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　2012/02/13

他の方のレビューにもある通り爽快な演奏だ。ペダルを使っているので指残しのような繊細なハーモニクスではなくピアノの重厚な響きを生かした演奏だが、決して一本調子ではなく３ＣＤ通してでも十分聞き応えがある。微妙に伸び縮みするテンポも作品の世界に没頭しているような演奏家のエモーションが感じられて好ましい。個人的に欲を言えは437番の有名なサラバンドをもう少しダイナミックに弾いて欲しかった。ゴルドベルグ以外のバッハの録音があれば是非聴いてみたい。

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　2011/05/26

いくらJAZZ人気が下火とは云えこの名盤・名演に一つのレビューもついていないとは･･･。復活後のマルティーノも悪くはないが、この頃の演奏にはビバップフレーズの底なし井戸と形容された凄みだけではく深い精神性が感じられ、聴くたびに体中鳥肌が立つような気がしたものだ。しかしコブルストーンからミューズ、サヴォイとレーベルが移るに従ってジャケットがショボクなるのはどうして？コブルストーンで「The Visit」として出ていたときのラリパッパ丸出しマルティーノの写真カッコ良かったなぁ･･･

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　2011/05/26

このアルバムには一般的にJAZZの魅力とされているビートやグルーブは無い。演奏形式はデュオだが向こう受けするようなインタープレイが繰り広げられることもない。ここにあるのは一人の卓越したジャズギタリストがパートナーの助けを得ながら自分自身の内面と対話するようにインプロヴィゼーションを紡ぎだす姿。その演奏は聞き手の為のものではなくギタリスト自身のもののようだ。それでも聞き手はその静かな演奏にあふれ出ているギタリストのエモーションに触れて感動せざるを得ない

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　2010/04/12

甘く優しいBeethovenを聴かせてくれたPommierが、今度はあくまでも端正なMozartを教えてくれる。ここには良く言えば華麗、悪く言えば軽薄なMozartは居ない。静かだが時間を感じさせない至福を味わわせてくれる演奏