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TOP > My page > Review List of げたんは
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0 people agree with this review 2024/11/19
数か月をかけ、一曲ずつ聞いてきた。作曲者の作風の変化、深化がよく分かった。最近の精緻なカルテットによる演奏とは異なり、間(ま)があり、優しさが感じられ、お人よしハイドンを、充実した響きで感じ取ることができた。
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2 people agree with this review 2024/11/19
年季の入ったピアノの音がセピア色の世界を映し、フォーレにふさわしい。二つの楽器が溶け込み、特別な時間が流れる。小品の演奏も良く、エレジーには心を動かされた。晩秋のこの季節にぴったりである。
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0 people agree with this review 2024/11/18
聞き始めると、作曲者のたおやかで色気のある世界が広がる。チェンバロの音色にも、とても合っている。バッハの無伴奏でも感じたが、奏者はなかなかのバロックヴァイオリンの弾き手であると感じた。
残響ほぼなしの録音環境のようだが、楽器がよく鳴っており、さすがである。単刀直入に音楽に切り込む様子は、聞いていて気持ちがよい。
流麗でしっとりとした音に惹かれる。四重奏もアンサンブルに溶け込み、とても美しい。協奏曲も落ち着いて聞かせ、ゆったりとした時間が流れる。
眼前で弾いているような空気感がある、音色はクール透明で、一聴すればアルベニスやグラナドスには合わないかと、思うかもしれないが、なかなか冴えた演奏である。やはり奏者は実力者であると感じた。
先端のオーケストラで聞く演奏よりも幾分くぐもって響く音色に、作曲者の心根に合う響きだと感じさせる。落ち着いて心を寄せて聞くことができる演奏。指揮者が緩急自在に操ってもいる。それにしても、作曲者の生涯を考えると、ハ短調の終楽章は作曲当時、何にそんなにも駆り立てられていたのかと、思うことである。
0 people agree with this review 2024/11/17
ワルツを中心とした舞曲が、多彩な音色で演奏されている。奏者の品の良さが現れているが、時にはダイナミックな表現も聞くことができる。ラヴェル以外の作曲家による作品は、普段あまり聞くことがないが、興味深く面白く聞けた。
1 people agree with this review 2024/11/16
交響曲が落ちついたテンポで開始される。その後、数楽章を経て、曲のコーダを迎え、納得した。浮ついた演奏になりがちなこの曲を丁寧にこなしていると感じた。組曲でも引くところは引いて、ダイナミックな部分は生き生きと表現する、なかなかの好演である。
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0 people agree with this review 2024/11/16
聞き始めると、テンポも幾分ゆっくりとしっかりと弾かれており、感心した。トリスターノも才気を感じさせた演奏だったが、違う意味で驚いた。奏者の地に足の着いた技術、解釈にバッハに対する新しい魅力を感じた。
才気あふれる作曲家同士の作品集。はつらつと演奏され、あっという間に時間が過ぎてゆく。メルニコフも相変わらず、好調だと感じた。
色濃い演奏であるが、表現が自然で、まとまりを感じる。奏者の充実ぶりがわかる。テクニックだけでは切り込めないところにまで達している。ロンドも秀演。残響も少なく、眼前で演奏が行われているような好録音である。
0 people agree with this review 2024/11/15
すてきなライブ録音に出会った。時節柄、心に響く。口笛部分もヴォカリーズに吹き替え演奏しているが、女声でもあり、違和感も感じられない。会場にいたら、気分がとても高揚したであろう。十分に弾きこまれており、音も美しさを最後まで保っている。終結部に近いカデンツァの響きも特徴的だ。
色彩感あふれるというよりは、ちょっと落ち着いたトーンのラヴェル演奏。独奏楽器の表情付けにも心を惹かれる。ダイナミックな表現にも事欠かない。丁寧な演奏であると感じた。それにしてもこのオーケストラにも侮れないうまさがある。
この奏者が再度、ベートーヴェンのソナタを録音した。力みが抜け、とても聞きやすい。録音は、全ピアノ独奏曲に及ぶというのだから、今からとても楽しみである。それにしてもこの作曲者は、奥が深いものである。
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