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　2007/02/11

'99年発表｡YMOのﾍﾞｽﾄ盤は今までにも数々ﾘﾘｰｽされてきていますが､これは細野晴臣が責任をもって監修したという決定版｡しかも全曲ﾃﾞｼﾞﾀﾙ･ﾘﾏｽﾀﾘﾝｸﾞで､そのうえﾎﾞｰﾅｽ･ﾄﾗｯｸとして発売当時の未発表曲が2曲(雑誌｢写楽｣の創刊記念ｲﾍﾞﾝﾄで披露された{中国女}と､ﾋﾟｰﾀｰ･ﾎﾟｰﾙ&ﾏﾘｰのｶﾊﾞｰ{Where Have All The Flowers Gone?}のｱｺｰｽﾃｨｯｸ･ﾊﾞｰｼﾞｮﾝ)も収録されているっていうんだから､ﾋﾞｷﾞﾅｰもﾏﾆｱも大満足すること間違いなしでしょ｡ちなみに､ｱｲﾛﾆｶﾙなｱﾙﾊﾞﾑ名には｢20世紀を最後にYMOとお別れしたい｣という細野さんの強い思いが込められているとのこと｡日本が世界に誇る20世紀のﾃｸﾉ･ﾎﾟｯﾌﾟ･ﾓﾝｽﾀｰ､YMOになんともﾋﾟｯﾀﾘじゃありませんか｡

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　2007/01/28

'95年発表｡当時の最新感覚のﾘｽﾞﾑ･ﾄﾗｯｸ｡ｺﾗｰｼﾞｭ的要素もそれまでと同様にあるが､弦楽器､主にﾁｪﾛを多用しているのが目立つ｡ﾊﾞﾗｴﾃｨに富んでいるようだが､ｸﾗｼｯｸとﾎﾞｻﾉｳﾞｧなどﾌﾞﾗｼﾞﾙ音楽の影響が入り混じったような､静かに､淡く､移ろいながら進んでいくﾒﾛﾃﾞｨが共通する雰囲気を生み出している｡はかなく､悲しく､美しい｡ﾒﾛﾃﾞｨから歌詞に至るまで坂本龍一らしい世界が表れている｡

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　2007/01/27

'07年発表｡ﾌﾞﾗｰ､ｺﾞﾘﾗｽﾞと過剰なまでに創作ｴﾈﾙｷﾞｰを放出し続けるﾃﾞｰﾓﾝが立ち上げた新ﾊﾞﾝﾄﾞ｡結論を言えば､ｺﾞﾘﾗｽﾞほど斬新な新機軸を打ち出すものではないものの､ﾌﾞﾗｰ93年作の英国志向と03年作の多国籍志向の幸福な融合とも単純に言い切れない､不思議な吸引力をもったｱﾙﾊﾞﾑ｡元ｸﾗｯｼｭのﾎﾟｰﾙ･ｼﾑﾉﾝというｸﾚｼﾞｯﾄのせいで巨大な妄想と期待を駆け巡らせたﾌｧﾝは多いと思うが､実際は元ｳﾞｧｰｳﾞのｻｲﾓﾝ同様､ﾐｭｰｼﾞｼｬﾝ･ｴｺﾞは最小限｡しかし､ﾄﾆｰ･ｱﾚﾝがﾄﾞﾗﾑを叩くことで､4人ならではの結晶作用ないしﾏｼﾞｯｸが最終曲に向けて炸裂する｡

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　2007/01/27

'07年発表｡05年秋ﾍﾞｰｼｽﾄ脱退直前に完成していながら､ずいぶんと待たされた3作目｡かつての破壊的魅力がいくぶん再構築された気配はあるが､いい意味で洗練されてきており､3度目のﾌｼﾞ･ﾛｯｸでそのｲﾝﾊﾟｸﾄは披露証明済み｡本当の進化はここから始まる｡

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　2007/01/27

'07年発表｡ﾚｯﾄﾞ･ﾎｯﾄ･ﾁﾘ･ﾍﾟｯﾊﾟｰｽﾞのﾂｱｰ･ｻﾎﾟｰﾄなどで注目を集めている8人組｡ﾌｧﾝｷｰなﾋﾞｰﾄを軸にしたｻｳﾝﾄﾞは､共同生活でのｾｯｼｮﾝで絆を深めてきた者ならではの一体感とｻﾞ･ﾎﾟｯﾌﾟ･ｸﾞﾙｰﾌﾟのような即興的なひらめきに満ちている｡

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　2007/01/27

'07年発表｡ﾃｸﾉﾛｼﾞｰを駆使した無機的な要素と生演奏のｵｰｶﾞﾆｯｸな要素が巧みに融合されたｻｳﾝﾄﾞをﾊﾞｯｸに､ｹﾘｰ･ｵｹﾚｹの歌詞を聴き取りやすいｴﾓｰｼｮﾅﾙな歌声で聴かせている｡人種差別問題などに言及していることもあって､作品のﾃｲｽﾄはﾍﾋﾞｰだが､情熱的で真撃なｱﾃｨﾁｭｰﾄﾞが､ﾎﾟｼﾞﾃｨﾌﾞな意志を伝えてくる｡耳慣れない響きでﾘｽﾅｰの耳を惹き付ける手際が見事だ｡

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　2007/01/27

'07年発表｡2年半ぶりのﾌﾙ･ｱﾙﾊﾞﾑとともに､やつらが大復活!05年に急逝したﾋﾞﾘｰ(b)に捧げるように叫び唱えるﾀｲﾄﾙ･ﾄﾗｯｸをはじめ､ﾗｳﾄﾞでﾀﾞｲﾅﾐｯｸなﾊﾟﾝｷｯｼｭなﾛｯｸﾝﾛｰﾙが炸裂するこの作品に､誰が文句をつけられよう｡魂の爆音は不滅だ｡

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　2007/01/15

'72年発表｡68年に電気ｳﾞｧｲｵﾘﾝの小杉武久が､東京芸大の同窓､小池龍と始めたｾｯｼｮﾝを母体にした7人組｡小杉とﾄﾞﾗﾏｰ土屋幸雄の中近東､ｲﾝﾄﾞ音楽研究と実験の場として､演奏家､非演奏家が入り乱れたﾌﾘｰな音楽集団として69年に結成された｡小杉､小池以外は20代で､永井清治､長谷川時夫はｼﾞｬｽﾞ出身､木村道弘はﾃﾞｻﾞｲﾅｰ､林勤嗣は技術者｡担当楽器も厳密な区別はなく､ｳﾞｧｲｵﾘﾝ､打楽器､ｷﾞﾀｰ､ｻﾝﾄｩｰﾙ､ｴｺｰ･ﾏｼﾝなどを各々が持ち込み､ｲﾝﾄﾞ音楽のﾄﾞﾛｰﾝをﾓﾁｰﾌとした､時間制限のないｾｯｼｮﾝを繰り広げた｡ 71年10月､ｲﾝﾄﾞのﾀｰｼﾞ･ﾏﾊﾙ寺院をｺﾞｰﾙに､6人のﾒﾝﾊﾞｰが演奏旅行に出発｡旅を通して音を変化させていくという趣向で､欧州各地で演奏しﾌｧﾝを増やす｡72年5月の帰国はﾏｽｺﾐにｾﾝｾｰｼｮﾅﾙに迎えられた｡本盤

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　2007/01/15

'06年発表｡�@�B�C�F�Gといったｼﾝｸﾞﾙ曲(ただし�@�B�Cは別ﾐｯｸｽ)を含む3年4ヵ月ぶりのｱﾙﾊﾞﾑ｡鋭利なﾋﾞｰﾄで駆け抜けるﾛｯｸ･ﾁｭｰﾝを軸にしつつ必殺のﾊﾞﾗｰﾄﾞやｶﾊﾞｰ(JIMMY EAT WORLDの�IとAFIの�J)なども収められている｡で､それらを聴きながらずっと､どしゃぶりの雨に打たれながら歌う男の姿(時間帯は夜で照明は逆光)が脳裏に浮かび続けた｡そういった過剰な演出がﾊﾞｼｯとﾊﾏﾘそうな､いい意味でﾘｱﾘﾃｨのない､ある種のﾛﾏﾝﾁｼｽﾞﾑ(ﾀﾞｰｸｻｲﾄﾞも含めての)が全体を貫いているのだ｡ﾊﾟﾜﾌﾙかつ情緒豊かなﾎﾞｰｶﾙ&映像的な詞世界(手がけているのは松井五郎と森雪之丞とTAKURO)で酔わせてくれる艶やかなﾛｯｸ･ｱﾙﾊﾞﾑ｡

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　2007/01/13

'06年発表｡日本盤未発売｢The Maker｣が輸入盤店でﾋｯﾄし､05年秋関東でのﾗｲﾌﾞも大盛況｡ようやく正式日本ﾃﾞﾋﾞｭｰとなる本作では､ﾊﾓﾝﾄﾞ･ｵﾙｶﾞﾝの音色が後退した代わりに､ｼﾝｾとｾｶﾝﾄﾞ･ｷﾞﾀｰがﾆｭｰｳｪｰﾌﾞの輪郭を形成｡同じ場所にとどまらない進化形の彼らに魅了される｡

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　2007/01/12

'05年発表｡ｱﾙﾊﾞﾑとしてのﾄｰﾀﾙ･ﾊﾞﾗﾝｽが良く､構成やﾊﾞﾗﾝｽ感がnice!ｼｬｷｰﾗの独創的な音楽性､詞の世界が魅力的｡すごく聴きやすくて◎

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　2007/01/09

'06年発表｡ちょっと信じられない早さで､2ndｱﾙﾊﾞﾑを発表したﾘｱｰﾅ｡ﾃﾞﾋﾞｭｰ作から､わずか半年で｡すげっ｡ｱｯﾌﾟﾃﾝﾎﾟもﾊﾞﾗｰﾄﾞもｲｲ曲がたくさん入っている｡

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　2007/01/02

'06年発表｡まずﾅﾁｭﾗﾙでﾊｰﾄﾌﾙな甘いﾎﾞｰｶﾙにひと耳惚れ､そして古き良きR&Bの美ﾒﾛを今に受け継ぐﾂﾎﾞを押えたｿﾝｸﾞﾗｲﾃｨﾝｸﾞの才能にもｼﾋﾞれ……って､ﾏﾘｵやﾐｭｰｼﾞｯｸらにﾄﾗｯｸ提供してたのね｡ｼﾞｪｲ･Zが自信を持って送り出すﾃﾞﾌｼﾞｬﾑ期待の新人のﾃﾞﾋﾞｭｰ作､23歳男子の等身大ﾘﾘｯｸにも注目｡

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　2007/01/01

'06年発表｡ﾍﾟｯﾄ･ｼｮｯﾌﾟ･ﾎﾞｰｲｽﾞやﾛｲｸｿｯﾌﾟなどのﾘﾐｯｸｽを手がけた､ﾃﾞﾝﾏｰｸのｱｰﾃｨｽﾄの1stｱﾙﾊﾞﾑ｡本人は､｢ﾎｰﾑ･ﾘｽﾆﾝｸﾞに用に作った｣と発言している通り､ﾀﾞﾝｽ･ﾐｭｰｼﾞｯｸを期待して聴くと面喰らうだろう｡ｼﾞｬｹｯﾄの様な､薄闇のとても深い電子音の森に迷い込んでしまったような､ﾃﾞｨｰﾌﾟでﾀﾞｰｸな緊張感のあるｴﾚｸﾄﾛ･ﾐｭｰｼﾞｯｸ｡

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　2007/01/01

'05年発表｡ｶﾅﾀﾞのR&Bｱｰﾃｨｽﾄ/俳優の2nd｡ｸﾚｲｸﾞ･ﾃﾞｲﾋﾞｯﾄﾞが好きな人は是非聴いて損はない｡ﾀﾞﾝｽﾁｭｰﾝも重くなくて軽快で聴き易く､ﾐﾃﾞｨｱﾑ〜ｽﾛｳは文句なしの雰囲気｡特に�Hがﾔﾊﾞｲ!この雰囲気を出しているのはｸﾚｲｸﾞ･ﾃﾞｲﾋﾞｯﾄﾞとこの人ぐらい｡今後の動きも気になるｱｰﾃｨｽﾄ｡