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1 people agree with this review 2014/02/01
私は、チケット手元にありながらも、チェリビダッケのライヴには行けなかった不運を、今持って悔いる。「田園」には、ミュンヘンフィル、EMI(Warner に、なっちまうのか!)の、ゆったり刻銘、如何にも田舎に着いた時の落ち着いた気分の、どっしり構えた厳しい美しい名演が、有りますが、こちらはテンポは速くなってますが、基本的な処は、変わりありません。壮年期、ラテンの血も入ってるチェリさんの動的ベートーヴェンでは、あります。やっぱり、独自の音楽です。録音されて、聴かれる事等、お構いなしの叫び声が、炸裂の、5番、7番。あの休符には、意味がちゃんとある事を、教えて頂きました。テンポは、速かろうが、若かろうが、やっぱり、チェリビダッケの、ベートーヴェン。この時代から、もう、他の人の演奏とは、やっぱり違う。只、ここにある為だった演奏を、味わえる喜びと、虚しさ。一粒の種、もし、死なずば・・・。
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0 people agree with this review 2014/02/01
ピート・タウンゼンドのソロ・アルバムや、ミック・ジャガー単独来日公演時には、強力なドラム叩いていたサイモン・フィリップスとの共同プロデュースによる’80年代風ポップなサウンドとメロ、天は2物を与えずのマギー・ライリー、ジョン・アンダーソンの美声に緑の美しいジャケットで、クラシック、アイルランド伝統音楽も難なく取り込む天才アーティスト、本職はギタリストの、まあ何でもやれてしまうマイクの名作も、時を経、多くのアウトテイク、ライヴ音源を、例によって、たーくさん入れての再発。これがまた、良いんですわ、どれも。ホント、器用な人。孤独な音楽青年も、これまた天才実業家と争いつつ、この時期、耳心地良い作品を生み出し、ライヴも、やっていた。ライヴに行くことが出来た人が、羨ましい。次作「Discovery」も、同路線ですが、更にトラッド色も濃くなり(ロンドン・オリンピック開会式登場もむべなるかな、イギリス音楽のすそ野の広い事! )、何故か、今もって、お得意のDelux版による再発がない。12inch 盤だった「Trick of Light」の、インスト版や、マイク節炸裂の「Afghan」なんか、発売待ってます。しかし、「Tublar Bells」は、全部で何種類出しているのでしょうか。今持って、当然現役の才人。次作新作も、ヴァージョン多数。ファンは、又も、悩まされる。
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2 people agree with this review 2014/01/31
嗚呼、すっかりあのウィーンの音が、小澤さんの音楽に染まっている。日本人にとっては、夢の様な、宝物、誇らしい音楽界だった。ウィーンの人々が、これは、ウィーンの音楽ではないと、どう思おうと、ここまで信頼を得、昇りつめた小澤さんとウィーンの晴れ姿、栄光と結晶。大変な道のりを経て。お馴染の曲もいいが、Hellmesberger の曲、リズム感は、小澤さんならではのもので出色。この盤では、「オーケストラがやって来た」の常動曲が、収録されてないのが、残念。師バーンスタインが、この舞台に立てなかったのも、残念。事情はあるけど、今なら、ティーレマン、ラトル、が、そろそろ登場して欲しい。年配なら、ハイティンク、久々のムーティ・・。
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0 people agree with this review 2014/01/28
’13年の来日公演でも、エルガーのチェロ協奏曲、イギリスのポール・ワトキンスと披露してくれたデ・ワ―トさんとフランダース・フィル。エルガーの、一人の人間の”死”、そのものを扱った渾身の大作、「ゲロンティウスの夢」と、交響曲1番を録音してくれました。イギリス人以外では、滅多に演奏されないのが、もったいない普遍的名作。一昨年あたり、バレンボイムが、ベルリンフィルで、取り上げてたっけ。ワ―トさんらしく、スケール大きく、真摯に愛情たっぷり籠めての慈悲深い演奏に仕上がってます。マーク・エルダ―、ハレに並ぶ、現代の代表的演奏の誕生。合唱、オケとも、じっくり、セッションされた演奏で、このコンビのライヴ録音「アルプス交響曲」に匹敵する、やっぱり極上の演奏。「アーメン」で、この世を去る様は、何とも言い難いものがある。やっぱり、イギリス人の演奏とは若干違いがあるが、そこは、オランダ、ベルギー、重厚過ぎず器用、独特絶妙の味がある。録音も宜しい。流石。
チェリビダッケの演奏は、遅いと言う前に、全体見通した上で精密で、刻銘にこだわり、求めた、正しい、そうあるべきと、細部、各音の響き、連なりまで読み込み、獲得した演奏が、記されている。普通の人は、ここまでやらない、出来ない。奏者は、しんどい。厳しく、強力に、根気強く絞られる、時間もお金も掛かる。チューニングだけで1時間近く掛けられて、その後のリハも当然、長時間に及ぶ。これでは、やってられないと言う処もあっただろう。それを経て、鍛えられ、経験したものは、それまで演奏して来たものと、全く、違ってしまう、新鮮、唯一なものとなって、ホールで響き、そして消えていく。(こんな、異常な「新世界」普通は、あり得ない。が、凄い。本質を、突いていると思う ) 人間同士が、やるのだから、上手くいかなかったこともあろうが、多くのその手作りの音楽と感動は、そこに居た聴衆、そして奏者の中に残り、奏者との信頼関係を生み、慕われ合う人間性なくては、成し得ないものだ。本来、彼が認めなかった演奏、映像、リハが、こうして、死後も、その一端とは言え、聴き、体験出来るのは、貴重。何はともあれ、生きている間に、録画されてなかったら、永劫、私達は、見る、経験する事が、出来なかったのだから。少なくとも、私には、彼等の演奏には、一生ものだ、と、思える瞬間が、幾つもある。方向性は違えど、バーンスタインの様に博学なれど、音楽に進み、人生を、音楽なるものに、人間の為に、全てを捧げた20世紀、ネットなんて普及する前の、天才、偉人。
1 people agree with this review 2014/01/28
アバドが、ベルリンフィルの常任指揮者になるのは、当時の私には、必然に思えました。ロンドンで、活気ある録音、次々出し、ウィーンでも華々しく、活動していた。特に、アルヘリッチ、ゼルキン、グルダ、ピレシュらと、見事な協奏曲を数多く聴かせてくれた。就任間もない頃のブラームス、カラヤンの音の残るベルリンフィルで、流麗、重厚な演奏を披露してくれた。この演奏もその頃の流れを組む栄光の1枚。統一なったベルリンで、颯爽、華麗に弾かせまくる演奏。が、音楽、作品に対する、筋の通った主張は、言葉少なかったリハと共に、余り感じられない人でした。カラヤンの後、任せられるのは、この人しか、当時、居なかった、適任だとは思う。只、長年、クラシック界を背負っていくには、アバドをしても、重任だったのだしょう。やがて、体調を壊し、退任。ベルリンフィルの猛者奏者との演奏、数々の企画、若い奏者への援助、協力。その後、ルツェルンで、花咲かせたのは、重圧から解き放たれて、充実。私は、やっぱり、演奏は豪華だけど、いま一つ足りない、と感じてました。私は、ロンドンから、ベルリンへ移り、ヨーロッパ室内管設立した頃の演奏が好きです。若い、と思っていたアバドも、光陰矢のごとし、80歳でした。追悼。
2 people agree with this review 2014/01/25
何故、ドヴォルザークの交響曲と言えば、7番以降ばかり演奏され、それ以前の曲が、取り上げられる事がないのか、理解に苦しむことになるCD。結局は、クラシック界の良からぬ慣習、或いは、怠慢としか、思えない。あれだけの万人受けする作品、世に出した人です。それ以前の作品も、瑞々しく、美しい。形式がどうのこうの?ブラームスや、シューベルトがあれだけ演奏されるなら、もっと、多くの現代の人の耳に届いて然るべき名作だと、思う。それにしても、ケルテス、何で又、波に浚われちまったんだ。生きていれば、カラヤンに伍する程の存在に、なっていただろうに。これほどに、生気溢れる素晴らしい演奏群だけ残して…。世は、かくも、理不尽。
0 people agree with this review 2014/01/24
ジュリーニが、折に触れて取り上げ、録音もしてきた愛奏曲、フランク唯一の交響曲ニ短調。充分晩年と言っていい、72歳でのベルリン公演後のセッション録音では、これでもか、と言う位のじっくり演奏で、この曲への愛情、独自性を明らかにしています。私は、この曲、速いテンポのヤノフスキ、スイス・ロマンド管のシャキシャキ推進、明るめの演奏で、親しんできたので、随分違和感が、ありました。冒頭からして、重く、超暗く、絶望的。ジュリーニのこの盤は、殆んど、チェリビダッケの様に、刻銘、情感深く、孤高の作曲家の、祈りをたっぷり込めての演奏。2楽章、冒頭のピッチカート、ハープから美しく、怖ろしい位。この遅さで納得。人生を凝縮した様なこの曲、と言われますが、勝利、と言うより、喜び、迷い、諦め、達観した様に、聴こえました。この10年後に、録音されたライヴ録音では、更に、テンポが遅くなっているらしい。これ以上の遅さで、音楽が解体されていないとしたら、途轍もない事だ、怖ろしい境地に達しているだろう。私には、この演奏で充分・・・。プシュケとエロスも、流石、ジュリーニ、ベルリンフィル。ジュリーニの代表的一枚。フランクは、ヴァイオリン・ソナタはもちろん、ピアノ付き交響詩や、ピアノ五重奏曲、あまり知られてない、素朴なハーモ二ウム作品も、素晴らしい。
2 people agree with this review 2014/01/19
美しい。敬虔な音楽に掛ける丁寧、情熱は、若くしても、壮年、晩年になっても、テンポ変われど、変わる事はなかった。その証左のロンドン時代のベートーヴェンの大曲、祈念盤。この時代の歌い手の名歌と、ベートーヴェンの伝え表現せしめたかった事に、全霊、真摯にここでも、応えた名盤。心、熱くならずには、いられません。ジュリーニ生誕100年の今年、Warnerは、EMI時代の名盤、復活させて欲しい。しかし、名だたるクラシック誌が、イギリス本拠のEMIの赤い盤が消えて、青いアメリカのレーベルに変わってしまうと言う一大事、殆んど、取り上げなかったのは、どういう事。ユニヴァーサルとペケになって、拾ったらしいけど、ビートルズや、幾多の名盤、アーティストが録音した赤いレーベルが、無くなってしまうなんて・・。昔は、日米では、Angel, Seraphim だった。せめて、赤いレーベルは、残して欲しかった。消えていく盤も多くなるだろう。音楽は、変わらず、どこかで、残るとしても。
1 people agree with this review 2014/01/06
そうですか、ジュリーニ様も生誕100年となってしまうのですか。音楽の奉仕者、名匠、’88年、ウィーンフィルとのライヴより、当然ながら名盤です。例によって、じっくりと、冒頭から、終結まで交感を持って、歌われ、咽び泣いています。この曲の代表的演奏、と、言っていいでしょう。ブラームスの”悲”と対峙し、冷静かつ、劇的に表現せしめた、ジュリーニとウィーンフィルの、見事な4番。バーンスタインも熱く濃くて好きですが、ジュリーニの方が、曲に合っている、と言うか、より正直、自然に立ち向かっている、深い情感が、弦管打楽器、奏者に籠められ、結果もいいものになっていると、思います。これ以上の、正攻法的演奏は、無い、不要じゃないでしょうか、とまで思ってしまう。最近、死後に発売された北欧オケとの盤については、興味は沸いても、これさえあれば、私は、必要を、感じません…。
1 people agree with this review 2013/11/05
’94年録音の「クライスレアリーナ」「謝肉祭」から16年、研鑽の成果、深化を確実に、感じさせてくれる1枚。各主題に忠実に、夢幻、難解な明暗の弾き分け、情感等、見事という他ない。更に、3年後、挑んだシューマンも、同様。定評高いモーツァルト、シューベルト、近代作品に、勝るとも劣らない、いつもながらの英知と考え抜かれた全身全霊の姿勢、繊細にして大胆、スケール大きく豊か、真摯な演奏。もう世界、史上でも指折りのピアニストとなった。生なら、もっと凄い、ファイトし、音楽そのものと化する内田さん、体感できるでしょう。
0 people agree with this review 2013/11/02
嗚呼、モーツァルトの8番、2楽章の素晴らしい事。時が止まり、心が、身体が、震えて来る。もちろん、他の曲も。1回1回の音楽会、一つの曲、ひとつひとつの音、身ぶり、出てしまう表情、その毎回変わりゆく一瞬の為に、細やかに、大胆に、考え抜いて、勇気を持って、指先に託し、心と身体、整え、ファイトする。情熱と鍛錬、尋常ならぬ才、全身全霊傾けて立ち向かわれる姿に敬服する。その成果、素晴らしいものに、ならない訳がない。演奏後の笑顔としなやかな立ち振る舞い。もう、30年近く前の録音ですが、輝きは失せず。今、もっと磨かれ、本当に、凄い。人間が、生きている喜びや、悲しみに至るまで、感服させられる音楽、自身だけでなく、素晴らしい音楽家と共に、奏でられている。精進、さらに続けられて、いつの日か、バッハの録音にも、立ち向かわれる日が、きっと来るでしょう。その日まで、私が生きながらへ、内田さんが奏でる音楽を、我が家に居ながら聴く事が出来るレコードと言うメディアが、残っているかは、もう分からない。形は変われども、届き響いて欲しい。そして、最期のシューベルトまで。
1 people agree with this review 2013/11/01
私、この小澤さんとウィーンフィルの演奏する、シュトラウスの、「アルプス・シンフォニー」、違和感を、感じずには、いられないのです。もちろん、ウィーンフィル、美音で、巧い。小澤さん、どこか、カラヤン、ベルリンフィルの演奏、下敷きにしているようで、メカニカル。楽譜重視の小澤さん、しかし、シュトラウス、ウィーンフィルの独特の節、殺しているようで、”本当はこんな風に、吹きたくはないんだもんね、と言う無機質な、気持ちの入って無いウィーンフィルのフレーズが、聴こえてしまう。録音するならボストン響の方が良かったんじゃないかと。この違和感、最近聴いていると、快感になって来ました。ウィーンフィルには、ティーレマンとの独墺、文化圏と、伝統同じうするスケール感あるであろう演奏がありますが、小澤さんの方が、異文化の衝突、個性、感じられて、面白い。でも、数年後には、その違和感、少なくとも、日本人には感じられない程の演奏、小澤さん、ウィーンフィルは見いだすようになっていた。間もなく (2013年11月) 、この国に、ウィーン、ベルリン、アムステルダムの3大オーケストラ、揃い踏み公演行う。そのうち、ひと公演でも、日本人指揮者が、演奏するコンサート、今後、いつ現れようか。
1 people agree with this review 2013/10/29
最初、辺境南米ベネズエラ出身の指揮者で、もじゃもじゃ頭。エル・システマ、独裁と石油資本で豊かになりつつあり、音楽で子供たちに目標、鍛錬と夢を与えた中から出てきた逸材、ドダメル。アバド、ラトル、サロネンらも認めるだけあって、またたく間に、ロスフィル、イエーデボリの首席、ベルリンフィルにも登場、来年のウィーンフィル日本公演は、この人。若々しく、輝かしい、リズム感良く、音楽を謳歌している一方、精密、情感も濃く、ブラームス等では、結構重厚な音楽も引き出す。中々いい違和感のないシュトラウス、まだ、伸びしろも感じさせる。DGも後押し、ラトルの後釜に名が挙がるのも、納得。でも、ティーレマンの後だろうな、と私は、勝手に予想する。アジアの片隅、日本からも小澤さんに次ぐ指揮者、出て欲しいと思う。この国でぬくぬくしてたら、駄目。欧米で、試練に耐え、腰を落ち着ける人、出て来て欲しいと思う。欧米の競争激しい、伝統もあるオケの信頼、得るには、並大抵でない。認めてくれる有力者、スポンサー、家族や支えてくれる人も、必要・・・。
0 people agree with this review 2013/10/29
アイルランド系らしく、お酒を愛し、パブで飲んで暴れては、民謡を収集。戦争で、頭をやられてしまい、最期には、嵐の中出かけて、橋から落ちて命を落としてしまったモ―ラン。当時は、時代遅れと言われようが、アイルランド民謡を愛し、楽譜に託した。田園作曲家なんて、とんでもない。悲喜怒狂、こもごもの作品群。イギリス民謡と、言われているものに、実は、アイルランドがルーツ、と言うものは多い。ハロウインもそうらしい。とあれ、イギリス人が取り上げてくれないと、クラシックの世界では、聴く事が出来ないのが、現実。古くは、夜想曲の創始者ジョン・フィールド、ハーティ、スタンフォード、サリヴァン、ヴォーン・ウイリアムスはもちろん、エルガー、ブリテンも、魅せられた豊かな伝承音楽世界。楽しく、哀しい、奥は深くて、シンプル。こんな音楽が、身近にあっては、イギリスから、著名となる作曲家が出て来なかったのも、むべなるかなと、思わせてしまう。今持って、音楽の源資。
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