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0 people agree with this review 2024/01/26
皆さんの評価が高いが私は普通です。カンテルリは早くなくなって録音数も多くはないが、割と地味な指揮者だと思う。演奏にもそれが表れてイマイチインパクトに欠け突き抜けたものがないようだ。そんなところが、トスカニーニと違っている。彼の少ないCDでも特に<これだ>、というのがないのは残念ではあるが。余談だが、彼のベート―ヴェン7番のステレオLP、英ASD盤は数少なく高価であったが、演奏はまあまあ普通というところだった。
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0 people agree with this review 2024/01/25
どうしてベームと録音しなかったのか。モノラルで録音していたからか? もったいない。演奏はバックハウスにしては5番共に不出来である。
このベルグルト盤は超の付く名演です。特に1番と5番の演奏を超える演奏はちょっと出てこないだろうと思うほどすぐれている。味薄くなったヨーロッパ室内でなく2回目録音のフィンランドフィルのほうです。お間違いなく。
バイロイト盤は他社のものを含め10種以上持っている。私に言わせれば、音色や雰囲気は違いがあるが、音の良し悪しに大きな違いはないように思う。この盤でも再生装置を工夫すればオタケンCDやTOCE6510以上の音で鳴る。85点と90点の音の差を聴き分ける自信はありますか、と問いたい。刷り込み評価の影響が大きいように思う。
シネラマスコープ用のシベリウス。何十年も前にきたいたころは、2番の終楽章など風嵐のようで面白く思ったが、その後多々聴いて表面的面白さだけだと気付いた。5番はベルグルン・フィンランドフィルに比べれば50点位。その後DGとの再録も聴いたが、次第にカラヤンから遠ざかってしまうことなった。
このUCCG3696が一番音が良いということらしいので購入。演奏は言うことなしである。私の再生装置は低級だがSPコードとRCAに工夫した結果、フルトヴェングラーの各種のCDが驚くほど鮮明に鳴る。デルタ、グランドスラム、オーパス等のリマスターCDよりはるかに自然な音でよみがえり、自分でもびっくりするほどクリヤーな音である。色々な盤起こしのリマスターCDを買うより装置の工夫を試みることをお勧めする。クナパーツブッシュも同様に中,高音が鮮明に鳴りモノラル最高の音がSPから出てくる。
0 people agree with this review 2024/01/24
当然音質、音色ともにオリジナルCDと異なるが、それをいかに感じとらえるか。私は良い状態のDGで聴くほうをお勧めする。なぜならそれが自然で素直な音だから。リマスターだから良くなっている、という思い込みで聴く人が多いのでは。正規盤のリマスターでなく、盤起こしやいじったリマスターCDはやはりどこか不自然さがあり、一回聴いて終わりというのが多い、あくまでも私事だけど。
モーツアルトの音楽ってこんな硬質だろうか。セルの演奏を聴いていつも思う、演奏がかたぐるしく硬い!! ごくごくたまには納得する演奏もあるが、ワルターシューリヒト、フルトヴェングラー派の私には苦手で縁遠い指揮者の一人。
響きはウィーンフィルだけに美しいが、いかんせん味がうすく曲の楽しさが出ているとは言えない。
よい音ではあるが、DGとは音色感が異なっており音も音色もDGのほうが自然な感じである。グランドスラム、オーパス蔵、デルタは音色が暗く、聴くときはRCAピンかSPコードを替えて聴いているが、そんなことをするよりDGで十分だと最近気ずいた。無駄なことをしてきたと思う。
2回目の再録CDも持っているが、この1回目のほうが好きである。しっとり落ち着いた響きが良いと思う。2回目のは響きが立体的で生き生きとしたところがありそれが長所であろうが、私の感覚では少しついていけないところがある。こちらはやや平面的でおとなしく感じるが、しかし再生装置を工夫すれば音が伸びやかになって演奏がもっと生きてくる。一つのアンプ、一つのCDプレイヤーでは評価が困難なこと多々ある。再録音、新録音ともに星5。
0 people agree with this review 2024/01/23
彼女の(皇帝)にすっかり魅せられ、これは残りの4番までを聴かなくてはと思い購入に決めた。この欄は皇帝ではないが、プレトニョフに次ぐ5番の演奏だと思う。ピアノ自体はプレトニョフのほうが1枚上だと思うがオケも含め雰囲気は同等の高水準である。リシエツキのような未熟さはなく若々しい音でたっぷりと弾ききっており、グリモーや内田を超えた演奏である。マリナーとのモーツアルトがイマイチだっただけに彼女のベートーヴェンはうれしい期待外れの演奏である。最近は彼女の録音はないが今後、ブラームスやシューマンの協奏曲もぜひお願いしたい。
0 people agree with this review 2024/01/22
10年ぐらい前に手放したので今回安価なので購入に決めた。手放した理由はウィーン風の詠うベートーヴェンで厳しさに欠けていたからだが、最近、ウエラ―Sqやバリリsqを聴き直して、深く厳しいばかりがベートーヴェンじゃないぞと思い、たおやかに詠う演奏もいいではないか、と思ったからである。確かに、ブッシュやスメタナ、ジュリアードもいいがウィーン風たっぷりもたまにはいいのではと思った次第。アルバンベルクSqもいいが、ビルが立ち並ぶウィーンの現代版といったところで、この団体は聴いていて飽きがきやすい。今まで15種位は聴いてきたぞ。
初めM社のCDPで聴いた時はごく普通の印象であったが、そのごY社のもので聴くと音が生き生きとし俄然演奏に輝きが出て購入して良かったと思った。こういうことは度々経験しているので、CDは必ず2つのプレヤーで聴くことにしている。オケは美しい音で鳴りステレオ感も充実して内声部も迫力があり満足する演奏である。BPOとのモノラル演奏が3曲ふくまれていて、録音は54年12月7日から20日に行われているが、フルトヴェングラーの死去すぐのBPOとの録音ということだが、マエストロ死後ベルリンフィル最初の録音だろうか。
この団体の2回目の録音で一般的にはお勧め演奏だろうが、わたしには常識的に過ぎてインパクトが少ないと思う。それならシュナイダーハンがXnのモノラル録音のほうが好きである。私が好きなのは、クレンペラー、神戸室内合奏のボッセ、デっカのブリテンの3つ。15種位聞いたが古楽器は全く受け付けなかった。
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