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TOP > My page > Review List of 一人のクラシックオールドファン
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0 people agree with this review 2009/11/05
第1番が1937年、第3番が1936年録音のカップリングの国産別盤で私は聴いています。本盤のHMVレビュー他が第3番の収録時期が1935年となっているのが私のCD分と微妙な違いにはなつているのですがここではそれを無視して彼の演奏スタイルへの感想という事で書き込みさせていただきました。ワインガルトナーのブラームス交響曲演奏でも感じたことですが強引さ・大袈裟さが無くこのベートーベンは殊にVPOなのか曲そのものに語らせるというアプローチが結構成功している様です。テンポは速めと言っても忙しさは無く何か品格に触れる思いがします。演奏自体に「凛」とした一本通ったアイデンティティが比較的事なかれ演奏家と批判されるワインガルトナーにはあるのでは? この二つの交響曲については往年VPOの音もティンパニーが遠いがちゃんと聴けます。なお、タイムは第1番は@6’44A6’11B3’23C4’15、第3番「英雄」は@14’12A15’07B4’11C11’27であります、往年の交響曲全集の一端を聴く時を過ごすのもいいものですね。そして私たちオールドファンも本当に偶々しか聴かないSPを通しても洩れ聴く最早普遍的ともなりつつある伝統的演奏といつたもののへの気持ちを次世代へ伝えるべきなのでしょう。
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1 people agree with this review 2009/11/05
1960年代DGにBPOを振ってのベートーベン交響曲集はカラヤンのこれからの展望を示す名演で私もLPで集めました。本盤は同じくBPOを振ってのDG録音のものの一部ですが特に奇数番の演奏は比較的攻撃的な曲が多いだけにカラヤンに以前から合っているように思える1976年、1977年に収録された第5番、第7番です。私は同じ組み合わせの同演奏の別盤で聴いております。第5番(@7’08A9’27B4’36C8’38)はシャープな中にも確固とした重量感を感じさせ第7番(@11’24A7’57B7’17C6’24)は先ず私は本演奏か先述の1960年代盤か迷いはするもののこの曲の決定盤とまで評価したいものです。何回か以降もカラヤンはベートーヴェン交響曲シリーズをリリースしていますが繰り返して申し上げますが1969年代、1970年代の録音の物が充実しているように思っております。
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1960年代DGにBPOを振ってのベートーベン交響曲集はカラヤンのこれからの展望を示す名演で私もLPで集めました。本盤は同じくBPOを振ってのDG録音のものの一部ですが特に奇数番の演奏は比較的攻撃的な曲が多いだけにカラヤンに以前から合っているように思える1976年、1977年に収録された第5番、第7番です。第5番(@7’08A9’27B4’36C8’38)はシャープな中にも確固とした重量感を感じさせ第7番(@11’24A7’57B7’17C6’24)は先ず私は本演奏か先述の1960年代盤か迷いはするもののこの曲の決定盤とまで評価したいものです。何回か以降もカラヤンはベートーヴェン交響曲シリーズをリリースしていますが繰り返して申し上げますが1969年代、1970年代の録音の物が充実しているように思っております。
0 people agree with this review 2009/11/04
シューリヒトの指揮する「英雄」交響曲は彼がこの曲を得意にしていたのであろうか、いろいろな演奏が記録音としても残っております。HMVカタログ等から判断しても1937年BPO、1941年同じくBPO、1952年SRSO、1961年VPO、1963年FSRO、1964年BPOそして本盤1955年FSROなどであります(転記間違いがあるかも知れませんがご容赦を・・)。とにかく皆さん書かれている様に最初の出だしの和音がその演奏の全てを語るかの凄い凝縮力でありこの楽章をビシビシテンポを揺らしながら決めて行きます。続く有名な楽章は比較的ゆったりとしかし緊密度たるや凄く第3楽章は弦のばらつきが気にはなりましたが演奏自体のエネルギーを損なうどころか反比例して「気迫!!」という一言、最終楽章は切れ込み鋭く第1楽章同様テンポの絶妙な動かし方・・・最後エンディングはしっかり結びます・・・ライブの醍醐味ですね。タイム的には@14’40A17’05B5’46C10’47と前述の様にやや第2楽章がこの指揮者の割には時間をかけた感じですが全体短めのイメージはいつも通りなのでしょうか。フェラスのモーッアルト・ヴァイオリン協奏曲(1955年収録)はこのヴァイオリニストが何回かこの年前後で収録した曲でもありますが指揮者に引っ張られたのかややの荒っぽさはあるものの繊細さの持ち味までは殺さずマァマァな感じです。全体としてシューリヒト ファンには聴き逃せない盤と思いました、私の好みにがっちり合致しているわけではありませんが素晴らしい演奏です。
進行中のSDQガーディナーによるバッハ・カンタータシリーズです。ガーディナーはこれまでもアルヒーブその他のレーベルでバッハのカンタータを出してきましたが最近はこのシリーズに結集しているようです。2000年収録の本盤・・HMVレビュー記載以外の余り有名でないカンタータについて付記しますとBWV102「主よ、汝の目は信ずる者を見守りたもう」では出だしの力強き合唱と三重唱で信仰の意思の強さをそしてオーボエに先導されたアルトの沈んだアリア、一転して弦等の前奏での明るいバスアリア。次にはフルート前奏のテノールアリアそして終わりはお決まりの有名なコラール繰り返しで締め括り。BWV102は各アリアのバック演奏がバラエティに富んでおり私はリリング演奏のも聴いております。BWV101「主よ、まことの神よ、われらから取り去りたまえ」は合奏・合唱が交互に出だし次のヴァイオリンの飛び跳ねるような伴奏でのテノールアリア、低音弦に乗ったカウンター・テノール。管楽器に乗ってのバスアリア。更に低音弦にサポートされたテノール+バスや管楽器にサポートされたソプラノ+カウンター・テノールの各声楽唱そして最後はお馴染のコラール。このカンタータもアリアとの組み合わせ伴奏楽器にバッハの気遣いが見られます。ガーディナーの演奏は特にモンテヴェルディ合唱団の取扱いが相変わらず素晴らしく他のこのシリーズでも押しなべて聴き飽きしないものとなっているようです。但し他のこのシリーズ盤のところでも述べたのですが、このシリーズのジャケットはどのようなコンセプトなのでしょうか。各宗教性民族の人物をバッハ(プロテスタント)カンタータで平和支配すると解されかねず少しそのオコガマしさに反発を感じます。演奏は「最高」だがワンランク減点を敢えて・・・。
現在販売されていないらしいのですがメータの余り振っていないBPOとのフランス物なので書き込みさせていただきました。タイム的に第一印象は速いという感じで第1楽章@9’13A8’26、第2楽章@7’08A7’11と私の手元データではなっております。第1楽章@はゆっくりの出始めが直ぐ展開部で速転・・・むしろせわしい感じ、もう少しこの辺り味わいたいパッセージもあるのですがあっさりと過ぎてしまいます。しかしBPOの鋼鉄サウンドはそのグイグイ感を滲ませてとかく色彩感を薄くしがちな演奏で管楽器では色彩感を強めます・・・BPO機能とも言えるのでしょうか。同楽章Aは情感豊かに音の構成も明確に弦の深さも結構かと思いました。第2楽章@管楽器のメリハリがやや混乱するスコアにアクセントを入れてくれAはオルガンの力強い前奏でテンポは小気味良く進んで行きます、早い弦と管とのやりとりからもう少しやはり第1楽章@でも覚えた「じっくり欲」が頭をもたげはしましたが最終コーナーホルン全奏から餅をこねるような感じでたたみかけ最後のフィナーレはひっぱって結びます。コルゼンバのオルガンの特徴は正直あまり上手く言えないのですがこのメータの演奏、彼の前任だつたロスアンゼルスのオーケストラで聴きたかったなぁと私はふと思いました・・・・ロスのオーケストラでは彼は微妙な色彩の現代曲を上手く録っていた記憶があるものですから・・・。
1 people agree with this review 2009/11/04
1962年BPOとのベートーベン交響曲第9番「合唱」は楽壇帝王のスタート?に相応しい充実した仕上がりになっており、前後何回か収録された同全集物と比べてもその抜群さは周知の通りです。カラヤンはBPO共演でDGへの収録を前述の如く何回かしていますが私の手元タイムデータを見ますと本盤1962年は@15’28A11’00B16’25C6’22D17’32、1976年盤は @15’27A10’15B16’57C6’29D18’06 、1983年盤は@15’32A10’19B15’53C6’07D18’13となっており演奏自体段々とより豪華になって来たものの時間のかけ方にはほとんどブレがなくカラヤンのしっかりしたスタンスが窺えます。DGへは東京ライブ盤やその他VPO、VSOとの共演が独唱者メンバーを都度替えてCD、DVD盤になっているようで勿論私は全てを聴いたわけではありませんが時期的には一番充実しようとしていた1962年収録の本盤が気に入っており更に本盤は仕様改善で最高ランク近くに期待されるものと思っております。
2 people agree with this review 2009/11/03
ボロディンSQの演奏するチャイコフスキー弦楽六重奏「フィレンツェの思い出」には幾盤かの種類がありタラリャンの第二ビオラ、ロストロボーヴィツチの第二チェロでの1963年録音の物、1970年代?収録でよくあのリヒテルなどと共演したバシュメット第二ビオラ、グートマンの第二チェロでの物、そして本盤ユーロフの第二ビオラ、ミリマンの第二チェロでの1993年録音物などあり全ての演奏を聴いているわけはありませんが主体たるボロディンSQの神経の行き届いたかつ自然体の演奏が特にロシア物ではその効果を発揮するようで聴く側もどうしてもそういう先入観が入る事もありえましょう。有名な第2楽章アダージョ・カンタビーレ・コンモートゆったりとピッチカートを挟んでのヴァイオリンのワルツ風ソロとチェロの情緒との組み合わせ・・・この楽章は独立して演奏されるだけにこの曲の白眉・・・第3楽章は不安な様子で急ぎつつ又チェロは歌ってくれますがやがて続く引き摺る様な暗い民謡風の楽章へそして最後の楽章は明るい舞曲で事なきを得ます。約34分の演奏でやはりボロディンSQの円熟さがチャイコフスキー最後の室内楽曲の重さを感じさせてくれました。ボロディンSQはこの曲を同作曲家の弦楽四重奏曲とセットで録音している場合が大半で本盤もそうなのですが私は全てを聴いているわけではありませんので過去盤と比して音質は良いことも含めて「素晴らしい」ランクに当面とどめさせていただきます。
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0 people agree with this review 2009/11/03
先日SP盤でワインガルトナー指揮VPOでベートーヴェン交響曲第8番を聴く機会に恵まれました。演奏は本CDと同じソースであり往年はベートーヴェン交響曲演奏解釈では権威者であったワインガルトナーが特に9曲中比較的彼の演奏スタイル性格に合った穏やかな寛ぎ表情を持った第8番をVPOを振って1936年収録したものです。第1楽章出だし瑞々しくそしてペースを落して後半ゆったりと約7分間、次の3分の第2楽章は反復無しで早め、第3楽章約4分はホルンは良く録れていますがもう一つティンパニーが弱く感じました。最終楽章はやや一本調子な処もありますが弦掛合いではもたつきとまで思われる程の鷹揚さをみせて8分が過ぎました。今でこそ交響曲全集を出す指揮者が多いのですが約70年前の世情環境を勘案すればある意味「普遍的な」演奏記録と思いますし我々の世代でも過去の演奏であるこういった演奏感想を次世代に伝えるのも我々のファンとしてだけでなく義務近いものと思う様になってきている昨今であります。もう一つの「田園」は名演とも聞いているのですがまだ実は聴いておりません・・・近いうちにも是非どの盤でもいいので聴きたいものです。当面本盤演奏はOKランク以上とさせていただきます。
1962年BPOとのベートーベン交響曲第9番「合唱」は楽壇帝王のスタート?に相応しい充実した仕上がりになっており、前後何回か収録された同全集物と比べてもその抜群さは周知の通りです。カラヤンはBPO共演でDGへの収録を前述の如く何回かしていますが私の手元タイムデータを見ますと本盤1962年は@15’28A11’00B16’25C6’22D17’32、1976年盤は @15’27A10’15B16’57C6’29D18’06 、1983年盤は@15’32A10’19B15’53C6’07D18’13となっており演奏自体段々とより豪華になって来たものの時間のかけ方にはほとんどブレがなくカラヤンのしっかりしたスタンスが窺えます。DGへは東京ライブ盤やその他VPO、VSOとの共演が独唱者メンバーを都度替えてCD、DVD盤になっているようで勿論私は全てを聴いたわけではありませんが時期的には一番充実しようとしていた1962年収録の本盤が気に入っております。
以前LPベースでサヴァリッシュのSDKOを振ってのシューマン交響曲を聴いており久しぶりに第3番「ライン」を取り出して聴きました。1972年の収録物で第1楽章ややこの指揮者にしては荒っぽくかっ達な出だしとも思われ前倒し気味の運びなのですがあのホルン、トランペット等管楽器の響きでこのオーケストラの美質が前面に、第2楽章はライン河の流れそのものに節をつけてここでも管楽器の美しさに傾聴いたします。第3楽章デリケートながら一方安らぎを覚え第4楽章は例のケルン大寺院の建造構築物を連想させる些か過去も振り向きながらの厳粛なポリフォニーの世界そして最終楽章はシューマンらしい実在感・定着感といった捉え処を顕わしながら堂々の結びへと・・・タイム的には個人的カウントですが@8’55A6’41B6’26C6’52D5’30と第1楽章の短めが目立つ程度でサヴァリッシュの姿勢はあくまで正攻法・・余裕・遊びがないと言えばそうかも・・・そこがこの指揮者の資質なのだからそれを承知で聴くことなのでしょう。なお、、冒頭書いた様に「ライン」・・・これは素晴らしいランク・・・しか聴いておりませんがTOKYOの方のレビューにもあります様に(私自身は未聴である)第4番が素晴らしいというのにもつられ長年TVでNHKSOを振っていた姿のサヴァリッシュだし「素晴らしい」ランクとさせていただきます。
0 people agree with this review 2009/11/02
ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。CBSでのモーッアルト・ピアノ協奏曲はセル等のバックでカサドゥジュと分担?の形になってしまつた感がありますがどちらも素晴らしい演奏盤と思います。さて、第20番は数多ある同曲盤で初めて接した・・・勿論LPで・・・のがこのゼルキン/セル盤で曲の悲劇的ドラマチック性にぞっこんの上に演奏が比較的整然と・・・ゼルキンの唸り声は相変わらずではありますが・・・した処が大変気に入ったものでした。不安を煽る様な出だしなのに決して情だけに流れずベートーヴェンによるカデンツァは誠実なゼルキンにより余すところなく進められます。有名な緩徐章・・潤いは過度ではないもののたっぷりした整然さがそれを補います。最終楽章コロンビアSO独特音はあるものの最終コーナーじらすようなカデンツァを経てフィナーレへ・・・思わずウーンと・・・・聴いたこちらが唸り声の始末(タイムは@14’24A9’47B7’18 )。なお、ゼルキンは1961年収録のこの第20番を後年1966年シュナイダー/ECOとそして一連協奏曲収録で1981年にアバド/LSOと再録しております(アバド共演盤タイムは@14’47A9’47B8’03 )。生憎私は第27番の方の演奏盤は持ち合わせておらず聴いておりません(バックハウス、ベーム/VPOで楽しんでいます)。
1 people agree with this review 2009/11/02
ゼルキンはモーッアルト、ベートーヴェン、ブラームス弾きとしてそうレパートリーの広いピアニストではありませんでしたが彼自身の録音その他への誠実さから来る処もあつたのでしょう。第19番第1楽章軽やかな管弦前奏がコロンビアSO独特の音質で比較的長くありやっとピアノがゼルキンの唸り声?と共に入って来ますがこの曲自体この辺り展開部は今一・・・単調ではあります、しかしカデンツァは素晴らしいです。続く穏やかな楽章は音の移ろいを楽しめます。第3楽章は転調・フーガ的遣り取りを挟んでそれるコロンビアSO分離音よろしくようやくかっ達な処で終了します(タイムは@13’21A8’11B7’35であります)。この第19番はハスキル/フリッチャイが何盤か残すほど彼らの気に入りだったそうです。さて、第20番は数多ある同曲盤で初めて接した・・・勿論LPで・・・のがこのゼルキン/セル盤で曲の悲劇的ドラマチック性にぞっこんの上に演奏が比較的整然と・・・ゼルキンの唸り声は相変わらずではありますが・・・した処が大変気に入ったものでした。不安を煽る様な出だしなのに決して情だけに流れずベートーヴェンによるカデンツァは誠実なゼルキンにより余すところなく進められます。有名な緩徐章・・潤いは過度ではないもののたっぷりした整然さがそれを補います。最終楽章コロンビアSO独特音はあるものの最終コーナーじらすようなカデンツァを経てフィナーレへ・・・思わずウーンと・・・・聴いたこちらが唸り声の始末(タイムは@14’24A9’47B7’18 )。なお、ゼルキンは1961年収録のこの第20番を後年1966年シュナイダー/ECOとそして一連協奏曲収録で1981年にアバド/LSOと再録しております(アバド共演盤タイムは@14’47A9’47B8’03 )。
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