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TOP > My page > Review List of ほんず内閣総理大臣
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2 people agree with this review 2012/09/18
モノラルですが、オケの音はしっかりとらえられていますので、鑑賞に問題はありません。マスタリングのせいか、やや硬めながら、明瞭な響きであります。さて、どれもこれも感興の赴くままに思う存分やらかした大演奏揃い。特にテンポの緩急はまさに実演ならではのもので、聴いていて「ひでぶっ!」となるところもありますが、個人的にはまことに結構かと存じます。確かに個性的というのか、普通ならばやらないようなドライヴは多いですけれど、風変わりなものをもてはやすというようなことではなく、シルヴェストリさんならではのそれらの曲の理解であり、一種「楽しみ方」であるように思えて、私は肯定的にとらえたいですね。交響曲はいずれも力強く、勢いのある名演。他の管弦楽曲がそれを上回る傑作!お客さんも呆気にとられている感じ(オケも)。面白い音楽体験だなあ。なお、N響が以後、シルヴェストリさんを呼ばなくなったというのも、お役所的演奏を得意とするN響ならそうでしょうなあと納得させます。さ、怖いもの見たさ(聴きたさ)の皆さん、ぜひとも聴いてやっておくんなさい。(^_^)
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0 people agree with this review 2012/09/17
おおおおおっ!これはすばらしい!ホントは大して期待しなかったんですけど、聴いてみて大いに満足。オーケストラ(NDR。実に優秀)が朗々と鳴り響き、リヒャルト・シュトラウスに不可欠な豊麗な音響がたっぷりと聴けます。芝居っ気の溢れるこの曲を、さすがオペラの手練であるラニクルズさんはうまく魅力的にまとめ上げていて、確かな手腕を発揮しています。フィルアップは、アレッサンドラ・マークを迎えての『サロメ』のラスト。マークの歌は、少女サロメには貫禄ありすぎという感じではありますが、ま、よろしいでしょう。しかしここでも、シュトラウスの、なんという音楽!全曲を聴くたび思うのですが、このラストの、輝きに満たされながら果てしなく高揚してゆく、この部分を書きたくてオペラそのものまでシュトラウスは書いちゃったのじゃないかなあ。それくらいに、圧倒的で、鳥肌の立つような素晴らしい音楽ですなあ。内容は不道徳・非倫理的ですけれど、それがどうした!シュトラウスの天才にひれ伏します。総じて、大変に素晴らしいアルバム。録音も超優秀で、お薦めいたします。
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1 people agree with this review 2012/09/17
さて、まずは録音について。「良い」とは言えませんな。若干こもり気味の音で、バランスも難あり。ま、ソロもオケもコーラスもそれなりにとらえられてはいるので、耳が慣れてくると気にはならなくなってきますが、期待はなさらない方がいいです。次に演奏。超強力キャストをベームが力強く牽引した、勢いのある演奏。トーマスのローエングリンは最後まで雄々しく、立派であります。また、大喝采を浴びているのはオルトルートのルードヴィヒ。なにしろ第二幕では音楽が一遍止まってしまうほどのブラボーで、ワーグナーでこれはホントはいかんのだろうにねえ。ほかの男性陣は、時々ふらつくけれども総じて立派な歌。ワトソンが歌うエルザは特別なんということもなく、ま、きっと実演では映えたのでしょう。ベーム先生は、「オランダ人」や「リング」で聴いた時と同じアプローチで、迷いもなくオケをガンガン鳴らして勢いで突き進む感じ。実演ではそういうのは大いに乗ってきていいんですけどね。ただ、この「ローエングリン」という作品は、もう少し、夢幻的なとでもいいますか、夢見るように優しく美しい演奏の仕方もあるよなあとは思います。ベーム先生、「剛」に傾いた結果となりまして、いささか不満なしとはしません。さて、この公演、部分的にはメジャーレーベルからリリースされています。ずいぶん昔、DGのベーム&ウィーンフィルのボックスの特典盤に第三幕の場面転換の音楽が収められていたかなあ。また最近では、クリスタ・ルードヴィヒの「ウィーン国立歌劇場ライヴ 1955−1994」というオルフェオのアルバム(3枚組)にオルトルート大活躍の場面が収められているようです(未聴)。きっと、ちゃんとした音源が残っているんだね。できればそれを使ってあらためてリリースしてほしいものです。きっと、印象が変わって、もっと高評価になるんじゃないかな。先ごろバイロイトの「マイスタージンガー」が出ましたから、これもリリースを大いに期待しましょう。
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5 people agree with this review 2012/09/15
大いに期待させる指揮者とオケによるシューマンの全集。みなさま、とても高い評価を与えておられます。久々に聴き返し、私としては、恐縮ながら、若干留保すべきところもございまして、評価はちょっと下がります。例のシノーポリによくあるケースで、「頭で作りすぎた音楽」のように思われます。普通とちょっと違う楽器のバランスの扱い(至るところ)、テンポ設定のコントラスト強調(第2番第2楽章など)、正直「べつにそこまでやらんでも…」という個所が私としては気になりまして、シューマンの音楽の持つ美しさを損なっているように思いました。病気を始めエピソードに満ちたシューマンという人物そのもの、そしてオーケストレーションをめぐる問題など、シューマンの交響曲を演奏するにあたっていかにもシノーポリならいろんなことを(それらしい理屈をこいて)やってくれるよねぇ、といふ期待にそのまま応えてみたような感じ。一種そういう自己顕示が私には気になってしまいました。こちらの目(耳)が濁っているのかなあ。(-_-;)なお、オケは文句なしに立派。録音も優秀。
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0 people agree with this review 2012/09/12
1962年録音の『幻想』は、やや荒っぽい仕上がり。オーケストラのアンサンブルや音色の調整が不十分で、第一楽章ではそれが目立ちます。後半はさすがにライヴかとも思わせるような情熱の噴出が素晴らしいですが、全体の出来としてはもう一歩かな。「ロメオ」は全編いかにもミュンシュ先生らしい豪快で華麗な雰囲気に満ちた、傑作。この曲へのアプローチとしては、愛の場面の叙情や物語の悲劇性を強調した方向性もあるでしょうけど、そこはミュンシュ先生、開放性と華やかさでいかにもベルリオーズらしい世界を作り上げました。大いに結構でしょう。もう半世紀も前の録音ですが、レンジも広く、鮮明で、実に優秀な録音です。鑑賞には何の問題もなし。
どれもこれも初めて聴く曲。演奏の良し悪しはわかりませんが、大いに聴き惚れたというのが偽らざる感想です。人の声の美しいこと、人の声の綾なすハーモニーの美しいこと、もうそれで充分だなあ。一部に指摘されるビブラートの多さなのかな、時々「あれ下手かも?」と思わせてしまう個所もないではありませんが、高名な団体の歌ですから、きっとトータルの水準は高いのでしょう。ま、満足したセット。
0 people agree with this review 2012/09/11
一見珍しくも、しかし考え直してみるとそれなりに納得できる選曲のセット。『嘆きの歌』は三部の完全版。全編ひたすらに暗い物語と音楽を、ブーレーズさんは淡々と進めてゆきます。可もなく不可もなしという感じの演奏ながら、ま、いいんぢゃないかな。合唱はなんだか下手っぽい気もする。ワーグナーとマーラーの歌曲集は、なかなか精妙に響きを作っていてビューティフルな出来栄え。『使途の愛餐』は初めて聴く曲で、「へ〜え」といふ感じの曲。「タンホイザー」の巡礼の合唱が想起される力強い男性コーラスが売りですな。意外にいいのが3枚目の前奏曲集。「マイスタージンガー」も「タンホイザー」も腹に一物ある感じの独自な演奏。「トリスタン」もなかなかクールにしてつややかな、魅力ある演奏。総じて大いに堪能したアルバムです。マーラーについては、1970年代前半にBBCのオケを振って実はずいぶん演奏していましたから、ここでの曲目は珍しいにしろ、マーラーの書法解析などは手慣れたもんでしょう。ワーグナーだってバイロイトを振って経験済みの頃(ただ、バイロイトのオケメンバーには「不勉強」を指摘されていますが)。いずれもきっちりしっかりした演奏で、個人的にはなかなかよかったと言っておきましょう。
2 people agree with this review 2012/09/11
今や快進撃のネルソンスさんのチャイコフスキー。解説書には明記していませんが、ライヴ録音で、交響曲終了後に熱狂的拍手が収められています。さて、この演奏、いいですね。力強さと勢いがあって、意欲が十分に感じられます。特に交響曲は大変に結構!70年代のカラヤンの録音を彷彿とさせる、奔流のような勢いがこの曲に格別の魅力を与えています。第2楽章のメランコリーはやや不足かもしれないけど、総じてポジティヴな姿勢で再現したものでしょう。満足であります。「フランチェスカ」ももちろん結構。オケは、個人技にはいささか劣るところもありますが、アンサンブルはばっちり!ネルソンスさんの統率力を存分に見せつけます。録音は優秀。期待を込めて満点としましょう。
オランダ放送フィルとの再録音は大変立派な出来栄えでしたが、こちらは30年近く前の録音。私としては、相当に物足りないとの印象です。総じて力強さに欠け、淡白でピリッとしない。オケの人数が少ないのか、響きが薄く、ハーモニーの豊かさもないなあ。打楽器の要所要所の「締め」も甘く、盛り上がりに欠けます。「スペイン奇想曲」も同様で、華やかさと広がりに欠けます。なんだか、相当にがっかり。やっぱりこの頃のデ・ワールトさんはまだ「普通の人」だったかな。レコーディングでは、「ばらの騎士」のように、いいチャンスをもらったりしてたんだけどね、その選ばれた「理由」をこのディスクははっきりと納得させてはくれないなあ。録音は良好。すんませんが、期待外れの一枚。
4 people agree with this review 2012/09/09
いいですねえ、オラモさん、先の「巨人」に続いてこれまた大いに充実した成果であります。オケは意外に厚い響きで、たっぷりしたオーケストラ演奏が聴けます。4曲それぞれの描き分けというよりは、むしろそういう同じ色調で全集を統一したという感じかな。若々しさとか、あるいは逆にデモーニッシュな雰囲気とか、そういうタイプではなくて、むしろ重心の重い響きでしっかりと再現した迫力のあるアプローチ。白眉は第2番。大交響曲として大きな想念が拡がり、充実度満点。第4番もいいな。楽想の変化が素直に表出されて大いに結構。もちろん第1番と第3番も素晴らしい。録音は優秀。トータル、まことに立派なシューマンにて、大いに満足。お薦めいたしましょう。
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4 people agree with this review 2012/09/08
テンシュテットさんの貴重なライヴ。こうしてリリースされたことはまことに慶賀の至りであります。さて、この第三番の演奏、結論を先に言えば、「名演」と称して持ち上げるほどの出来ではない、というのが正直なところ。問題は前半にあります。第1楽章は、何か落着きに欠け、特にオーケストラが前のめりになって美感を欠く個所が目立ちます。単純なミスも多く、テンシュテットの指揮も各部分の楽想(雰囲気)をしっかりと表現できていないんじゃないですかね。第2楽章もまだ落ち着かない。テンポの揺れが、表現上の故意ではなく、実演での不安定さ故にしか聴こえません。第3楽章から立て直しまして、やっと進行が落ち着いてきます。そして第4楽章以降は完全にペースをつかんで充実します。全曲は完全に満足感のうちに終結。巨大ホールのせいもあって、オケが必要以上に頑張ろうとしたのかなあ、そんな感じの変な力みが演奏上のキズとなってそこかしこに表れているように思いますね。ということで、第2番や第6番ほどの成果ではないなあ、というのが結論です。もちろん、テンシュテットさんの貴重なライヴとして価値は絶大なのですが、そこは割り引いておいた方がいいかも。録音は悪くない。もう少しマスをよくとらえて重心を保ちつつ拡がりがあるとよかったですけどね。基本良好で、この演奏を楽しむ分には問題なしです。
0 people agree with this review 2012/09/07
映像があることで、なんだか全体の印象がかえって決まってしまった感じでして、全般にとってもソフトでやわらかな印象を持ちました。晩年のボロボロになった肉体的条件もあるのかもしれませんが、カラヤンの指揮は身振りも小さく、しなやかなもの。ま、なにしろ、ウィーンフィルはじめ、超優秀なメンバーを集めての演奏ですから、カリスマ・カラヤンのちょっとしたインスパイアでみんなしっかり動きます。この大変に美しい作品を、ますます美しく、見事に演奏しきりました。ソロも結構で、個人的にはバトルの歌はこの上なくビューティフルで素晴らしいと思いますよ。問題は映像だな。横からの映像がほとんどで、たまに正面が入るという調子。例によって例のごとしのカラヤン的映像。画質もボケてて古めかしいしね。センスの欠如した、超つまらん画面ばかりで、はっきり言って無くたって全然かまわないレベルのもの。演奏については大いにお薦めしたいと思いますね。なので一応満点。
1 people agree with this review 2012/09/07
みなさま高評価をなされているとおり、このディスク(演奏)は大変に満足度の高いものであります。交響曲は、優秀なオケの能力をフル活用してダイナミックに仕上げた、なかなかに重々しくも、しかしいたずらに陰鬱にならず、曲の持つ音楽的魅力を存分に味わわせてくれる好演であります。そして「祝典序曲」!うかつに演奏すると軽佻浮薄にも聴こえるこの曲(それはそれでいいんですけど)、ムーティ先生はかなりの重さをもってずっしりと演奏しました。「20世紀の古典」としてこれらを取り上げた、純粋に音楽的楽しみ(喜び)を感じる好ディスクであります。録音は優秀。大いにお薦めいたします。
1 people agree with this review 2012/09/06
最新のものといってよいでしょう。ブルーレイのおかげかな、画質は実に鮮明で色調も自然。変なカメラワークもなく、映像には文句ありません。対抗配置で、コントラバスが左に構え、右奥にはハープが4台。バンダが正面にいて、これは本来的効果としてはいただけない所じゃないのかな。実演だと後ろから朗々と聞こえるのがいいもんね。さて、演奏。「復活」が大変いい出来でしたので期待しましたが、それにはちょっと引けを取るかもしれません。やっぱり難しい曲ですね。「復活」は、基本、オケと大合唱が中心でありますが、こちらはソリストがオケや合唱と張り合うような場面が多く、そこがやっぱりバランス的にすごく難しい。ソリストが頑張りすぎると美感を欠き、頑張らないと埋もれてしまう。第二部にその辺での不満がやっぱりないではない。ですが、トータルは大変な高水準でありますよ。シャイーの音楽づくりもRCOのCDよりいいんじゃないかな。とりあえず、立派な成果として大いに評価いたしたく存じます。
0 people agree with this review 2012/08/26
「グレの歌」。シャイーのずいぶんと若い時の録音です。この超大曲を全曲ほぼ100分でまとめ上げました。長い演奏では2時間を超えます(ケーゲルがそうだったかな)ので、ずいぶんと短い方でしょう。おかげで大変すっきりとまとまりました。下手をすると結構もたれてしまうので、なかなかに適切な姿勢かもしれません。しかし、そのため、ロマンティシズムとかドラマ性とかは希薄になってしまいましたかね。人を陶酔させる「美」や、戦慄させる迫力には欠けていますな。歌手はみんな頑張っているけど、特に名唱もなし。ま、難しい曲ですから、むしろ健闘をたたえましょうか。ただ、ホッターの語り手は、なんだか乱暴な感じで美感を欠きよろしくない。録音バランスは、若干歌手が大きめでちょっと不自然。また、オケの分離が今一歩。でもまあ、トータル、良好でしょう。随分と安くなっちゃったこのディスク、「グレの歌」に興味があって聴いてみたいという方は、お聴きになってよろしいでしょう。これでなじんだ後、ブーレーズの鮮やかな名演や、インバルの前衛的衝撃演奏をお聴きになるのをお薦めしましょう。
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