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Review List of ユローヂィヴィ 

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  • 6 people agree with this review
     2016/10/12

    このレコード会社は幾つかのレコード会社から音源を集めてきて数十枚組のBOXにして販売しているのに、コンドラシンのこのBOXは録音が少ないわけではないのに8枚組というのがさみしい。

    しかも録音は1952〜64年と古い時代のもので晩年の録音も入れて欲しかった。

    ミャスコフスキイやシチェドリンなどソヴィエトの作曲家の作品が入っているのが嬉しい。

    シチェドリンの『管弦楽のための協奏曲第1番』はジャズやラテン音楽の要素の混じった楽しい作品。

    チャイコフスキイの『組曲第3番』は音質があまり良くないが、なかなかの演奏。

    ラフマニノフの『鐘』と『交響的舞曲』はコンドラシンらしい力強い演奏。
    『交響的舞曲』はいくつか聴いた中では一番素晴らしいと感じた。

    カゼッラの『パガニーニアーナ』というのは珍しい。また、ヒンデミットの『ウェーバーの主題による交響的変容』も面白い演奏だった。

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     2016/10/09

    少年合唱団のためのピアノ伴奏の合唱曲集。

    日本では演奏される機会がまずないであろう。その意味でも貴重な録音と言える。

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     2016/10/09

    ロシア音楽ファンとロマン派の室内楽が好きな方にオススメの1枚。

    秋の夜長にもピッタリの1枚。

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     2016/10/09

    ロスラヴェッツがまだモスクワ音楽院の学生の時に書かれた交響詩『新月の瞬間』は、リムスキイ=コルサコフやリャードフ、スクリャービンらの影響を自分なりに解釈した作品。
    ストラヴィンスキイの『火の鳥』と比較して聴いてみても面白い。

    『室内交響曲』は前衛作曲家としてソヴィエト政府から作風を否定された後、批判に対して反抗はしないものの、後期ロマン派的な美しさと、調性が曖昧になっていく危うさが入り交じった独特の作品。(美しさの方が勝っている。)演奏時間は約56分。

    18人の演奏家(9つの木管楽器、ホルンが2つ、トランペット、ピアノ、弦楽四重奏団にコントラバス1つ。)によって演奏される。

    ロスラヴェッツの友人であったミャスコフスキイやロスラヴェッツより後輩のヴァインベルグも室内交響曲を残しているが、彼らより自由な雰囲気を感じる。

    『室内交響曲』を聴くためにこのアルバムを買っても損をしないだろう。

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     2016/09/22

    ブラジルの作曲家だが音楽からは特にブラジルらしさは感じなかった。
    ちょっと変わったリズムが出てくるが、それが南米らしさだろうか?

    ブラジル音楽は元々のインディアン達の音楽+ポルトガルの音楽+アフリカから連れてこられた奴隷達の音楽が混ざったものらしい。

    この作品がイタリアの作曲家の作品と言われたら素直に受け取ってしまうだろう。

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  • 1 people agree with this review
     2016/09/22

    世界初録音になるバレエ音楽『黄金時代』全曲。

    貴重な全曲録音だが、ショスタコーヴィチのファン又はロジェストヴェンスキイのファン以外には組曲版を聴くだけで十分だろう。

    バレエ音楽だがとても自由に作曲されている。

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  • 2 people agree with this review
     2016/07/01

    第2集はスカラ座バレエ団のバレエ学校とプリマ、ルチアーナ・サヴィニャーノのインタビューにリハーサル、バレエ『じゃじゃ馬馴らし』の舞台(舞台稽古?)の様子が長めに収録されている。

    サヴィニャーノもバレエ『じゃじゃ馬馴らし』も初めて知ったが素晴らしい。

    スカラ座のファン(天井桟敷の人々)による食事会の話とスカラ座の総裁による制作サイドの話も興味深い。

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  • 1 people agree with this review
     2016/07/01

    古い映像だが日本語字幕付きというのがなにより嬉しい。

    スカラ座合唱団のリハーサル、『トロイアの人々』、『ローエングリン』のリハーサルの一部が収録されているが、あまりうまく編集出来ていないように感じた。

    スカラ座日本公演の『シモン・ボッカネグラ』のホテルでのリハーサル風景は貴重だ。

    大道具の制作について少ししか時間が取られていなかったが面白い内容だった。縁の下の力持ちである裏方の様子をもっと見たい。

    ちなみにシミオナートのインタビューは第2集に繋がっている。

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     2016/06/28

    ヴァインベルグのオペラではすでに『旅客者』が映像で発売されているが、今度は『白痴』が録音で発売された。

    ドイツのマンハイム国立歌劇場での2014年1月12・31日のライブ録音。

    このような珍しい作品が上演されるとは貴重なことだ。そして商品化されたことも嬉しい。

    歌劇『白痴』はドストエフスキイの同名の小説を全4幕のオペラにした作品。歌詞はロシア語。

    解説書にはロシア語の歌詞とそのドイツ語・英語訳がついている。舞台写真も数枚掲載されている。

    この作品を是非映像で観てみたい。

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     2016/06/21

    演奏、選曲にコンドラシンのセンスが強く感じられる。

    『道化師』が特に印象に残った。

    『スペイン奇想曲』でのやんちゃな感じがたまらない。
    これだけグイグイ押していく演奏は他にはないだろう。

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     2016/06/20

    2013年ザルツブルク音楽祭でのライブ録音。

    歌劇『ジョヴァンナ・ダルコ』はヴェルディの他の作品に隠れてあまり知られていないが、なかなか魅力的な音楽だ。

    歌芝居として、ストーリーうんぬんより、単純に歌の面白さ(美しさ、ドラマチックさ)を感じられる。特にフィナーレは感動的だ。

    タイトル・ロールを歌うネトレプコはジョヴァンナ役のイメージからすると重めの声に感じられた。
    ただ、ヴェルディの作曲上、リリックな声質では歌えない役なのかもしれない。
    フィナーレでのネトレプコの歌唱を聴くと、世界中で引っ張りだこなのがよくわかる。

    カルロ7世を歌うメーリが素晴らしい。個人的にはこの録音で一番印象に残った。

    ライブ録音のため音に立体感や透明度が無いのが残念だが、仕方ない。

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     2016/06/16

    バッハのソナタ集において特にランパルの美しさが現れているように感じられた。

    フルートは花形楽器だが、フルートがメインの作品をほとんど知らなかった。
    ランパルの録音集成を通じてフルート作品の魅力はもちろん、歴史なども知ることができた。

    ロカテッリの2台のフルートのためのソナタはとても美しい作品。

    モーツァルトのソナタはとても愛らしい作品。

    ジャン・フランセの管楽五重奏曲は理屈抜きに楽しめる作品だ。

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     2016/06/14

    バレンボイムの指揮はこれまで正直あまり良く分からなかったが、この公演を聴いてその素晴らしさが分かった。

    ガブリエーレを歌うファビオ・サルトーリがなかなかいい。

    第1幕でのガブリエーレとヤーコボの短い二重唱には宗教曲のような感じを受けた。

    舞台美術や衣裳がとても美しかった。

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     2016/06/12

    堤剛氏による収録曲の解説が詳しくライナーノーツに書かれている。

    1曲目のバッハの「シャコンヌ」を聴いたとき、音がこもっているようで昔の録音なのかと思わず確認したが2008年の録音だった。
    解説を読むとチェロ編曲譜ではなく、ヴァイオリンの譜面を見て弾いているという。
    そのことで移調されてしまうことなく、1オクターブ低く弾いてヴァイオリンよりも通奏低音的な感じを出し、より重厚な響きで「オルガン的」な音色を再現しているとの事。
    それを知って、こもったように感じられたのは「オルガン的」な響きなのだと理解できた。

    カサドの無伴奏チェロ組曲はとても魅力的な曲だと思うが、第3楽章が取って付けたようというか、第1・2楽章の完成度や雰囲気に比べると魅力を感じなかった。

    コダーイの無伴奏チェロ・ソナタはどこか懐かしい感じがする。
    作品としてはこの録音の中で一番素晴らしいと思う。そしてこの録音の中で一番素晴らしい演奏だ。

    黛敏郎の「BUNRAKU」での堤剛のチェロの響きは特に印象的だった。

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     2016/06/10

    ロシア革命とスターリンにまつわるプロコフィエフのカンタータを3曲収録する。

    この3曲は1997年に録音されているが、それが今回やっと商品化されたようだ。この時間差は何だろう?

    透明感のあるプロコフィエフならではの作品だ。

    ティトフは幾つかのレコード会社からプロコフィエフの管弦楽作品集を出しているが、今後もプロコフィエフの作品を録音して欲しい。

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