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Review List of ほんず内閣総理大臣 

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     2012/06/28

    いいですね、これはシノーポリの遺した傑作。まず「ツァラトゥストラ」が実にすばらしい。ニューヨークフィルというゴージャスオーケストラを存分に鳴らし、輝かしくも緻密な音響絵巻を織り上げました。充実感満点であります。まあ、この曲、正直、内容のある名作だとは思わないのですけど、こうして演奏されますと、その豪華な音響だけで十分に魅力的な作品であるといえましょう。オケがドレスデンに代わった「ドン・ファン」も結構。オケの音色が明らかに違っていて、こちらはややくすんだ響きながら、活気があって力強い。最後のベルリンドイツオペラとの「サロメ」も大いに結構。ただならぬ音楽をいっそう刺激的に妖しく、しかしストレートなアプローチでパワフルに演奏しきりました。録音も超優秀。ゴージャス&パワフルな、シノーポリの傑作。お薦めいたしましょう。

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     2012/06/26

    そうですなあ、疾走するスポーツカー的な演奏かなあ。情緒纏綿といったところはなく至極あっさり。オケの音色もややスリムで、重さのない、すっきりした出来栄えとなりました。個人的好みとしては、いささか物足りないといふところです。もっと大きく叫び、また嫋々と歌ってほしいなあ。でも、曲の美しさ、魅力はよく伝わります。ま、いいのかな。「岩」はデリケートな音色や表情が何とも魅力的。録音は優秀。

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     2012/06/25

    指揮者マーラーの超人的な仕事ぶりがわかる、なかなかに興味深い本です。但し、やはり注釈がたくさん必要ですね。たとえば、現在ほとんど知られることのないオペラの名が大量に出てきますので、作曲者や作品について情報を入れてほしいなあ。また、マーラーはワーグナーを偏愛して指揮したわけですが、各劇場で「トリスタン」や「リング」があまりにも頻繁に演奏されていることに驚いてしまいます。それは、本書にも言及されるように、多くのカットを施した短縮版であったことにもよるのでしょう。また、小編成のオケでも演奏して(できて)いたアレンジのおかげでもあったのでしょう。現代のわれわれは大劇場の大編成オケによるワーグナーに慣れすぎてそれが当然であるかのような常識かと思いますが、実は演奏史上はそうではなかったということの説明をしてほしかったなあ。ディスクの実例とか、そんなところを教えていただきたかったと思います。ま、継続して、次のお仕事に期待。

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     2012/06/25

    みなさま大絶賛のディスク。期待しつつ聴きました。総じて、元気な演奏ですな。もっとスリムで抒情を活かした繊細な演奏かと予想したのですが、むしろ実演ならではの感興のままに押してくるような演奏です。モーツァルトではそれがやや重く、メンデルスゾーンではいささか騒がしい気もしないでもありません。都響の音色も若干荒い気もします。但し、全体の出来はもちろんいいですよ。マークさんの貴重な録音です。

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     2012/06/24

    ジュリーニさんのライヴ、発売は大歓迎でありますし、また曲目が魅力的だなあ。さて、ではどんな出来栄えか。「驚愕」はゆったりと構えて古典をたっぷりと聴かせる調子。重さはなく、余裕綽々のいい演奏。何とも聴いていて幸せであります。一方の「巨人」。やや重く、引きずるような進行で、しかも強奏が今一つの盛り上がりで煮え切らないところあり。それに反して、弱音部の歌わせ方が実に美しく、抒情性が勝る演奏かなあ。トータルは、ほどほどそこそこ、という感じですかな。個人的にはちょっと期待外れ。なお、一連のベルリンフィルライヴは、テンシュテットもそうなのですが、打楽器(特にティンパニ)のバランスが弱く、各指揮者の望んだバランスの音がきちんと再現されているかやや疑問はあります。

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     2012/06/24

    バティスさんですから、バーバリスティックな力にあふれた「爆演」を実は期待しました。それなりに力強くはありますが、「爆演」ではありません。ま、その辺は偏見を持っているこちらが悪いので、バティスさんに不満を言うのはよろしくない。ですが、オケの技量のせいで今一つの出来のような気はしますね。録音もちょっと霞がかっていて今一つ。交響曲も「イーゴリ公」も大好きな曲ですので、ま、大いに満足はしましたがね。こんなところかな。

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     2012/06/24

    これは素晴らしい!シャイーの傑作!シャイーのマーラーは、RCOとの録音はどれも自己顕示欲の塊のようでさっぱりいいと思いませんでした。ところがこの演奏は、そういう要素が皆無とは言いませんが、ずっと自然にそして説得力を持って、立派な出来栄えとなりました。重々しく明快な第1楽章から、見事な高揚を形成するフィナーレまで、一貫して力強く全員を牽引して全曲をまとめ上げました。歌手は二人とも素晴らしい。アルトの感銘深い「原光」は印象的ですし、ソプラノも少ない出番で実に見事な歌を聴かせます。合唱も充実。そして今回感心したのはゲヴァントハウスのオケ。東ドイツ時代の鈍重な印象がどうにも拭えなくて、いい印象がないのですが、いやいや、実に優秀なオーケストラであります。技量は立派だし、表現力も確かなもの。偏見を持っていた私がよくないのでした。でも思い起こせば、近頃ブロムシュテットさんとの素晴らしいブルックナーがリリースされていましたね。ということで、演奏は実に見事な傑作です。DVDは画質は若干甘い印象。ブルーレイはどうかな?録音は優秀。もう少しオルガンが轟くとすごかったんだろうけどなあ。トータル、大満足、お薦めしましょう。

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     2012/06/18

    これはねぇ、いい演奏です。大いに堪能しました。ラザレフさんだからけっこうワイルドな方に傾くかなあと思ったら、意外にしっとりじっくり、しかしクライマックスは結構な迫力で、「シェエラザード」を聴く喜びに浸りました。「スペイン奇想曲」もよし。カラフルで、スパークリングな感じ。ロンドンフィルは鈍重な響きのオケですが、ここではしっかりした技量に基づいてとってもビューティフルな仕上がり。録音も優秀だし、これは結構掘り出し物の「シェエラザード」のよいディスクですよ。お薦めいたします。

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     2012/06/18

    私は、これはなかなかに結構だと思う次第です。ピッツバーグ交響楽団が大変に優秀で、その輝かしい音色を駆使して、マゼールさんが思う存分カラフルに仕上げた、ビューティフルな出来上がり。迫力もなかなかで、楽しみました。もちろん、「祭り」では熱狂を、「噴水」ではしっとり感を、「松」では最後にもう一歩の盛り上がりを、とか、曲によってはもっとその特性を強調できるところもあるでしょう。でも、総じてどれも高水準。録音も優秀だし、個人的には満足しましたね。いいんぢゃないでしょうか。

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     2012/06/17

    クレンペラーのワーグナー、響きもテンポも必要以上に重すぎず、不自然な表情付けも無く、実は意外に端正なアプローチであります。それでいて、ワーグナーの管弦楽曲の魅力をなかなかに堪能させてくれまして、結構な出来栄えかと思います。個人的には「タンホイザー」の2曲がとてもよかったな。とても巨大な想念が広がってゆくさまが圧倒的であります。続いては「ローエングリン」もよし。清澄な響きが崇高な世界を描きます。一方、ドラマティックな曲目ではやや精彩を欠くような気もします。さて、先般、ワーグナーの管弦楽曲集をバルビローリで聴いた際には、「全曲録音が残っていればなあ!」と慨嘆したものですが、このクレンペラーさんに関しては、そういう感想は持ちませんでした。オーケストラピースに徹した演奏であり、劇場的な雰囲気が感じられないのであります。ま、それはこのアルバムの評価とは関係ありませんが。録音は良好。私としては、何の問題もないと思いますし、時代を考えればむしろいいんじゃないかなあ。少なくとも、鑑賞には十分です。

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     2012/06/16

    クリップスの『大地の歌』は、昨年もライヴが出ていますね。ま、そちらはきっと歌手が売りで扱われるんだろうな。でも、ずっと前にステレオ・ライヴでこのディスクが出ているのです。この演奏、いろいろとキズはありながらも、名演奏ではないかなあと考える次第です。『大地の歌』は本当に難しい作品で、歌手とオケそれぞれの問題、歌手とオケのバランスの問題、と演奏家に課せられたハードルは大変に高いのであります。歌手。トーマスは唯一の録音で、第1楽章はさすがのヘルデンテナーぶりを発揮して大変結構。但し、第3楽章と第5楽章では精細な表現が不得意なようで、いささかよくない。レイノルズは平均的なような印象で、可もなく不可もなし。クリップスのマーラー、初めて聴きましたが、これはなかなかどうして、只者ではない。テンポもバランスもまったく無理がなく、これはきっと歌手のことを考えてのことでしょうな。管弦の各パートのちょっとした出番が実に絶妙に扱われていて、それが効果的で、大変美しい場面が多く聞かれます。そしてウィーン交響楽団が実に美しい音色で魅力的な演奏をしています。特に弦楽器の響きの美しさ!この辺の磨きあげ方は、クリップスの腕前ですね。さすが、戦争直後のウィーン音楽界を支えた大指揮者の力量と言えましょう。クリップスさん、レコード業界ではきっと人気はない人でしょうけれど、懐の深い、実力者だったのではないでしょうか。大いに見直しました。そういえば、確か例のカルショウがクリップスの人格についてヒドイ悪口を書いていたな。でも、誰だったか歌手の人はクリップスについて大いに褒めていたぞ。ことによると人格がおかしいのはカルショウのほうかもしれないな。いろいろ見たり聞いたりしないと、なかなか正しい判断はできないものかもね。録音は良好、不満はありません。クリップスの『大地の歌』なら、まずはこちらを聴いていただきたいと思います。

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     2012/06/16

    このアルバムは結構ですねぇ〜、大いにラヴェルの魅力を堪能いたしました。どの曲も実に輝かしく、明快に演奏されていて、曇りのない晴朗さが何とも素敵であります。ロンドン交響楽団も実力をいかんなく発揮して、高性能ぶりをアピールしております。アバドさんとの実にすばらしいお仕事、結構ですねぇ。「ダフニス」組曲だけが録音の古い、ボストン交響楽団との演奏です。上記さんざんほめてきましたけど、正直に言いますと、この「ダフニス」に最も感動したのであります。開始間もなく本当に背筋がぞくぞくするような感覚にとらわれ、音楽の美しさと演奏の精妙さに夢中にさせられました。というわけで、万事が万事、大変にすばらしいアルバム。大いにお薦めいたしたく存じます。録音はどれも優秀。

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     2012/06/15

    いかにもテンシュテットさんらしい演奏。力のこもった響きを主体としつつ、強弱の幅を十分に広く取り、想いをたっぷり詰めた重量級の演奏です。テンシュテットさんの演奏は、響きもテンポもずいぶんと重いのではありますが、しかし絶えず運動し、前進する力を持っています。その運動とは、虫の羽根の震えから氷山の崩壊に至るまでのような幅広いレンジを持っていて、恐るべき集中力と没入で曲を再現し、聴き手に迫ってまいります。このライヴの演奏もまさしくそうだなあ。さて、この交響曲、第2楽章を「追悼」の音楽とみるとずいぶんと暗い陰鬱な雰囲気が出てきますが、ここではむしろロマンティックな気分が溢れており、晴朗でどこか明るささえ感じられます。個人的には大いに気に入っております。シンバルが入るのも、こういう彼のアプローチからは納得できるように思います。ロンドンフィルは若干ミスも気になりますが、まあいいでしょう。録音は良好。クライマックスの音量がやや小さいかな。

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     2012/06/14

    さて、一言で言うと、まあ、スヴェトラ先生ならではの「怪演」ということになるのでしょうか。でも、奇怪なデフォルメということではなくて、意外に感情移入や共感のできる、素直な情感の発露による(素直すぎる!)「はみ出し」があるということでしょう。「新世界」のラストなどは、何をどうすればこうなるのかはわかりませんけれど、怒るとかいうより、一種の稚気として受け止めたい気はします。個人的には満足した、好きな演奏です。「スラヴ舞曲」は緩急の差をくっきりつけた名演。いいですね。そして、まことに奇怪千万なことに、ジャケットにもディスクにも全く書かれていない、スメタナ「売られた花嫁」序曲がラストに収録されていて、これが活気にあふれた名演。いや〜、面白いディスク。大いに満足しました。以下、蛇足。「新世界より」は、一般に通俗名曲という位置づけで、クラシック視聴歴が深まるほどに聴く機会の少なくなっちゃう曲ですが、たまに聴くと清々しさに溢れた魅力的な交響曲であることに改めて気付きます。そして、いろんな表現を許容する、懐の広い曲であるとも思いました。

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     2012/06/10

    録音からもう30年以上もたってしまったのですね。まだ若いアバドさんの「アイーダ」。当時大活躍中の強力なキャストを揃え、そしてスカラ座のオケと合唱という、最高の布陣による演奏です。「アイーダ」というこの傑作オペラ、まずは大いに堪能させていただきました。個人的にはイヴェント性の高い前半よりも、第3幕以降の音楽のすばらしさに大いに魅かれていまして、このディスクでもそこがとてもよい出来のように思います。対して、有名な凱旋の場を含む前半の二幕はいささか覇気と壮大さが欠けているようで、ちょっと物足りないかな。アバドさんの気まじめさが裏目に出たかな。歌手ではドミンゴがダントツの名唱。リリックながら英雄的な性格をよく表現した見事な出来。他は、まあ、こういうところでしょう、といふ感じ。録音は優秀。今聴いても何の問題もありません。「アイーダ」のスタンダード的演奏として聴いてよろしいのではないでしょうか。

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