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Review List of ユローヂィヴィ 

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     2015/10/13

    アンドレイ・ゴロヴィンは数ある楽器の中で特にチェロにひかれているのだろう。

    この録音には自作自演による交響曲第4番の他に交響曲第1番にあたる『ヴィオラとチェロのための協奏的交響曲』や『チェロと弦楽オーケストラのためのカンツォーネ』のチェロを主役とした2作品が収録されている。

    2つの作品でソリストを勤めるのはチェリストであり指揮者でもあるアレクサンドル・ルーディン。ルーディンとの交流からチェロのための作品が生まれてきたとの解説書にあったが、チェロがゴロヴィンの美しい音楽に輝きを与えているのが分る。

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     2015/10/08

    1980年2月20日のモスクワ音楽院大ホールでのライブ録音。

    2月の寒いモスクワのとある1日に華やかなレスピーギの音楽が響く。

    アナログ的な、人間味を感じさせる演奏だ。

    モスクワという都市はローマを手本にした。モスクワはローマを目指した(第三のローマ)という説があると聞いたことがある。『ローマ三部作』を聴いていてそんな話を思い出した。

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     2015/10/08

    スヴェトラーノフによるエルガーのプログラム。

    1977年4月11日、モスクワ音楽院大ホールでのライブ録音。

    『海の絵』が素晴らしい。

    交響曲第2番の第2楽章はスヴェトラーノフにぴったりの歌心に満ちたゆるやかで美しい音楽だ。

    イギリスには行ったことがないが、すっきりとしない薄暗い曇り空という漠然としたイメージがある。そのイメージがロシアの薄暗い空と重なっているように思われて、スヴェトラーノフのイギリス音楽を違和感なく受け止めることが出来た。

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     2015/10/08

    今回初めて管弦楽全作品を聴いて気づいたのは、シュトラウスの交響詩はどの曲でも大抵同じような展開をするということだ。

    題名(テーマ)も楽想も、もちろん違いはあるものの、音楽的な組み立て・筋道がどれも同じで役者や舞台装置は変われど毎回同じストーリー展開のマンネリパターンであることが分る。

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     2015/10/08

    1981年の録音だがライブ録音の為か音質は悪い。

    プロコフィエフの方はまさかのモノラル録音かと一瞬耳を疑った。

    スヴェトラーノフ指揮によるブラームスの二重協奏曲はサポートするソヴィエト国立交響楽団の分厚く重たい音が壁のように背景を彩っている。ソロのヴァイオリンとチェロは舞台美術の前で芝居をする二人の役者のようだ。

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     2015/10/01

    リチャード・タッカーのラダメスに違和感を感じる。

    イタリア語が変なのか原因はよくわからないが、まるでオペラ歌手の中にミュージカル歌手がいるようで、他の歌手とくらべると浮いて感じられた。

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     2015/10/01

    解説書がついておらず、紙ジャケの裏に演奏時間と録音データが書いてあるだけなのが味気ない。(値段を考えたらしょうがないか。)

    全体的にスマートな演奏でオーケストラのサウンドは透明感があって美しい。

    ムラヴィンスキイによるショスタコーヴィチの交響曲全集がなかったように、テミルカーノフとサンクト・ペテルスブルク・フィルで今後交響曲全集は出ないのだろうか?

    ショスタコーヴィチと歴史的に関係の深いサンクト・ペテルスブルク・フィルにショスタコーヴィチの交響曲全集はあるのだろうか?

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     2015/10/01

    2000年の日本でのライブ録音。

    フランクのソナタが特に素晴らしい。チェロとピアノがお互い一瞬の隙もなく切り込み合う第2楽章はこの二人だからこそ出来るのだろう。

    お互いが最高の演奏を引き出しあっているようだ。

    マイスキイのチェロはなんとも言えない独特の響きがしている。

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     2015/09/23

    音質は良く、オーケストラの細かい所もよく聴こえるのだがピアノとオーケストラのバランスなのか迫力に欠ける感じがする。

    アルゲリッチのピアノ、アバド指揮のベルリン・フィルで名演にならないわけないのだが何かが物足りない。

    もしかしたら完璧すぎるのだろうか?

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     2015/09/23

    『子供の情景』では作品の持つ愛らしさ、優しさが表現されつつ、そこにしっかりした芯が通っていて、かっちりとした音楽作りになっている。

    『クライスレリアーナ』ではロマンチックで幻想的な楽想がどこか現実味をおびて感じられる。

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     2015/09/22

    ショスタコーヴィチのバレエ音楽に対する強い意気込みが感じられる作品。

    王立ストックホルム・フィルというのが聴く前はぴんとこなかったのだが、素晴らしいオーケストラだ。ロジェストヴェンスキイはこのオーケストラで首席指揮者として長い時間かかわってきたので意思の疎通も出来ているのだろう。

    シャンドスの音質はあまり良いと感じていなかったが、この録音はとても美しい。

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     2015/09/22

    アルゲリッチとエコノムによる2台のピアノのための作品。

    アルゲリッチはラフマニノフの『交響的舞曲』を2009年にザルツブルグ音楽祭で演奏してライブ録音として聴くことが出来る。この1983年のスタジオ録音でも2009年でも第2ピアノのパートを弾いているのだが、第1より第2のパートの方が弾く楽しみが多いのだろうか?

    『交響的舞曲』は管弦楽版より2台のピアノ版で演奏した方が作品がより引き立つというか作品が明確に姿を表すと思う。

    チャイコフスキイの『くるみ割り人形』はエコノムが編曲した楽譜を用いている。
    チャイコフスキイの音楽を理屈抜きに楽しめる演奏だ。

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     2015/09/22

    歌手たちが生き生きとしていて、オーケストラは雄弁だ。

    あまり面白くない作品だと思っていたが、この録音を聴いているとなかなかいい音楽だと感じられた。ただオペラというよりオラトリオのようだ。

    フロレスタンを歌うヴィッカーズがもうひとつだ。

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     2015/08/27

    オーケストラの音が時に弱く(細く)聴こえる部分があった。そのことが残念だ。

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     2015/08/27

    エルムレル指揮によるボリショイ歌劇場管弦楽団の演奏が面白い。細部が色々と聴こえてきてなかなか音質がいい。

    ロシア人歌手とボリショイ歌劇場によってロシア・オペラではなくイタリア・オペラを録音したのだから満を持してのものだったのだろう。

    しかしイタリア語の発音・発声に違和感を感じた。(特にカヴァラドッシを歌うアトラントフ。)

    ボリショイ歌劇場ともなればイタリア語コーチがいたはずだが明らかな発音の間違いと聴こえる部分もある。
    また、音符や発音があっていても言葉の意味が声の中に感じられないというのは外国語の大きな壁だと感じた。

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