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2 people agree with this review 2014/04/22
まず映像を発売してから、CDを、世に出したベートーヴェン全集、ウィーンフィルの演奏は、ティーレマンによるものであった、SONY。やはり、ドイツ本流、フルヴェン以来の伝統の重々しい王道の音が主流で、ピリオドアプローチは、この趨勢の中、わずか。でも、瑞々しい、大きくなりつつあるベートーヴェンを、自信を持って、確信を持っての演奏。1番等、実直、活力、緻密、若々しい音作りに、特に感心しました。独墺大曲路線を、突き進むティーレマンは、恣意的な処もありますが、これは、期待に反して、正直な演奏でした。ドレスデンとのブラームスも、映像での発売でカペレとのザンデルリング以来の2番、音のみで聴いてみたかっただけに、残念、CD発売を望みます。まだ無いベルリンフィルとの録音も、期待。
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0 people agree with this review 2014/04/21
’78年、小澤さんは、ミュンシュの偉影を持つ名門、ボストン交響楽団と来日して、「幻想」を演奏し、テレビ放送されたのを、食い入る様にして見たのを覚えている。40代になったばかりの日本人が、颯爽と、ダイナミックに熱い音楽を引き出していた。とにかく、格好良かった。この盤は、ボストン響の音楽監督になった頃、’73年、小澤さんまだ30代の録音。ボストン就任の挨拶代わりの1枚。これ以前に、この曲は、トロント響と既に録音していたので、早くも2枚目。ライヴでないので、小澤さんの本領発揮とは行ってないが、驚き、複雑な感情とともに、支えようとする異国、アメリカのオーケストラとの緻密、やっぱり、今までの西洋の指揮者とは違うベルリオーズ。ダイナミックな指揮姿とともに、深みはないが、明快、新鮮、鋭敏なリズム感の整えられた若い小澤さん、この頃の響き。ボストンは、この後、小澤さんの下、もっと、重厚な音も出すオケになる。晩年のサイトウキネンフェスティバル、アメリカ公演の演奏の枯れた、経験、重み、スケール増し、怖ろしさもある演奏とは、違う。が、テンポ等根本は変わっていない。同時代を共有させて頂き、生きた日本人として、もうあり得ない記念碑として、残るべき、これからも聴かれるべき小澤さんの才能、凄さ、既に刻まれた名演。
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4 people agree with this review 2014/04/21
老舗音楽都市、ロンドンを本拠としていたEMIの赤いレーベルが消えてしまい、青いアメリカ資本のレコード会社に変わってしまった。やっぱり、こう言う世なので、新譜は少ない。こうしてアルヘリッチのシリーズは発売してくれたけれどラトルを始め、これからどうなって行くのか。メジャーレーベル衰退あるのみなのか。過去の名盤、BOX盤でしのいでいくしか道はないのか。マイナー、自主レーベル、旧習を打ち破る特徴を持つレーベルが支えている。それはそれでいいのだろうけれど、これからの人が、より大きくスターとなり、この業界を引っ張り、音楽を聴く人を、導いていけるか。ひとえにこのレーベルが、どういう道を歩むかに、掛かっている。ユニヴァーサル、SONY は安泰だろうと思うが、これだって、どうなるか分からない。
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1 people agree with this review 2014/04/19
元はと言えば、レコーディング・オーケストラとして発足した名門、フィルハーモニア管、Signum の、このシリーズがなければ、長らくシェフだったドホナーニとの、CDは、皆無と言う事なる処だった。この晩年となった指揮者、名匠とのライヴ録音は、傍目には、理解不能な位怖ろしいスケジュールで活動するこのイギリスのオーケストラとの、貴重な記録。なんだこりゃ、と言う演奏もあるけれど、これは、立派。シンプルな、指揮者によって色分けされたジャケットも好きだったのだけれど、とうとうそうじゃなくなってきたのも、枚数多くなれば、必然か。
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4 people agree with this review 2014/04/19
バーンスタイン、ウィーンフィルとのベートーヴェン全集のライヴ・レコーディングの前に、’70年代初めより、このマーラー、映像による全集プロジェクトが、行われていた事に、今となっては、驚くと共に納得。晩年の3つのオケ、起用しての音だけの記録は、完成まであと、一歩で終わってしまっただけに、余計に(8番は演奏予定なかった?)、貴重、至宝。レニーが、ビートルズの面々の様に、髭を生やしていた時代が、あったのだ。
0 people agree with this review 2014/04/18
バイエルンとのベートーヴェン、最期となった演奏、ベルリンの壁崩壊後の「フリーダム」と、歌われた記念すべき演奏も入っていますが、若きバーンスタインが、師匠ミトロプーロスの弦楽合奏編曲演奏を、取り入れ、自らのレパートリーにしたベートーヴェンの弦楽四重奏曲14番、16番が、収められているのが、今となっては、貴重。14番は、ウィーンフィルとベートーヴェンの全交響曲ライヴで収録していた頃の、’77年録。バーンスタインが、自らの録音で1枚だけ選ぶとすれば、これだ、と、言っている程の傑作、得意技の名演奏。映像なら、やんやの聴衆の拍手が入っている。大して、ベートーヴェン最期の弦楽四重奏曲16番は、バーンスタイン死の前年、’89年のライヴ録音。深遠、壮重、ベートーヴェンが第九の後、心血注ぎ込んだ作品を、オーケストラで演奏させる試みは、聴けば分かるが、大成功。深く、祈り、躍動、渇望、遊び、迫力充分なものになっている。これを超えるのは、並大抵ではないが、数多くの現代のバーンスタインのお弟子さん達、この曲、取り上げる人が、一人位は出て聴かせて欲しい。
1 people agree with this review 2014/04/18
モーツァルトを始めとする、素晴らしいCDを世に出してくれたLinn レーベル、スコティッシュ室内管の後任は、1983年生まれのイタリア系イギリス人。同じくイギリスの俊英、ニコラス・コロンとともに、これまた若いオーロラ・オーケストラを創設した才覚の持ち主。マッケラスとの共同作業等で、実力申し分ない、ピリオドアプローチだって何でも来いの室内オケと、超過激を期待すると裏切られますが、美とイカレ具合、情、バランスよく、時にハッとさせられるような新鮮、驚きの音をブレンドしての見事な演奏、録音。速い処は、速め、遅い処は、遅め。クルレンティス、ロトとヨーロッパ各地から、ピリオド・アプローチをモノにし、駆使した若者の活発な、冷静、熱くなり過ぎない、次世代の響きが、聴けるようになってました。楽しみな1枚が、又、増えました。これなら、クラシックに未来はある、よね。
6 people agree with this review 2014/04/09
ムーティ、長らく待たせての登場となったシカゴ響とのRESOUND CDは、ショスタコでも、シューベルトでも、もちろんモーツァルトでもなく、やっぱり、そして意外な「オテロ」全曲。ヴェルディの使徒を自認、実践するムーティの本領発揮、総決算的内容。納得できるものしか、発売する必要はない。ここまで来たか、ムーティのヴェルディ。スカラもいいが、この迫力、オーケストラサウンド、右に出る者なし。
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0 people agree with this review 2014/02/18
フランクは、ドイツのすぐお隣り、ベルギーの豊かな家に生まれ、その後、様々あって、フランスに帰化。フランス音楽の様でもあり、ドイツの重厚な面も、持っています。そのバランス、上手く取れた演奏。ひょっとしたら、リストより早く交響詩なるもの発表していたかも知れぬ、フランクの美しいプシュ。コーラスの入った版、ある様で、尾高さん、ウエールズ管は、そちらで録音していらっしゃいます。ホント、目立たないけど、美しい、独特の意外な響き、音楽哲学があるフランクの音楽。いいです。
2 people agree with this review 2014/02/15
これをチャイコフスキーの作品、と言うなら遠の昔より録音されている筈。学者、指揮者や演奏家は、作曲家の本心、楽譜、楽譜、と、言いながら、堂々改変、編曲する。演奏家が、あんなに大事にする楽譜は、作曲家本人が書いたのかはっきりしないものも、多い。楽譜も、研究成果だと言って、違う内容、新たな版、形で、以前の演奏に敵わないので、この時代、演奏させる。仰々しい宣伝文句に乗せられ、がっくりきたのは、数知れず。それが、高尚とされるクラシック会の現実。胡散臭い事、とーっても多い。そら、詐欺、強要はいかんけど、おひれの着いた情報があって、悲しいかな、聴く様になる。そして、機械を通して流れてくる音楽が全て。私、貴方にとって、良い音楽なら、それでよい。死人に口なし、生きているうちに演奏され、聴かれなければ、後は、どうなるか、分からない。同演奏の過去のライヴがごっそり、正規、と名討たれて続々発売される。充分過剰な上に、お金、名誉、産業、業界、閥、群がる人々。これ、まともか。が、これが、現実。そら、あんな人も出てくる。HIROSHIMA 私は、聴き続ける。この国のこの時代らしい音楽。過去の音楽もいいものは、いい。新しい今の時代の音楽は、やっぱり、必要。この盤は・・・?。
8 people agree with this review 2014/02/14
ロンドン響自主レーベルでの、ベートーヴェン、ブラームス全集の指揮を任されたのは、ハイティンク。マズアでも、ゲルギエフでもなく。順当と言えば、順当。でも個人的には、シュターツカペレ・ドレスデンとの演奏で聴きたかった。小澤さんでなく、’90年代ボストン響に請われて録音したブラームス全集も・・・。
8 people agree with this review
0 people agree with this review 2014/02/14
’98年、長野オリンピック開会式で午前中演奏された当夜、小澤さん指揮の、長野・ウインター・オーケストラと題された世界の名人ソリスト、メンバーとの「第九」、本当に鬼気迫る凄い演奏だった。権利関係有るのだろうけれど、映像でも、CDでもいいから、是非発売して欲しい。小澤さんの記念碑的名演の一つ。ウィーン国立歌劇場時代の演奏、映像も是非。
0 people agree with this review 2014/02/11
流石にロンドンで、一時代を築いたと言われるこのコンビ。今なら、考えられぬ堂々、パイプの似合う男。音の古さ等忘れさせてくれる、しっかりと造形され歌うモーツァルト。展開部の繰り返しも、やってくれてます。レコード、と言うものがあってよかった、貴重だった時代の音楽の筈だけど、一体何種の同曲のCDが、あることか。
1 people agree with this review 2014/02/11
かつて、こんなマーラーを、演奏出来る時代と、人がいました。このオケは、クレンペラ―、と言う変人がいた時代。ケンペ、ついでに、ビートルズと言うバンドも。バーンスタインは、まだ若く、テンシュテットも、シノ―ポリも、現れていなかった、ましてや、サロネンも。時代が、進む、変わる、と言う事を、考えさせてくれる1枚。楽譜、と言うやつは、変わっていない筈だけれど。演奏する側も、聴く、我々の環境、音楽に対する態度も大きく変わってしまった。充分、これ程のものがあるのに。更に、過剰に、違うと言われるもの、美しいと言われるもの、或いは、心ないものまで、求めてしまう。21世紀のマーラーは、やっぱり、必要なのだろうけれど。
バーンスタインのシューマン2番は、特別。こんなに、暗くて、病的、濃厚、共感と愛情一杯の演奏を、他に知らない。苦は、欠落を埋めようとし、完璧なるもの求めて、もがきもがいて、美を生み出す。
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