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Review List of so減七 

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  • 2 people agree with this review
     2014/06/27

    70台に乗った小生には、チアーニはリアル・タイムのピアニスト。
    夭折したピアニストには、古くはディヌ・リパッテイ、ウィリアム・カペル、テレンス・ジャッド等がすぐに思い付く。
    指揮者ならグィド・カンテッリの才能が何とも惜しまれる。

    で、チアーニの夭折はポリーニをポリーニたらしめるのに充分だった(カラヤンが帝王たり得たのはカンテッリの夭折に負う事甚大と同じ事)。
    チアーニの現存する録音は全て手元に…。熟成する前に逝った彼なので
    ベートーヴェンの#32ソナタに深みが足りないというのは無い物ねだり。その涼やかさを堪能したい。不世出のピアニストです。
    ドビュッシーなど涼やかさがミケには無いもの。是非!

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     2013/09/03

    佳いピアノ・トリオが出現。常設のようだから期待大!
    当然本格的に書かれたアレンスキーが実に佳い。
    若書きのラフマ&ショスタも好い味出している。が、やはり
    作品の「青さ」はやむを得まい。 カプースチンはオマケ。
    小生の趣味ではないので看過。好きな人なら楽しめるでしょう。
    好いパフォーマンスです。
    このトリオの第一作、ベト&メンデルスのトリオをゲットしたいもの。
    HMVでヒットしないのが気に食わぬネ。

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     2013/06/10

    待ちに待っていた音源たち。これまで苦労して僅かのEMIやテスタメントやBBC、アルタルスを大切にしていたが…。リストなどが名演なのは言うまでもないが、彼自身の作品や現代英国の作曲家の作品のみならず、メシアン(「カンテヨジャーヤー」が壮絶!)、デュカス、デュティーユ等々のフランスものからバルトークやショスタコ等々、本当に素晴らしい。ロナルド・スティーヴンソンの80分超の「DSCHによるパッサカリア」も作曲家の自演以上にスゴい。50年振りにオグドンの偉大さが明らかになって古くからのファンは大喝采。やっと腰を上げたEMIに拍手。死の前年の痛々しいものでなく、絶頂期のラフマニノフが聴けるのも嬉しい事。

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     2013/05/17

    ノンサッチLPの「死の唄と踊り」を数十年愛聴。B・クリストフの洗練(国際性)よりも朴訥(?)なボルイに惹かれて、この3CDは即落手。多分入手できる彼の音盤は全て持っているはず。上記のノンサッチ盤もCD−Rに焼いて楽しんでいる。正規に出してくれないものかね。この曲ではウラディミル・ロージングも是非聴いて欲しいものだ。youtubeではヨッフム指揮下のライヴがupされているようだが、ノンサッチはセッションでステレオ!是非復刻して欲しい。

    ムソルグスキーの他の歌曲も素晴らしいですゾ。是非…。

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     2012/10/09

    発売早々入手したCD。ここでツィモン・バルトに再会するとは…。
    ペダル・フリューゲルのためのカノン・エチュードが素晴らしい。
    クララのアレンジもあったり、オリジナルのペダル・フリューゲルでの演奏でも最近では聴けるようになってきたが(喜)、この二人のテンポが最適。恐らくエッシェンバッハのコンセプトに違いない。こんなに心に染み入るように哀しい演奏は他にはない。狂気と正気の狭間を行きつ戻りつしていたシューマンを、元気の良いテンポで弾かれては堪らんノデス。病室でバッハの無伴奏にピアノ伴奏を付けたり、パガニーニのカプリスにピアノ伴奏を付けたりするしかなかった彼を思うと胸が痛む。このドビュッシーarrはとても佳い。尖ったところの全くない演奏に大拍手。

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  • 6 people agree with this review
     2012/09/23

    「神品」の一言。ラテン的な明晰さの究極で奏でられる音楽達は素晴らしい。バラで苦労して集めたLPがこんな形で纏められたのは大変有難い。
    決して忘れられたのではなく、知らない人が多くなっただけ。こんな形で出た事で聴き継がれていくだろう。コルトーなどとは違った、乾いた嗜好が六人組などとの友好を物語る。

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  • 1 people agree with this review
     2012/09/22

    その昔、散々苦労して手に入れた音源がこんなに廉価で纏めて出されるなんて、何か「不条理」。ホロヴィッツ・フリークとしてはこれらの演奏、手元に置ける悦びは無限大。この商品は持っていないが音源は既に手元に。ネット以前の時代にはゲットするのに随分苦労したもんだヨ!

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  • 0 people agree with this review
     2012/09/22

    何とも何とも、何とも懐かしいソレンコワ。アリャビエフの「夜啼鶯」の高音に魅了された中学生時代。

    「新世界」のレーベルLPの、解説の凸版印刷で窪んでいる活字が何とも懐かしい。勿論今でも手元に…。

    「箱根八里」や「さくらさくら」がとても良く浚ってきたな、と思わせる研究の成果が感じられ、日本の聴衆へのサービス以上の成果。この人の誠実さが感じられて感動的。

    来日以後消息が明らかではないがこの記録だけでも素晴らしい。長く記憶に残って欲しいコロラテューラ・ソプラノだ。

    グルベローラなどより清らかでリリカルで儚いのが佳い。サザーランドの白痴的な虚しさとは無縁。ピアノ伴奏よりボーナスの「夜啼鶯」がベスト。序でに、リストにこの曲のアレンジメントが在る事も…。S・フランソワのライブでそれを聴くのも一興。但し(多分)入手不能!

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     2012/08/14

    フランス・チェロ曲の新たなレパートリーが実に嬉しい。ピエルネにこんなに洒落たチェロ曲があるとは…。しかもアルトシュテットの音楽の捉え方の幅と深さが見事。確実なテクニックは音程の不安を微塵も感じさせない見事なもの。ダンディーのチェロ曲なんて思っても見なかった。それにあの名教師・ナディア・ブーランジェにこんな可憐な小曲があるなんて。リリーの曲は知っていたが…。それにピアノが豊かな感受性で織り成す伴奏が素晴らしい。誰が聴いても感動できる。超オススメ!

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  • 3 people agree with this review
     2012/06/18

    タベアの無伴奏(レーガー)やヴュータン&クラークのソナタに惹かれてアルカントSQのドビュッシー&ラヴェルのSQに到達。ラサールもA・ベルクも顔色無からしめる超絶的名演に度肝を抜かれる。そのアルカントがシューベルトの、しかも五重奏を…。これが期待しないで居らりょうか。

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     2012/05/19

    この曲を長年偏愛してきた。ヴァルヒャから始まって屈指数十点に及ぶ音源が手元に…。ペダルチェンバロも音響的には面白い。壮大なパイプオルガンも悪くはなかったが、素朴なポジティヴオルガンに惹かれた。
    が、パダゴフの電子ピアノによる、意図的な「無意図」が織りなすバッハの世界は究極。解釈の介在しない(という解釈)バッハの音楽がそこに在る。このテンポの遅さが錯綜するポリフォニーの行方を明確に聞き取らせてくれる。オルガンでは壮大すぎて、それそのものが押し付けがましい。ピアノやチェンバロでは音の減衰が早すぎてポリフォニーの醍醐味が失せる。で、電子ピアノへの着目。慧眼!何もしないで書かれた音符が音に変換されていくだけで、「再現」等という胡散臭さから解放されたバッハそのものの音楽が紡がれていく。「無」になる事、主張する事を「佳しとしない」見識を持つ再現者によるフーガの技法、好き嫌いのレベルを超えて正しい。

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     2012/02/11

    アイヴスをここまでシェイプアップ・洗練させて聴かせてくれれば文句の付けようがない。彼女のテクニックの確かさには常に感心するが、何よりも楽曲への知的アプローチが素晴らしい。そして今回ピアノを担当しているリシッツァがいい仕事をしている。リストなどでバリバリやるだけでなく、このような展開も出来るというセンスが気に入った。いずれにせよ、アイヴスの全曲が纏まってハーンで聴けるのは重畳々々。

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  • 0 people agree with this review
     2012/02/11

    政治家になる前の意気盛んな頃のパデレフスキが如何に素晴らしかったかが解る音源。リスト同様(メディアを考えればリスト以上だろう)に成功した輝かしい彼が聴ける。

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  • 1 people agree with this review
     2012/02/04

    嘗て泣かされた第13番ソナタを知る者としては、懐かしい大ヴェテランのシューベルトを逃す訳には…。よくぞ録音してくれたと感謝。何処にも力みの全くない自然体から繰り出される音楽には、当然作為は感じられない。淡々と、しかし隅々まで温かな眼差しの届いた演奏は、聴く者の心に自然に入り込んでくる。そしてそれが嬉しくて感動する。こんな佇まいの自然で暖かい音楽の有り様なんて滅多に聴けるものではあるまい。目頭を潤ませる本当に佳い演奏です。

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  • 3 people agree with this review
     2012/02/04

    愛想の、余り良いとは言えないシマノフスキの音楽たちを、この二人はかつて無い展開で聴かせてくれる。実演では絶え入りそうな弱音も、良く鳴るグァルネリのお蔭で響きの幅が減衰することなく効果的に音楽を構成していたが、やはりCDでは捉え切れていない。実演の記憶がCDの不足を補う。そのヴィブラートの薄い最弱音で描き出されるシマノフスキは冷たい炎を思わせる。そのヴァイオリンを支えるティベルギアンのピアノの素晴らしさが特筆物。ピタリとヴァイオリンに寄り添い、同じステージで音楽を作り上げる。「神話」にしても「パガニーニ」にしても、勿論「ソナタ」だってスゴッ!ハーンの上を行くクール・ビューティーは断然オススメ。

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