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1 people agree with this review 2013/04/25
大野さん、目立たない処でも、確実に実績、アーティストとして独自の世界、積み上げていらっしゃいます。頼もしい。フランスの大御所、存命の作曲家、デュティユーは、ムターに捧げられた2002年作のヴァイオリンとの10分ほどの夜奏曲。夢の樹は、’85年、アイザック・スターン初演の夢幻な、ゆったりとした美しい作品。デハーンは、作曲家の地元、ベルギーのモネ歌劇場で活躍した大野さんならではの、中々激しい作品。現代音楽を、取り上げるのは、指揮者にとって、大きな武器になります。デュティユーは、フランスのオケに居たら、取り上げるのは、ある意味、当然。力量を示す試金石となります。フランス人だけでなく、小澤さん、チョンさんら、フランス音楽に興味を示すアジア人が、多く取り上げて居るのも、面白い。大野さん、刮目の1枚。
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3 people agree with this review 2013/04/25
古楽、或いは、その影響を受けた音楽全盛の中にあって、自ら指揮振り、そのゴージャスなジャケットに相まって、豊かなモーツァルトを、自らの信じる道に従って、奏した、やや大きめ、華麗なモーツァルト。迷いなく、自信持って、弾かれてます。これは、これでよいのでしょう、カラヤンの影響も、大きい人ですから。でも、どこか鼻に付く。悪くはない。詩情、年輪も感じさせる、美しい。美しく見せる事を、かなぐり捨てた演奏も、聴いてみたい。そうなると、ムターでなくなるかもしれないけれど。
3 people agree with this review
0 people agree with this review 2013/04/25
現代音楽にも、果敢に取り組むムター、自らに捧げられたデュティユーの新作、小澤さんの指揮によるバルトーク2番。デュティユ―は、10分足らず、それほどに難渋でないらしい作品。小澤さんとのバルトークは、快演で、バルトーク好きになれなかった私も、興奮の演奏、見直し、とっても気に入りました。若くして、のカラヤンらに認められた才能、着実に持続、その才を広げてます。ゴージャスなブランド衣装、濃いめの化粧、音楽には関係ないけれど、王道を、強い意志でもって、アレンジ、披露して行く姿は、彼女らしい道、音楽にも、やっぱ、現れてます。余り、化粧っけのないムローヴァが、ジャズ、ポピュラー音楽、民俗伝承音楽もやる、古楽を追及しているのと対照的で、そこが面白い。
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2 people agree with this review 2013/04/24
イギリスでは晩年、ドイツの偉大な指揮者と、その物腰と共に称えられたルドルフ・ケンペ、’63年、壮年期、ドイツ、チェコの伝統の古色蒼然たる音を持つバンベルグ響とのブラームス2番は、特別なことは、何もしていません。いつもの如く、自然に暖かみある音楽が、滔々と流れてゆきます。そして、味わい深いブラームスが、聴く事が出来ます。音は、流石に、古さを感じさせますが、心が、とろけて行くような音楽。いいです、流石です。こんな音楽を、響かせてくれる、これからの指揮者は、残念だけど、現れてくれないでしょう。出て来て欲しい、聴かせて欲しいのですが。
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2 people agree with this review 2013/04/23
チャイコフスキーで小澤征爾さんと、ブラームスで、アバドらと見事な演奏をしていても、バッハやモーツァルトは、これでいいのだろうかと、迷い、自問していた若き頃から、数々の研鑽、男性を含めての遍歴を経て、辿り着いたバッハの音楽、表現法。古楽奏者の刺激、影響を取り入れての現在での結論。ソ連に居ながらも、20世紀音楽にも果敢に挑戦し、ジャズ、ビートルズ、フュージョン、出自ウクライナの身に付いた音楽にも、興味を示す音楽家の古典に対するアプローチは、古くて新鮮、真摯、自分を裏切らない。4つ年下の、ムターの、特にモーツァルトのゴージャスなアプローチとは対照的。私は、ムローヴァの飾りの少ないバッハ、嬉々と演奏していたモーツァルト、こっちの方がいい。21世紀に通ずるバッハの雄弁な音楽。次なるは、アンサンブルから、無伴奏へ。
0 people agree with this review 2013/04/23
村上春樹さんの小説のお陰で、以前から、凄い凄いピアニストだと、聞きながらも、触れることのなかった、ラザール(リ?)・ベルマンの一端を、ようやく耳にする事が出来た。旧ソ連で、当然の様に当局の妨害、圧力に遭いながらも、音楽の求道者として、厳しい環境の中でも、研鑽し続けた。並みはずれた技巧、詩情を持ち合せ、協奏曲も、ショパンもあまり好まなかったベルマン入門には、格好の1枚。ジュリーニのサポートで、やはり、凄い演奏となってます。私、ボリスのベルマンと勘違いしていた頃もあり、要注意ですが、突き詰めると、レコーディングは、アーティストにとっては、名を売る、興味を持ってもらうにはいいが、難しい代物。聴きたいときに、聴く事が出来る私達には、有難いが。いい状態の演奏会こそが、本分。仙人、伝説の存在になるのも、むべなるかな。そして、リスト、ひとくくりできない、深みと、先進性、もちろん技能も追求した偉人であった。
0 people agree with this review 2013/04/22
作曲家サロネンの、21世紀の新作、ヴァイオリン協奏曲は、この曲の持つ雰囲気にぴったりな、北欧の地元、フィンランドのオーケストラと。そこかしこに、彼が好んで取り上げる、ルトスワフスキやサーリアホ、メシアン、或いは、バルトーク、ストラヴィンスキー等20世紀現代音楽の延長路線にある、と、思いきや、突如、バーンスタインみたく、ジャズのフレーズも出てくる。諏訪内さんのように取り上げる人が現れてくれるか、それには、作品の良しあしだけでなく人間関係が決する。「Outof Nowhere」の題名、ジャケット通りの混迷なる現代人の為のドライ、クールな21世紀のセレナーデ。
10 people agree with this review 2013/04/22
聴いて驚き、感心することしきり。唖然。流石、イブラギモヴァ、若くして、もちろん若々しいが、熟成された、軽々しく弾いているようで、安心して、バッハの重い音楽に浸れます。ムローヴァも、彼女らしく良かったが、残響がこちらは少なく、しかも、ビブラートなし、肩肘張らず、より自然にヴァイオリンの音に集中して、この聖書の様な音楽に、耳を傾ける事が出来る。これは、なかなか出来ることではない。素晴らしい才能、技と知、音楽心を持った娘だ。生で聴けば、また、違った風に演奏出来よう。これからの進化、怖ろしい程に、楽しみ。
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0 people agree with this review 2013/04/21
オペラの国イタリアにあって、純音楽を貫いた異端の作曲家、マルトゥッチ。このアルバムには、入ってないが、「追憶の歌」は、ムーティが取り上げている。先日、児玉さんと大阪響が披露した、美しい、とうとうと流れる秘曲、「夜想曲」も、収録。間もなく演奏される1番も、流石、うっとりとさせられる名品。ブラームスの様に重くない、チェロがソロを弾くアンダンテも、美曲。やはりイタリア、歌心満載の浪漫ティック管弦楽曲集。特に、疲れた人、そうでない人にも、憂いと愛のメロディ、聴いて損はなし。
凄まじい集中力、入魂のバッハ。息苦しくなるほどに。名盤。Onyx のムローヴァの女性的な演奏とは、対照的。
0 people agree with this review 2013/04/20
’85年、ムローヴァ、チャイコフスキーコンクール優勝の3年後、売り出すには、早いうちがいい、録音のチャイコ、シベリウスの協奏曲、バックは、協奏曲伴奏なら、任せて安心の小澤さん。確かに巧い、若々しく、音は美しいし、お互いに良く歌い、支え合い、盛り上げ、曲の素晴らしさを感じさせてくれる。でも、心は、どこにある状態だった化粧気のないムローヴァ、伴奏も含めて、機械的、ロボット的演奏。年を経、伴侶にも出会い、自らの道に目覚めた今となっては、一生懸命に弾いていた青春時代の記録では、ある。
4 people agree with this review 2013/04/19
現代人としての良識と、音楽に投影された人間の狂気と、宗教心、死をいずれは迎える人間の性、運命、心の内まで、情熱、使命感を持って音楽で表現披露してくれた稀有な指揮者、音楽人、そして、イギリス人であった、コリン・デイヴィスの生涯かけて追い求めたベルリオーズの渾身の大作の、人生総決算的演奏。壮年期には、コンセルトへボウ、ボストン響、バイエルン放送響、ドレスデン・シュターツカペレ等でも、独墺露本流の作品と共に、イギリス作品を、真摯に指揮し、その素晴らしさを、知らしめ、尊敬を受けた氏。晩年は、ロンドン響で、数々の彼ならではの名演奏を、ライヴで、聴かせてくれた。80歳超えて死が近い事を悟りつつも、その情熱に、衰えなんて、微塵もない、ミュンシュと、双璧の21世紀の名演の記録。
4 people agree with this review
0 people agree with this review 2013/04/19
やはりニールセンは、デンマークの国民的作曲家である事を、思い知らされるCD。尊敬と、誇り、思い入れの念が、他の盤と、違います。4番もいいが、5番が傑作である事を、教えてくれる演奏。戦争や、人間の性、自然も投影されている。ブリテンや、エルガーの様に、ガーシュウインや、シベリウス、武満の様に、他の国、民族でも、演奏されて然るべき普遍な作品群。難渋かもしれませんが、他の交響曲、協奏曲(特にクラリネット協奏曲)も、優秀、ユニークで、面白いですよ。
同じ北欧の同年生まれと言う事で、ノルウェイのシベリウスに比され、損しているデンマークの国民的作曲家、ニールセン。ポピュラリティと言う処では、シベリウスに軍配ですが、コミカルさ、隣国ドイツの重厚な影響を受けていること、打楽器の多様等ユニークな処は、負けていません。3番2楽章には、ヴォーン・ウイリアムスの様な、言葉の無いヴォーカルが登場、興感を添えています。北欧、イギリスの指揮者が、血のつながりか、多く取り上げ、ドイツでは、ほとんど無視されている(除く、カラヤン、北欧大好きのロジェヴェン)。英国の名匠コリン・デイヴィスは、80歳を過ぎて(!)、この作曲家を取り上げ、ライヴにて初録音しました。ロンドン響も、その意思に応えるべく、痛切な程、熱演してます。追悼、コリン。イギリス人ならではのデイヴィスの音楽を、ドイツ、やアメリカでも演じてくれました。安らかなれ。素晴らしい、数多ある遺産の一つ。
1 people agree with this review 2013/04/17
ドホナーニも、80歳が近い、集大成となる堂々たるブラームス、ですが、この1番、3番は、北ドイツ放送響の演奏で聴いてみたかった。やはり、ドイツ本元の重厚な音で。クリーヴランドで一通りのレパートリー録音いたが、その後、活動をヨーロッパに移してからは、時代の趨勢もあって、レコーディングに恵まれなかったドホナーニ。フィルハーモニア管とのスケール大きい、知的で叙情性も溢れたライヴ演奏が聴けるのは幸いですが、フィルハーモニアの後、首席指揮者であった北ドイツ放送響との録音が、何故、1枚たりとも発売されないのか。残念。一時、配信のあった、ブラームス1番等、素晴らしい演奏であったのに。
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