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TOP > My page > Review List of ほんず内閣総理大臣
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1 people agree with this review 2012/07/29
大好きなボロディン。未完のオペラをいろんな人が寄ってたかって完成させました。よかったなあ。大合唱の活躍がいかにもスペクタクルで、聴き映えのする曲であります。いかにもボロディンらしい哀愁を帯びたメロディーやはかなげなムードの和声が処々に聴かれ、まことにビューティフルであります。魅力的ないい作品ではないでしょうか。もちろん、まとまりとか感動とか、いろんなところで問題はあるんでしょうけどね。当方のような素人が音楽を「楽しむ」分にはもうこれでいいんです。歌手はみんなロシア色バリバリで、強烈な歌ばかり。それもまたよし。こうでなくっちゃあね。大いに満足したアルバムでした。録音はいささか古いのでレンジはやや狭く、特にオケの音がもっとしっかり(重く!)録れていたらよかったんだけどなあ。でも鑑賞には何の問題もありません。もう満点だ!!
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2 people agree with this review 2012/07/28
まずは曲目と歌手陣を。@マーラー交響曲第8番。クッパー、シュタイングルーバー、フェルスター=ゲオルギイ(以上ソプラノ)。イロースヴァイ、ツォレンコップフ(以上コントラルト)。フェーエンベルガー(テノール)。プライ(バリトン)。クラス(バス)。ヴィンフリート・ツィーリッヒ指揮NDR交響楽団。ケルン放送合唱団、ほか。Aマーラー「さすらう若人の歌」。F=ディースカウ(バリトン)フルトヴェングラー指揮ウィーンフィル(1951.8.19)。Bマーラー「亡き子をしのぶ歌」。F=ディースカウ(バリトン)イッセルシュテット指揮NDR交響楽団(1955.7.6)。Cヴォルフ「ハーフナーによる歌曲」(?)プライ(バリトン)イッセルシュテット指揮NDR交響楽団(1955.9.13)。Dヘンツェ「五つのナポリ歌曲」イッセルシュテット指揮NDR交響楽団(1956.9.19)。では感想を。@は遅めのテンポでメロス志向の強い演奏。近年のマゼールやナガノ、シャイーらの先駆的演奏ですかな。全曲85分ほどもかかります。名演とかそういう範疇に入るとは思いませんが、50年代初期のマーラー演奏の貴重な資料でしょうか。歌手では若きヘルマン・プライの朗々たる法悦の教父が実にすばらしい。これ、彼の当たり役ですね。録音は管弦楽部分がちょっと頼りない。声楽はしっかり録れてますし、オケもチェレスタやマンドリンなどはちゃんと聞こえますが、弦と管が今一つ。ま、何しろ今だって録音が難しい曲ですから、高望みはいたしますまい。他ではAが断然素晴らしい。録音もいいし、これは傑作。ディースカウもライヴのこととて思いのこもった歌です。次いではBも素晴らしいな。CとDは初めて聴いた曲なので何とも言い難いですが、Dはともかく、Cはなかなかに素敵な歌曲です。ま、トータル、貴重なアーカイヴとして聴きましょう。その意味は絶大であります。なお、曲の順番を変えて、@の第二部は一枚に収めねばなりませんな。第二部を分割するセンスはまことに許し難しというところです。
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最晩年ではなく、年代的には少し前の演奏であります。これと程遠からぬころ本国ソ連にて大暴れ演奏を繰り広げていたとはなかなかに想像しがたし。といふくらい、ここでのシューベルトはまっとうで正攻法の名演です。テンポはいたって落ち着いたもの。緩急や楽器のバランスにもいっさい細工はなく、堂々とした押し出しの立派なシューベルトが聴けます。「未完成」よりも「グレート」のほうが出来栄えはよろしいでしょう。曲が立派なせいもあります。なんか変な演奏を取り上げては喜ぶふしがスヴェトラーノフ先生のファンにはいるようですが、スヴェトラ先生の偉さはそんなところにあるのではありません。特に「グレート」に聴くことができるおおらかな抒情は実にすばらしいものです。オケも優秀。録音も優秀。いいディスクですぜ。お薦めしましょう。なお、演奏終了後、万雷の拍手の終わりに「例のもの」が出現します。結構ですなあ。
0 people agree with this review 2012/07/28
ヒストリカルですので、まずは音質について述べましょう。ノイズの一切ない、鮮明な音質です。レンジも広く、大オーケストラを相当しっかりととらえていて、いかにもベームらしい、迫力満点の鳴らし方がきちんと再現されます。年代を考えれば驚異的な高音質でしょう。但し、マスタリングで相当に手を加えたのだろうなという人工的な音質でもあります。弦楽器は本当にシンセサイザーみたいな音で潤いのないこと夥しく、また、モノラルのはずですが近頃出てくる「アンビエント」みたいに一瞬ステレオみたいに聞こえたりする個所もあり、不自然さは残ります。でも、これだけ聴ければ大いに結構。なお、さすがに二年新しいほうがいっそういい音。さて、肝心の演奏は、いかにもベームらしい、覇気に満ちたもの。力強く、迫力のある、引き締まった演奏です。正直、これらの曲の名演の中に新たに割って入るとかいった位置づけにはなりませんが、50年代の活力十分のベームのパワーが伝わります。そういう記録ものとして大いに貴重でありましょう。
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まあ、一言でいえば「硬派のブラームス」ですかな。楽譜にないことはせず、ないものは盛り込まない、かたくなな男のブラームス。正直なところ、それが魅力でもあれば欠点でもありますなあ。これら交響曲の滋味を冷静に味わうということでは、至って結構でしょう。一方、これまで多くの指揮者が聴かせてくれた思い入れとロマンがないのは物足りない、といふところ。たとえば、いかにもイメージ通りの「ドイツ」を感じさせてくれた第1番の演奏(ベーム/ベルリンフィル、ケンペ)、開放感と柔軟さが何とも心地よい第2番の演奏(バルビローリ/ウィーンフィル)、力強くもまた哀感のある第3番の演奏(ボールト/ロンドン響)、まさしくロマンティックな世界を展開した第4番の演奏(ヨッフム/DSK)、といったディスクでブラームスの各交響曲の魅力を知ってしまうと、ここでのヴァント先生の演奏はあまりにもそっけなく、ブラームスを聴く「楽しみ」としての要素が少ないなあ。もちろん、いろんな演奏として比較して優劣を競うとかいう次元を超えて、ヴァント先生ならではの立派なお仕事としての固有の意義をこのセットは持っていますけどね。トータル、ハイレベルながら、なかなかに人を気安く寄せ付けない、いかめしくハードな演奏。録音は良好。優秀というほどでもない気がします。
0 people agree with this review 2012/07/27
ワルター最晩年の貴重な遺産です。演奏そのものにはきわだった個性や特徴をあまり感じなかったというのが正直なところでして、名演と称すほどかどうか、ちょっとためらいます。ちょっとした表情や歌に心惹かれる個所はありますけれど、全体的には若干印象が弱いかなあ。オーケストラの音色がどうにも違和感があり、それは特に金管群がそうでして、クラシックを演奏する音色かなあと疑問を持ちました。響きがナマとでも言えばいいんですかね、楽器の個性的音色をあらわにしたポップス系の細身の音で、やはりいささか興ざめです。とはいえ、鮮やかなステレオでワルターのブラームスが録音されたことは、大変に貴重と申せましょう。併録の「ハイドン変奏曲」は名演。各楽器の音の織りなし方が実に美しく、のびやかな歌とともに大いに結構です。
0 people agree with this review 2012/07/25
ヒストリカルなので、まずは音質について言っておきましょう。正直、あまり期待してはいけません。若干こもり気味の音で、レンジもやや狭い。超大編成でしかも大会場なので、多くの困難があろうことはわかりますし、現代でも録音は難しいと思いつつ、そう考えれば立派かもしれませんけどね。鑑賞には十分に耐えますが、音質面の期待はほどほどに。バンダがやけにでっかく入っているのは、録音の加減ではなく、ストコフスキーがそのように鳴らしているのかな。おかげで、「天上の天使の奏楽」を彷彿とさせて、なかなかに効果的です。さて、演奏は、基本は「お祭り」スタイルかな。思う存分開放的に鳴らして大クライマックスを形成する感じ。表情付けとかバランスとかに変なところはなく、そこはむしろ至極真っ当です。ストコフスキーが、例えばチャイコフスキーなんかでやらかすデフォルメや改変はなく、アグレッシブにまとめ切りました。これ、当日会場で聴いたら圧倒的だったと思いますよ。フィナーレ最後の大合唱と同じくらいのヴォリュームで拍手大喝采。貴重なイヴェントの記録です。「復活」としての感銘度はいま一つのように思いますけれど、そういうことでお楽しみを。
3 people agree with this review 2012/07/22
まず、HMVの記述ちょっと訂正。録音について「1984年2月2-6日(第1番)、10月5-22日(第1番、第3番)、1985年10月23日-11月6日(第4番)」とありますが、一番古いのが第4番で、1984年2月2-6日。10月5-22日(第1番、第3番)は正しくて、1985年10月23日-11月6日は第2番であります(ライナーノートによる)。一番古い第4番では、光量も不足して全体に赤みが勝ち、ややぼけて古めかしい画質。他は十分な光量で明るい感じ、期待以上のよい画質です。さすが映像があるといろいろわかりますなあ。バーンスタインの跳ねるような指揮ぶりは何とも面白い。楽想に合わせた顔や動作の「表情」が実に豊かで、まさに「音楽している」指揮です。そう、オーケストラの楽員を指揮しているのではなく、彼自身が全身で「音楽している」のです。やはり彼はカリスマだなあ。ウィーンフィルも雄弁に音楽を奏でます。木管を4本ずつ並べた大編成であることも画面があって分かりましたが、豊麗きわまる響きにしびれます。録音は文句なし。まあ、見方によっては、若干騒々しい気もしないでもありませんが、あふれる表現意欲の結果ですから、そのスーパーポジティブぶりにはむしろ敬服するところであります。これはまことによいソフト。お薦めいたしましょう。
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1 people agree with this review 2012/07/22
ヴァント先生の「ロマンティック」。ミュンヘンフィルとのこのライヴは、驚異的な完成度を誇る、圧倒的名演であります。曲調のせいか、ここではヴァントは「剛」よりも「柔」に傾き、そのしなやかさが実にうまく曲の魅力を表出してくれています。ミュンヘンフィルも実に見事。音色の純正さと(これはやはりチェリビダッケのおかげだなあ)、クライマックスでのパワーは特筆もの。録音も優秀で、一切不満なし。私はこちらこそベルリンフィルとのディスクを大きく凌駕する出来栄えだと思うなあ。でも、両方並べて聴き比べをするというのも、まことにぜいたくな楽しみであります。
まあ、普段こういうレパートリーを全然聴かないもので、演奏の良し悪しはわかりません。でも、破綻のない、きりっとしたいいまとまりなのではないかなあと想像いたします。ヘンデルのオルガン協奏曲は、いずれも短くてかつ魅力的な佳曲揃い。申し訳ないながら、BGМとしてはまことに素敵であります(でも、もともとそういう用途の曲だしな)。録音もクリア。なかなかに耳の楽しみであります。満足しましたよ。
0 people agree with this review 2012/07/22
このコンビ、「英雄の生涯」では曲の持つドラマ性や芝居っ気に背を向けたせいで曲の面白みが十分に発揮できなかった憾みがありました。「家庭交響曲」は、標題音楽とは言え何しろ「家庭」という抽象的なテーマなので、インバルさんお得意のアプローチで充分に曲を堪能できるといふところです。精緻な仕上げでいいんぢゃないでしょうか。「死と変容」は意外にも思い切りドラマティックに演奏していて、なかなかの出来。録音も超優秀で、こちらのディスクはいい出来栄えだと思いますな。
0 people agree with this review 2012/07/19
演奏の質はもちろん大変に高いもの。インバルさんらしく、きっちりと克明にスコアを再現して、破綻のない、よい出来栄えです。ですけどねぇ、特に「英雄の生涯」なんかは芝居っ気たっぷりの曲ですからねぇ、あんまりまじめにやられると面白みがなくなるのですな。カラヤンはそれをよく心得てさすがに上手だったけど、インバルさんはそこはそういう「色気」を出さない。予想通りですけど、物足りなさを感じるのは仕方ないなあ。録音は超優秀。ディスクの評価、トータルはもちろんハイレベル。でもちょっと…といふところ。
2 people agree with this review 2012/07/19
これまでみなさまの大変に高い評価のレビューが続いておりますが、まさしくその通りというほかありません。すばらしい名演です。ベルティーニさんの指揮、テンポ・バランスは極めて適切で、変わったところは一切なし。迫力は充分にありますが、行き過ぎはなし。弱音部の美しさがとてもきわだった演奏で、この名曲の魅力を存分に堪能させてくれます。本当に聴き惚れましたね。特筆すべきはオケと合唱の優秀さ。いずれも見事な実力を発揮し、特に合唱は弱音部でも見事な表現力で、すばらしいの一言であります。これ、ライヴですもんね。大したものです。ソロのお二人も美声で結構ですよ。録音は、ちょっと音像が遠めかなあ、あるいは若干乾いた音かな。もう少し潤いがあるといいのですけど、でも不満ではありません。トータル、すばらしい「ドイツ・レクイエム」、この名曲の名盤揃いの中で充分に存在価値を主張する立派なディスクであります。
1 people agree with this review 2012/07/10
まず、マーラーの交響曲第7番。1960年の録音で、オケはハレ管弦楽団とBBCノーザン交響楽団の合同。モノラルで鮮度と潤いはない音ながら、意外にレンジは広く、迫力はあります。私、この演奏を聴いて衝撃を受けました。少なくともディスク史上では「名演」に長いこと恵まれなかった第7番。60年代録音のバーンスタインやハイティンクの一回目の録音はただ音にしただけのような感じで、「どう演奏すればいいかわからなかったのでは」と評されることもあるくらい。クレンペラーのは一部にカルト的人気を持ちますが、正直、奇演怪演です。クーベリックのセッション録音はかつて「名演」と言われましたが、快速テンポで駆け抜けた淡白な感じで、人工的響きの録音のせいもあって、特に持ち上げるほどでもないように思います。80年ごろから急速に名演が出てくるようになり、この曲の魅力に親しめるようになったというのが、私の第7番歴であります。ところが1960年のこの演奏、バルビローリ卿のアプローチはまさしく完璧。適切なテンポで遅滞なく曲は進み、屈折した抒情と、妙に陽性の迫力とが、実に確かな味わいを持って表現されています。オケははっきりいって下手ですよ。金管はしょっちゅう間違うし、打楽器も入りをミスするし、イカン個所はいっぱいあります。でも、バルビローリさんのリードが見事なので、そんな欠点とも思われません。1960年段階で、この曲はもうこうして確かな理解者・再現者を得ていたのですよ!本当に演奏史に関する認識を改めさせられた貴重な録音。ラストの強烈な一撃に大喝さいであります。ブルックナーも実にストレートな演奏で、情熱の高まりがうねるようで、勢いと元気に満ちた表現。こちらはハレ管がよくやっています。正直、購入時はそんなに期待しなかったアルバムなんですけど、聴いてみて衝撃と感動とで、喜ぶと同時に複雑な気にもなりました。興味関心のある方はぜひお聴きを。お薦めします。
0 people agree with this review 2012/07/10
ヴェルディのレクイエムが1枚のディスクに収まって、しかも激安!知らない演奏家ばかりですけど、どんなものかと興味本位で購入。実は意外にこういう演奏は基本の質は高いのですね。露骨なミスなんかはなくて、安心して聴いていられるものが多いであります。不満が出るとすると、やはり普通以上の特徴がないことだなあ。この演奏もいささか迫力不足ですし、壮麗さや劇性に欠けますねえ。その辺は指揮のマリノフさんのリード力の問題だな。独唱者もパワー不足で、今一つ。ヴォリュームを若干大きめにすると、その辺の不満は多少は緩和されるかな。ま、よしとしましょうか。録音は優秀。
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