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Review List of silver 

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  • 1 people agree with this review
     2020/08/17

    メータの昔からのファンで、旧ニューヨーク盤を愛聴しておりました。今回同じニューヨークの演奏の新盤を興味本位で購入。うんうん、前回よりもテンポはじっくり腰を据えて、余裕のよっちゃんで曲を進めていきます。録音が優秀で、前回の演奏では聴こえて来なかったフレーズの重なりがよく判ります。スタンダード的な名演と言えるでしょう。巨匠的な春の祭典でした。1990年の録音なので、メータが最も脂の乗り切っていた頃の、最後の録音かも・・・。この後、枯れて行ったメータ。ありがとう御座いました。

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     2020/07/28

    おおお、コレは良い! 最初のロマンスからして美しい前奏から後期ロマン派の叙情が横溢する。同じハンガリーでもバルトークと同じ世代だが、作風はまったく逆の保守派である。ハンガリーのドヴォルザークと言った所か。ただ、ハンガリーの民族色を前面に押し出すのはバルトークと同じ愛国的だ。いずれも聴き応えのある作品ばかりで、彼の曲をもっと知りたくなった。強くお奨めする。

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     2020/06/21

    届いて早速聴いてみた。バトン・・・聞いた事のない作曲家であった。英文解説の単語をたどたどしく読んでみると、フランス・パリの作曲家らしい。1879年生まれだからドビュッシーより17歳若い。さて、作風は・・おお、コレはまさに正統派のフランス印象派の音楽である。ドビュッシーみたく特徴のあるメロディはないのだが、曖昧模糊とした捉えがたい雰囲気とかドビュシー好きの愛好家になら、すんなり受け入れられるはずである。ドビュッシーよりもややドライな印象で、より近代的なラヴェルに近い音楽である。かといってラヴェルほど冷たい印象はなく・・・バトン、良い位置に陣取っている。ここに収録されてるのは室内楽だが、しっかりとした作曲技法を身に付けている逸材で、ヴァイオリンソナタはしっかりと自己主張をするし、郷愁のような雰囲気を纏ったチェロソナタは良作であろう。この作曲家の管弦楽曲を聴きたくなった。アールヌーヴォーに喩えるならば、ドビュッシーはエミール・ガレ、ラヴェルとバトンはルネ・ラリックだろう。これは良い買い物をした。プーランクの室内楽がお好きな方にもお奨めしたい。フランス・印象派の意外な裾野の広さを実感できるバトンの作品集である。

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     2020/05/30

    美しくたゆたうヴァイオリンと弦楽の対話。彼の「風は泣いている」が好きな人は気に入るはず。彼岸のような心象風景だが、たまに入る弦楽の強奏で、意識がこちらに引き戻されるのはカンチェリの特徴。そのまま瞑想はさせてくれないのである。また、録音が良い。音が深い。夜に聴くには絶好のディスクだろう。クレーメルのヴァイオリンが共感に満ちていて素晴らしい。現代音楽も捨てたもんじゃない。こういう音楽がもっと作られることを強く望む。

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     2020/04/23

    チェコの近代の代表的な作曲家の弦楽四重奏曲が、ガッツリ網羅されております。落ち着いた佇まいを持った演奏で、強い個性は感じられませんが逆にそれが良い。万人向けの商品だと感じます。ドヴォルザークなどはジャケットのデザインみたいな音風景が広がります。読書しながらでも邪魔にならないので、重宝しております。安い時に買ってよかった。おすすめします。

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  • 3 people agree with this review
     2020/03/24

    バラで購入した。作風は、マーラーとR.シュトラウスの中間。濃厚なワーグナー風の後期ロマン派の音楽が展開する。これはいい。個性的な印象的な音楽ではないが、この時代のお宝発掘CDだ。

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     2020/03/20

    それまで聴いた事のなかったスイスの交響曲作家・ブルンの全集です。作風を書きますと、初期はブラームスの陣地に足を置きながら、アルプスの向こう・オーストリアの近代作曲家へ眼差しを投げかける感じで、メロディも曖昧で散漫な印象。コレに近いのは・・エルガーを思い浮かべる。エルガーほど美しいメロディを持っていないのだが、他にはラフの交響曲にも近い印象だ。基礎はしっかりして力作だけどそれ以上ではない。さて、3番になると調性が揺らぎ始め、ブラームス路線からは足を洗った作風への変化が芽生える。4番はどことなく、マーラーを意識した雰囲気が感じられ、5番以降は穏健な新ウィーン楽派のような、少し無調を齧るようになる。8番からは重厚で渋い近代的ロマン主義への回帰が見られ、そのまま人生をゴールした。惜しいのは、確かなオーケストレーション技術を持ちながらも、つまらないメロディーが多いため曲の印象がまったく残らないのだ。R.シュトラウスが、それも同じスイスで強烈な個性をぶちまけてる同じ時期に、ブルンはこんなつまらない音楽をネチネチ書いていたのだ。彼が多情にならず、ひたすらスイス的な後期ロマン派を貫いていたのなら、お宝発掘になっていのかもしれないが・・・惜しい。つくづく惜しい作曲家である。まぁ、この時期のマイナー作曲家の一人ということで、全集が出たのは彼にとっては福音だろうが。なお、ブラティスラヴァのオケは、モスクワのよりは音が一段落ちるので、念のため。アドリアーノの指揮は過不足なく、良い仕事してます。マニア向けアイテム。夢を見るようなロマンが不足していた作曲家と言えるだろう。CD9の変奏曲がまあまあ佳作かな。

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     2020/03/20

    録音、悪くないですよ? モノラルが一部含まれてますが、ステレオのは普通に聴く分には問題なし。古き良き時代のバッハという印象。確かにリヒターに比べて地味。だけど慎み深さの中に、確固とした意思のようなものが感じられ、時折取り出して聴きたくなるのです。じんわりと旨味の染み出してくるような演奏です。無くなる前に買っておいても損はないです。

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     2020/02/18

    一位は鮮烈な鋭さを持つギーレンさんが揺るがないが、二位はこのケーゲルさんです。重厚さの中に、切れのよい響きとしつこくない歌い回しで、コクのある名演が繰り広げられる。じっくり聞き込むには最適で、グレ初心者にもファーストチョイスとしてもお奨めできる。三位にはブーレーズのブルーがかった演奏を据えようか。これら3点のディスクがあればグレの歌は事足りよう。

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     2019/12/10

    8番・9番は少々線が細く、オケの底力が足りないように感じるが、全ての演奏がインテンポで進んで行き、破綻がない。指揮者はこのオケの長所短所を良く把握しており、決して無茶はさせない。冒険もしないが、演奏は保守派のリスナーにも十分にアピールできる清涼感を持つ。見通しのよい録音も小編成オケの音の風通しに一躍買っている。ファーストチョイスならカラヤンやハイティンクなどが良いだろうが、大音量のブルックナーに馴れてしまった耳には、そよ風が頭の中を通り抜けていくようで気持ちがよかった。サードチョイスぐらいで持っていてもいい全集だろう。5番の演奏が結構いいのでぜひ聴いてみて下さい。ヨーロッパの演奏文化の多様性を実感できるでしょう。

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     2019/02/23

    カラヤンのサロメ、薔薇の騎士が素晴らしい。特にサロメが出色の美しさで、それまでショルティの硬い演奏で聴いて来た耳には、清水で洗われるようであった。高レベルの演奏が揃うボックスです。素晴らしい。

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     2018/08/03

    これを聴いて文句を言ってる人は、普段どんな立派な演奏を聴いてるのでしょうか? イヤイヤすごいですよ、これ。テンポは適切だし、湧き上がってくるエネルギーが音の大伽藍を築く。ライブならではの熱気と相俟ってこれ以上の演奏はそうそう無いでしょう。これこそ僕の求めていたブル5。ハイティンクってやっぱりスゴイんだな・・・。ちなみに演奏後の拍手は入ってません。御安心を。

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     2018/08/03

    これこそモツレクの代表盤。これを聴いてしまえば、流行のピリオド演奏など
    虚しい限り。命の重さ、死の意味・・悲痛なまでの荘厳さで鳴らしきった唯一絶対の演奏である。録音芸術の、一つの頂点を成す物だろう。

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     2018/08/03

    安い割りに演奏内容がいい。肩肘張らず、お気楽な雰囲気の中で楽しむモーツァルト。値段を考えれば文句言うほうがオカシイ。録音も良いですよ。

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     2018/04/26

    デジタル臭さのないアナログレコードのような演奏。古き良き時代の最良の遺産の一つである。アマデウスはブラームスなどでコクのある印象深い名演奏を残しているが、このベートーヴェンも暖かい、懐のゆったりとした名演と言える。死ぬまで手許に置いておくディスクである。

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