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Review List of madman 

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     2010/12/11

    '00年発表。ブランキー解散発表後、小説&画集&CDという形で発表されたベンジーの自作の物語。これがロックシーンは勿論、「J文学」なるコピーで四苦八苦してる日本の文学界すらグラグラ揺るがす破壊力を持つ作品だということ。色々と伝えることはあるけれども、まず何より「最高!」と叫んでこの世界に浸っていたい。淡々とした生活とカラフルな夢想が交差するシャーベット・ストーリトを描いた淡い水彩とリリカルな言葉に加え、そこに響き渡るサウンドトラックは、雨が上がった後の空のような透きとおった世界を奏でている。悲しいギターのストロークに、所々ファルセット気味のベンジーの儚い声が響き渡る。 小説の主人公の名前はルフトハンザ。画家を目指す青年で「最近、彼が描いているのは想像した街の絵だ。海の見える街の絵」。僕等の記憶に染みこんだBJCの歌と幾重にもリンクする言葉達……。まず何よりグッとくるのは書き出しの言葉だ。「6段の階段を降りると、街が始まる」。ベンジーの描く物語はまだまだ終わらないし、彼の言葉と音で、僕等の見る景色はさらに鮮やかに塗り替えられて行く。

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     2010/12/04

    '10年発表。'80年に結成され日本のパンクの礎となったザ・スターリン〜遠藤ミチロウのトリビュート盤。ライブハウスの破壊や奇行で語られることの多い同バンドだが、初期衝動と自己嫌悪がゼラチン状にミックスされた歌詞と音楽性は、今なお新鮮。AA=、戸川純、BUCK-TICKをはじめ、どのアーティストも敬意タップリの本歌取りを実践している。YUKIがしっとりと幕を引く構成も心憎い!

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     2010/12/04

    '10年発表。セイジが股関節損傷から完全復活したこともあるのだろう。マディ・ウォーターズを宇宙的に昇華した@からしてプリミティブなエモーション、ジェットなギターウルフ節が魂を鷲づかみする。その一方、5分を超えるBや、ストレートなロカビリー曲G(枠組みからはみ出す部分もあるが)、スペイシーなサイケ感が息づくHなど、あらたな一面も散見。痛快作をさらに刺激的にしている。

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     2010/12/04

    '10年発表。ラフ・トレードから登場したLAの4人組。音を聴いたあとで全員女性と知って腰が抜けたが、とんでもない傑作。内省を強いるサイケでアンビエントな音だが、世界が今ほど不安定を露にした時代もないわけで、はまる人には快楽だし瞑想だし覚醒なのだ。元レッチリのジョン絶賛も納得。

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     2010/12/03

    '10年発表。惜しまれつつ活動休止したフューチャリスト集団から、有終の美、アゲイン。未発表曲の寂しさが微塵もない、彼ら流のモータウン・ポップFやジャズ・ワルツJにて、電子ポップの未来を照らし出す。Lは砂嵐の向こう、蛍の大群が瞬くかのようなアトラス・サウンド・リミックス!

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     2010/11/13

    '10年発表。トラン・アン・ユン監督による村上春樹原作の映画化作品のサントラ。レディオヘッドのギタリスト、ジョニー・グリーンウッドが担当した室内楽風の穏やかなナンバーや、優美なオーケストラ・サウンドなどのほか、挿入歌に使用されているCANの楽曲も収録されている。

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     2010/11/13

    '10年発表。静かにケンカ腰になってる、彼らは。ベンジーと照さんが再び邂逅ってことでどうしてもブランキー幻想がよぎるが(Ds.は元BACK DROP BOMBの有松益男)、あそこまでの壊れっぷりや狂気はこのバンドにはない。ライブでもブランキーの曲は演らないと決めてるらしいし。でも音の均衡からにじみ出る緊迫、侠気。このドスのきいた感じは、やはりあの2人だからこそと言うしかない。ドテッ腹に来た。

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     2010/11/13

    '10年発表。27年ぶりに最盛期の面々が結集した聴き応えたっぷりの熱いUKオヤジ・ロック。遺伝子組換食品や汚染血液製剤、巨大になりすぎたEU圏、一神教など怒りの矛先は時代とともにアップデートされているが、音は30年前、最初期の彼らを思い出す荒々しさと重さ、欧州浪漫主義に満ちている。ポストパンク、インダストリアルロック、ベビーロックは元々ここにあったのか!と改めて気づく。

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     2010/11/13

    '10年発表。酷評されたカップヌードルのCMを間に挟んだものの、新作は実に5年ぶり。そんなわけか「40分超えると聞き手の集中力が続かない、なんてヤワな事は言わせんぞ!」とばかりにボーナストラック7曲(日本盤)を加えて全19曲80分弱と、CDの容量限界まで詰め込んでいる。シンプルなサビとファンキーなリズムの連続攻撃で、聞いているうちにいつの間にか身体でリズムを取りだし、サビを口ずさんでしまうのはこれまでと同じ。ただ、ほとんど全てが生演奏&無編集で、まるでスタジオ・ライブを聞いているような生々しい仕上がり。エレキ・ギターとエレピ/キーボードは歌に合わせて柔軟に音を広げ、ベースはファンキーなキメ技を随所に残す。女性コーラス隊はジェイ・ケイと掛け合い、時にブラスやストリングスも存在を主張する。ジェイ・ケイ以外のメンバーは表に出てこないが、ジャミロクワイは生バンドなんだなあと改めて思い知らされた。グルーヴィーなディスコ、ワイルドなロック、シットリR&Bまでキング・オブ・ポップな一枚。

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     2010/11/12

    '10年発表。5作目。前作同様にモノラル録音&ダイレクト・マスタリングした問答無用のロックンロール・アルバムだ。ラモーンズやエディ・コクランやボ・ディドリーや、それから……。いや、そんなことはどうでもいいか。ここに刻まれたロックンロールへの熱く無邪気な愛情は多くの人の心を激しく打つはず。キャリアを重ねるにつれて純度が高まるなんて、これって奇跡だと思いませんか?

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     2010/11/11

    '10年発表。坂本龍一の弾くピアノで大貫妙子が歌う。そんな究極にミニマルな音楽スタイルを収めた本作は、教授の楽曲を中心に大貫妙子のソロ曲、唱歌までラインナップ。長年、共作・共演してきたふたりだけに、柔らかな鍵盤音と芯のある素朴な歌声の相性は抜群で、珠玉の癒し空間を味わわせてくれる。フルアートワーク盤はインストゥルメンタル盤との2枚組で、教授のピアノ・ソロも堪能可能。

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     2010/11/05

    '10年発表。元HUSKING BEE/MARS EURYTHMICSのフロントマンである磯部正文=通称・いっそんがソロ始動!しかも、プロデューサーを務めた元BEAT CRUSADERSのヒダカトオルを筆頭に、豪華なサポート・メンバーに囲まれての船出である。英詞でメロコアを歌い、時代を切り開いたときのいっそんも、日本語詞で独自性を開花させ出したときのいっそんも、'10年の表現で詰まった傑作!

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     2010/10/30

    '78年発表。松武秀樹のモーグVのサウンドを核に、乾裕樹、関森れいの2人を編曲に迎えて制作された「日本のミーコ」的スペース・オペラ作品。宮川泰『宇宙戦艦ヤマト』、ジョン・ウィリアムス『未知との遭遇』などから数曲を選んで、シャカタクあたりに通ずるシンセ・フュージョンに仕上げている。名機CS-80のコード弾きが気持ちよく、ライナーにはヤマハ・シンセのためのセッティング・チャートも掲載。デビュー前のカシオペアの野呂一生参加も話題になった。
    DISC-2は、スタジオ盤の発展形として、渋谷エピキュラスで行われたライブ盤。スケールはスタジオ作を飛び越え、乾裕樹、深町純、渡辺香津美、村上“ポンタ”秀一など錚々たるメンツが参加している。渡辺香津美ソロ曲「マーメイド・ブルーバード」のYMO風アレンジが『公的抑圧』に通ずるサウンド。

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     2010/10/30

    '10年発表。4年ぶりのアルバムからわずか3ヵ月で届けられた2ndミニは、新曲と既存楽曲の別バージョンが4曲ずつという構成。そのうち半分が日本語詞なため、独自の先鋭的マシナリーなサウンドを、より身近に感じさせる結果となっている。ゲストも豪華でBの今井寿(BUCK-TICK)とCのTK(凜として時雨)はギターで、Dの藤井麻輝(睡蓮)はシンセサイザー等で参加し、華を添えている。

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     2010/10/30

    '10年発表。ど、どこの新人バンド!?と驚くぐらいフレッシュ。でありつつ、まごうことなきウィーザー節!エピタフ移籍第1弾は外部ライターとの共作をふんだんに盛り込んだのがドンズバな会心盤だ。初期の泣きメロやパンキッシュなポップネスが堂々復活で、コレ待ってた人多いんでね?何より吹っ切れ感が最高。ジャケ写は『LOST』のハーリー役の俳優さんで、だからこのタイトル。ホント突き抜けたね!

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