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TOP > My page > Review List of ほんず内閣総理大臣
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1 people agree with this review 2013/02/16
『新世界』は、まさしくチェコフィルの『新世界』。ターリヒ、アンチェル、ノイマンとチェコフィルゆかりの名指揮者がこの曲を録音してきましたが、マーツァルさんのこの演奏もまぎれもなくその路線にあるもの。どの指揮者もみな一言でいうと「端正」な表情付けで、堅いと言っていいほどの、落ち着いた古典的なたたずまいを見せておりましたな。で、やっぱり、そういう行き方で曲は十分に魅力を発揮していると思いました。オーケストラは全パートがしっかりと固有の働きをこなし、確かな出来。ホンネを言うと、もっと生気や熱、耽美と輝きがあってもいいなあ。録音は優秀。
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6 people agree with this review 2013/02/16
アルブレヒト&チェコフィルのブルックナー、第6番が実に美しい出来栄えでした。そしてこの第5番も同様です。まずとにかくチェコフィルの充実ぶりに感心します。アンサンブルの精度、各楽器のバランス、各パートの音色や響き、どれも実に見事に整えられていて、チェコフィルが掛け値なしに一流であることを証しています。そしてアルブレヒトさんのアプローチは至極まっとう。踏み外しや奇矯さはなく、万事が万事、正攻法。厳かで真摯な演奏です。終結部などはもう一歩はみ出してもいいんですけど(その方がまた満足度は高いのですが)、アルブレヒトさんのコンセプト的にはこれしかないというところでしょう。録音は優秀。正統派の確かな手ごたえを持った演奏。
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0 people agree with this review 2013/02/15
交響曲は大変結構な演奏。悠然と構えたテンポ設定のもと、たっぷりとした抒情と、豪壮な盛り上がりの両方を兼ね備えた、手ごたえ十分の出来栄えです。マゼールがときどきやらかすデフォルメやアンバランスもなく、大仰ながら安心して聴けます。オルガンのバランスも良好。この壮大な交響曲、大いに堪能しました。ピッツバーグでのマゼールさん、いい感じでしたね。その前のクリーヴランド時代はいささか低迷の印象もあったしねぇ。
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4 people agree with this review 2013/02/14
バルビローリ・ソサエティによるリリースですが、ワーグナーの管弦楽曲集もそうでしたが、とにかく音質が優秀で、最新録音と何のひけもとらない良好な録音です。レンジも広く、大迫力のオケのサウンドをしっかりとらえていて、これらの名演を味わうのに何の問題もありません。で、演奏も素晴らしい。最初のニールセン、大管弦楽が派手に鳴り響く(有名なティンパニ・バトル!)曲で、ややとりとめがない気はしますが、なかなかに魅力的な面白い曲。バルビローリさんはそれを思い切りよく、バンバンやってくれましたので大いに満足。ブラームスは、後年のウィーンフィルとの録音が有名ですが、このハレ管弦楽団との演奏も好演。活気と張りのある、力を感じさせる演奏でこれも大変立派な出来栄えです。ディスクを聴けば聴くほど、バルビローリさん、その偉さに感服いたします。かつてはシベリウスやイギリス音楽のスペシャリストみたいにイメージ作りがなされていて、それにベルリンフィルとのマーラー第9が伝説でプラスされるといった調子の、なんだか非主流派の小物めいた扱いでした。近ごろ多くのライヴも発掘され、またこうして復刻された演奏も聴きますと、広いレパートリーのどれでも技と情熱とを感じさせ、懐の大きい、彼ならではの個性がしっかり刻印されたすばらしい出来のものばかり。大指揮者でしたね。みなさん、ぜひバルビローリさんの至芸に触れ味わってください。私自身も、もっとバルビローリを聴きまくりますぜ!
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2 people agree with this review 2013/02/14
ミネソタ時代の大植さんには傑作ディスクが多いのですが(全部聴いてはいませんが目下のところハズレはなし)、これも傑作。オーケストラの仕上がりが極上で、大植さんのトレーニングとオケ本来のスペックの高さ、そして全員の士気の高さが相まって実によい響きで鳴っています。そしてこの曲ですから、一切遠慮することなく身振りの大きさでアピールすれば申し分はなし。抒情も荒れ方もバッチリで、大いに満足する出来栄えであります。録音も超優秀。特につやつやした弦楽器の美音は見事であります。お薦めしましょう。そして大植さん、これからも期待しております。
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3 people agree with this review 2013/02/13
「ライモンダ」、なんつったって魅力的な曲です。全曲に満載の美しい旋律、豪壮なクライマックス、それらをカラフルなオーケストレーションがこの上なく盛り上げます。聞き流しにしているだけでもただただ幸せな音楽であります。それを、ロシアの大地の権化のようなスヴェトラーノフ大先生が、いかにもロシア的にブワブワ唸る金管群が目立つボリショイ劇場のオケで存分に鳴らしまくった大傑作。録音は古いですが、若干の混濁はあるにせよ、鑑賞には何の問題もなし、良好です。いいねえ〜、しびれますぜ。お薦めいたします。
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2 people agree with this review 2013/02/11
例の9・11の10周年のアニヴァーサリー・コンサートの記録。冒頭に国歌が演奏され、続いてギルバートさんによるスピーチがあります。それから「復活」が始まります。場所はリンカーンセンターのエイヴァリー・フィッシャー・ホールですが、ホール横にも大スクリーンとスピーカーそれに椅子を置いてホール内の演奏を外で視聴している人たちも多数います。画面はホール内の演奏風景と外の様子とが入り混じります。その意味で純粋なコンサートの記録ではなく、このイヴェントの記録というような造りです。主役はニューヨーク、ということでしょうかね。屋外の様子に画面が切り替わると、まさに屋外のノイズが混入する編集になっていて、これは正直いただけない気はします。音楽部分は音楽部分として常に映像内容とシンクロさせずに、独立させて欲しかったな。ま、でもそんな気になるほどではありませんから、いいでしょう。演奏はさすがに気合のこもったすばらしいもの。ニューヨークフィルはもともとハイスペックのオケですが、ここではその実力をいかんなく発揮し、悲劇の街のオケとして最高のパフォーマンスをいたしました。アップになる楽員の顔を見ますと、アジア人もホントにたくさんいて多種多様な人たちが暮らすこの大都会の縮図のようです。指揮者のギルバートさん自身も(お母さんが日本人なので)日本人そのもののお顔です。そのギルバートさん、この「復活」は得意なレパートリーらしく、まことに堂に入った表現で、大変見事であります。テンポにも無理はなく、ダイナミクスの幅は巨大で、しっかりとそしてたっぷりとこの大曲を表現しました。ソロの二人もいい歌で、特にデヤングの歌う「原光」は、ゆったり目のテンポで想いを存分に込めた、感動的な素晴らしい歌。コーラスも充実した立派な出来栄え。大フィナーレ最後のクライマックスは最高の感激をもって終了します。すばらしい。感動しました。DVDでも十分に画質は鮮明で何の不満もありません。特別なイヴェントの稀有な記録。大いにお薦めしましょう。
1 people agree with this review 2013/02/10
サヴァリッシュさんならではの安定感抜群の演奏。充分にオーケストラを鳴らしつつ、バランス感覚絶妙に全曲をしっかりまとめきりました。N響を振った時のどこかぬるいっぽい感じはありません。堂々として大きさや広がりを感じさせる立派な出来栄えです。但し、この時のバイエルンのオーケストラがいい状態じゃなかったのかなあ、音色はくすみがちで美しくないし、各奏者の腕前もいま一つなような気もします(特に管楽器のフレージングがぎこちないような…)。よって、全体の満足度は「もう一歩」、惜しいなあ。でももちろん、ハイレベルで奥深い演奏ですよ。サヴァリッシュさんは秀才にして天才で素晴らしい指揮者であり、それでいて現場叩き上げの伝統的カペルマイスターの一人でもあります。ドイツの伝統的カペルマイスターのブルックナーは、ベーム・シューリヒト・コンヴィチュニーが典型なように、金管鳴らしまくりの大爆演が多いのですが(カラヤンも実演ではそう)、サヴァリッシュさんは一味違います。そのバランス感覚というか姿勢の違いというか、そこが特徴でしょうかな。録音は優秀。
4 people agree with this review 2013/02/10
世評名高い演奏で、久々に聴きました。第4楽章のワウフラッター(ノイズじゃないです。音の揺れ)が無くなって、安心して聴けました。重量級の名演と記憶しておりましたが、今回聴いてずいぶん印象が変わりました。たとえてみれば、「チェリビダッケがブルックナーでやったことを、ジュリーニはマーラーでやった」というところでしょうか。楽譜を徹底的に読み込み、曲全体の構成や各部分の構造を明瞭に暴きだし、それを最高度に忠実に音化(音響化)する、という作業を目指し、それをハイパースペックのシカゴ交響楽団という最高の武器によって実現しようとした、というところでしょう。バーンスタインが聴かせてくれたような忘我的な没入、感情移入はここにはありません。バーンスタインは、作曲者の想念と一体化し、もしそこに作曲者がいれば終演後にはともに抱き合うような共感の境地を目指したと思います。ジュリーニはそうではありません。作品と距離をとって、演奏者のスタンスから絶対にはみ出すことなく、感情的共感よりも「理屈による理解」を志しているように思います。決してクールではありません。でも、アマチュアのひたむきな情熱でも可能な「情感豊かな感動的表現」を目指したものではなく、プロ中のプロならではの違う次元の極星を目指した、そういう次元の演奏でしょうか。中島敦の『名人伝』的に言えば「不射の射」の境地かも(わかるかなあ?)。といふことで、豊富な感情を盛り込んだ感動的な演奏を期待したら、それは違います、と言っておきましょう。そういう演奏ではありません。個人的には、今回聴いてそこに不満を持ちました。必要以上に距離をとりすぎたんじゃないかなあ。歌も不足し、やや理の勝ちすぎた演奏のような気はします。もしもあと5年か10年後で、そしてオケがウィーンフィルかベルリンフィルだったら、きっと違うタイプになったんじゃないかな、という想像もできますけど。「未完成」も同様のアプローチ。やや厳めし過ぎかなあ。強面の表現です。録音は超優秀。レンジも音色もパーフェクト。
1 people agree with this review 2013/02/09
久々に聴き直しまして、いろいろと思うところありました。楽譜に対して徹底的な読みを行い、そしてその完璧無類なる音化(音響化)を試みた、恐るべき実験のようでもある演奏でしょうか。オーケストラ演奏の極致であると言うべきで、特に楽器間のバランスの整え方の絶妙さは恐るべきもので、こんな凄い統率は他の演奏では到底聴くことができません。暗い「運命」動機の提示からフィナーレの凱歌のような行進まで、ドラマティックに突っ走る演奏や、感情豊富に興に任せた心揺さぶる演奏もありますが、チェリビダッケはそうしたものに完全に背を向けた(はっきり言えば否定した)スタイルかと思われます。こういうスタイルを容認できるか否か、これで感動できるか否か、評価の分かれ目はそこでしょうかね。プロ中のプロの究極の仕事であることには疑いなく、その持つ意味は甚だ巨大であります。但し、個人的な感想を言えば、凄いなあとは思いつつも感動はしませんでしたし、さらにいい曲を聴いたとも思えなかったなあ。皮肉なものです。料理に例えれば、最高の材料を揃えて熟練の技で見事に拵えた究極のメニューなのですが、その材料や技の「能書き」をいちいち横から解説されて鼻白んでしまってちっともおいしいと思わなかった、というところかな。
メインはマーラー。ホーレンシュタインさんとしては、かつて出ていたストックホルムフィル(スウェーデン放送響ではありません)との録音がこの3年前でステレオであったのに、これはモノラルで残念です。但し、レンジはずいぶんと広く、また各楽器のバランスもよく、鑑賞にはさほど問題はなくだいたい十分といってもいいでしょう。旧盤はホーレンシュタインさんの設定する悠然たるテンポにオケがついてゆけず、技量の不十分さと録音の(ステレオだけど)バランスの悪さとから、正直なところいい出来ではありませんでした。ここでのボーンマスのオケはずっと立派な演奏で、よく頑張っています。それでもホーレンシュタインさんの求める幅広いダイナミクスや重い響き、拡がりを十分に表出したとは言えないようです。それでもこれは名演と言っていいかもしれません。マーラーの交響曲第3番(ロンドン響)やブルックナーの交響曲第5番(BBC響)で聴かれた、あの超重量級のアプローチをここでも存分に聴くことができます。ハンセンの元祖ウェスタンラリアットというか、花和尚魯智深の大鉄杖というか、(切れ味ではなく)豪快な打撃のもの凄さに圧倒されます。さて、他の曲目もまたホーレンシュタインらしいもの。ロッシ−ニももの凄い。象のような演奏。さすがに録音はよくない。ニールセンも同様で、なかなかに親しめない曲想ながら、どかんと突きつけられる衝撃度で堪能しましたぜ。こちらは録音良好にて結構。トータル、変な組み合わせの曲目のアルバムながら、ホーレンシュタインさんの個性を存分に楽しめる面白い印象のものとなりました。マニア向けですけど、その味わい、なかなかに侮れませぬ。
3 people agree with this review 2013/02/09
ロトさん、これまでに演奏も聴いたこともなく、プロフィ−ルも知らず、全く初めてこのディスクにて聴きました。いや、実に面白い。そして才気を感じさせる人であります。スタイルとして古楽云々というのはあるのでしょうけれど、音楽から感じ取り自ら抱いた想念の豊富さは並々ならぬもので、このマーラーでもけっこうやりたい放題。バーンスタインやテンシュテットらのような大物指揮者でもしなかったような大見得の切り方(第4楽章でのパウゼ!)もあって、なかなか驚かせてくれます。歌わせ方、盛り上げ方、どれも巧みなもので大いに感心いたしました。カップリングのヴェーベルンも実にステキであります。録音も超優秀。個人的には大変満足したディスクです。よかったなあ。
0 people agree with this review 2013/02/08
ライヴですが演奏年月日が書いてありません。交響曲は結構こった表情付けがそこかしこにあって、なかなかに曲者的で面白い演奏。但し、オーケストラの響きが軽めでずしんとくる重みがなく、迫ってくるものが希薄。だから曲全体も指先でちょっとこねくり回しただけのような印象がないではない。強弱やバランスはあざといくらいに変化をつけているのだから、曲想に心からの共感があったなら、それが真の音楽になったのになあ。残念です。組曲の方は美しくまたリラックスも感じられてよい出来。こちらは文句なく楽しめます。録音は優秀。
2 people agree with this review 2013/02/07
ここまで大変に高い評価が並んでおります。残念ながら、私は全然不同意であります。トータルタイムが短いのはご指摘の通りですが、全体が速いテンポで一定して進むのではなくて、むしろ妙にゆっくりめの部分もあって、そのギャップというかコントラストにむしろ驚きます。そして速いところの快速っぷりもなんだか落ち着かないし、テンポのギャップも落ち着かないし、私としてはさっぱり堪能できなかったなあ。プレートルさん、マーラーは大変立派な出来栄えで、この巨匠をまさしく刮目することとなりましたが、ブルックナーでは先の第8番といい今回の第7番といい、必ずしも成功していないように思いました。ライヴにおける曲者ぶりの発揮ということでは興味深いけれども、プレートルさんが到達した高い境地を示したものとは思われません。
0 people agree with this review 2013/02/06
7番は未聴。9番は折り目正しくも力強い演奏。名演とかいう一言で表現できるかどうかは自信が持てませんが、乾いた感性でありつつ曲の魅力をよく表した好演でしょうか。一方、8番は曲の持つ特徴である歌謡性を抒情味たっぷりに表現し、こちらは名演と言うに吝かではありません。ドホナーニさん、いわゆるザッハリッヒ(即物的)なスタイルが特徴のように思われ、それがブルックナーやマーラーでは対象を突き放したような印象で物足りなさを覚えることも多かったのですが、シューマンとかこのドヴォルザークでは意外にもドライな中に清潔な抒情が溢れる感じでとても成功していると思います。録音も優秀。未聴の7番も期待できましょうな。
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