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Review List of チンチャオトンタイ 

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     2010/09/29

    音楽の流れは全体として良い。しかし、ピアノを初め各楽器の音の輪郭が甘い。きりりとした音作りから、シューベルトの抒情は生まれる。折角のSACDなのに残念だ。

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     2010/03/01

    ラフマニノフ、最初の打鍵はまるで壊れたピアノのような響き。どうなるのかと思ったが、濃厚に演奏しきった。嫋々たる余韻などとは、おそらく無縁の演奏家なのだろう。ギーゼキングもキッパリと割り切って演奏しているようだった。ボクの生まれる3年前の録音、しかもライヴが非常に生々しく響いてくるのには感慨深いモノがある。それからトゥラップという作曲家。解説冊子によると、1930年から40年にかけて、ワルターやフルトヴェングラーによってよく演奏されたという。R.シュトラウスやマックス・レーガーに通ずるものがありながら、結局人びとの記憶から消し去られたようだ。その協奏曲もまた生々しく録音されていて、決して難解な感じはしない。胸に響くかといえば、う〜ん、ということになるが、1935年のライヴ、会場ノイズが想像力をかき立てる。エグモント序曲は最も録音状態がよい。いささかアッサリと演奏されているのが物足りない。すでにナチスの時代だ。

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     2010/02/04

    演奏は文句なし。音は、立体的に聞こえる。xrcdというフォーマットの素晴らしさを体感。ただ、リストでトライアングルの響きが拾い切れていない。マスター・テープが旧いから、というのではちょっと情けない。ラフマニノフは☆5つ、リストは☆4つ。(マランツSA−11S2/PM−S2/タンノイ・スターリング旧型)

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     2010/02/04

    英雄第1楽章、疾走感とキレがある。これが素晴らしい。第2楽章、やや軽い印象は否めない。どっしりと荘厳なベートーヴェンを期待する向きには物足りないだろうが、ボクは好きだ。録音は最上とはいえないが、ライブとして聴けば満足だ。

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     2009/05/14

    とりわけベースが凄い。弦の張力が頗る強いのだろう、空気を切り裂く迫力がある。ドラムスはスパイシーですばらしいし、ピアノはブルーというけれどボクにはしっとりと聞こえたな。マランツSA−11S2,PM−11S2,タンノイスターリングでも、十分に楽しめた。しかし、1曲6分くらいは聴きたかったな。

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