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0 people agree with this review 2009/12/12
'09年発表。3年の宇宙旅行を終え、2010年の元旦に地球へと帰還するジェフ・ミルズが、宇宙での体験を元にしたスペース・シンフォニーを前もってドロップ!…とまあ、どこまで本気?サン・ラー〜Pファンク〜U.R.と繋がるアメリカ黒人独特のSF的宇宙観を、鍛え上げたミニマル・テクノを用いて表現したスペース・アンビエント。モノトーンだが、長いキャリア中、最も繊細かつ丁寧な作り。DETROIT NOT DEAD!!
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'03年発表。リフでゴリ押しする荒々しいナンバーで幕を開け、陰翳に富んだメロディアスなサイケデリック・サウンドにパーソナルな世界観を投影したゴス・ワールドの中盤を経て、後半は混沌とした感情を叩きつけるエモーショナルなロックンロールへ。衝撃的なデビュー作に継ぐ2作目は、心の奥底を激しく揺さぶるドラマチックな展開がキモ。彼らのメッセージに真撃に向き合い、そして酔うべし。
3 people agree with this review 2009/12/12
'07年発表。シューゲイザーの期待株。といってもドリーミーなメロディを奏でるタイプではなく、一言でいえば初期ジーザス&メリー・チェインの系譜に位置し、見事に不穏なダーク・ランドを形成。そんな薄暗い暗雲を一刀両断に切り裂く轟音ギターは、レーザー・ビームにも似た切れ味鋭い矢を放ち、また、時にそのホワイト・ノイズの粒子を瞬間圧縮させた金属塊へと姿を変える。さらに、そのバイオレンスな音像を畳み掛けるかの如く、70's後半のポスト・パンクのようなクールなドラム、重く地を這うベース・ライン、そして無機質なボーカルが渾然一体となって作り出す暴力的なカタルシスは、"THE LOUDEST BAND IN NEW YORK"と呼ばれるほど。
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0 people agree with this review 2009/12/05
'09年発表。こんな唄い方するんだ?てことにビックリ。今までの課外活動(例の問題作D・マウス&スパークルホースへの参加、コンバースのキャンペーン曲等)でも片鱗は見せてたけど…OMDやゲイリー・ニューマンまでつい思い出しちゃったこの80年代エレ・ポップ的な色合いの強い音の中でのボーカル表現が、陰影があって、なかなかのもんなのだ。ミディアム〜スロー系の歌が、とくにいいんだよな。 サウンドも含めてバンドで抑制してた部分を出してるから、彼の違う素顔が表出してはいるけれども。ただそれも、いい意味での「作ってみたよ」「こういうのはどうかな?」的な趣味性のほうが強くて、むしろそこに好感を抱く。バンドのフロントマンが、他のメンバーも活発に行ってるソロ活動に連鎖するように動くとなると、それなりのフラストレーションがあってのことか?って緊張感が見えがちだけど、本作でのそれは著しく希薄。8曲でサックリ終わってるしね。そんなユルさとともに歌の、そしてジュリアンという男の魅力をきっちり表現しているぞ。
2 people agree with this review 2009/11/29
'09年発表。幾重にも塗り込まれたギターの壁。流れではなく点で刺してくる、凶暴なまでの楽曲。コバルト・ブルーに発色するハードなロック・サウンドは、正解なき世界にひと筋の希望を呼び込む稲葉浩志の歌詞を受け入れ、ときに聴き手を迷子にしてしまうほどの圧倒的情報量を放つ。むろんこれらの緻密なプロダクションはデジタル・ベースのレコーディング・セッションが成し得るもの。しかしそれでも、よりリアルな肉感や躍動を感じさせてくれるのは、彼らのめざす音がB'zではなく、今現在の自分自身であることの証拠だろう。キャリアの長いバンドが陥ってしまうセルフ・パロディという罠。ふたりがそこに陥らないのは、B'zがB'zを壊し続けているからでもあるのだ。この完璧さは、執拗なまでの脱皮の集積。"通算17枚目のデビュー・アルバム"を楽しみたい。
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0 people agree with this review 2009/11/26
'85年発表。ヒット曲@で知られる女性2人組の最初で最後のオリジナル・アルバムに9曲のボーナス・トラックを加えた日本独自企画による編集盤。派手な衣装ばかりが目立ったポスト・パンク時代のポップな一発屋だが、ポストカード・レーベル系ネオアコ・サウンドをバック・グラウンドにしたスコティッシュな音楽性はチャーミングだったと思う。
0 people agree with this review 2009/11/25
'82年発表。共演の多かったゲルニカや、井上誠『ゴジラ伝説』など"ディスカバー昭和"的な回顧運動の気運が高まっていた中、綿密な調査で集められた、日本のマージナルなワールド・ミュージック歌曲を取り上げた初のソロ・アルバム。演奏はヒカシューのほか、ジャケットを手掛ける立花ハジメ、チャクラの板倉文が参加。Fでゲルニカの戸川純が特別歌唱しているほか、曲のアレンジでも上野耕路が手を貸している。古関裕而による表題曲は伊福部昭風、Gはタモリのハナモゲラ調で、ヒカシュー・ファンも楽しめる内容に。板倉文と立花ハジメの2大狂人ギターが共演するGの世界はダダの極地。
'09年発表。キャリア通算7作目にあたる本作。前作ではリヴァースの絶対君主体制を崩し、メンバー個々がソングライトに携わると言うチャレンジを行い。新風を感じさせてくれていたが、今回ではさらに、多くの他のアーティストと積極的にコラボレーションを行っている。その中にはジャーメイン・デュプリのような意外なメンツも。プロデューサーを務めるブッチ・ウォーカーと共に手掛けたBを始め、フレッシュでグルーヴィーな楽曲満載。良い意味で初心に返ったかのように初々しい作品に。
1 people agree with this review 2009/11/25
'09年発表。ザ・ビーズのポール・バトラーを相棒に作り上げた、平均気温27度の南半球ポップ絵巻。以前から近似値とされてきたカエターノ・ヴェローゾ的楽曲と美しい天気雨のようなアトモスフィアが聴く者を深く包み込む。ポール・マッカートニーの初期作品にも似た温かな音像もパーフェクト。フワリと訪れる非現実。鼻にはよく熟れたオレンジのような香りを錯覚。この幽玄さ、美しさは、天才を超えた天才の偉業。文句なしでしょう。
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2 people agree with this review 2009/11/25
'77年発表。飛躍的に完成度がました作品。"テクノ・ポップ"の誕生である。8チャンネルで録音されたというが、確かにそのくらいの音しか入っていない。ここまで構成要素を減らしてしまうとふつう曲にならないぞ。構成を均等に配分していて、いわゆるサビというモノがないのだ。上に乗るトロいメロディはフィルターで音数を抜かれたPOPSのようだな。アフリカ・バンバータが「これはFUNKだ!」とぶったまげてヒップホップにマシーン・ビートを導入することになった。Bなどは今にして思えばストーリーがあって異質(この曲はフランスのLPだけフランス語になっていた)。ドイツ盤初回には内袋の着色写真を拡大したポスターが付いていた。
'79年発表。当時のパンク〜ニューウェーブ勢の中でも最も政治的なバンドだったザ・ポップ・グループのファースト・アルバムにデビュー・シングル@とそのB面Jを加えた復刻CD。ファンク、ダブ、フリー・ジャズなどの語法を詰め込んだ先鋭的なサウンドは、今聴いても十分に刺激的に響く。独創的であると同時に普遍的でもあった稀有なパンク・バンドの驚くべき処女作。
0 people agree with this review 2009/11/18
'08年発表。彼らの約3年ぶりの3rdアルバムは、ガレージ・パンクという枠を破壊しながら前進していく、彼らのワン&オンリーな存在感を十分に示す作品である。 退廃的なムードと内面から爆発するパワーを持った、ブルースをベースにしたロックンロールを、現代的なビートとアレンジを取り入れて聴かせる革新的なもの。それは、ボルチモア・ブレイクスの雄、スパンク・ロックのトリプルエクスチェンジことアレックスを、数曲のプロデューサーに起用したことが大きい。 さらに歌詞は、世界中をツアーした経験から生まれたものが多いという。 本作を映画に例えるなら、ハードなロックンロール・ライフを、相方のアリソンとともに描いたロード・ムービーといったところ。苦難を乗り越え作り上げた本作は、まさに、何にも変えがたい輝きを持つ作品となったのである。
'03年発表。プライマルのボビーに「03年最も期待のバンド」と言わしめた男女ユニットの1st。アングラ感いっぱいのブルージーなガレージ・ロックはとことんダーティ&クールだし、PJハーヴェイをよりハスッパにしたような女性ボーカルとヨレっぷりがルー・リード似の男性ボーカルのユニゾンはひとクセもふたクセもありまくり。一筋縄じゃいかないふてぶてしさ、ボビーじゃなくともヤミツキ。
'91年発表。チープなガレージ風のギター・サウンドと、おおげさな表情がシアトリカルという次元を通り越して、コミカルな印象さえ与えるダミ声のボーカル。曲調はロカビリーを基本としているものの、ノスタルジックな響きは皆無。全体の雰囲気は果てしなくいかがわしいのだが、B級っぽさをあっけらかんと見せてしまう無防備さはあまりにも人なつっこい。サービス精神に満ちた愛すべきフリークスの自負を感じさせる怪作である。
3 people agree with this review 2009/11/14
'09年発表。ヴァンパイア・ウィークエンドのロスタム・バトマングリとラ・ラ・ライオットのウェス・マイルズによるサイド・プロジェクトのデビュー作。名前からも連想されるように、ダフト・パンクの影響をモロに受けた、オートチューン使いまくりのエレクトロR&Bに仕上がっている。とはいえ、"きみのママが起きる前に出て行くよ"と歌う@や、プチ観光気分なAなど、相変わらずプレッピーでモラトリアムな詞世界は健在。今回も全10曲30分と、ワン・アイデアで腹八分目のカジュアルなアルバム作りにかけて、もはや彼らの右に出るものはいないのでは?吸血鬼仲間のエズラ・コーニグやダーティ・プロジェクターズのメンバー、エンジェル・デラドゥーリアンもゲスト・ボーカルで参加。さらにはジャクソン5Gのカバーなんてのも!
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