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TOP > My page > Review List of ほんず内閣総理大臣
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1 people agree with this review 2012/07/09
大曲にしっかりと取り組んだ、質の高い演奏ではないでしょうか。耽溺して暴れまわるようなタイプでもなく、かといってひたすら冷静に進むのでもない、真剣な姿勢と緊張が感じられる、立派な演奏です。新日本フィルが充実していて、大いに頑張っていますね。きちんと鳴り切っていないのか(人数が少ないのか)、弦楽器がやや薄手の響きなのは惜しいですが、管も打も含め、よい水準のオーケストラ演奏であります。井上さんのアプローチ、迫力も抒情も兼ね備え、全曲をしっかりと見とおした上でのまとめ方であります。但し、ここまで「演奏」と記したように、確かに楽器の「演奏」ではあるのですけれど、「表現」の域にはまだ遠いかもという気はいたしました。この音楽から何を感じ取り、何を込めようとしたか、その「表現」が充分ではないと感じたのですね。不満は不満ですが、でもこの先にもっと期待を抱かせるような意味での不満です。ライヴで一発気合を込めてやってくれたら、きっとそれはすばらしい「表現」を持った「演奏」が聴けるだろうなあ。それを待ちたいですね。
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0 people agree with this review 2012/07/07
メインの第6番は、フィルハーモニアとのセッション録音の一年前のライヴ。私は、出来は今一つだと感じましたね。テンポの揺れが大きくて、オケはついてゆくのがなかなか大変そうですよ。表現力の面で十分に力を発揮できていませんねえ。ここでのシノーポリは、理知的であるよりかはずっと情緒的で、オケがそれにうまくついていけてない印象がします。あと、録音がいささか良くなくて、レンジはやや狭く、バランスも十全ではない感じ。ということで、同じマーラーのライヴでは第3番ほどの出来ではない、と思います。第10番のアダージョは、これまたひたすら抒情的。彼のコマーシャル文句でよく言われた「精神医学的分析」(音楽の場面ではどういう意味だ?)が最高に駆使されそうな曲目ですけど、むしろひたすらに抒情の世界に耽溺したような演奏で、でもそれはそれで魅力的な演奏に仕上がってます。こっちはいいかな。個人的には、ちょっと期待外れっぽいかも。
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ソロもオケも、実にニュアンス豊かな演奏です。迫力ではなくて、完璧なる技術に裏打ちされた抒情性が前面に出た感じですかねえ。二曲とも名曲ですから、大いに聴き惚れたというのが正直な感想です。ましてこれライヴだし、すごいねえ。プロ中のプロのお仕事でしょう。但しねえ、歌の魅力がもう少しあるといいねえ、という気もしますな。もっと臆面もなく歌い上げるとかね、でも、そういうところに背を向けたところに五嶋さんとヤンソンスさんの志向があるのでしょうね。
ボロディン、いわゆる「芸術的価値」はどうか知りませんが、本当に魅力的な音楽を書きました。このアルバムも大いに結構です。最も魅力的なのはやはり交響曲第二番。負けず劣らず、「イーゴリ公」序曲もいいぞ。そして個人的に好きなのは交響曲第三番で、未完成だし他の人の編曲だけど、鄙びた味わいが何ともいえずいい感じですよ。大好きです。今回聴いていいと思ったのは交響曲第一番でして、これもなかなかいい旋律美を誇る、魅力的な曲ですぜ。小組曲がその意味ではあまり面白くないな。美しい瞬間もあるけれど、全般にそんないいとは思わなかったな。さて、スヴェトラ先生の晩年近くの大演奏ぞろい、大変結構なアルバムです。基本的に悠然たるテンポで、その上で伸縮自在、ルバートのきいた融通無碍の個性的表現で、スヴェトラーノフ御大の個性炸裂。これぞ期待通りの演奏じゃないですかねえ。実に結構ですぜ。録音も、若干乾いた音ですけど、レンジも広く、しっかりとらえられた音で不満なんかありません。オールオッケー。みなさん大いに楽しみましょうぜ。
2 people agree with this review 2012/07/04
カイルベルトさんのセッションによる数少ないブルックナー。半世紀以上前の録音ですが、驚異的に音はよく、その方面でのハンデはありません。ベルリンフィルとの第6番と同様、剛毅で迷いのない、「男」のブルックナー。正直、形而上的な部分で深い演奏だとはあまり思わないのですけれど、でもそれは音響美にすべてをかけたとかいうような次元の問題ではありません。情緒的に沈潜する方向を採らず、一種の「劇性」をはらみながら曲そのものは確かに「感動」を持って進んでいきます。結構ではないでしょうか。聴後感、大変に充実したものであります。
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4 people agree with this review 2012/07/04
そうですな、これぞ「男」のブルックナー。あるいは野放図とも言いうるくらいに剛毅で、金管群がよく鳴っております。もっとしなやかに柔軟に、ニュアンス豊かに奏でる演奏はほかにありますが、総じて「強さ」と「自信」を感じさせる硬派の演奏でしょう。ベルリンフィルも何の迷いもない、確かな演奏ぶり。録音もほぼ50年前ですけど実にいい状態で、まるで不満はありません。カイルベルトさんの、交響曲分野における大きな遺産の一つ。お薦めしましょう。
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想い出します。今から40年ほども前、NHKーFMで土曜の夜に「音楽夜話」という番組がありました。作曲家や演奏家に関するエピソードを中心に関係のディスクをかけるという番組で、小学生だった私も生意気にも愛聴したものです。その番組で実はこの皇紀2600年祝典音楽の特集をしたのです。R=シュトラウスの作品が聴きたくて、夜遅くまで起きてエアチェックもして何度も聴き直しました。鐘(梵鐘ではない)集めの苦労とかを話された、有坂愛彦さんのソフトヴォイスの語りもよかったなあ。番組ではフェルマー指揮のものとシュトラウスの自演の両方がオンエアされ、オケの腕前の違いに慨嘆したものです。聴き直すうちにシュトラウスの曲はなんだかつまんなくなり、番組最後にオンエアされたピツェッティの交響曲(第3楽章のラピードの部分)が実に素敵で魅了されました。長らく全曲を聴きたいと願っておりましたが、数年前、ロームファンデーションが復刻し、ようやく宿願がかないました。さ、そして今回、皇紀2600年祝典音楽すべてがこうしてまたまた復刻され市販用にリリースされたことはまことに貴重であります。さすがに録音状態はよくありませんが、何たってアーカイブスとしての価値は絶大。ありがたいことです。さて、曲として出来がいいのはやっぱりピツェッティ。いい雰囲気の名曲じゃないですか。ぜひ誰か録音してほしいなあ。次はイベールかな。他は落ちる気がするね。悪いけど日本人作品は論外(声楽陣も下手ですな)シュトラウスの曲はやっぱり中身なし(彼らしいけどね)。大編成でいろんな人が混じったせいなのか、オケも下手だなあ。ま、シュトラウスの曲を聴きたいならば、アシュケナージの新録音でどうぞ。イベールには確かマルティノンの録音があったぞ。ピツェッティの新録音を強く願い、また、このアルバムの歴史的重要性を大いにたたえつつ、興味関心のある方にはお薦めしたいと思います。
1 people agree with this review 2012/07/04
魅力的な曲目を揃えたジュリーニさんの遺産。「未完成」は曲調そのまま、やや陰鬱な抒情の第1楽章、一転晴れやかな気分の第2楽章、いずれも結構でしょう。「グレート」は無窮動的な推進力があり、ベルリンフィルの見事な合奏力を活かしたよい出来栄え。但し、毎度このテスタメントのシリーズについて思うのですけれど、録音バランスが不審でなりません。要はティンパニがオフで、迫力を削ぐのみならず、要所要所の「締め」が欠けているように思えてなりません。ジュリーニさんの「グレート」の他盤ではそういう不満はありませんから、やはりこのシリーズならではの問題ではないでしょうか。残念であります。
0 people agree with this review 2012/07/04
まあ、このアルバムに手が伸びるのは、曲目に『ローエングリン』の「エルザの大聖堂への入場」が入っているからですな。第2幕のこの場面、本当に惚れ惚れする美しい音楽ですばらしいとしか言いようがありませぬ。それがオーケストラピースとして聴けて、オルトルートらの乱入もなく(-_-;)ビューティフルに終わるのはまことに結構。さて、演奏自体は、正直あまり意気上がらない調子で本当は物足りない。弦は響きがやや薄手で、金管はどこかおっかなびっくり。もっと吹き上げるような勢いで演奏してほしかったなあ。ワーグナーの音楽は人を夢中にさせるところが魅力ですからねぇ、陶酔と没入が欲しかったな。
0 people agree with this review 2012/07/03
私はこのディスク、大変気に入っております。過剰な思い入れや、フルトヴェングラーの演奏にある何か魔力のよう厳粛さもなく、美しく流麗にブラームスが奏でられてゆきます。そしてそれで十分にこの音楽は魅力を発揮しています。初期SKOの代表的名盤と言っていいのでは。小澤さんもとてもいい指揮っぷリです。表情付けはいつもながら「あっさり系」ですが、オケのメンバーを確かにしっかり牽引していて、意気が感じられます。もうちょっとロマンティックで、思い入れがあっても、ま、それはそれで良かったですけどね。ハンガリー舞曲ももちろんよし。録音は、会場(ベルリン・イエスキリスト教会)のせいか、低音部がややくぐもった響きになっちゃって、いささか締まりがなくなっていますが、トータル、優秀。
2 people agree with this review 2012/07/01
大好きな「タンホイザー」。ストーリーがハチャメチャだとか、そんなことはどうでもよくて、とにかく魅力的な音楽です。にもかかわらず、「名演」になかなか巡り会えません。そういう中、このディスクは相当に高水準として位置付けられましょう。キャストはドイツオペラの熟練者たちぞろい。モル、ヴァイクル、イェルザレムら強力な男声陣。マイアーとポップの見事な性格分け女声陣。タイトルロールのケーニヒさんがむしろ一番マイナーな存在かもしれませんな。しかし、ディスクの少ないケーニヒさんの録音として大いに貴重です(もうひとつの主要業績はテンシュテットとの「大地の歌」)。ケーニヒさんの歌、なかなかにロブストな声でヘルデンテナーとして結構です。力強さはいいのですが、やはりいささかニュアンス不足でして、劇場ではいいのでしょうけれどディスクではちょっと不満あり。とはいえ、そんな欠点というほどではありません。このディスクではオケとコーラスの充実が特筆に値します。優秀なオケの美しくも重厚な音色、男声コーラスの力強い歌、いずれも大変立派で聴きごたえがあります。ただねえ、ハイティンクの指揮は「手堅い」の域を脱せず、もっとドラマの深さと大きさを積極的に表現してもいいでしょう。毎度のことで、予想どおりですけど、何とかなんなかったかなあ〜。でも、トータル、結構です。「タンホイザー」楽しませていただきました。
1 people agree with this review 2012/06/30
曲目、ちゃんと書いときましょう。「マイスタージンガー」第1幕の前奏曲、「トリスタンとイゾルデ」前奏曲と愛の死、「タンホイザー」序曲、「リエンツィ」序曲(以上、ワーグナー)。「アウリスのイフィゲニア」序曲(グルック作曲、ワーグナー編曲)。最初3曲がロンドンフィルで、あと2曲がメキシコ国立交響楽団。総じて、いい出来ではないですな。なんかねえ、バティスさん、失礼ながら、ここでは「意あって力足らず」のような印象です。各種の動機の活かし方もうまくないし、曲の性格分けも必ずしもうまくいっていない気がします。録音もロンドンフィルのものはまあまあですが、メキシコのものは鮮度のないモノラルっぽいもので今一つであります。全くの偏見ながら、やっぱりバティスさんには、いかにも吹っ切れたという感じの堂々たる開放性を期待するなあ。できたと思うんですけどね。あるいはあまりワーグナーを振っていないのかな。特にオペラの全曲なんかは未経験かもね(勝手な推測)。結論。残念なアルバム。
0 people agree with this review 2012/06/30
さて、まあ、「復活」ではなく、購入の事情はアダージェットと「千人」の第一部。これまで手に入りませんでしたからね。ま、いずれも特別な機会の演奏会の記録ですから、そういう意味合いで聴くべきでしょうかな。大曲の一部分ですから、仮にそれぞれが名演であったとしても、それで特にそれらを持ちあげることもありますまいな。なので、むしろここで言うべきはメインの「復活」。バーンスタインの心の欲するままに展開される演奏で、勢いはありますが、やはり完成度は高くないかなあ。特に、楽譜のきちんとした再現、彫琢の部分で不満は残ります。オケがきちんと鳴っていないし、声楽陣も不出来です。独唱は二人とも悪いなあ。特にアルトのトゥーレルは完全に声を失っていて、言っちゃあ悪いけど痛ましいよ。合唱も下手だぜ。残念ながら感銘度は薄いところであります。録音もレンジが狭く、「良好」というくらいでしょう(もちろん、年代を考えれば相当いいんですけどね)。ということで、バーンスタインのマーラーに興味を持つかた向けのアルバム。
7 people agree with this review 2012/06/29
サヴァリッシュさんがウィーンフィルを振った(しかも比較的近年)貴重な演奏会の記録。曲目もいいですねえ。最初のモーツァルトは、かつてよく聴いたタイプの、大編成オケによるたっぷりとしたもの。でも決して重くはなく、切れ味のある、締まった演奏です。そしてメインのブルックナー。ここでのサヴァリッシュさんはものすごくアグレッシブ。推進力とか勢いというのではないですが、とても力強く前進してゆく、動きのある演奏。ウィーンフィルはここでは「剛」の魅力で、トランペットやホルンの強奏も、ティンパニの激しいロールも、どうしてどうして尋常ではありません。特別な演奏会というその意義づけが演奏者みなを奮い立たせているかのようです。その分、精妙な抒情の部分でちょっと不足を感じるのではありますが、それはまあ欠点ではないでしょう。それに代わる大きな力をこの演奏は持っています。録音は優秀で、何の不満もありません。総じて、期待通り(あるいは期待以上)のディスクであります。
7 people agree with this review
0 people agree with this review 2012/06/28
正直、知らない演奏家の皆さん。とはいえ、指揮者のフリードマンさんはチャイコフスキーの交響曲全集まで録音しているご様子。影の番長かな?さて、ではこのディスク。最初の協奏曲はまあまあ。やや意気上がらない感じですが、大きな問題もなく、ま、いいったらいいんぢゃない。交響曲はなんだか変。指揮者のせいなのか、録音の問題なのか、管弦打のバランスが崩れる個所があって、聴いていて何とも不自然。たとえば普通金管が鳴り響く個所なのにその金管が聞こえなくなったり、弦楽器だけが妙に前面に出てきたり、打楽器が締まりのない音で「適当に」響いていたり、違和感バリバリの個所の多い妙な演奏です。まあ、「イカン」ということはないし、否定する気はないのですけれど、でも特段アピールする演奏でもないしなあ。興味のある方はお聞きになるとよいと思いますが、まあ〜、他人には薦めませんなあ。上記のとおり、録音は問題があるのかも。鮮度も不足です。
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