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1 people agree with this review 2016/01/04
どれも素晴らしい演奏。シュトラウスなんてお見事です。だから本当は★5つあげたいのですが、バルトークは音間違いが多々あり、ちょっと問題ですよね・・・。ご本人はそんなのぜんぜん気にしないのかもしれないけど、プロデューサーはよく販売を許可したものです。なので、このバルトークのゆえに★1つ減点。
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1 people agree with this review 2015/12/11
ヴァイオリンを弾くことに関しては非常にうまいですが、表現が少々わざとらしい印象を抱きました。デュナーミクやアゴーギクがちょっと不自然で極端です。人工的な操作が気になってしまい、自然な流れを変に損ねています。私にはあまり音楽的とは思えませんでした。音についていえば、強弱粗密の変化はあるけれど、音色の和声的な変化が乏しく、高音部はやや金属的で音色が一定です。ピアノのほうがより音楽的で、運びに無理がなく、シューベルトらしい抒情美を湛えていると感じます。
1 people agree with this review 2015/12/02
どれも溌剌としていて見通しがよく、聴いていて疲れませんが、それが良さでもあり物足りなさでもあります。特に弦のアンサンブルにおいては、総じて内声やバスの機能的な存在感が弱く、そのことがシューマンらしい和声的な響きの厚みや、アクセルとブレーキのせめぎ合いを欠く一因となっているように思います。全体としてとても健やかなシューマンと言えるのではないでしょうか。
0 people agree with this review 2013/09/19
確かにあまり音には魅力がありませんね。ゼペックが今回演奏したベートーヴェン所有の楽器も正直、どうかな〜という感じ。しかし演奏は、よくぞここまで弾き切ったという神がかりレベル。すべてに徹底しています。恐れ入りほど妥協を排した表現意欲。リズム、アーティキュレーション、和声、アンサンブルのバランスと主従の切り替え、デュナーミクの塩梅。ポカーンとしてしまうほど圧倒的な説得力。もはやピリオドを超越した機能性にも、降参です!
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0 people agree with this review 2013/05/09
★5つどころか、10個ぐらい差し上げたい見事な出来栄え。 まさにバルトークのヴァイオリン・ソナタ演奏の金字塔です。 50年、100年と聴き継がれるべき名盤とはこのこと。完璧。 最大限の賛辞を贈ります!絶対にオススメです!
1 people agree with this review 2013/05/02
久々に聴きました。クール&ドライの爽やかな、歯切れのよいモーツァルト。細部まで克明で、曖昧さは微塵もなし。声部の腑分け、バランス、緩徐楽章の間合い、いずれも見事。若きコチシュの才気煥発さがありありと伝わってきます。こういう演奏を聞くと、コチシュのピアニストとしての活動にもっと接したいです!指揮者としての能力も素晴らしいものがあることはよく分かりますが。
10 people agree with this review 2013/02/02
私は、じつに素晴らしいブラームスに仕上がっていると思います。私もティーレマンはあまり好きではないし、バティアシュビリさんの音楽づくりとティーレマンのスタイルがマッチするとは思えず、買って聴くまで心配していました。しかし、このブラームスでは、いずれの楽章でも音楽的なヴィジョンがしっかり共有され、楽章ごとに共通の性格づけがなされているので、ソリストと指揮者の間で解釈の衝突や主導権争いが起こっているようには聴こえませんでした。 比較的速めのテンポの1楽章は、丁寧に主題提示を行った後、展開部からは思い切ったデュナーミクも伴いながら、オケもソロも情熱的に歌っています。再現部以降のまとめ方も、ソロとオケのアプローチに齟齬はなく、その統一感はじつに悠然たるものです。ドレスデンのサウンドに関しても、響きが重すぎる感じはしないし、むしろ明朗な音色を存分に生かし、音楽の流れを大切にした、とてもしなやかなトゥッティだと感じました。音色や和声感もちゃんと共有されているので、減速時の音色変化など。ソロもオケも見事な一体感を醸し出しています。 2、3楽章では、いっそう巧く噛み合っているのでないでしょうか? 全楽章にわたって、テンポ感や音程感の面で、ソロとオケ(特に木管)の合わせが難しい「難所」がけっこうありますが、どれもまったく危なげなく、ほとんど完璧だったと言ってよいと思います。 ティーレマンは総じてとても献身的にソリストをサポートしていますし、ソリストもオケを信頼して真正面から自分の音楽をぶつけています。今回は、いい相乗効果になっているのではないでしょうか? 私は逆に安堵して、愛聴しています!
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8 people agree with this review 2013/01/26
「クロイツェル」が、出だしからノリが悪いですって? とんでもない!カヴァコスのアプローチはよく熟慮されていて、 理想的なアナリーゼのひとつ。序奏部から提示部への流れは大正解です。 むしろ、しょっぱなから鼻息荒い演奏のほうがバツなんです! それ以外は仰る通りで、異論なし!見事という他ありません。 この全集、すべての曲が素晴らしいです。 カヴァコスさん、ありがとう。パーチェさんのピアノも完璧。
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5 people agree with this review 2012/09/28
全5枚、いずれも素晴らしい! とりわけ、遅めのテンポのシューベルトは、聴けば聴くほど味わい深く、たまりません。ぜったいオススメです!
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2 people agree with this review 2012/08/14
2番が最もいいね。彼女のキャラクターや音楽性に合ってます。
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0 people agree with this review 2012/06/07
隅々まで明晰であり、余計なことは一切せず、徹底してスコアに忠実。コチシュのバルトークは見得を切りませんが、音楽そのものにただならぬ説得力が備わっています。最高のオケコンのひとつであることは間違いありません。クールでありながら、どこもかしこも共感に満ちていて、温かみさえ漂っています。バルトークへの愛情を感じさせる一枚。素晴らしいです。
0 people agree with this review 2012/05/16
おや、ゴトーニのシューベルトは、今でも手に入るんだね! 彼の演奏はどれもこれも素晴らしいですが、B-dur D.960が 入ってるこのCDは、特筆に値する見事な演奏。大好きな1枚です。
0 people agree with this review 2012/03/31
ピリオド・アンサンブルによる至極のメンオク! 何度聴いても素晴らしい。完璧。言うことなし。
1 people agree with this review 2011/12/18
名手である山本正治さんのクラリネットの味わいもさることながら、玉井菜採さんのヴァイオリンのうまさが光る1枚。とりわけ後半の難曲レーガーは、玉井さんの明晰な演奏が非常に説得力を高めている。クラリネットは、モーツァルトにおいて音程やリズム感に危うさが感じられるが、落ち着いた陰影のある歌を湛えている。レーガーは集中力の高い見事な熱演を聴かせてくれている。
2 people agree with this review 2011/10/07
第1集、第2集と比較すると、いまひとつかな。残念です。 クロイツェルは、イブラギモヴァの能力の高さがよく出ていますが、 3番、6番のソナタは、余計な小技があざとくなっていて、せっかくの品を損なっています。ティベルギアンのピアノは正直ベートーヴェン向きとは思えませんが、やはり3番、6番では、輪郭がはっきりせず、ヴァイオリンと比べると、締まりのなさが気になってしまいます。
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