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0 people agree with this review 2024/07/22
フランクのみの感想。引き締まった音で技巧が全面に出ることなくニュアンス豊かに弾いている。この曲を最初に接したのは、VICTORのLPでオイスト・リヒテルの名盤であった。(CD化になったがかなり高価)それ以後、15種ほどの集めたが(古くはモノラルのタシュナー、ボべスコ、マルツィ、フェラスがある)、このミドリのも過去の名演奏に肩を並べるぐらいの出来栄えだと思う。ミドリは将来チョン・キョンファを継ぐような感じがする。それぐらい音に引き締まった豊かさがあると思っている。イブラギモヴァもいいなぁ。
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輸入CDで持っている。久しぶりに巨匠どうしの名演奏に出会った感がある。何より、器というか恰幅の大きさを感じるが曲の繊細さも十分引き出した演奏だと思う。シャフラン(私家盤)、ハレル、フルニエ(デっカ)等で聴いているが、音と演奏の良さでトップクラスの演奏だと思う。
試聴コーナーで聴いた範囲では、今風の切れがあり味わいも伴い楽しく聴けそうなので好感が持てる演奏に思いました。名前を見る限りでは、英国、オランダ、東洋からの演奏者で成り立っている四重奏団だと思う。持っているのは、バリリ、スメタナ、ジュリアード、アルバンベルク、ムジークフェライン、東京SQ等の過去の四重奏団のベートーヴェンばかりなので購入にいい機会かな。
ハレルの協奏曲や室内楽のCDで失望したのは1枚もない。アシュケナージとのベト、ブラ、チャイコのトリオでも水準以上の出来で満足している。このドヴォコンでも、デュプレの演奏(オケが大人しいのでイマイチ)あるのでやや損をしているが、総合点では上回るかもしれない。余談だが、RCAコードを13000円のものと5000円のものでこのCDを聴いてみたら、5000円のほうが音色豊かに鳴った。(高価なほうのRCAは透明な音だがやや漂白されて音色に豊かさが欠けている。)このハレルのドヴォルザーク、シフ・プレヴィン以上にお勧めのCDである。クリーゲルも購入し聴く予定。
フリッチャイの新世界は人気があるようだが、私はイマイチ。響きはそれなりに鳴ってはいるが内的充実度が伴っていないと感じる。ケルテスと比べればその違いが大きすぎる。ベートーヴェンのP協3番は、こんなのベートーヴェンでも何でもない。演奏に隙間風が吹いているかのようで何の味わいもない。
この指揮者のドイツ、オーストリ―作曲家の作品演奏で感心したものは何もない。このハイドンそしてモーツアルト、ベートーヴェン、ブラームス、全く面白くない。チャイコがややましなぐらい。音の響きは当然それなりに響いているが、すべて内的充実度、完成度において低く未熟と感じる。この時代のベーム、カラヤン、ヨッフム、カイルベルト、ケンペ等に及ばない。
この演奏を良しとする人がいるのが信じられない。ソロも指揮も全く感心しない。良しとする人はこの曲をこの演奏しか聴いていないことはないだろう。ハイドシーク、内田、ツァハリアス、ローゼ・シュミット等と聴き比べれば余りにも違うのが分かるではないか。星2以上はない。
1 people agree with this review 2024/07/22
どんな音で聴けるだろうかとワクワクして聴いた。半ば、がっくり。ワルターのベートーヴェンと同じく漂白された音で、しかも音像が大きくニュアンスにも欠けた音で楽しめない。期待が大きすぎたのかと思う。持っているキングのCDで聴いてみたらキングの音のほうが暖かみがあり雰囲豊かである。一概に拙宅の狭い部屋と低級な再生装置のせいではあるまいとなだめている。10−15畳ぐらいの部屋で音量を上げて聴いたら違う結果になるかも。
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0 people agree with this review 2024/07/21
セル、ワルター、クーベリック、ノイマン等のドヴォルザークは良い、聴いている時は。しかし、聴いていて本当に心から、いいなぁ と思うのはこのケルテスである。音楽的にもボヘミアという土地、そこに住む人々の心情に思いをはせる演奏といえば、9番を含めこのケルテスの美しい演奏以外にはないように思う。
バルヒェットをソリストとするこの世界初録音の四季が録音されたのは1951年で、イ・ムジチのモノラル録音が1955年である。多くの人は、通常ミュンヒンガーの四季なら1958年のステレオ盤が良いというし私もそう思う。が、この1951年盤にはそれなりの良さがある。やや田舎風で洗練されていないオケの地味ともいえる響きは戦前のゆとりある古き良きヨーロッパを映しているようだ。バルヒェットのソロも流麗でもなくドイツ的な重さもある。そんな四季の演奏がこのCDである。再生はハイファイ的な音の装置でなく、音に丸みがあり音色豊かな音で聴くことをお勧めする。
四季は15枚ぐらい集めた。イ・ムジチは最初のアーヨのステレオ盤が最もしっくりくる。テンポはやや遅めなのが何より、しっとり落ち着いてアーヨの音色豊かなヴァイオリンで聴くのが好きである。いろいろ面白い演奏も聴いたが、今はチョンの芸術性溢れる演奏に一番魅かれる。演奏と弦の新鮮さに富んだヴェネツィア室内合奏団もとても気に入っている。カルミレッリの魅力的で現代風な弦も悪くはないが、好みとしてはアーヨのほうが性に合っている。(カルミレッリのメロクラッシクのモノラル2枚組も聴いたがまあまあであった。)
1 people agree with this review 2024/07/21
現代楽器での演奏では今も1,2の演奏だろう。響きは充実して張りがあり何より格調の高さと品がある。クレンペラーも良いが格調の高さではこのリヒターが上だ。バッハの音楽に聴かれるロマン性も過度になることなく古典的な品と清潔感、表現力の大きさがこの演奏を高めている。私の好んで聴くのはこの演奏とクレンペラーとベイヌムの3種である。古楽器にもいい演奏があるのだろうが、私は、バッハといえども現代楽器での演奏を好む。
0 people agree with this review 2024/07/20
ELA903,1949年6月ヴィスバーデンでのブラ4の放送録音で、協会LPからのコピーCD。まず、音の良さにびっくりである。中、高音とも音が伸びやかでしかも音色豊かで言うことなしのCDである。FURT1021/2でも持っているが、音色が違うし音の伸びも違い、このELA903が勝っている。FURT1021も1949年録音にしては決して悪くはないがELAと比べての話である。他に、オタケンやターラのリマスターCD等あるだろうが未聴。針音等のノイズは皆無でまるでテープ録音からの復刻のようである。(私はLPからではなくテープ録音からの復刻だと思っている)演奏は紛れもなくWFその人によるものだ。ただ有名な48年の演奏とどちらかと問われれば48年を採る。壮絶さ、緊張感等、多少音が劣っても48年が一層素晴らしいと思う。(仏FALPの音、演奏を知っているから尚更である。)43年12月のブラ4を第1に挙げ(一筆書きのような見事な流れ)と評する専門家もいる。
2曲の交響曲が星4、協奏交が星3。音は中低音の分離がイマイチで、全体に音に切れがないがライヴならこんなものかと思う。しっとり落ち着いた充実した響きである。SIN・CONを目的で購入したが、シンフォニックな演奏でハイドン特有の悦楽に欠けるところがある。ここはRCAのノリントンのほうが楽しくバラエティに富んでいるが、こういうシンフォニックなのもいいかなと思う。104番の1楽章は、何といってもシューリヒトが抜群に素晴らしい。
0 people agree with this review 2024/07/19
演奏者は3人ともに超有名だが、肝心の演奏はニュアンス不足でイマイチ。もっと良い演奏のCDを探すべき。ロシアのメンバーの素晴らしいCDがあります。チョンやナージャのトリオのCDのほうが良い。マイスキーは私の好みに合わない。
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