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4 people agree with this review 2021/04/09
英国指揮者がシベリウスを得意にしているというか、好きなのは事実だ。昔職場のイギリス人もシベリウスが好きだった。しかし、成功した指揮者は誰もいないと思う。ビーチャムからコリンズ、、、ラトルまでみんな良くないと私は思っている。このデイヴィスも2回の録音があるが生ぬるい紳士風シベリウスで突っ込み不足の感を免れない。やはり、北欧の指揮者達のほうが優れた演奏を残しているようだ。星3つが妥当なところだろう。
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1 people agree with this review 2021/04/09
リマスター盤CDはほとんどの場合こりごりです。たくさん聴いてきたが、音に香りや艶が失われすっきりしているものの実は中域が痩せ厚みが無くなっている。音の分離は少しぐらい悪くても、音楽的な音のほうが演奏をはるかに味わえるし,聴後も音樂を聴いたという感じがする。ワルターなどやはり初期の35DC、30DC、28DCには音に落ちつきがあり味わいがある。フルトヴェングラーも同様だ。このワルター盤の音も初めは新鮮に感じるが聴いているうちに音がデジタル臭く香りもなく飽きがくるというのが偽ざる私の感想です。しかし、公平に言うが、たまにリマスターが成功しているCDもあるのも事実である。
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0 people agree with this review 2021/04/08
チョンとしては今一の出来である。小さくまとまっているという感じでブラームスの情感ももうちょっと欲しい。ヴァイオリンの音は引き締まっているがやや硬く伸びやかさに欠け、むしろ引き締まりすぎている感じがする。やはりデ・ヴィートの域には遠い。音圧を低めにすれば聴きやすくはなるが、やや退屈を覚えるところもあり、星3つが妥当なところであろう。世紀の名演ヴィート盤は別にして8種持っているが、デュメイやズーカーマンのほうが成功していると思う。それにしても70年も経つのにデ・ヴィートを超える演奏が出てこない。あと5種ぐらい聴くつもりだが、フルトヴェングラーの英雄みたいなものか、と思ったりする。ラトルとのコンチェルトも今一満足できなかった。
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1 people agree with this review 2021/04/04
レヴァインのモーツァルトの演奏では2曲共に出来がいいほう属すると思う。両曲ともなぜか後半の3,4楽章になってオケの響きに落ち着きと艶が出てきているように思う。楽章の録音順によるものかと思ったりする。それにしても、ウィーンフィルの上手さは今更ながら感心する。ちょっとした表情やニュアンスの変化、ヴァイオリンの多彩な音色、強弱のつけ方はどうだろう。33番の第一楽章のジュピター音型がベストなのはケルテス・VPOで、まるでエンジェルが天に昇っていくかのようだ。このレヴァインも次点の出来で悪くはないし、28番はワルターのモノラル盤に次ぐだろう。
0 people agree with this review 2021/04/02
オケもソロもコクがなく平凡な演奏に終わっている。一言でいえば、オールドファッションの演奏である。曲を聴くなら他にいいのがあるだろうと言いたくなる。どんな演奏もそれなりにいいところがあると、言ってしまえば、録音評価だけでよいだろう。
彼女たちの1,2番のCDは持っているが、この3番のは未聴なのでこの機会に購入しよう。1,2番では押し出しが弱く表現力が小さいという印象であったので今一の感があったが、期待を込めて星4つにしたのは、シューベルトの2番のトリオが素晴らしいからである。この女性3人のトリオ、ロシア物を含め録音は色々あるようだ。
1 people agree with this review 2021/04/02
ブラームスの情緒もなく現代的な響きで、どこがいいのか全く分からない。未聴だがオーマンディとの演奏のほうを高く評価する人もいる。
0 people agree with this review 2021/03/29
2012発売のEU盤全曲をもっている、すっきりした聴きやすい明解な音色で1番など今いちの陰影と奥行きが欲しいと思い、手放したリマスターされない盤を再度求めたしだいである。演奏自体はプレトニョフに及ばないが、聴いていて一番心弾むのはこのグールド盤である。7種持っているがこの2種があればいいと思っている。それにしてもプレトニョフのピアノの美しさとセンスの良さはピカイチだろう。
3 people agree with this review 2021/03/29
このバイロイト音楽祭の第九に関しては、東芝初期盤、各種のリマスター盤を聴いてきたが、最も納得したのがこのブライトクランク盤である。モノラル盤もそれなりの良さはあるが、やはり偽ステレオであるとはいえ、広がり、音色等においてこのTOCE6515のほうがはるかに感銘深く聴ける。モノラルではOTAKENの TKC-301がオリジナルALPに近い音だと思う。3,5,6,7番もブライトクランクで成功している。田園など、こんな高貴な音の響きなのかと知ったぐらいである。西独プレスのブライトクランクCDは発売されていないのだろうか。あればぜひ聴きたいものである。なお、後発のTOCE-3007はHS2088のリマスター盤で、音はすっきりしているが音色、厚み、味わい等において、私はこの6515のほうを好む。
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0 people agree with this review 2021/03/28
こんな趣のない冷たいベートーヴェンはお断りです。後期のソナタを高く評価する人もいますが私にはまったく合いません。この13−15番もそうですが、どこがいいのか分かりません。まだアシュケナージのベートーヴェンのほうが暖かくよいです。15番はナットかバックハウスの以上の演奏を聴いたことがありません。
2 people agree with this review 2021/03/09
録音がデッドでオンマイクの上潤いに欠ける音で損をしている。どう考えてもアナログのスメタナsq、アルバンベルクsqのほうが深く美しい。10種以上聴いてきたがベートーヴェンの後期の弦楽四重奏曲ともなればクラッシク音楽の頂点を占める大曲で演奏も大変だろうと思う。それだけに聴きごたえのする音楽であろう。それはともかくとして、このライヴ演奏は期待が大きかっただけにやや失望の感ありである。スタジオ録音盤は未聴だがこのほうが聴きやすくいいかもと思う。10種以上聴いてきたと書いたが、失望した演奏のほうがはるかに多い。
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1 people agree with this review 2021/03/08
この演奏は、日本初期盤、外盤オリジナルで聴いたが、私の装置ではこの再発番のAPEXが一番掘り深い音で鳴る。日本盤はどことなく音に深みがなく浅っぽい。演奏はこの曲の1,2を争う名演で、グリモーのピアノはオケともども実に味濃く、DGの再録を大きく上回る演奏だ。40年以上前に最初にルプー・デワールトのデッカlpで聴いたが、過ぎ去った青春をなつかしむようないい曲だと思ったが、演奏のほうは今聴くと凡演としか言いようのないものだ。このグリモーにハマって、その後彼女のCDを色々聴いたがほとんど凡演で失望している。シュトラウスのブルレスケもなかなかの佳曲である。
0 people agree with this review 2021/03/08
今から40年ぐらい前にアルバンベルクqtがモーツァルト、シューベルトのqtを独テルデックにデヴュしたとき、私は音楽会報に弦楽四重奏団の革命的デヴュと書いた。それほど衝撃的であった。響きのウィーン的な美しさに加えて感覚が新鮮で現代的であり、今迄聞いてきた四重奏団とは明らかな違いを感じた。内的響きは別としてこれほど美しい弦の響きを聴かせる四重奏団は今のところないであろう。もちろん曲による出来不出来はあるが、多くの場合演奏自体も内容を伴っている。このラズモフスキー1番はやや早めのテンポをとっているが、初めの1,2楽章はもう少し遅いほうが私は好きだが、第3楽章の深い美しさは思わず耳をそばだてるほどである。これがモノラルなら美しさも減じたであろうが、ステレオならではのメリットであろう。この四重奏団の素晴らしさを再認識したCDである。余談ながら、CDプレイヤーはバブル期製造の6万円のほうが、1997年発売の10万円のCDPより中音域が豊かなあたたかい音を出している。
0 people agree with this review 2021/03/01
20種ぐらい聞いたろうか。結果は可もなく不可もなし、といったところか。いまいち厳しさと深さが欲しい。何処をとってもアナログ録音のスメタナ、セッション録音のアルバンベルクには及ばないし、ジュリアードのほうがまだ上だと思う。どこか、何か物足りなさが付きまとっている気がするので、積極的に取り出して聴きことはない。
0 people agree with this review 2021/02/25
残念ながら期待したほどではなかった。深み、美しさ、音楽の流れ等今一つ物足りなく、アナログのスメタナsq、セッション録音のアルバンベルクsqのほうが全てにおいて優れていると思う。ズスケも物足りないし、10種以上聴いてきたがスメタナsqを筆頭に次いでアルバンベルク、ブッシュの16番は神品だ。グァルネリはあまくて厳しさに欠ける。未聴だがジュリアードはスタジオ録音のほうがいいかも。ブダペストsqは懲り懲り。
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