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Review List of sunny 

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  • 2 people agree with this review
     2013/10/25

    当時はソ連の一部だったラトヴィアで、父も指揮者だったヤンソンス、ユダヤ系の親族は、ナチスのゲットーで死した。ムラヴィンスキーのレ―ニングラードフィルで学び、オスロで、腰を落ち着け、オケと共に、力を付け、レコード会社に、売り込みもした。EMIから出された(Warnerに変わっちまうのかな)、ショスタコーヴィッチの交響曲全集は、ウィーンフィル、ベルリンフィル、オスロフィル、バイエルン放送響、レーニングラードフィル、フィラデルフィア管、ロンドンフィル、ピッツバーグフィルとの演奏で、世界を飛び回り、一流指揮者としての評価をものにした。レーニングラードとの、プロコフィエフ5番は、ライヴならではの超速演奏で、若々しく颯爽、オスロとのチャイコフスキーもいい。心臓に病、持つとか聞いていたけど、ロイヤル・コンセルトへボウ、バイエルン放送響を率い、名曲、大作、新作を、ホールや、レコーディングにも恵まれて、次々発表してくれる。ショスタコの「レニングラード」再録など、上手過ぎて、唖然とした。この二つのオケ、率いて、毎年来日、とうとう、ベートヴェンの全集、映像と、録音、ミュンヘンと、東京の演奏も、短期間に、ライヴ録音、時代は変わりましたなあ。今、熟して、指揮者としては、好機、好きな車、ぶっ飛ばして事故など、起こさない事、祈ります。この盤も、名オケ、名ホール、スタッフの録音揃って、スケール大きく豊かな演奏。録音の良くないケンペ・ドレスデンの名盤を超えるか、いぶし銀極上のデ・ワ―ト、ロイヤル・フランダースの極上の演奏に、並ぶかな、でもこの盤の方が、豪華。カラヤン程の人工的、重さ厳しさなく、現代的。自然、山々、雪、優しさ、喜びが感じられ、今の処、愛聴盤。いい響き。

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  • 7 people agree with this review
     2013/10/23

    気が付けば、EMIで録音されたこのCD、Warner に変わっている。EMIで、過去、主に、イギリスでレコーディングされた物、アメリカ資本になってどれだけ、残されていくのでしょうか、不安。若い頃の、ハイティンクは、全集魔、独墺物、仏露作品は、もちろん、イギリス音楽、エルガーやウイリアムス、ブリテンにも、積極的に、取り組んでいました。レパートリー広げ、先進の、ショスタコーヴィッチや、武満も。勇気、野心、安定、穏健、真摯な姿が、花開いて、晩年、大曲中心に、スケールを増し、高い評価を得る様に、なりました。’80年代、’90年代に録音されたイギリス人の指揮でない、貴重なウイリアムス。もう、ハイティンクが、これらの曲、取り上げる事は、無いだろうけれど、貴重な記録。後は、オペラはあれだけ取り上げてるのに、録音、殆んど残してない、モーツァルトのシンフォニー、CDに刻んで、是非、聴かせて欲しい。

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     2013/10/22

    ラトルは、野心的で広いレパートリを持つ。バッハ、ハイドンもやっちまうし、ベートーヴェンもウィーンとやった。モーツァルト、ブラームス、マーラー、ラヴェル、ビゼー、ブリテン、ストラヴィンスキー、ショスタコーヴィッチ、ブルックナーも、ブーレーズも、ガーシュインだって、使命感持って、演じている。クラシック界を背負って立つ立場だから、優秀なベルリンフィルと、重厚、柔軟、先鋭の技量も見せつけつつ。この演奏では、過去録音の小編成によるものでなく、オーケストラ拡大版を、使用しているのも、仕方ない処。謙虚で、強引でなく、自らの求める音楽を、実現させ、このシェーンベルグの様な、渋く、先進だった音楽、披露、録音するのは、流石。ベルリンフィルの客演も、新しい人、大家、今が旬の人、しっかり選んで、選曲演奏しているのも、中々出来る事でない。自らと、ベルリンフィルの将来、見据えるなか、間もなく、来日公演。一般人には、法外の値、招待者。一方、若い人にも、触れ、接する機会、もう少し、設けて欲しい。

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     2013/10/18

    高い値の日本盤だけでは、もったいない。Decca は、この日本のオーケストラとの名演、ハーディングのドライヴ、海外の人達にも、知らしめるべき演奏。上手い、凄い。

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     2013/10/18

    グリモ―には、ザンデルリング、ベルリン・シュターツカペレとの’97年ライヴ録音があります。充分、重厚、挑む様な演奏、フランス女性とは、思えない名盤でした。DG移籍の新盤は、これから、この曲で、チクルスもライヴで組むと言う若いネルソンスとの共演。多くの指揮者と共演の経験をネルソンスに授け、鼓舞、リードして行く様な演奏になってます。ライヴだけどノイズは少ない、息遣いも聴こえるモノにした演奏。2番は、ウィーンフィルとの豪華セッション、こちらは、より慎重、じっくり、編集、録り直しで、納得いくものに仕上げた、と言う処でしょうか。やはり力強い、ウィーンのソロ、弦美しい。お見事、レコーディングアーティストとしても、上手い。ネルソンスのブラームスも、期待抱かせる。上質盤。

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     2013/10/16

    小菅優さんは、珍しく、殆んど、コンクールに出場することなく現在の地位、ザルツブルグの音楽祭にも、出演出来る程の評価、得ています。今時の女性らしく、堂々、奔放、繊細な才、お持ちです。バボラクは、ベルリンフィルの、首席だったけれど、サイトウキネンでの活動に、誇りを感じる、と言う、嬉しい、当代一の名手。父親の為に、アレンジされたこの作品、口あんぐりの雄弁なホルン、支え、仕掛けていく小菅さん。よくぞ、このデュオで、レコーディングしてくれました。

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     2013/10/08

    エリック・クラプトンは、若い頃からブルースだけのアルバム、出したいと言っていた。「Teas in Heaven」の、ヒットで、ようやくレコード会社、儲けさせたので、好きな事演る事、許された。ブルースの偉人の名曲集めた、「Fron The Cradle」。更に、年輪重ねて、ようやく、10代から衝撃を受け、魅了され、ヒ―ローだった、ブルースの祖、クラプトンと同じような身の上だった、Robert Johnson の曲だけのアルバム、ようやく、発表した。丁寧、慈しむ様に、心込めて、弾き、歌っている。古さ、感じられるのは、仕方ない。格好いい、渋い、としか、言い様が無い。歌詞は、もろ、ブルース。悲歌、虐げられた者の愛を求める歌。Johnson の様に若死にすることなく、本当に良かった。

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     2013/10/08

    日本の古謡、沖縄、レベルソング、チンドン屋的音楽、演歌は、もちろんアジアのみならず、レゲエ、ブルース、ロックン・ロール、西洋の伝統音楽、アイルランドの音楽も、重鎮ドーナル・ラニー、アルタンらとも共演しつつ、作り上げた、’01年の作。何本のギネス、日本酒、消えたか知らぬが、彼等の基本的スピリッツは、今年、結成20年経っても、変わらない。世界中探しても、これ程、日本やアジアの音楽に、ロック、ブルース、レゲエなど、雑多な音楽に、強固なスピリッツ、良心、大事に持ちながら、ユニークな音楽、物にし、発表活動できる中川敬さんは、日本人にしか作り得ない音楽の、唯一無二の才人。ジャケットのチャンゴ叩いていた伊丹英子さんは、このアルバム、ライヴが、きっかけでドーナルさんと結婚し、沖縄に住む。ライヴが、また、楽しいこのバンド。「お富さん」最高だった。ミック・ジャガーが、一目置くのも、納得。彼等は、どのアルバムも、素晴らしい。

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     2013/09/08

    フランクと言う人は、クラシックの作曲家にしては、珍しい、豊かな家の生まれだけど、質素な生活をし、名声と言うものも、欲しがらず、教師としては、優しく、多くの弟子に慕われた。楽壇にひどい扱い受けても、忍んで、黙々と、オルガンに向かう、即興と、バッハやベートーヴェンの研究をする、真面目な人だった様です。その成果は、ちゃんと作品に現れていて、クラシックでは、余り使われる事の無かったこの楽器を愛し、純朴、殆んど民謡や、童謡の様な、この楽器にぴったり、でも、老年の悲しみや、幼な子の笑い声を、醸し出すクラシックらしくない程に、心の趣をそのまま吐露した様な作品、生み出しています。この楽器で、もろ、オルガン、神よ、と言う様な作品もありますが、それが出来る技と心の持ち主であった事を示す、貴重、稀有な作品集。いい音楽です。

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     2013/09/06

    珍しくアルヘリッチのソロ、シューマンの子供の情景が、聴ける。ECMの、こちらも大家、シフとの演奏との比較が、興味深い。どちらも、真摯に弾き、ライヴならではの揺らし、テンポも、情感の表出も、それぞれ、微妙に違い、その時々の独自の豊かで繊細な音楽が聴ける。やっぱ、アルヘリッチの方が、奔放か、でも沈んでいる、抑えている処もある。シューマン、バルトークのデュオも、音楽の中心地、ベルリンでのこのお二人のライヴ、マジの集中演奏で、ダーク、怖い位、流石、クレーメル。年輪も、重ね、音楽家としては、熟年から、老年になろうとしている、お互いの音楽性も良く分かっている、絶好の良き時期に、記録された名演、名盤。アンコールで、心和らぎ、これが、又、見事。拍手は、もっと入っていても、と、感じる盛り上がり。派手、と言うより渋い。じわじわと、心に、浸みて来ました。

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     2013/09/05

    ルトスワフスキとは、お生れ一つ違いの盟友、ソ連とナチスドイツに挟まれ、戦火で焼かれた楽譜、平和を願う鎮魂の作品集。ルトさんは、ポーランドに留まったけれど、パナフニクは、結局イギリスへ、亡命、バーミンガム市響の指揮者も務めた。女性には、だらし無かったけど、不幸な目にも遇った。戦後、書き直された交響曲2番、10番は、死の前年、1990の作。叙情性も充分、暗澹たる心持ち、無窮動。20世紀の歴史を鑑みても、何故、取り上げる人が、少ないのか、不明、不幸。

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     2013/09/05

    快刀乱麻、ですか。ぴったりですな、懸命に、多様、至難な技と歌、聴かされると、もう、何も言えません。お見事。同じ年のチャイコフスキ―コンクールで優勝した者同士のピアニストと、めでたく結婚、デュオで、コンチェルトで、室内楽でも、幅広く、活躍して欲しい。世代は違うが、同じ、大阪出身のミドリさん、西本智実さんと、いつの日か、バッハの協奏曲、で共演、なんて、夢を見たい。

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     2013/09/05

    マレーシアのオーケストラで、チェコ音楽。逃げ出したくなる処ですが、さにあらず。潤沢な国営石油会社からの資本で、ヨーロッパから、奏者、指揮者連れて来て、実力向上、ヨ―ロッパの演奏家団体から、お叱りを、受けるほど、やって来てしまった。まだ、甘い、と、思う処はある。でも、早い時期から日本の演奏家にも、目を付けていたBISレーベルが、契約するだけの事は、ある。フロールも、しっかり手綱を、締めての好演。東南アジアのオーケストラを聴く日が、来るなんて。うかうかしてられません。

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     2013/09/01

    クレーメル自身が、リーフレットに、英語で、全て書いてある。それだけでも、心、魂に、持って置くべきものがある。古くからあるこの言葉、実際にそう言う状態にあった、今もある人間が、音楽に託し、21世紀に生きる我々へ、届けてくれた、偉人による古今の音楽。12曲、どれも、耳心地は良くないが、クラシックのソウル・ミュージックが、ここにある。

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     2013/08/29

    何たる大胆不敵な企画。名実に若さ持つヴァイオリニストが、全27曲、内26曲を世界各国の新進作曲家に依頼した新作で、揃えたアルバム!もちろん、発売前なので、未聴です。流石、21世紀を生きるヴァイオリニスト。ロックも、コンピューター音楽も、映画音楽、民族音楽、もちろん古典音楽に囲まれて生きている我々への、保守的なクラシック音楽の聴き手には、挑戦的、画期的アルバム。佐村河内さんの21世紀の交響曲、スタイルは違うとは言え、聴けるんだから、この音楽世界の未来の為にも、出てくるべき、聴かれるべきアルバム。これからのアーティストに必要とされるプロデュース能力も備えた才女、ヒラリー・ハーン。クラシック音楽の世界が広くなる事、大歓迎。とにかく、どんな音楽が、聴けるか、楽しみ。

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