TOP > My page > Review List of sora360

Review List of sora360 

Showing 1 - 2 of 2 items

%%header%%

%%message%%

  • 1 people agree with this review
     2021/03/21

    ■duttonvocalion製サラウンドSACD第二弾究極のTOMITA「火の鳥」■  

    冨田勲さんのシンセサイザーアルバムはサラウンドで制作されています。
    CDの時代になり、サラウンドで視聴できる冨田勲さんのシンセサイザーアルバムは
    無く2chで聞くしかありませんでした。
    DVDオーディオ、SACDの登場によりいよいよサラウンドの時代が来るかと思われましたが、
    確か「惑星」のDVDオーディオ版がリリースされただけだったかと思います。
    最近になって日本コロムビアからULTIMATE EDITIONと称してシンセサイザーアルバムの
    サラウンドSACDが発売され始めました。但しこれらは晩年の冨田さんによる一部変更が
    加えられているようです。
    しかも、全てのシンセサイザーアルバムをサラウンドSACD化させる前に突然
    お亡くなりになってしまいました。
    「火の鳥」もサラウンド化されずになってしまいました。

    duttonvocalion盤によりようやく「火の鳥」もサラウンド化されました。
    本当に長いこと待ちました。
    マスターはRCAから引き継ぎ、引き継ぎでSONYに渡ったようですね。とすると冨田さんの
    若かりし頃の、LPのCD4でリリースされた4chサラウンド原版そのままなのかもしれません。

    SACDフォーマットで聞くときちんと4chサラウンドになっています。
    きちんと周囲360°音がちりばめられています。
    冨田さんの「火の鳥」を聞くなら現在これ以上はありません。

    さて、SACDも残念ながらサラウンドで再生できるプレーヤーも少なくなってしまいました。
    そんな時は2000年頃に発売された中古プレーヤーを探すとよいでしょう。
    安く購入できます。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2021/03/21

    ■duttonvocalion製SACDで40年の時を超えて究極の冨田シンセサイザーアルバムの再現■  


    冨田勲さんのシンセサイザーアルバムはサラウンドで制作されています。
    かつてLPでサラウンド盤が盛んに製作されていた時は、冨田さんのアルバムもビクターのCD4形式による4chサラウンド版が発売されており、冨田さんの再現しようとしていた音響空間を再現した視聴が出来たようです。
    残念ながらLPによるサラウンド盤は早々に廃れ、専用デコーダーが必要なCD4形式サラウンドLPレコードはほぼサラウンドで再生することが出来なくなっていました。
    一時期、「惑星」「展覧会の絵」「KOSMOS」などの一部のアルバムは
    ドルビーサラウンド化したCDが発売されたこともありましたが、あくまでも簡易的手法でした。
    そして「ダフニスとクロエ」は長らく冨田さん自身が関わるイベントなどでしかサラウンドで視聴することが出来ませんでした。
    おそらく40年の時を超えて製作当時の冨田さんが意図した音響空間で再生出来る「ダフニスとクロエ」ではないかと思います。
    しかもSACDであり現在実現できる高音質メディアでのリリースです。究極の盤と言えるのではないかと思います。    

    SACDフォーマットで視聴すると、自分を360度取り囲むように音空間が広がり、前後左右様々な方向に音の要素がちりばめられているのが感じられます。時には音の塊が押し寄せたり引いて行ったりもしていくところもあり、冨田さんはこういった形で表現したかったのかとこの盤を聞いて初めて知ることが出来ました。  

    現在サラウンドのTOMITA「ダフニスとクロエ」はこのduttonvocalion盤
    だけだと思います。
    是非!

    2 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 1 - 2 of 2 items