TOP > My page > Review List of mid-massa

Review List of mid-massa 

Showing 61 - 75 of 282 items

%%header%%

%%message%%

  • 0 people agree with this review
     2014/06/05

    この盤自体は持っていないので大きなことは言えないが、他の盤で2枚も持っているので、あえて書かせていただこう。さぞや素晴らしい音になっているのだろう、と思う。しかし、小生はSACDの専用再生機器等を持っていないこともあり、音については言う資格がない。演奏は確かに当時はやや軽く聴こえたが、内容はいまだに世界一と思う。これと1959年のミュンヘンでのライブ(音の悪さはみなさん御存じの通り、「定評」がある!)を聴けるだけで満足だ。世間の悪評高い、フィナーレの打楽器追加も、小生には大満足だ。この2枚に比べると、マタチッチの部分的改訂版など、迫力はあるもののもの足りない。特に「シャルク改訂版」として出たボトスタイン/LPO盤など、ただ速いだけでクナとのあまりの出来の違いに辟易させられたものだ。こういった演奏で聴くとこの改訂版の欠点のみが強調されるが、クナのものは当然別格の出来だ。原典版を聴き慣れた方々には悪いが、楽譜も読めない小生にはどこと言っていいのかわからないが、フィナーレの大体12〜13分あたりのエピソードと、エンディングのトライアングル・シンバル等の追加の素晴らしさはこの指揮者にして可能だったとしか言えない。ミュンヘン盤ではさらにティンパニ奏者のド迫力の強打も最高である。チェリの超遅い演奏も確かに聴く価値はあるが、やはり当時の聴衆にはあまりに長すぎたのだろう、指揮者としてのシャルク等によるカットや打楽器追加はそういった時代背景を考慮すれば許されるのではないか?こと5番に関してはこう思わざるを得ない。もっと他の指揮者もこうした楽譜を使用した録音を残してほしい、と思うのは小生だけだろうか?もう少し安くなればぜひ欲しいものだ。ちなみに小生、このCDを復刻された平林氏の参加した日大管の宇野氏の振ったブル4番と9番(グランドスラムレーベル)を安く入手して持っているが、これらは改訂版ではなかったことだけを記しておこう。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 7 people agree with this review
     2014/05/14

    バラでいくつか持っていたが、今回MEMORIESから2番・6番も入ったものが出ると聞き、早速購入。5番は以前は2枚組、8番もWEITBRICKから出た時は2枚組だった。この中ではやはり5番・8番が双璧の出来と思う。8番はこの曲のベスト5に入る名演と思う。ハース版でもあり、この時代の録音としては満足できる。5番もこの指揮者に適した曲と思う。コンヴィチュニー自身が「うけ」を狙った指揮者ではないだけにこの5番のような曲が良く似合う。これに次いでは7番が素晴らしい。これもハース版であのうるさいシンバル等が入らず、嬉しい限りだ。ヴァント・朝比奈等の7番が大量に出回る以前はこのコンヴィチュニーのが最高と評価していたほどだった。9番もそれらに次いで良い。この指揮者のくどくない点が十分に生かされていると思う。4番はこれらの中では一番出来が悪いように思う。やはり客演のVSOだからだろうか?2番はあまり真剣に聴いたことがないのでようコメントしません。悪しからず。そして3番がないのだけが残念だが、こうして聴いてみると昨今のうるさすぎるブルックナーに比べるといかにも古き良き時代のヨーロッパという感じがしてきて嬉しい。内容は文句なく、音もまずまずで、現代でも十分に聴くに堪えうる曲集である。

    7 people agree with this review

    Agree with this review

  • 5 people agree with this review
     2014/04/28

    50年代の録音が多いことを考慮すれば、「けっこう高いな!」と思う。これを購入したのは、ヨッフムのブル全集が欲しかったからで、それだけでも5000円近くする。ならば仕方ない、もうちょっと追い足ししてベト+ブラもいただこうということで購入。確かにベトの音は現代ではかなり古臭いし、ブラも同じだった。ただ、ブルは後年のSKDとのものに個人的に納得できない部分があるので以前から欲しかったもので仕方ないと言えば仕方ない。もちろんベトに関しては後年のEMIのロンドン盤の方が良い出来と感じる。ブラも同様で、EMIのロンドン盤の方が素晴らしいと思う。昨今の廉価ボックスのパレードを見せられると、録音年代を考慮すれば、もっと安くできなかったか、と思わざるを得ない。チェリのブル3〜9+リハ+ミサで3000円ちょっとであることを考えれば、当然という気がするが、いかがだろうか?御同輩・・・。ブルについてはこれまでLP時代にも一部持っていたこともあり、やはりこれの方が良い。SKD盤はまとまりすぎていて面白みがない。この指揮者はたまに面白い振り方をしてくれるので、まとまりすぎた全集はつまらない。ブルックナーで点数を稼いだということを考慮して★4つは甘いかなあ?3つ半ってところですか・・・。

    5 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2014/03/31

    このCDを聴かずして「未完成」を語るなかれ!第1楽章のティンパニの追加は確かにフルヴェンもやっているが、メンゲルのは素晴らしい。これ以上の「未完成」は聴いたことがない。音の良し悪しだけでは決して決められないものがある。そして「グレイト」は確かライブだったと思うが、この迫力!現代にこれだけの迫力で「グレイト」を振ってくれる人がどこにいるか?そして第2楽章のあの不気味なほどのテンポ!指揮者も指揮者だが、それについていけた当時のCOAのメンバーの実力!小生の永遠の名盤である。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • 3 people agree with this review
     2014/02/11

    もうかなり前に購入していたのだがまだ、なかなか聴けてなかったので今まで書かなかった。しかし未だにオペラのいくつかは未聴であり、このまま聴く暇もないかも知れない。よってオペラについてはよう書きません。またすでにたくさんの諸兄が書かれておりますのでくどくは申しません。気に入っている演奏のみについて書かせて頂きます。素晴らしいのはやはりベートーヴェン。中でもエロイカが最高!プレスミスで2枚入っていたのは儲けたようでご愛敬。三組あるどの録音もエロイカの模範的演奏ではないか?投げ捨てるようなベト7、鋼鉄のような第九も絶賛もの。そしてブラ−ムス、特に2組ある1番が最高。フィナーレのティンパニ追加は今でこそ何人かの指揮者がしているが、LPで初めて聴いた当時は頭を殴られたような ショックだった。そしてシューベルトのザグレイトが3枚。1枚はフィラデルフィアだが小生は実はこの3枚ともLP時代に持っており、聴き比べていたことがある。フィラ盤、47年盤、最後の盤、いずれも甲乙つけがたいが小生は47年の盤が一番と思う。音は良くないがこれが一番トスカらしい気がする。そして新世界の切れ味、どうしてこんなのまで振ったの?と聞きたくなるサンサーンスの3番とフランク、意外にていねいだったシベ2、そして十八番のワーグナーの序曲。他にも挙げたらきりがないが何より驚かされるのはこれらの録音がすべてエコーなしの録音であることに驚かされる。一部はスタジオライブのものもあるが、ほとんどがカーネギーホールであり、これらが現在の音響設備満点のホールでの録音だったらどんな音になっているだろうか?そして誰かが書かれていたがエコーなしのスタジオやホールにどんなすさまじい音響が響いていたか想像するだけで身震いさせられる。こうして古い録音がどんな形であれ、復活し、後世に残すことができるだけでトスカニーニの存在価値はゆるぎないものとなると思う。フルヴェン、メンゲルベルク、クナ、シューリヒト、数は少ないがアーベントロート等々、本当の意味での巨匠たちが活躍していた頃の録音をもっともっと復活させてほしい。新しい指揮者たちの録音技術で助けられた無国籍な演奏はすぐ飽きてしまう。癖のある、斜に構えたような演奏に飢えているのは小生だけだろうか?もちろん評価は満点!

    3 people agree with this review

    Agree with this review

  • 4 people agree with this review
     2014/02/11

    このシリーズはバラで全部買いそろえて持っている。しかしこんな値段で全集として出るとは・・・。曲により出来不出来があり、版については文句はないが、特に録音日が接近している7番と9番はあまりにも性急に録音させられたのか、7番などハース版にもかかわらず、いつものティントナーらしいゆったりした感じがなく残念だ。9番も同様。逆に3番、8番は素晴らしい限りだ。特に8番は第1稿の他の指揮者と比較してもいまだにこれ以上の演奏はケントナガノ盤しか知らない。また余白に入っている3番や4番の部分稿が嬉しい。4番はやや平板な感じがするがこの曲にはこんな演奏がいいのかも知れない。テンシュテットのようにギンギンにやられるとまいってしまう。5番はわりと熱い演奏が多い昨今、クールで良いと思う。ただその分フィナーレの盛り上がりはやや落ちる気がするが・・・。オケはRSNSOが中心だがアイルランドのオケもいい演奏をしていると思う。全体としては発売当時の感動も含めてやや甘めの満点かな?

    4 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2014/01/24

    ワルター/VPO、クレンぺラー/POと共に「大地の歌」のベスト3と言うたら怒られるかな?パツァ−ク、ヴンダーリッヒ、そしてこのコロ、どれもそれぞれ特徴があってよろしい。またルートヴィッヒはいつも素晴らしいと思う。ずっとLP時代のキングMZシリーズから聴き続けているワルターがこれまで一番だと思ってきたし、フェリアーも良くて今でも良く聴くが、録音年代(1952年、小生の生まれた年だ)から仕方ないがやや音が弱い気もする。ワルターより少し新しいクレンぺラー盤も捨てがたい。そしてこのカラヤン盤だが、録音が良すぎて、どこか完成されすぎていて近寄りがたい気もする。マーラーの曲、特にこの「大地」はもうちょっと人間臭さがあってもいいんじゃないかなあ、と思う。でも確かにたまには聴きたくなる演奏ではある。甘いかも知れないがこれも満点かなあ?

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 4 people agree with this review
     2014/01/18

    このBOXを買う前にブル+マラ+ブラの23枚というのがあって、ちょうどそれを注文しようとした時にこれが出ると知って迷わずこちらを注文。何せセール価格で8000円以下だった。ブルの全集はLPで今も持っており、そろそろCDが欲しいな、と思っていたところだった。しかしブルだけの全集は確か7000円位していた。思えば3番、8番,9番等、結構個性的な演奏だった。ただ8番は前任者のベイヌムの録音を意識した、コピーのような演奏だと思う。9番は1楽章ラストのティンパニの使い方に特徴があり、これが何版によるものかは知らない。マラは1番など若々しい感じが見れて微笑ましい。メータも確か初録音の1番はそんな感じだった記憶がある。しかし全体に若々しさが目立ち、もっと深みのある演奏を期待したかったがまあ、年齢を考慮すればこんなものかなあ、と思う。もともと個性で勝負するタイプの人ではないと思うので、晩年となった昨今でも演奏自体は遅くなってしまったが意外にあっさりしている部分が多い気がする。ベトは第九のみ持っていたのだがこれは意外に良い演奏だった。他の曲も録音がブルやマラに比べて新しいので、つまり年齢を重ねているため、この人にしてはわりとどっしりした演奏になっているように聴いた。ブラは交響曲については以前4番のみ持っていたが、70年代初頭の演奏でやや若い感じで、軽く、深みに欠ける気がする。ブラームス特有の暗さが出せていないようだ。チャイコは70年代後半の録音であるが、この指揮者にはあまり向かない気がする。こうして冷静にやられるとチャイコはつまらない感じになる。シューマンはその意味で云うと逆に成功した演奏と思う。クレンぺラーのような大見得は切れないがこの人なりに充分歌い込んだ良い演奏だったと思う。まあ、何せこの値段で 入手できれば満足しなければならないのかな?もともと、みんなバラバラの全集をまとめてもらってこの値段ならいくらハイティンクが個性のないあまり面白くない指揮者でも「買い」でしょう?1枚300円しないんですから・・・。

    4 people agree with this review

    Agree with this review

  • 10 people agree with this review
     2014/01/18

    皆々様の評価高きセルのエロイカを聴きたかったので購入。そしてあまりの切れ味に思わずうなってしまった。これ1曲でこの値段でも聴く価値はある。また第九はこれまでも特徴のある演奏とのことで有名だったようだが、なるほど、という感じであった。小生は個人的には人気のなさで有名な2番が素晴らしいと思うし、他にも4番、8番といった偶数曲にセルの良さが見える、いや、聴けるような気がするがいかがでしょうか?これからはまず出てこないであろうこういった指揮者の「意気」に感じて満点献上!

    10 people agree with this review

    Agree with this review

  • 9 people agree with this review
     2013/11/28

    友人にこの全集を買ってもらい、一部をコピーしてもらい、自分の持っていた従来の9枚組と合わせてこれまでに入ってなかった曲、例えばベト7の3種類聴き比べなどが出来るようになりました。そのベト7ですが、やはり小生は68年の最後のが最高に好きです。あれほど遅い3・4楽章は他ではめったに聴けません。それだけでも心が弾みます。これを聴けただけでもこの全集の存在価値は揺るぎません。その他の曲も英雄・運命・第九など他の指揮者には見られないずっしりした「重さ」があります。多くの皆さん、特にかの有名な「のだめ・・・」でベト7からこの世界に足を踏み入れた若い世代の方々にぜひ聴いてほしい全集です。たった2500円以下でこんな素晴らしい気分になれることなんかあまりありませんよ、今の時代・・・。まあ、逆に「古き良き時代だったんですねぇ」と言われてしまうかも・・。一応、この全集自体は購入していないので「持ってない」にチェックは入れさせていただきますが、もちろん、満点です。

    9 people agree with this review

    Agree with this review

  • 1 people agree with this review
     2013/10/03

    皆さんのおっしゃる通り、隠れた名盤である。小生は第2楽章のホルンの強い演奏に魅かれた。もちろん後半のホルンは云うに及ばず、である。このヘルヴィッヒはブル7+8でも良かったが、どうしてこんなに人気がないのだろう?実力と名声の一致しない、例えば、昔で云えばコンヴィチュニーのような感じだろうか?とにかく、聴いてほしい!それだけです。満点です。

    1 people agree with this review

    Agree with this review

  • 2 people agree with this review
     2013/10/03

    幻想は結構持っているが、知名度と内容の一致しない凡演が多い中でこのマッケラス盤は充分満足できる内容だ。少なくとも評論家諸先生方の推薦しているものの中には、「ええっ?この指揮者がこの程度の演奏しか出来ないの?」と思いたくなる迷演?も多々あるが、マッケラス盤は幻想に関しては小生のベスト3とはいかないまでもベスト5に入れたい名演である。

    2 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/10/03

    意外に聴ける演奏!小生のはSACDではないが(そもそもSACD専用の装置さえ持っていないのでちょうど良い)、マッケラスという人はけっこう良い指揮者だったんだ、ということがつくづく判る内容。本場のロシアでさえ、迫力のない無国籍音楽が主流になりつつある昨今、こんな良い演奏が埋もれていたのは幸運、というべきか、損失というべきか・・・。まあ、安く購入できたので満足。

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 0 people agree with this review
     2013/10/03

    演奏自体は可もなし不可もなし、という感じ。小生の持っているのはSACDではなく普通のCDであるがRPOコレクションとか云う名前で一連のシリーズが出ており、他にもマッケラスのシベ2、幻想、ショスタコ5、レッパードのベト9、ヤルヴィーの新世界等々、何せ安かったので喜んで購入したものだった。このジボー盤は車に乗ってBGMとして聴くにはちょうど良い感じか?

    0 people agree with this review

    Agree with this review

  • 5 people agree with this review
     2013/09/24

    第1稿ということで特に大きな期待をした。さっそく入手して聴いてみた。まず、アダージョの遅さに大感激!そして音の美しいこと!8番の第1稿はティントナー、デイヴィース、インバル、ヤング、そしてプライヴェート盤ではあるがK・K氏のを持っており、一番出来が良い(自分の好みだけですが)のはやはりティントナーと思っていたが、このナガノ盤はそれを超えてしまった。フィナーレもとても良かった。フィナーレの最後の盛り上がりも充分。最近ではノヴァークのいわゆる第3稿=1890年盤が主流のようですが、それなどくそくらえって感じです。第1稿はともかく、ハース版でさえ短い(但し彼の版にもU氏に云わせれば持ってきたところが判らないなど、いろいろ問題があるようですが)と感じていた小生も、しばらくはこの盤に落ち着きそうだ。セッション録音とのことだが、ライブのように何やら他の音が聴こえるのもご愛敬。ただ、ひとつ残念なのはアダージョのクライマックスのシンバルは小生の耳には3回づつでなく、1回づつしか聴こえなかったこと。どうしてそうしたんだろう?それにあそこはあんな派手にシャァーーーンと鳴らさなくても小さく3回づつ、2度鳴らしてもらえばそれでいいのですが・・・。しかし、そこに眼を瞑ってもこの盤は聴く価値があると思う。久々に素晴らしいブル8が聴けた満足感でいっぱいである。後世に自信を持って残せる名盤と考える。ちょっと褒めすぎたかな?でも満点!

    5 people agree with this review

    Agree with this review

Showing 61 - 75 of 282 items