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1 people agree with this review 2025/02/18
今回初めてAmadeoの録音を聴いたが、何となく音が軽い感じで演奏も軽く女性っぽい演奏のように思われる。このCDで聴く限りデっカの旧録のほうが内容があり優れていると思う。そのように思う方がいたのをどこかで読んだが、グルダのAmadeo録音は旧録の演奏をまずは聴いてからにしようと思った次第である。
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0 people agree with this review 2025/02/13
聴き物はK334であろう。有名なアイネクライネよりK334のほうがずっと好きであるし曲としても優れていると私が思うのは、アイネクライネは知ってしまうと飽きがくる感じがするのは私だけであろうか。その点、K334は聴けば聞く程魅力的である。マリナーの演奏は響きは爽やかで申し分ないが、しっとりとしたニュアンスがもう少しあればと思う。ステレオのウィーン八重奏団は今もトップクラスだが、私のベストは、Vlachがスーク室内合奏団と録音したコロムビア、デノン盤CDである。落ち着いたテンポで、深くしっとりとした美演は聴くたびにうっとりとため息が出るほどである。
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0 people agree with this review 2025/01/21
パールマンは大フィルでベートーヴェンの協奏曲を数十年前に聴いたことがある。びっくりするほど素晴らしい音だった。大フィルのやや田舎ぽい音に比べこれが本当のヴァイオリンの音だと思った。後に聴いたチョンキョンファやイブラギモヴァにも同様の感じをもった。本演奏が良いのかどうかは知らないが、表面的でなく掘り下げたものを感じる。両曲共、他に名演があるだろうが私には好感のもてる演奏としてこれからも聴いていくことになりそうだ。ヴァイオリンとピアノの音のバランスも良い。
0 people agree with this review 2025/01/19
本曲のCDを10数枚持っているが、多分この演奏が私のベスト3の1枚。音に柔らかさと芯があり、どこを聴いても抜群の能力の高さを示している。しかも細かいところにも気を配って神経質なところなど皆無で、ちょっとこんな演奏はそうは聴けないと思うぐらいだ。ステレオではマイ・ベストかな、好きなウルフ・ヘルシャー以上であるのは確か、モーツアルト、バッハも聴きたいと思うのは私だけではあるまい。
K136がつとに有名だが、私がいま好んでいるのはK137である。再生装置を透明な響きにして聴く第二楽章の美しさはこの世のものとは思われないほどである。ブルックナーにはそんな美しい響きの旋律が多くあるが、もちろん質はモーツアルトのこの何でもないような(モーツァルトにしてはである)曲とは異なるが、心に染み入る感動は同じであろう。このような曲にも天賦の才が光っているように感じる。演奏も録音も申し分ない良さである。
0 people agree with this review 2025/01/18
こんかい2度目の購入。ベートーヴェンもモーツァルトも良く言えば、暖かくゆったりして春の日差しのようである、悪く言えばぬるま湯的、微温的で締まりがない。録音のせいか演奏がそうなのかは分かり難いが、音に芯や張りがないのは確かで、テンポも遅くかなり退屈した演奏であった。モーツァルトなどMELOCLASSICSのライヴ演奏とかなり違っている。ベートーヴェンは樫本やみどりのほうが、モーツァルトはグリュミオーのほうが共に倍上手く感動する。以前、CDを手放した理由も今回はっきりしたように思う。
0 people agree with this review 2025/01/17
新鮮な響きで生き生きとして、音楽が生きているという感じがしてとても好ましく思う。聴いていて楽しく美しく言うことない。ウィーン風とか技術を生かした現代的な演奏もあろうが、これはこれで大変結構だ。音にもニュアンスがあり誰が聴いても納得する演奏で録音だと思う。
0 people agree with this review 2025/01/14
英国スピーカーが今日届き早速このCDを聴いてみた。先月購入したY社のSPでは聴けなかった音で鳴っている。もともとの演奏が良いのはもちろんだろうが、なんとたおやかで美しいのだろう。これでこそグリュミオーでモーツァルトだと思うほどの良い音、演奏に聞き惚れてしまう。24番、k296のソナタが大好きで、シェリング、シュナイダーハン、バリり、前橋、ボべスコ、ミルシテイン等聴いてきたが、バリリとこのグリュミオーが抜きんでいるかなと思う。シェリングも悪くない、その他は皆テンポが早く快活さが勝ってややせかせかした感じである。音も考慮すれば、ベストはこのグリュミオーかな、と思う。これほどモーツァルトにピッタリの演奏家も珍しいのでは、指揮者のワルタ―並みかなと思ったりもする。
ここに聴く演奏を耳にすれば、ワルターという指揮者が並みはずれた音楽家、芸術家なのだと知るのではないか。クリップス、スイトナー、サヴァリッシュ、ブロムシュテット、レヴァイン、テイト、ベーム等のモーツァルト演奏と明らかに一線を画し、格の違いを感じてしまう。豊麗な輝かしさと溢れんばかりの表現力の豊かさに満ちている38番など、匹敵するのは2種のシューリヒト盤(パリオペラ座とベルリンフィル盤)ぐらいではないかと思ってしまう。他の2曲も同様の感想である。安価で購入できるとは思ってもいなかったので、私にはうれしいことこの上ない。ライヴながら音は予想以上である。
45番(告別)は名演が多い。ヴァイル、アダム・フィッシャー、ワーズワースなどに加えてこのオルフェウスも負けてはいない。響きは実に美しく品がある。終楽章などうっとりしてしまう。ブリテンのオールドバラ・ライヴはモノラルながらニュアンス豊かで好ましい演奏である。それにしても、45番終楽章はハイドンの曲の中でも抜きん出た哀しさと美しさに溢れ心打たれる。これだからハイドンにますますはまっていく。ハイドン音楽に聴く知、情、意のバランスの良さはぴか一だと思う。(モーツァルトは知というより、感情のひだがもっと濃い)
強弱がはっきりしてやや豪快というか表現が大きく感じるが、特にハイドンにこだわっていないところが良いと思う。ヨッフムやアバドのような学究的なまたはウィーン風の柔らかいハイドンも捨てがたいが、フィッシャーの枠を感じさせない演奏も魅力的である。この指揮者のハイドンは抒情楽章が美しくニュアンス豊かで聞き惚れる時が多くある。97はアーベントロートの古風でロマンティックな演奏が好きである。
0 people agree with this review 2025/01/13
この演奏のCDは今回で3度目になるので演奏は知っている。余談になるが、(コンドルは飛んでいく)を聴いてみた。拙宅の安価な装置でも音は豊かに鳴り、低、中、高音とも申し分なく楽しめ演奏の良し悪しなど全く気にならない、ただ楽しく聴くだけ。思ったのは、クラッシク音楽の場合、録音、再生がいかに難しいかと思った。音質、音色、響きの廣さ等。ジャズ、ポピュラー、ポップスなどもそうだろうか。このアルバンベルクSQは、音も演奏も申し分ないが、音質、演奏の音色、ニュアンス、メロディの運び、4本の弦の絡み具合等。だからクラッシクを聴くのはある意味で面倒で気を遣う、がそれが面白くてやめられない、と言える。曲自体の面白さとオーディオ的な面白さ、私の場合、この兼ね合いがむずかいいが奥深くてやめられないというのが実状である。しかし、音より音楽が一番でありたい。2千円のCDラジカセで聴いても、ベートーヴェンはベートーヴェン。
ある意味で異端、変人と評されるグールドだが、私は好きなピアニストである。録音が多く当然出来、不出来はあるが、彼の最も良い点は音自体に味がある点だと思っている。これは重要なことで、そういう演奏家は(指揮者にしろヴァイオリニストにしろ)数少ない、7,8割がたは演奏家としてはごく普通で、凡庸な演奏が多い。グールドのベートーヴェンのソナタはイマイチの感があるがモーツァルトやバッハは聴いていてなるほどと思わせる魅力がある。このモーツァルトもグールドならではの味わいのある演奏だと思う。
0 people agree with this review 2025/01/12
全集のレヴューで否定的な感想を記しているが訂正の目的でここに記したい。処分対象CDだったが、何となくSPを上下逆に(ウーハーを上に、ツィターを下に)してきいてみたら、素晴らしい響きで鳴っている。古楽器を全く感じさせない演奏に変身、現代楽器演奏に負けない充実した響きと演奏にすっかり驚くと同時に、一体これは何なのだと思ってしまった。ハイはのびやかに駆け上がり、低音は演奏をしっかり支え、表現豊かな演奏に参ってしまうほどだ。。古楽器嫌いを返上しようと思うほどである。私が聴いたのは中期と後期の曲のみで、本CDは持っていないが31番は聴いている。予想は星5にしよう。
0 people agree with this review 2025/01/11
すばらしいの言葉しかありません。高度な技術に加え抜群の音楽性が聴ける演奏の録音です。五嶋の並外れた能力の勝利と言えよう。このCDを聴いて彼女の才能を再認識しました。間違いなく世界に誇れる演奏家の一人と思っています。
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