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Review List of robin 

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  • 1 people agree with this review
     2022/01/30

    ヒューイットを聴くのは初めてである。ソロ、オケともに美しい響きであるが、残念ながらその響きが心には響かない。3曲ともに音に味がなくニュアンスもイマイチである。内田やバレンボイムのほうが聴いていてこころに響く。だからと言って、このCDだけでヒューイットを判断するのはよそう。

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     2022/01/28

    ウィーンフィルだから響きは美しい。良い部分とそうでない部分が混在しているように思える。全体としてはもう少し締まった響きが欲しい、特にフォルテなど物足りなくガツンとした訴える響きが欲しく、ただ強いだけという部分が多いようである。一方、第3楽章のトリオなどゆったりとして美しいがワルターの演奏と比べると落ちる。やはり、全体の印象として掘り下げた深さに欠け底が今一つ浅いように思う。終楽章でも、フルトヴェングラーを持ち出すまでもなくケンペなどのほうが豪快で聴きごたえがする。演奏自体は中程度の星3だろう。

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     2022/01/27

    テンポ、オケの響きはどことなくマタチッチ・チェコフィルに似ているが、透明感、深さはマタチッチのほうが勝っており内容において高みに達している。このインバルだけ聴けば満足できるであろうが、他のより優れた演奏を知っているので分が悪い。しかし、聴いて不満とかは特になくこれも推薦に値する出来だろう。星4ぐらいの評価はあって良い演奏だ。これでもう少し清澄な響きがあればと思うと惜しい気がする。

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     2022/01/11

    クライバーのブラームスはともかく、チェリビダッケの40番が実に良い。正規発売のEMI盤は今一だが、このEXCの40番は引き締まってニュアンスに満ちチェリのセンスの良さが出ている。ウィーン的でないところなどセルの演奏に似ているがあのような無機的でなく音が生きて心に訴えるものがある。シューリヒトの40番をもっと切り詰めたようなところのある演奏である。言ってみれば、ワルターのロマンティックな40番と正反対の演奏と言えようか。40番のみ星5でクライバーは星3。

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     2022/01/11

    CDになって音が良くなり、聞きやすくなった。ステレオのウィーンオクテットの演奏が有名で1,2を争う素晴らしさだが、このボスコフスキーのモノラル盤も音色、メロディーのうたい方等捨てがたい魅力がある。こういう演奏を聴くと、モーツァルトはやはりウィーンだなと思ってしまうほど十八番的演奏である。

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     2022/01/09

    この演奏を聴きながらしきりに思ったことがある。このコンビで、ウィーンフィルでもいいが、ハイドンを録音していてくれたならと。ヨッフムのがDGにあるが、ベームの創る音楽のほうがヨッフムのより濃く中味の伴った響きだ思った。ヨッフムのハイドンは節度がありハイドンらしくていいのだが、それ以上でも以下でもなく中庸という感じだが、このベームのシューベルトは彫り下げた響きが聴かれヨッフムの出す音より深いものを感じる。指揮者としてベームのほうが勝っているという感じを与える。録音は少し古くても優れたシューベルトの演奏である。ケルテス・ウィーンのほうがシューベルトらしいかもしれないが、聴きごたえはベームのほうが上だろう。

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     2022/01/09

    出来は39番のほうが良いと思う。味濃く響きに厚みがありふくよかさもあってなかなか聴かせる。一方、40番はどこかありきたりで生ぬるさがあるように思える。この人は何が得意なのかと思う、モーツァルト、ベートーヴェン、ブルックナー、それともシューマンかブラームス? N響の方なら知っているだろうが私は知らない。モーツァルトの交響曲のCDを聴くと、今更ながらワルターの偉大さが分かる。やはり、ワルターのモーツァルトは誰にもまねの出来ない一流中の一流演奏で素晴らしいと、思ってしまう。そのワルターを聴くためウィーンまで歩いて行ったというスイトナー。いつのことかは知りません。

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     2022/01/07

    5種ほど全集を持っているが、このロジェ・デュトワの演奏が一番ロマンティックな香りに満ちていると思う。響きは柔らかくその中に淡いロマン性が満ち素晴らしいと思う。やや圭角のあるチッコリーニ・ボド盤も悪くはなく、好みでチッコリーニを選ぶ人がいても不思議ではない。ただ、このデュトワ盤の香り豊かなニュアンスは他ではなかなか聴けないだろうと思う。ダレルなどの往年のモノラル盤もあるが、曲を味わうならまずはこのステレオ盤を聴いてからだ。

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     2022/01/07

    ウィーンフィルだから美しいベートーヴェンだろうと思いきやさにあらず、スカスカで味薄く一回聴いて終わり。この演奏よりまずい演奏のCDはないと思うぐらいのつまらない演奏であった。アシュケナージかメータか、どちらの責任か。

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     2022/01/05

    やや早めのテンポだが響きは充実している。もう少し掘り下げた音が欲しい気もするが聴いていて物足りなくはない。低音部がしっかりしていて全体を支えているという感じがするのは、指揮者がヨーロッパの伝統を身につけているからだろう。CDの音に厚みと輝きがあるのは初期盤だからか、と思う。再発盤にはこのような充実した音は望めないだろうし、リマスターCDやSACDでも無理だ。電気的に音を良くした代りに従来の香りやニュアンスが犠牲になっているからだ。SACD大嫌いで初期盤大好き70歳人間。

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     2022/01/05

    室内合奏団のモーツァルトの演奏としてはかなり良い。響きが有機的で内容があり聴きごたえがする。ただし、室内合奏団としては、である。今では大きな編成の響きに慣れているので、聴いていてどうしてもオケの薄さが気になる。ドンジョヴァンニの序曲でフルトヴェングラーの演奏に適うものはない。他の演奏は中学生ぐらいのレヴェルに聴こえる、あのワルターでさえも。コンチェルトはもう少しふくよかなニュアンスと香りが欲しいし、38番は、方向性は好ましく内的充実もあるが主部になると厚み不足が気になり物足りなく感じてしまう。この演奏が、大きい編成であれば素晴らしい演奏となったであろうと思う。フォルテの打ち込みなど室内合奏団とは思えないぐらい素晴らしいからだ。

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     2022/01/04

    このCDをきいて全集を欲しいと思ったぐらい優れた演奏だ。再録音のステレオ演奏も十分すぎるぐらい素晴らしいが、全盛期のモノラル録音の演奏も音に輝きがあり、ベートヴェンの音楽を十二分に感じさせる。バックハウスのピアノにはピアニズムを超えて音楽そのものを感じさせるところが並みのピアニストと違うところだ。ケンプのモノラル録音のCDも持っており決して悪くはないが、私にはバックハウスのほうがベートーヴェンを良く感じさせる。ぜひ、全集の再発売を願いたい。モノラル録音だが音に輝きがあり、DECCAならではの録音技術の高さだろう。

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     2022/01/04

    マーラーのみのレヴュ。ランスドルフの振る1番は予想外の素晴らしい出来だと思う。コクも雰囲気も十分だ。彼のベートヴェンを聴いた人には分かるだろうが、ヨーロッパに根差した豊かな響きで、アメリカ的なモダンな響きではない。若い時にヨーロッパで教育を受けただけあって音楽の基礎がしっかりしているところなどは彼の創る響きに表れていると思う。録音は1972年で古いが(しかしステレオ最盛期の録音)、演奏は内容のある立派なものだ。地味だが実力があり、ケルテス、フリチャイ、スイトナー等より実力のある指揮者だと思っている。

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     2022/01/03

    演奏はアメリカ的というよりヨーロッパ風で伝統的響きであるが、演奏だけ取れば立派である。内容がありベートヴェンを聴いたと、という感じである。このセット物と旧RCAの1枚ものでも持っているが、このソニー盤は音が概して明るいがコクと音色の豊かさに欠けており、RCAのほうが音色が豊かで演奏をより彫深く味わえる。だから、演奏自体は星4,録音が3とする。

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     2021/12/21

    初期の分売CDで全曲もっている。初期盤1枚ずつを探すのにかなり時間と労力を使った。ベルグルント・ヘルシンキと肩をならべる抜群の演奏である。ベルグルント・ヘルシンキにはあまり聴かれない逞しさと力強さがあり、このサラステをベストとする人がいてもおかしくはない。全曲むらない素晴らしさがある演奏である。この指揮者、アバドやラトルなどをはるかに超える何か特別なセンス、能力を持っていると思っている。ワルター並みの全身音楽のようなところが感じられ、彼のブラームス、ベートヴェンをこれから購入し、聴くのが楽しみである。只者ではない指揮者である。それに組曲の演奏がすべていい。モーツァルトも録音数5曲だが39,41番など内的響きが堂々として実に素晴らしい。

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