝わるものでしたが、このディスクは意外にも普通に、何だか淡々と進みます。多くの演奏で最高の盛り上がりを形成する「レオノーレ第3番」もなんだか普通に終わる感じ(開始の処理は独特ですな)。もうちょっとレニーらしい勢いを期待したのでいささか期待外れかなあ。全体に質の高い演奏であることは間違いありませんし、コロやポップの歌は立派だし、それなりの魅力はもちろんあるのですけどね。恐縮ですが、ちょっと点数を下げておきましょう。録音は優秀です。
4 people agree with this review 2012/08/01
久々に聴きました。以前聴いた印象では「なんだか冴えないな」というところでしたが、久々に聴き直して、「おお!これは素晴らしい!」と正反対の印象。十分に力強くありながら、同時に柔軟でもある。情に流されることなく、構造美への志向が高い。しかし、トータル、ブラームスの交響曲の魅力を大いに味わわせてくれます。当時80歳過ぎのベーム先生。魏の曹操の詩に「老驥 櫪に伏するも、志は千里に在り。」の句がありまして、要は「英傑は年老いても気力衰えず大志を持つ」ということなのですが、体力的にはすでに相当衰えていたベーム先生もまさにその通りで、気力の充実、大いに敬服するものであります。セッションだけあって盛り上がりはいまひとつとも言えるかもしれませんが、これはこれで立派なものです。
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1 people agree with this review 2012/08/01
珍しい曲でありますが、もっと演奏され聴かれていい佳曲であります。大編成ながら、それらを豪壮に鳴り響かせるような部分は少なく、むしろ穏やかにしっとり味わう曲想が多いので、安らぎを以て楽しめますね。深い感動というのではありませんが、満足感・幸福感、大いに得られます。演奏にはいっさいの不満なし。チェコフィルとの「ドイツ・レクイエム」もそうでしたが、シノーポリはこういう曲がとてもうまいですな。シューマンの魅力を存分に味わえる、ステキなアルバムです。スーパー廉価盤になりましたから、みなさま、ぜひお気軽に手にとってお聞きくださいませ。
0 people agree with this review 2012/08/01
アシュケナージさんの指揮者としてのごく初期のディスク。大管弦楽を振ってご本人も楽しみ面白がっているかのような、一種開放感が溢れていてなかなかに楽しめました。オケは超優秀なクリーヴランド管弦楽団ですので、いっさいの破綻もなく朗々たるもの。テンポも適切で、安心して聴いていられる、結構な出来栄えです。録音も超優秀。「アルプス」を聴く楽しみ、まことに満たされます。余白のホルンとピアノのための曲集は珍しいなあ。初めて聴くものばかりですが、なかなかに佳曲揃いでこちらも大いに楽しみました。ということで、大変に良いディスク、お薦めいたしましょう。
ボストンのシェフに納まってごく初期の録音って〜ことになるのかな。ちょっとおとなしめで、いま一つ気勢が上がらない。特に第3楽章までがそう。第4楽章からは若干乗ってきて、まあまあの感じで全曲は終わりますが。このコンビが本当に力を発揮するのはもう少し後ですな。そう、カップリングの「ロメオ」とか、「巨人」とか、そのあたりからは傑作が続きます。この「幻想」はまずその「予感」を想わせるといふくらいかな。ま、普通プラスちょっと、といふ出来栄えです。「ロメオ」は結構。ぜひ全曲盤を復活させておくんなさい。
2 people agree with this review 2012/07/31
1983年の録音ということで、バイロイトに登場する直前くらいになるのかな。今やワーグナー振りの超大物になったバレンボイムの若い時期の演奏。ちょっと聴いた感じでは、特にいい出来だとは思いませんでした。バレンボイムは大きく構えて、悠然とした重いワーグナーを志向しているように思われます。特にテンポ設定にそれが顕著でしょう。しかし、オケの側の反応がいまいちでして、重厚な響きを獲得できず、やけに粘った感じの進行がどうにもよろしくない。パリ管の能力が十分に開放されず、もったいないなあ。華やかな音色でボカスカやってくれたら、それはそれでよかったんですけどね。両者の志向や特質がうまくかみ合わなかったようです。残念でした。なお、「トリスタン」第3幕の前奏曲が収められていて、中ではこれが一番いい出来かも。何しろ曲が本当にすばらしい。奥底に秘めて表に出さないようにしながらも溢れるのを禁じえない、そういう悲しみに満ちた実にすばらしい音楽。「愛の死」の後に置かれるのは順番的にはどうかなあとは思いますが(二人の死は昇華しないね)、ま、許しましょう。
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0 people agree with this review 2012/07/30
冒頭のホルンで、まず超がっかり。「力強く、決然と」という指示で始まるのに、全然力強くもなく決然ともしていない。「もわ〜っ」「むにゃ〜っ」というホルンの斉奏に本当に脱力。その後もとにかく第1楽章は盛り上がらない。結局全曲聴き終えて、指揮者は弱音の繊細な部分ではなかなかに美しく音楽を作っていますが、大きく盛り上がる部分がまるで開放されず借りてきた猫みたいにおとなしくてやる気がない。この大交響曲の演奏として、甚だしく不満であります。あるいはオーケストラの技量なんですかねぇ。ま、何にせよ、大いに失望。録音も新しい割には精細さを欠き、せいぜい良好という程度。
クライバーのキャンセルにより、急遽代役のシノーポリさんの公演。テレビで放映された教育テレビの「芸術劇場」のまんまの映像だなあ。懐かしくもありつつ、やっぱり発売に当たってもっとなんか工夫はないのという気もします。さて、演奏。「ドン・ファン」はウィーンフィルの特質を存分に活かしたいい演奏。美しい弦と勇壮なホルンはさすが、ウィーンフィルならでは。「巨人」は、何だか指揮者の自意識が先に立ったような、作為的な「揺らし」が目立ち、個人的にはあまりいただけないなあ。テンポの緩急が結構あざとくつけられていて、しかもどこか不自然でぎこちない。最後なんかもずいぶんと無理やりの「煽り」だなあ。白熱してきて自然にそうなったという感じではない。まして、画像があるので(!)、シノーポリの表情をみているとますますその「作為」がはっきりわかっちゃう。まあ、感銘度はいま一つかな。画質と録音は優秀。
曲目は以下の如し。@牧神の午後への前奏曲、A夜想曲、Bスコットランド行進曲、C遊戯、D選ばれし乙女。録音はCだけが1957年で、残りはすべて1953年です。モノラルですが実にいい音で、レンジも広く、各楽器の固有の音もきちんとわかります。バランス的にはやや難ありかもしれず、特にDでは声楽部が若干大きめに収録されております。さて、演奏ですが、輪郭線のくっきりした曖昧さのない演奏で、それがドビュッシーのこれらの曲の美しさを大いに生かす結果となっているように思いました。「印象派」という言葉から生じる一種「もわ〜っ」とした雰囲気はここにはなく、むしろとてもしっかりと構築された美の世界を感じますね。@とAは特にすばらしい名演だなあ。ディスクも少ない伝説の指揮者、アンゲルブレシュトのドビュッシー。ご興味がある方はぜひお聞きください。決して後悔はなさらないものと信じるものであります。
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