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　2025/04/04

この奏者の楽器に対する真摯な向き合い方がわかる演奏。いずれの作品も色とりどりでありながら、気が引き締まる思いもする。バッハを聞く楽しみ、喜び、自省の念がここに渦巻く。それには、優れた音響が一役買っている。

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　2025/04/04

ヘンデルにも劣らないメロディーメーカーである。煌びやかな楽器の音色が変化して、各曲を移ろう姿は、聞いていて実に優雅で哀愁も漂い貴重な時間である。旋律の美がここにはある。作曲者の実力を認識した。

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　2025/04/03

一般に聞かれるブラスアンサンブルとも違い、力量と精度の高さに驚かされる。ドイツ、オーストリアを中心としたメンバーによる演奏は迫力も繊細さもあり、ここでは、やはり指揮者の力量が演奏のグレードアップに寄与していることがよくわかる。めったに出会えることのない名演奏であると感じた。

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　2025/04/02

角が取れた風格ある演奏。その昔、この奏者がアイザック・スターンと会話している放送を見たが、彼も成長ぶりにきっと微笑んでいることであろう。立派な演奏である。

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　2025/04/01

冒頭から良く通るソプラノの響きに魅了され、それがチェロのアンサンブルに支えられていることに気づく。オムニバスアルバムであるが、各作品が生き生きと表現され、聞き手を飽きさせない魅力があると感じた。最後のラモーの作品が名残惜しそうに聞こえる。

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　2025/04/01

メゾ・ソプラノの歌唱が深く響き、ピアノが澄み渡った世界を奏でている。両者の協働で、しなやかさをもってフレッシュに作品を聞かせる。至福の時間であり、聞き手は、ただそれを享受するのみである。

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　2025/03/31

それぞれの作品を的確に弾き分けており、音色も美しい。才能ある奏者であり、響きががよく捉えられた録音であると思う。

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　2025/03/31

情感一杯で懸命に演奏し、聞くものを圧倒する世界に引き込む佳演。メンデルスゾーンの作品では、曲との相性も良く、劇的表現が、作曲者の天才性に切り込む。ドヴォルザークでも、はつらつとした表現が輝いている。フレッシュで柔軟な演奏であると感じた。

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　2025/03/31

落ち着いた幽玄な音と感じたら、古楽器の演奏であるとのこと。眼前に広がる音の響きに目を閉じていると、幸福な気分になれる。旋律の歌い回しにも念が入っており、何のストレスなく聞くことができる。ファゴットの低音の響きも魅了される秀でた録音である。

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　2025/03/30

ドヴォルザークは、冒頭付近のホルンの決然とした吹き方から、意志がはっきとして、意欲的な演奏であり、全体を通して近年にない感動を覚えた。壮大であるこの作品の捉え方も評価したい。ドルマンの作品では、パーカッションを中心としたンサンブルの妙にも感心したが、壮麗な感じを与える大きな表現に圧倒された。ホールトーンが程よく響く録音も良いと感じた。

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　2025/03/30

ピアノの贅沢な響きと完ぺきな技術が織りなす音場にうっとりして虜になる。ショパン一辺倒でなく、彼の影響を受けたスペインの作曲家の作品を挟むことで、アクセントとなり、各作品が際立っている。贅沢な時間を共有できる。今やこのピアニストが第一級の奏者になったものだと感心した。

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　2025/03/30

さわやかさを感じさせる作曲者であり、演奏である。とても耳になじみやすく、押しつけがましいところもない。優しさや思いやりを体感でき、この時代において、もっと演奏され、知られるべき作品集であると感じた。

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　2025/03/29

単一の旋律に伴奏を付けた音楽と感じがちであるが、実際は複雑さもあり、躍動する気分にさせてくれる。後の時代の規律にとらわれてくる音楽とは異なり、自由闊達な面もあると思わせてくれる音楽であり、演奏である。奥の深さを感じる。

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　2025/03/29

この作曲家特有の揺らぎの世界に入ってゆく音楽。不思議な魅力のある曲であり、ただその流れに身を任せてどこかへ流れてゆくような魅力がある。

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　2025/03/29

プライスの作品は、シリアスに始まるが、陽気なダンスの雰囲気も見せて、楽しめる。ドヴォルザークは、親しみのある名作であるが、深々とした重量感のある冒頭から独自の世界に入り込んでしまう。ピアノ、弦楽器器ともに洗練された極の演奏であると感じた。